仕事がうまくいかない時はどうしたらいい？原因や対処法をご紹介！

「仕事がうまくいかない」「何をやっても成果がでない」。そんな悩みを抱える社会人は多くいます。むしろ仕事に対して不満や不安を抱えていない人のほうが珍しく、大半の人が仕事に対しての不満、特にうまく仕事がいかずにもどかしい気持ちに悩まされているでしょう。

そんな時、どのようにして仕事へのモチベーションを上げればいいのか悩んでしまうもの。仕事が目の前にある以上、なんとしてでもこなさなければならないのが現実です。しかし、うまくいかない状態でやっても中途半端にしかならないのも事実でしょう。

今回はそんな「仕事がうまくいかない」とお悩みを抱える社会人の人のために、適切な対処法や原因の解消法を紹介していきます。どうすれば仕事に集中できるのか、悩んでいる人はぜひ見ていきましょう。

そもそも皆さんは、どんな瞬間に「仕事がうまくいかないなあ…」と感じますか？人によっては仕事がうまくいかない時の原因がわからず、悶々とした気持ちを抱えているでしょう。

何事も原因がわからなければ解決はできないものです。

自分はなぜ仕事がうまくいかないのか…他の人の意見に耳を傾けることで、なぜ自分の仕事がうまくいかないのかヒントを得られることもあるでしょう。

「定期的にうまくいかない時期がある」

「これといった原因はわからないんですけど、定期的に仕事がうまくいかない時期があります。なんか気分が乗らないというか、集中力が切れてしまうというか…。完全に気分の問題だと思うので、対処には困っています」(25歳/女性/看護師)

気分の問題で、定期的に仕事がうまくいかない時期がある…と分析する人もいます。実際、特に思い当たる原因はないのに仕事がうまくいかない時期があり、対処に悩んでいるという人はいるでしょう。

必ずしも明確な原因があって仕事がうまくいかないとは限りません。気分が乗らない、そういったシンプルな原因が仕事へのモチベーションを下げてしまうこともあるのです。

「転職してからうまくいかない事が増えた」

「前の仕事よりも得意な仕事に転職したはずなんですけど、うまくいかない事が増えました。自信があっただけにうまくいかないことが多いのがもどかしくて。職場の環境も悪くないので、なんでうまくいかないんだろうと悩んでいます」(29歳/男性/会社員)

転職を機に仕事がうまくいかなくなった、と感じる人も少なくありません。いくら自分に合う仕事に転職できたとしても、やはり転職は大きく環境や気分を変えるものです。

自分が思うよりも環境の変化はプラスにもマイナスにも影響を及ぼすため、転職を機に仕事がうまくいかなくなる…ということはよくあることでしょう。また、自信があるからこそ仕事がうまくいかないというケースもあります。これについてはこのあと解説していきましょう。

「プライベートで悩みがあると上手くいかない…」

「実は彼女と喧嘩をしてしまって。それからなかなか仕事に集中できていません。仕事というか…仕事を全般に何をやってもうまくいかないことが多くて…。早く仲直りしないとなと思っているものの、うまくいかないことが多すぎて色々自信喪失をしています」(33歳/男性/会社員)

プライベートな悩みが仕事に影響を及ぼすことは珍しくありません。特に恋愛に関する悩みはいくら割り切ろうと思っても割り切れないもので、仕事に支障をきたすだけでなく、全体的に集中力を奪う厄介な存在でしょう。

原因がわかっている以上早く解決しようと思っても、人は立て続けにうまくいかないことがあると自信喪失してしまうもの。現状が長引けば長引くだけ、状況は悪化するばかりだと言えます。

「苦手な人がいるせいで十分に仕事ができない」

「職場の上司がすごい苦手で、その人のせいで仕事がうまくいかないって思っています。何をするにも否定的だし無駄に絡んでくるので、集中もできなければ自信も持てなくて。正直自分の精神はボロボロだなあって感じています」(35歳/女性/事務)

苦手な人がいる、または仕事の邪魔をするような存在がいる、そんな環境で仕事がうまくいかないのは当然のことでしょう。本人は集中したいと思っていても、その存在がいるだけで集中力も気力も奪われてしまうため、仕事がうまくいくことはありません。

