そもそも「オラつく」とはどんな意味?
「オラつく」とは、上から目線で周りを威圧するような態度を取ることです。「オラつく人」の類語としては、「不遜な人」「横柄な人」などがあり、強気で自信満々、偉そうといった態度が見られる人のことを意味します。このような男性、あなたの周りにいないでしょうか。
オラつく男性と関わると、イライラしたり傷ついたりすることが多いです。こちらの対処の仕方によっては、オラつきが悪化することもあります。
そんなオラつく男性とは、どのような関わり方をすれば良いのでしょうか。オラつく男性の特徴を見ながら、取り扱い方法をご紹介します。
「オラつく男性」の共通点は?
オラつく男性によく見られる行動や性格を理解し、どのような人をオラつく男性というのかも改めて把握していきましょう。
共通点1:どんな時も上から目線
オラつく男性は、どんな時も上から目線。例え自分に非があっても、上から目線の姿勢は崩しません。
他人と会話をする時、「~しな」「~じゃなきゃいけない」「~だろ」といった言葉が目立つでしょう。まるで自分がすべて正しいかのような物の言い方をします。
また、ダメ出しや暴言も多くなりがち。「そんなことも分からないの?」と、相手を馬鹿にしたような言い方をすることもあります。自分の考えや意見が正しいと思い込んでいるため、周りを否定的な目で見ることが多いでしょう。
共通点2:いつも強気な態度
いつも強気な態度も、オラつく男性によく見られる共通点です。
大抵の人は、これまでの経験や失敗などから、物事に恐怖心や警戒心を持ちますよね。「また失敗したらどうしよう」「前にやってみてダメだったんだよな…」と慎重になるものです。
一方、オラつく男性は、いつも強気。「こんなの簡単」「前もやったからできるでしょ」と恐れる様子はありません。
たくましく見える一面でもありますが、同じ失敗を繰り返しても学習しないと捉えることもできます。
共通点3:短気ですぐにイライラする
オラつく男性は、短気ですぐにイライラする傾向にあります。要するに、怒りっぽいという特徴があるのです。
例えば、自分とは違う意見を言われただけでもイライラします。「そういう意見もあるのか」と受け止めるのではなく、「文句あんの?」「俺に歯向かうの?」と喧嘩腰で物事を見るのです。ですから、オラつく男性に反発したり意見を言えないという人も多いでしょう。
また、このような姿勢が原因で、周囲とトラブルになることも多々あります。すぐに言い合いになったり取っ組み合いになることから、「怖い」という印象を持つ人が多いです。
共通点4:交友関係が狭い
オラつく男性の上から目線で強気な態度、そしてすぐにイライラする様子を見て、周りが離れていくことも多いです。そのため、オラつく男性の交友関係は狭い傾向にあるでしょう。
オラつく男性は誰かを尊重して自分の意見を変えるということがほぼないため、周りがオラつく男性に合わせなければなりません。そんな関係が続くと、周囲は「もう付き合っていけない」と思い離れて行くのです。
オラつく男性と一緒にいると楽しい雰囲気を台無しにされてしまうことが多いため、仕方ないとも言えますね。
「オラつく男性」の心理とは?
