無視する人の心理とは？無視する理由とされやすい人の特徴を解説！

あなたは今、誰かから無視されていますか？無視する・されるという行動は、学生時代に経験したという人も多いのではないでしょうか。少し幼稚とも思える行動を、社会人になっても一定数する人がいるのは事実です。

そんな無視する人を、あなたはどう思うでしょうか。「何か悪いことしたかな？」と、自分に非があると感じて落ち込む人もいるでしょう。ですが、ただ単に無視する人に原因がある場合もあります。

そこで、今回は無視する人を徹底解説！どのような心理や理由で無視するのか、そして無視されやすい人はどんな人なのかをご紹介していきます。

まずは、無視されたことがある人たちの体験談から見ていくことにしましょう。

どのようなことがきっかけで無視されることになったのでしょうか。

昨日まで普通に喋っていたのに…

「昨日までは普通に喋っていたのに、突然無視されるようになった。思い当たる原因がなくて、しばらく悩んだ」(17歳/女性/学生)

こうした経験をしたことがあるという人もいるでしょう。ある日突然、無視されるようになったという体験です。

前日までは普通に喋っていたことから、無視されるまでの間に何かしてしまったと考えるのが妥当ですよね。ですが、こちらの女性は思い当たる節がなく、しばらく一人で悩んでしまったようです。

仕事をミスしたら上司に無視されるように…

「自分が悪いとも思うけど、仕事でミスをしたら上司に無視されるようになって…。仕事がしづらくて困ってます」(27歳/男性/公務員)

仕事のミスがきっかけで、上司から無視されるようになったという男性です。ミスしたことを反省しつつも「このままでは仕事しづらい」と感じるのは当たり前ですよね。

もしかしたら、そのミスをカバーするために上司はものすごい苦労したのかもしれません。そう考えると「幼稚だな…」では片付けられない問題ですね。

恋人ができた途端無視されるようになった

「恋人ができたから友達に報告したら、その日から無視されるようになった」(23歳/女性/販売)

恋人ができたことを友達に報告。その後無視されるようになったという体験談です。これは、友達がこちらの女性に嫉妬心を持ったと言えるでしょう。あるいは、それまでの経緯などを聞いておらず「なんで黙ってたの？」といった心理かもしれませんね。

とはいえ、祝福してもらえると思っていたのに無視された訳ですから「言わなきゃ良かった」と後悔もしたのではないでしょうか。

忙しくて電話に出なかったことがきっかけ

「友人から何度か電話が来てたけど、忙しくてタイミングが合わず出なかったんです。それがきっかけで、グループで集まっても無視されるように。怒ってるんだなって思いましたね」(25歳/男性/会社員)

こちらの男性を無視する人は、電話に出なかったことを根に持っているようですね。きっと「忙しくてもかけ直せるだろう」と思われたのでしょう。

ある意味行き違いとも言える状況ですが、自分にもまったく非がないわけではないですよね。素直に謝罪したり、電話に出れなかった理由を説明すれば、納得してくれるかもしれません。

無視する人は、なぜ無視するのでしょうか。そこには隠された心理があるものです。

続いては、無視する人の心理をご紹介。あなたが無視されるのは、相手にこうした思いがあってのことかもしれません。

「嫌い」ということを態度に出している

まず考えられるのは、相手のことが嫌いという心理です。

「嫌い」ということを、態度で相手に示している状態。つまり、無視する人はさりげなく相手に「嫌いですよ」「仲良くしたくありません」とアピールしているのです。

こうした心理の人は、何かがきっかけで相手を嫌いになったケースもあれば「見た目が嫌い」「生理的に無理」といった理由もあります。ですから、改善したところで無視する行動をやめてくれない可能性も高いでしょう。

話したくない

相手と話をしたくなくて無視する人もいるでしょう。

例えば、相手から嫌なことをされた場合や、相手に対して怒っている場合ですね。「今は話したくない」という心理から、無視をしているのです。

このケースは一時的なことが多く、誤解などが解けた場合にはすぐに解消されることもあります。ただ、無視するという行動に出ている以上は、相手の中に不満や憤りがある状態と言えますね。話し合う機会を設けるなどして、わだかまりを解消していく必要があるでしょう。

機嫌が悪い

無視する人の多くは、相手に何かしらの原因があって無視します。しかし、中には自分の身勝手な行動によるものも。それが「機嫌が悪い」です。

機嫌が悪い原因は、無視する相手にあるとも限りません。もしかしたら、まったく違うことで機嫌が悪いことも考えられます。機嫌が悪いことが原因で無視するという行動は、一種の八つ当たりです。