特に否定的な人間がいると、頑張っても否定をされることが多いため、自信喪失に繋がっていきます。ある程度割り切ったとしても否定され続けることは精神的にキツイもので、何をやってもうまくいかない状況は続いてしまうでしょう。

続いて注目をしていくのが、より具体的な仕事がうまくいかない時の原因です。

先程紹介をした意見を見るだけでも、仕事がうまくいかない原因はいくつもあるのがわかりますよね。人によって環境や感性、価値観は異なるため、仕事がうまくいかない原因はそれだけ多くあると言えるでしょう。

自分は何が原因で仕事がうまくいかないのか、悩んでいる人はこれから前編後編にわけて原因を解説していくため、自分のケースと当てはめて考えてみてくださいね。

経験不足によるもの

経験不足で仕事がうまくいかない、というのは当然のことです。いくら知識を頭に詰め込んだとしても、経験だけは実際に体験しないと手に入れられません。それを無視して、自分の経験以上の成果を求めてしまえば仕事は上手くいかないでしょう。

特に仕事に対して目標や理想が高い場合、経験不足が足を引っ張って仕事がうまくいかない状況に陥ることはよくあることです。現状の自分のスペックを理解せず、「ここまでやろう！」という強い高望みは、自分の期待をただ裏切ることにしかなりません。

プライドが高い人や自信家な人、または転職をした人に多く見られる原因だと言えるでしょう。

人間関係が上手くいっていない

不穏な人間関係は仕事へ悪影響を及ぼす存在です。特に職場の人間関係が悪い、苦手な人や嫌いな人がいる場合は、そちらに気を取られてしまい、肝心の仕事に集中できない状況ができてしまいます。

先程触れた「仕事がうまくいかない時」でもあったように、特に苦手な人がいる場合、仕事がうまくいかないことは多いでしょう。否定的な人、何かと邪魔をしてくる人、正当な評価をしてくれない人など、そういった人は仕事のモチベーションを下げる存在です。

どんなに仕事に対して真摯に向き合っても、誰かと仕事をする以上、人間関係は切っても切り離せません。仕事に対しての姿勢より、人間関係に対しての姿勢を考えなければ現状を変えることは難しいでしょう。

生活習慣の乱れの影響

生活習慣が乱れていれば、当然仕事に影響を及ぼします。特に睡眠不足は仕事中の集中力を奪うだけでなく、記憶力や体力の低下に繋がりやすいのが事実です。いくら仕事へのモチベーションがあっても、体調が優れてなければ力は発揮できません。

また、睡眠不足だけでなく、栄養バランスの取れた食事を取らないことも仕事がうまくいかない原因になっていることもあります。偏った食生活は健康に悪い影響を及ぼし、疲れやすい身体になってしまっていたり、体力や集中力の低下を引き起こしてしまうでしょう。

集中力に欠けている

仕事に対して集中力が続かないと、何をやってもうまくいかないでしょう。いくら仕事への気持ちがあっても、実際の集中力がなければ頭の回転は鈍くなり、手は止まり、ミスの連発へと繋がっていきます。

集中力に欠ける原因には、主に環境の悪さが関係していることが多いでしょう。集中できない環境、たとえば騒音や雑音が多い環境だと仕事に集中できないという人は珍しくありません。また、身近に自分の気をそらす存在があれば、そちらに気が散って集中はできないでしょう。

たとえばスマホはその代表格だと言えます。スマホの存在が気になってしまえば集中したくてもできない状況は続くでしょう。仕事だけに専念できるように、仕事環境への工夫が必要です。

仕事がうまくいかない理由は必ずしもひとつとは限りません。いくつもの原因が合わさって、仕事がうまくいかない、何をやってもだめ、そんな状況を作り出してしまうこともあります。

ひとつに絞ることなく、自分に当てはまりそうな原因を少しでも多く見つけておくことが、仕事へのモチベーションをアップさせることへと繋がるでしょう。

勉強不足

現在の仕事に対して勉強不足ならば、仕事はなかなかうまくいかないでしょう。いくら経験や基本がなっていたとしても、プラスαで勉強が必要な場合、それだけでうまくこなすのは難しいと言えます。

特に日々技術が進化している分野や、自分の知識では補えないとわかっている仕事内容の場合、積極的に勉強をしていかなければ仕事についていくことはできません。いわば自身のスペック不足、アップデート不足だと言えるでしょう。