オラつく男性の心理を知ると、その理由が分かるはずです。次は、オラつく男性の心理を見ていくことにしましょう。
目立ちたがりで注目を浴びたい
目立ちたがりで注目を浴びたいという心理でオラつく男性は多いです。大きな声を出したり強気な姿勢を見せることで、周囲から注目を浴びることができると思っているのでしょう。
強気な姿勢は、堂々としているようにも見えますよね。皆が恐れるようなことでも「そんなの簡単でしょ」と言いながら率先して行動する姿を「かっこいい」と思う人もいるかもしれません。
このように、周囲と違う行動をして見せれば、必然的に目立つと思っているのです。多少不安があっても、自信満々な様子を見せるでしょう。
弱い所を見られたくない
自分の弱い所を見られたくないからと、オラつく男性もいます。「弱みに付け込まれたくない」という思いがあるのかもしれませんね。あるいは、プライドが高くて弱い所を隠しているとも考えられます。
強気で自信満々な様子を見せていれば、「あの人は強い人」と思われるはず。つまり、自分を大きく見せようとして、オラついている男性もいるのです。
中には、過去に人から裏切られた経験があり、自分を守るためにオラついているケースもあります。この場合は、周囲に対する警戒心が強く、オラつくことで威嚇している状態。このように問題を抱えていて、弱いところを見せられないでいる人もいます。
女性からモテたい
自信満々で強気な様子を見せて、女性からモテたいと思っている可能性もあります。
オラつく男性を毛嫌いする女性も少なくありませんが、中には「男らしい」「リードしてくれそう」と感じる女性もいるもの。そんな女性から好かれようと、オラついているのでしょう。
また、オラつく男性を好む女性は、オラつく男性の思い通りになりますよね。「○○しろよ」と上から目線で命令しても、文句を言わずに受け入れてくれるはず。そうした女性との恋愛であれば主導権を握れるため、あえて初めから自分のオラつく様子を見せていることも考えられます。
実は自分に自信がない
オラつく男性からは、過度な自信が感じられることが多いですよね。間違いを否定されても認めない様子を見て、「そこまで自分に自信があるんだ」と感じる人もいるでしょう。
しかし、実は自分に自信がなくてオラついている男性もいるのです。印象とは正反対の心理ですよね。
周囲が自分から離れていくことが何度もあって、人を信用できない部分があるのでしょう。そこから「別に一人でも平気」「居なくなるなら勝手に居なくなれば」と強気な態度を見せている可能性も…。皆から愛されなくて、実は自信をなくしているケースもあるのです。
つまり、オラつく男性の中にはただ強がっているだけの人もいるということ。弱い部分を見られたくないのも、強がりから来ているのかもしれません。
「オラつく男性」に対しての女性の本音!
オラつく男性をかっこいいと思う女性もいれば、嫌がる女性もいます。わかる!と思わず共感するようなコメントもあると思いますが、オラつく男性に対して自分と違う本音を持っている女性の意見も、せっかくですからぜひ参考にしてみましょう。
正直そんな男性とは付き合いたくない…
「正直、オラつく男性とは付き合いたくない。イメージ的にも怖いし、言いたいことも言えず我慢が多くなりそう」(27歳/女性/販売)
オラつく男性とは付き合いたくないという意見です。強気で上から目線といった姿に、恐怖心を持つようですね。また、付き合ったら我慢を強いられることが多くなりそうというイメージがあって、恋愛関係への発展は考えられないようです。
女性からモテたいと考えてオラついている男性は、少し改善が必要と言えるかもしれませんね。
私はオラつく男性がタイプ!
「何があっても守ってくれそうだから、私はオラつく男性が好きです!」(20歳/女性/アルバイト)
オラつく男性がタイプと語る女性です。自信満々で強気な態度のオラつく男性に、守ってくれそうなイメージを抱いているようです。
確かに、オラつく姿が男らしく見えることもありますよね。「彼氏にリードされたい」と思う女性であれば、オラつく男性がかっこよく映るのでしょう。
一緒にいて恥ずかしいと思ったことがある
「男友達が店員さんに対してオラついた時があって…。その時は一緒にいて恥ずかしいと思いました」(30歳/女性/美容部員)
自分に対してオラつかれたわけではなく、店員という第三者に対して「オラつき」を見せたようですね。一緒にいて恥ずかしいと思ったということは、男性の方にも非があるのにクレームをつけたといったところでしょう。
このように、オラつく理由や状況によっても捉え方は変わりますよね。「ここでそんなこと言う?」と思ってしまうような非常識な様子を見たら、オラつく男性に幻滅してしまうこともあるでしょう。
時々オラつく程度であればキュンとくるかも
「いつもオラついている男性ならナシ。でも、時々であればキュンとくるかも」(24歳/女性/会社員)