このような人に対しては、時間を置くのがベストな対応。機嫌が良くなれば、再び会話ができたりするはずです。

自分の気持ちに気づいてほしい

無視する相手に対して「自分の気持ちに気づいてほしい」というケースもあります。

例えば、相手が悪気なくした行動によって、無視する人が被害を受けていた場合ですね。相手に悪気がなくとも、自分が酷い目に遭ったとなれば「ムカつく」「謝ってほしい」と思うでしょう。しかし、その相手は故意にしたことではないため、悪いところに気づいていません。なので「気づかせたい」と思って、無視するという行動に出るのです。

さらに、怒りの感情だけでなく、傷心している場合もあります。傷ついた自分に気づいて欲しくて、無視しているパターンも考えられますよね。その場合は、謝罪をされなければ気持ちが収まらないでしょう。

無視する人に対して、知らない間に悪いことをしてしまってはいないか、周囲にも確認してみると良いかもしれません。

嫉妬している

嫉妬したことで、無視するという人もいます。

例えば、恋人同士の場合です。恋人が、自分以外の異性と仲良く話しているところを見て嫉妬。あなたに対して、あるいはその相手の異性に対して嫉妬しているため、無視をしているという状態です。

怒っているとも考えられますが、ヤキモチを妬いてモヤモヤしているため、無視するのでしょう。恋人に嫉妬したことがバレたくないからと、ハッキリと「嫉妬した」と言わないことも。すると、無視されている原因が分からないなんてことも起こります。

男女間での「無視する」には、このような心理が多く見られるでしょう。

ここで、自分に非が無いのに無視してくる人の特徴を見ていくことにします。

無視される原因が自分にある場合は改善や謝罪も必要ですが、もしかしたら無視する人に根本的な原因がある場合も。どのような特徴があるのか、確認しておきましょう。

考え方が幼稚

相手に何も悪いことをされていないのに無視する人は、基本的に考え方が幼稚です。

例えば「嫌いなことを態度で示している」という理由で無視する人ですね。これを職場でされたらどうでしょうか。無視される側は仕事がスムーズにできなかったり、周りから変な目で見られたりと支障が出てしまいますよね。

確かに、嫌いということを態度で示せば、相手と距離が取れるでしょう。ですが、状況によっては周りまで巻き込んでしまう可能性もあるため、普通であれば大人な対応を心がけるはず。それができないということは、考え方が幼稚だと捉えるほかありません。

自分の態度で周りに悟ってもらおうとしている。こうした行動をする人は、精神的に幼いと思っていいでしょう。

心が狭い

無視する人には、心が狭いという特徴が見られます。

他人の失敗を許せなかったり、怒りの沸点が低かったりと、すぐに物事に対してイラっとしてしまう人。加えて、自分に甘く他人に厳しいという特徴を持ち合わせています。

心が狭いことが原因で無視する人は、特定の人だけを無視するのではありません。思い通りにならないことや頭にくることがあったら、誰が相手でも無視するでしょう。こうした一面からも、幼稚さが感じられますね。

自己中心的

「自分はムカついたから」「自分はこう思うから」という理由で無視する人もいるでしょう。

このような人に見られるのが、自己中心的という特徴です。自分目線でしか物事を考えらえず、「自分はこうだ」という考えを貫く人ですね。ある意味頑固とも言えます。

他人や周りの状況を考えれば致し方ないことでも、自分に不利益があるから納得いかないという理由があるかもしれません。トータル的に見ることができず、周りの意見を尊重できないので、自己中心的な人であると言えます。

他人の気持ちに寄り添えないから無視する

無視されると、少なからず傷つき悩むものですよね。される側は、何が原因でどう思われているのか頭を抱えるもの。ですが、無視する人はそうした痛みを考えられないのでしょう。

非が無いのに無視してくる人は「こうしたら相手はこう思う」など、他人の気持ちに寄り添うことができない人です。そのような人のことを、無視される側が気にする必要はないとも言えるのではないでしょうか。

他人の気持ちに寄り添うことができない人は、自分が無視されて初めて、される側の気持ちが理解できるのかもしれません。自発的にはなかなか気付くことができないのです。

自分に非が無いと思いながらも、実は自分に原因があるケースも少なくありません。そこで、自覚しにくい原因を探ってみることにします。

無視されやすいという人にはこれらの特徴が。もしかしたら、あなたのこうした特徴が原因で無視されることが多いのかもしれませんよ。

いつも自分の話ばかりする

周りにいつも自分の話ばかりしていないでしょうか。自分の考えや出来事を話したくて、つい一方的に喋ってしまうという人ですね。

この場合、相手に「興味はないんだけどな…」と思われることがあります。話す側としては、ただ誰かに聞いてもらいたいだけかもしれませんね。あるいは、沈黙になることが嫌で気を遣って話す人もいるでしょう。