現状の自分に満足することなく、最低限の向上心を持たなければ仕事がうまくいかない状態はどんどん深刻なものへとなっていきます。

恋愛で悩みがある

恋愛の悩み事は仕事に限らず、さまざまなものへと影響を及ぼすものです。特に恋愛のネガティブな悩み事を抱えてしまえば、大半の人は四六時中そのことを考え、不安に怯え、何も手につかなくなってしまうでしょう。

たとえば片思い中の人と気まずい雰囲気になったり、ライバルの存在が現れたりした時にはずっと気になってしまいますよね。このまま嫌われたらどうしよう、ライバルに負けたらどうしよう…そう思うと食事も喉を通らなくなるものです。

恋愛の悩みは奥深く、人それぞれ抱える問題は異なります。人に相談をしたり意地やプライドを捨てて素直になったりして、恋愛の悩みを解決していきましょう。

仕事が自分に合っていない

そもそも仕事が自分に合っていなければ、うまくいかないのは当然でしょう。人には向き不向きがあり、仕事にも同様に言えることです。自分に合っていない仕事をしていても、実力も発揮できず、集中力も上がらず、モチベーションは停滞したままでしょう。

また、自分に合った分野の職種についていたとしても、会社によって仕事内容が異なったり、担当する仕事が不向きだったりすることもあります。たとえばスーパーの接客が得意な人でも、品出しは得意ではないという人もいますよね。

会社の事情やルールによっては、自分に合った仕事ばかりはできないのも事実です。しかし、あまりにも仕事へのモチベーションが保てない場合には、転職や上司への相談を視野にいれたほうが良いでしょう。

コミュニケーション不足でうまくいかない

コミュニケーション不足で仕事がうまくいかない状況は珍しくありません。もちろん職種にもよりますが、基本的にほとんどの仕事はコミュニケーションがとれていないとうまくいかないでしょう。いわゆる報連相不足だと言えます。

たとえば仕事の内容や段取りがきちんと伝わっていなかったら、うまくいかないのは当たり前ですよね。疑問や相談があったのにそのまま放置をしていれば、大きなミスへと繋がっていきます。

必ずしも職場の人間と仲良くする必要はないものの、仕事に必要なコミュニケーションが取れていない場合、仕事へ支障をきたすのは目に見えていること。自分も周りも気をつけないと、改善できない点だと言えるでしょう。

仕事がうまくいかない瞬間の多さには個人差があります。中には基本的に仕事はうまくいくし、調子が悪い時がないという人もいるでしょう。

実は仕事がうまくいかないと多く感じる人には共通点があるってご存知でしたか？仕事がうまくいかない理由には職場の問題や環境が原因の場合も多くありますが、本人が原因を作っているというケースも考えられるのです。

この項目では、そんな仕事がうまくいかない人に多く見られる特徴を解説していきましょう。

自分と周りの人と比べてしまう

自分と周りをよく比較する癖がある人は、仕事がうまくいかないことが多いでしょう。常に自分と誰かを比べていると、焦りが生まれることが増えていきます。「あの人と自分にはこんなに差がある」「自分のほうが優れているはずだ」そんな焦りが集中力を奪うのです。

比較をすることで自信をつけられる人もいますが、やはり常に誰かと比較した状態というものは精神衛生上よくないことがほとんど。勝っていようが劣っていようが、比較することがメインになれば仕事に真摯に向き合えなくなります。

勝つことで驕りが生まれれば油断からミスが出たり、周りが見下されていると感じるかもしれません。負けていても焦りや劣等感からミスが生まれたり、卑屈な考えが浮かんでしまったりすることでしょう。適度な比較は良いものの、あまりにも度が過ぎたものはよくありません。

完璧主義で妥協できない

完璧主義者の人は、何かと仕事がうまくいかないことが多いでしょう。何に対しても完璧な様を望む姿は褒められるものです。しかし、何事も完璧を求め続けるというのは難しいのが事実。完璧を求めたいのに完璧にたどり着けない、そんなストレスを抱えやすいと言えます。

また、職種にはよるものの基本的に仕事というものは誰かと協力して行うものがほとんどですよね。自分一人が完璧を求めていたとしても、他人が完璧を求めているかわからいません。その差にイライラすれば、コミュニケーションに支障をきたしてしまうでしょう。