日常的にオラつく男性は恋愛対象外という意見です。とはいえ、たまにオラつくくらいなとキュンとくるという本音もあるようですね。
例えば、言わなければならない場面でビシッと言うといった態度には、キュンとくる女性もいるでしょう。状況や頻度によっては、男性がオラつく姿にときめく女性もいるはずです。
普段はオラつくことは少ないのに…
「彼氏がたまにオラつきます。ふたりでいるときはそんな様子あまり見せないのに、周囲に人がいるとオラつく。嫉妬なのかな?」(18歳/女性/学生)
二人きりだとオラつかない彼氏。ですが、周りに人がいるとオラつくようです。
こちらの女性が言うように、嫉妬心が関係しているかもしれません。「この女は俺のものだ」「彼女は俺にぞっこん」ということを周りに示したくてオラついている可能性もありますね。
このように、場面によってオラつくタイプの男性もいるでしょう。
「オラつく男性」との付き合い方や注意点
そこで、オラつく男性との付き合い方と注意点を見ていくことにします。あなたの付き合い方次第では、度が過ぎた態度や行動が改善される可能性もありますよ。
性格を否定しない
「オラつく男性」と一言で言っても、性格は人それぞれです。オラつきながらも、優しかったり面白かったりと、性格に違いはあるもの。ですから、性格自体を否定することはしないようにすべきでしょう。
きっとあなたが気になっているのは、オラつく態度や行動ですよね。性格そのものとはまた別のところが気になっているはずです。
仮に否定するとしても、「その態度はよくないと思うよ」「今の行動は誤解を与えると思うよ」といった言い方で指摘すると良いでしょう。性格自体を否定されると、自分を全否定されたように感じて、男性が気分を悪くしてしまう可能性があります。
良いところを見つけてあげる
オラつく男性の様子を見て、ついつい悪いところに目がいってしまうでしょう。態度が悪いと感じたり、上から目線で物を言われて気分が悪くなったりして、相手の欠点に目を向けてしまいがちです。
ただ、そうした欠点はオラつく男性が自分で気づかないことには改善が望めません。ですから、逆に良いところを見つけてあげるという方法で対処するのが良いでしょう。
意識的に良いところに目を向ければ、欠点も目立たなくなります。また、オラつく男性を「○○なところ良いよね」と褒めてあげれば、そこをもっと伸ばそうと思ってくれるでしょう。
オラつく男性の中には、自分に自信がないタイプもいます。良いところを褒めてあげることで男性が自信を持てば、オラつく様子も見られなくなってくるかもしれませんよ。
いざとなれば注意する
いざとなれば注意することも必要です。例えば、誰が見ても非常識なこと、間違っていることを男性がしたら、「それは違うよ」と言って教えてあげるようにしましょう。
オラつく男性の言動によって、誰かが傷ついたり周囲に迷惑をかけているようなら、注意して気づかせる必要があります。そのまま放置していては、オラつく男性の周囲から被害者が出ることもあるでしょう。
オラつく男性と仲が良いならばなおさら、時に注意や指摘は必要です。
オラつきそうな場面を避ける
もし男性がオラつきそうだなと感じたら、その状況を回避することも一つの方法です。
例えば、店員に対して横柄な態度を取り始めたら、「そろそろ出て、次は○○に行こうよ」といってその場を回避しましょう。周囲に人がいて、その人たちにも迷惑がかかりそうであれば、早めにその場から離れることです。
その後、きっと男性から愚痴や不満を言われるはず。その時は、「そうだね、そんな風にも思えるね」となだめてあげましょう。そして、オラつく男性にも非があるなら、男性が落ち着いてから「でも、こうしたらもっと良かったんじゃない?」と教えてあげることも大切。
これを繰り返すことによって、自分の何がいけないのか、他にどんな考え方があるのかといったことを、男性は学べるはずです。
オラつく男性には言葉や行動でさりげなく教えよう!
とはいえ、男性に少しでも改善してほしいと思っているなら、性格自体は否定せず、良いところを褒めることならできるのではないでしょうか。可能であれば、時には注意してあげることも大切です。
もしかしたらその男性は、かっこいいと思ってオラついているかもしれませんよね。だとしたら、「かっこよくはない」と教えてあげる必要があります。
オラつく男性に好かれたいからと、一緒になって非常識な行動は決して取らないこと。非常識な言動をあなたが認めてしまえば、男性のオラつき方がもっとエスカレートする可能性もあります。
言葉で注意できなくても、あなたが行動で教えてあげることはできますよね。さっと場所を移動するなどして、「ここはオラつく場面じゃない」と教えてみてはいかがでしょうか。
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