ですが、興味のないことをずっと聞き続けるというのは、人によっては苦痛に感じてしまうものです。相手の反応を見てリアクションが薄いと感じたら、興味を持たれていない可能性があると思いましょう。沈黙が気になる時は、相手に質問するという方法で、会話の主役を相手にしてみると良いですよ。

仕事が全然できない

いつも仕事をしっかりとこなしている人は、一度ミスしたくらいで無視されることは少ないでしょう。むしろ「珍しい」「疲れてるの？」と、周りは心配すらするはずです。

ですが、普段からミスが多い人であれば状況が異なります。仮に、その人のミスのせいで何度も迷惑をかけられているとしたら、「またミス？」「前も言ったのに」と思われるのは仕方ないですよね。さらに、周りの人たちがそれをカバーするとなれば「もう少し仕事できるようになって」と、警告の意味で無視することもあるでしょう。

もしミスが多い自覚があるならば、事前に周囲の人に質問したりアドバイスを受けると良いですよ。そうした姿は、あなたなりの努力として受け取ってもらえるでしょう。

テンションがいつも低い

無視されやすい人には、テンションがいつも低いといった特徴が見られることもあります。

例えば、いつも無表情で話しかけても笑顔が見られないという場合ですね。話しかけてもテンションが低いとなれば、「ちょっと感じ悪いな…」「もしかして嫌がってる？」と思われることもあるでしょう。そこから、相手が距離を取ろうと無視するケースも。

無視されるのが嫌であれば「嬉しい」「楽しい」と感じた時は、笑顔になってみる努力をしましょう。表情に変化をつけるだけでも、テンションが低いとは思われなくなりますよ。

空気が読めない

その場の空気が読めないタイプの人も、無視されやすい傾向にあります。

仮に、静かにしなければならない状況だとしましょう。そんな時に大きな声で私語をする人は、空気が読めない人ですよね。そうした人と話をしていれば、自分さえも空気が読めない人と思われかねません。ですから「自分は無関係ですよ」という意味で無視する人もいます。

このような理由で無視する人は、空気が読めない人と一緒にいて被害を被った経験があるのかもしれません。あまりリスクを抱えたくない人は、極力距離を置こうとします。空気が読めない人と思われないよう、周りの状況をよく観察することも大切ですね。

自分にの行動に原因があるケースもあれば、まったくないのに無視されることもあるでしょう。ただ、どちらにしても「この状況をどうにかしたい」と思うのではないでしょうか。

次は、無視された時の対処法を見ていくことにします。「あれ？無視されてるかも…」と思った時は、その状況に合った対処法で乗り越えていきましょう。

自分に原因があれば謝罪する

もし、無視される原因が自分にあると思う場合は、素直に謝罪するのが良いです。

例えば、相手に対して悪いことをしてしまった時。「時間が解決してくれるだろう」「そんなに怒らなくたっていいじゃん」と思わず、しっかりとその出来事と向き合いましょう。

無視する人は、あなたに悪いところを改善してもらいたい、非を自覚してもらいたいと思っている可能性もあります。それなのに、気付かないふりをして流されてしまったら、余計にイライラしてしまいますよね。

思い当る節があるなら早い段階で謝罪し、自分の非を認めるべきです。

相手が幼稚なら気にしない

「非が無いのに無視する人」の特徴にありましたが、相手が幼稚で無視する場合は気にする必要はありません。

先述したように、幼稚な人は気に食わないことがあったり、自分の思い通りにならなかったりすると、無視します。他人を無視する頻度も多ければ、その相手は不特定多数。気にしてご機嫌を取ってしまえば、かえってその人をもっとわがままにさせてしまうかもしれませんよね。

なので「自分にだけじゃない」「よく無視する」といった行動が見られる相手であれば、そのまま放置しておきましょう。その人が成長しない限り、無視するという行動は治らないものです。

ただ、職場が一緒などであれば、そうはいかないかもしれませんね。その場合は挨拶程度の関係に留めておき、仕事に関わる話しかしないといったように、距離感を保ちながら付き合っていきましょう。

問題の経緯や理由をしっかりと説明する

相手との認識の違いなどによって、無視する・されるという状況が生まれてしまうことも。もし「そうじゃないんだけどな…」「違った意味で受け取られたかも」と考えられることがあるなら、しっかりと経緯や理由を説明しましょう。

お互いの解釈にズレがあってのことだとしたら、ギクシャクしている期間はもったいないですよね。あなたが「実はこうだった」と伝えることで誤解が解けるなら、相手にとってもプラスになります。

このままうやむやにするのではなく、しっかり説明すれば、相手との関係を早い段階で修復できるでしょう。

無視する理由を聞く

無視される理由が分からなければ、謝罪も説明もすることができません。ですから、無視する理由を聞くことも対処法の一つです。

例えば「前日まで仲良くしていたのに急に無視されるようになった」というケースですね。前日から今日までの間に思い当たる問題がないならば「何かしたかな？」「怒ってる？」と、聞いてみるのもアリでしょう。