適度に妥協をすることを覚えていない人は、頑張りすぎたり、周りに求め過ぎたりして、ストレスを抱えてしまいます。そのストレスは集中力や思考力を低下させてしまうため、仕事がうまくいかない原因へと繋がるのです。

基礎をないがしろにしている

何事も基礎は大切です。基礎ができていなければ応用はできません。たとえ今までうまくいっていたとしても、基礎という土台ができていない以上、いつその状態が崩れ落ちるかわからないでしょう。

仕事がうまくいかない、成果がでないという人の中には、そんな基礎をないがしろにしている人もいます。今までうまくいってたと場合でも、それはなんとなくうまくいっていただけで、運が良かっただけにしか過ぎません。

優先順位を付けられていない

優先順位がうまく付けられない人は、仕事の段取りがうまくいかなかったり、集中力が度々途切れたりしてしまって、ミスなどが増えてしまうことは多いでしょう。

どんな仕事でも、優先順位というものは存在します。ほとんどの人は、たとえば準備が必要な仕事はそれだけ多く時間を取ったり、簡単にできそうなものだったら後回しにしてみたりして、スケジュールを回しているでしょう。

そんな優先順位をつけられない人は、何事も中途半端になってしまったり、仕事全体のスケジュールがうまく把握できていなかったりして、ミスやトラブルを引き起こすことが多いと言えます。

何をやっても自分は仕事がうまくいかない。人よりも劣っているのかもしれない、自分は不器用で頭が悪いのかもしれない…なかなかうまくできないことが多いと、そんなネガティブな気持ちになってしまうのは仕方がないことでしょう。

しかし、工夫次第で自分なりに仕事に順応することはできるものです。環境や人間関係などに原因がない場合、自分の仕事への考え方や向き合い方について考えてみると、自身のスペックが劣っているのではない、別の原因が見えてくることもあります。

自分はなぜ仕事がうまくいかないのか。そんな人は、自分が仕事がうまくいかない特徴を持っていることを疑っていきましょう。

不満ばかりで行動しない

不満ばかり言う割に行動をしない人は、仕事だけでなく、何をやってもうまくいかないでしょう。現状を変えようと実際に行動はせず、ただ不満ばかり言って状況が好転するならば皆そうしています。

たとえば、仕事の愚痴ばかり言う人の中には仕事がうまくいかないと嘆く人も少なくありません。中には精一杯努力した結果そうなっているケースもありますが、実は大半が愚痴を言うだけで行動をしない、口だけが達者なタイプなのです。

特に周りに対して「自分はできているのに、周りはできていない」と言う愚痴も、実際に自分自身が周りにうまくいくよう働きかけているか、ただ愚痴を言っているだけか、で見方は変わってきますよね。愚痴だけで仕事がうまくいくならば、誰も苦労はしていないのです。

コミュニケーションを取るのが苦手

コミュニケーションを取るのが苦手な人は、報連相不足で仕事がうまくいかないことは多いでしょう。どの職業も最低限のコミュニケーションは必要です。特に報連相は仕事をスムーズに進めるというよりかは、最低限仕事をする上で必要な要素だと言えます。

仕事をスムーズに進める上で必要なのは、報連相に加え、周りの人との信頼関係でしょう。ただし、その信頼関係がなくても仕事をうまく進めている人もいるため、必ず必要な要素とは言えません。

しかし報連相は、仕事上必要不可欠な存在なのです。最低限のコミュニケーションをとれない、またはとろうとしない…それならば仕事がうまくいかないのも当然の結果だと言えるでしょう。

仕事内容に対して明らかなスキル不足

仕事内容に対して明らかなスキル不足の場合は、勉強が足りないでしょう。基礎があればある程度応用を働かせることはできますが、必ずしも基礎だけで仕事が成り立つわけではありません。プラスα、勉強をしたりその分野での経験を積まないとできないことは多くあります。

たとえばいくら足し算引き算がわかったとしても、分数の知識がなければ分数の足し算引き算はできないでしょう。勘でどうにかなる場合もありますが、きちんと計算をするためには分数そのものの知識を身に付けなければなりませんよね。