無視する人の中には、気付いてほしいという思いの人もいます。だとしたら、理由を聞いて相手の気持ちを確認するべきです。誤解や間違いがあれば、そこで訂正することも可能ですよね。話し合いの機会を持てるきっかけにもなりますので、行動に移してみましょう。

相手に無視されると、イライラしたり腑に落ちない気分になりますよね。ですから、中にはNG行動を取ってしまう人もいます。

ただ、NG行動を取ってしまうと関係修復が困難になったり、悩み過ぎて疲れ果ててしまうことも。そうならないために、NGな対処法は頭に入れておきましょう。

自分を責めすぎる

自分にとって大切な人、あるいは仲良くしていた人に無視されたら、きっと「自分が何か悪いことをしたんだ」と自分を責めるでしょう。ですが、自分を責めすぎることはNG行動。自分に原因があるとハッキリわからない状態で責め続けてしまえば、自信を失い立ち直ることもできなくなってしまいます。

ですから、自分にとって大切な人に無視された時は、理由をしっかりと聞きましょう。何が不満で何に怒っているのか知れると、相手が嫌がるポイントを把握できるはず。こうして一つずつ理解を深めていけば、その後は無視される状況自体を回避できるようになりますよ。

無視し返す

相手に無視されて、イラっと来たり同じ気持ちを味わわせようと思う人もいるでしょう。ですから、無視し返すという行動を取る人もいます。ですが、同じことをし返しすのはNG。あなたまでも幼稚な人になってしまいます。

無視されるから無視するといった行動をお互いに取り合っていても、何も解決にもなりません。距離が広がり周囲もその状況に気づけば、周りの人まで気を遣う羽目になります。それでは「どっちもどっち」と思われても仕方ありませんよね。

無視する人には、幼稚な人も少なくありません。ですから、同じように対処するのではなく、あなたが一歩大人な対応をすべき。挨拶をしたり平等に接するといった大人な対応をして、無視する人が「相手にされていない」と気付けば、幼稚な行動を改善してくれるかもしれませんよ。

無視する人の悪口を言いふらす

無視されるからといって、相手の悪口を周囲に言いふらすのもNG行動です。この行動は、結果的に自分の首を絞めてしまう結果になりかねません。自分に非がない場合は特に、自分の立場が悪くなるような行動は避けるべきでしょう。

仮に、あなたが無視する人の悪口を言いふらしたとします。周りはその話を聞いて、同調し味方になってくれるかもしれません。ですが、あなたが他人の文句を言っていることには変わりありませんよね。ですから「あの人と関わると文句を言われる」「無視されるのも分かる気がする」となりかねないのです。

自分に非がなく相手が幼稚なだけなら、放っておいた方が吉。自分の評価を自ら下げないよう、悪口は言わないようにしましょう。

周りに人がいる状況で無視する相手に指摘する

無視してくる相手に「なんで無視するの？」と聞くことは、対処法として悪くありません。むしろ、原因がハッキリするため聞く必要はあるでしょう。

ただ、相手が明らかに自分だけを無視するという場合は、あなたに何かしらの不満や怒りなどがあってのこと。周りに人がいる状況で「なんで無視するの？」と聞いても、言いづらいでしょう。また、「無視するなんてひどい」と、周りがその人のことを冷ややかな目で見てしまう可能性もあります。

もちろん、どんな対処をしても解決しないという場合は、周りに協力してもらう必要があるでしょう。ですが、まだ原因もハッキリしていない状態だとしたら、まずは二人の問題として相手と向き合うこと。決して、相手だけを追いつめるような状況にならないよう、伝える時には注意することが最善です。

誰かから無視をされるときは、無視してくる人との間にあった出来事を振り返ってみるべきでしょう。本当に自分に非が無いのか、悪気がなかったとしても傷つくような言動をしなかったか、記憶を辿ってみるべき。

それでも、自分に原因がないと思える場合や、相手が高頻度で他人を無視する人だという場合は、相手と無理して向き合う必要はありません。最低限、大人としての対応を心がければ十分。そこで立ち止まって悩んだり、自分を責める必要はないでしょう。

ただ、無視されやすい人には特徴がありましたね。もし自分に当てはまる特徴があったら、自分なりに改善してみるのも良い方法です。それによって、周りに誤解を与えなくなったり、無視されるという苦痛な状況を回避できるようになります。

自身の改善を試みることは成長にも繋がるものですよね。無視されている状況に目を向けることも大事ですが、自分の成長すべき点に目を向けることも大切ですよ。