現在の仕事がうまくいかないという人は、自身のスキル不足を疑ってみてください。自分の知識や経験は、その仕事をする上で十分に足りているのか。足りていなければ、仕事をするよりも勉強や経験を積むことのほうが大切でしょう。

生活リズムが破綻している

生活リズムが破綻している人は、どんなに知識や経験に優れている人でも仕事がうまくいかないことは増えてしまいます。仕事をする上で最も大切なのは自身の身体。その身体を労ることができなければ、仕事で十分に力を発揮することはできません。

特に仕事がうまくいかない人に多いのは、睡眠不足や栄養不足です。不規則な生活リズムの中で仕事をしていれば、いくら仕事へのやる気はあったとしても、心身はついてきてくれません。眠気が集中力を奪い、不健康な状態は体調を崩します。

続いて解説をしていくのが、実際仕事がうまくいかない時にはどうすればいいのか、その対処法です。

なかなか仕事がうまくいかない…そんな状況を脱するための方法を見ていきましょう。

上司や同僚に意見を聞いてみる

上司や同僚に相談をしてみるのもひとつの手です。

仕事がうまくいかない時というのは、自身の視野が狭くなっている時や知識や経験不足の時があります。そんな時には上司や同僚に相談をすることで、自分が気づけなかったことや問題の解決策をアドバイスしてくれる可能性があるでしょう。

自分一人で悩んでいても埒が明かないと思った時には、素直に相談してみてください。

家でしっかり休息をとる

集中力の低下や体力気力の低下を感じたならば、家でしっかり休息を取ることを優先していきましょう。

そもそも仕事をするためには、身体が必要ですよね。そんな身体が疲れ果てていれば、当然仕事に支障をきたし、うまくいかないことは増えていきます。特に集中力の低下や気力の低下などは、仕事に大きな影響を及ぼすでしょう。

最近休めていないという人は、まずはきちんと休息をとってみてください。その上で他に問題があるようならば、改めて問題を見つめ直していきましょう。

初心や基本に帰ってみる

初心や基本を忘れてしまうことで、仕事がうまくいかないケースは珍しくありません。自分の知識や経験で驕りが出てしまい、基本や基礎を軽んじたことで仕事に支障がでるケースですね。

この場合、自分が初心や基本を蔑ろにしているという自覚がある人ならば、そのまま振り返ってみると良いでしょう。しかし大半の人は、自分は初心や基本は忘れていないはずだ、と思っているのが難しい点です。

そのため、仕事がうまくいかない、何をしてもだめ…そんな場合はとりあえず初心や基本と改めて向き合ってみてください。実際に初心や基本を忘れていたならば、それで気付けることがあるでしょう。

環境を変えてみる

環境を変えてみるのは、仕事のモチベーションを上げるとっておきの方法です。環境を変える方法は大きく分けて2つあり、自分に可能なものを試してみると良いでしょう。

ひとつは、自分と仕事や職場が合っていないとわかっている場合、思い切って転職をする方法です。転職をすれば嫌でも気分転換になりますし、仕事との相性、職場の問題はリセットされます。確実に環境を変えられる方法なので、試せるなら試したほうが良いでしょう。

もうひとつが、できる範囲で自分の周りの環境を変えるということです。たとえばデスク周りを整理整頓したり、小物を置いてみたりするのも良いでしょう。可能ならば音楽を聞いたりアロマを焚いたりするのもおすすめですよ。

プライベートの悩み事を解決する

プライベートの悩み事が仕事に影響をきたしているならば、その問題と向き合わなければなりません。その悩み事を抱えている以上、うまく仕事をこなすことなんてできませんよね。時間が解決してくれる場合もありますが、それでは遅いと感じるのも事実でしょう。

仕事をしていると、なかなかプライベートに時間を費やせないという人もいるかもしれませんが、仕事に支障をきたしている以上、優先的に対処はすべきです。思い切って時間を作り、問題解決に向き合っていきましょう。

目標を低めに設定するとうまくいくことが多い

仕事がうまくいかないケースには、自分のスキルや実力を過信していたり、高すぎる目標を設定していたりすることがあります。自分の実力に見合わない目標は、当然ですが仕事がうまくいかないと思える要因のひとつになるでしょう。

そこで、仕事がうまくいかない時には目標を改めてみるのがおすすめです。特になかなか思うように結果がでない場合、自分の実力と目標が見合っていない可能性が高いでしょう。

無理のないところで、最初は簡単に手が届きそうなところに目標を設定し、少しずつレベルをあげていくのがおすすめですよ。

最後に解説をしていくのが、仕事がうまくいかない時のNG行動です。

仕事がうまくいかない時、やってはいけないことがあるってご存知でしたか？それをしてしまえば、余計に状況が悪化する恐れがあります。

そうならないためにも、NG行動には気をつけて対処をしていきましょう。

仕事を家に持ち帰る

うまく仕事がいかないことが多いと、張り切って家でも仕事をしようとする人っていますよね。そのモチベーションの高さや心意気は称賛に値しますが、うまくいかない時にはやめたほうが良いでしょう。

言わずもがな、仕事を家に持ち帰るということは仕事とプライベートの境目がなくなり、気付かぬうちに気力や体力をより消耗するようになります。そうなれば集中力や記憶力の低下などに繋がり、結果的に非効率に仕事をすることになりかねません。

どんなに頑張りたいと思っている時でも、仕事を持ち帰るのはやめましょう。公私をきちんとわけることは、仕事をうまくこなすためには必要不可欠なことですよ。

いつまでもミスを引きずる

特に自信がない人や小心者の人、またはプライドが高い人は、いつまでもミスを引きずる傾向にあります。たしかにミスを見て見ぬ振りするよりかは、ミスと向き合い、反省をしたほうが断然良いでしょう。しかし、あまり引きずりすぎるのはよくありません。

ミスを引きずり過ぎるということは、ミスをした時のネガティブな気持ちを常に抱えている状態になります。その状態は視野を狭め、自信や決断力を低下させ、仕事に支障をきたすものになります。

また、前を向かず後ろを向いている状態になるため、仕事に対するモチベーションは低下していくでしょう。陰気な雰囲気は周りにも悪い印象や影響を与えていくため、反省はしても引きずるのはほどほどにしておいてくださいね。

さらに仕事に没頭する

自宅に仕事を持ち帰るのと同様に、仕事がうまくいかないならもっと仕事に没頭しよう、という考えを持つのも危険です。仕事に限らず言えることですが、何かにつまづいた時はその物事から少し距離を取り、客観的に見たり、心の余裕を取り戻すことが大切です。

うまくいかないのに没頭してしまえば、その物事に前のめりの状態が続いていきます。視野が狭くなればミスも増えるでしょうし、無駄に気力を消費することになるため、心身ともども疲れ果てていくでしょう。

なかなかうまくいかないと思った時は、一旦休憩を入れたり、リラックスをしたりして、その仕事から少しばかり離れてみてください。気分を入れ替えたり休んだりするだけで、仕事がうまくいくようになった…というケースは決して少なくないのです。

周りの人に八つ当たりをする

周りの人に八つ当たりをするのはNGです。なかなか仕事がうまくいかないと、周りに八つ当たりをしたくなる気持ちが生まれてくるのもわかります。しかし、それを周りのせいにするのはお門違いですよね。

また、万が一に周りに過失があったとしても、八つ当たりをして解決できるものでしょうか？八つ当たりしたその瞬間だけは気分転換になるでしょうが、当然周りは不愉快な思いをするでしょうし、コミュニケーションに支障をきたすことにもなります。

さらに、八つ当たりをした相手が臆病な人や内気な人だった場合、八つ当たりをされたことで仕事がうまくいかなくなる可能性もありますよね。悪い結果しか生まないことがほとんどなため、八つ当たりはせず、他の方法で気分転換していきましょう。

高すぎる目標を設定する

解決法のほうでも触れましたが、仕事がうまくいかない時は低い目標を設定したほうが良いでしょう。もっと自分に頑張りが足りないと感じて、あえて高い目標を設定する人もいますが、ほとんどの場合うまくいきません。

高すぎる目標を達成するために必要なのは、今まで以上の気力や体力、集中力の確保です。新たな知識や経験が必要な場合もあるでしょうし、よりコミュニケーションに力を入れる必要もでてきます。

現状仕事がうまくいかない人にこれらが果たして達成できるでしょうか。頑張るという気持ちを持つことは大切ですが、現状仕事がうまくいかないならば、今以上の頑張りを求めるのは逆効果となる可能性のほうが高いのです。