夫婦喧嘩の上手な仲直り方法とは？喧嘩の原因や頻度も徹底リサーチ！

どんなに仲良しの夫婦でも、一緒に生活をしていれば喧嘩をすることもあります。生まれ育った環境も違えば価値観も違うのですから、喧嘩をしてしまうのも当然でしょう。夫婦喧嘩は何も珍しいことではなく、いつも仲が良さそうに見える夫婦だって些細な喧嘩は日常茶飯事だったりするのです。

夫婦喧嘩をしたときには、なるべく長引かせず円満に仲直りをすることが大切です。喧嘩している状態が長引けば長引くほど、どんどん仲直りしづらくなってしまいます。

この記事では、夫婦喧嘩の原因や頻度を徹底リサーチ！夫婦喧嘩の上手な仲直り方法をご紹介します。また、夫婦喧嘩をしたときに言ってはいけない禁句や円満でいられる秘訣もお伝えするので、ぜひ参考にしてくださいね！

夫婦喧嘩は何も珍しいことではありませんが、世の中の夫婦がどれくらいの頻度で喧嘩をしているかは気になるところでもあります。

そこでこの項目では、夫婦喧嘩をする頻度について調査した結果をお伝えしたいと思います。

「大体1ヶ月に1回くらいは喧嘩する」

「数えたことはありませんが、大体1ヶ月に1回くらいは喧嘩してるんじゃないですかね。忘れるくらいの喧嘩なので、内容は大したことないと思いますけど」(32歳/男性/医療関係)

ひと月に1回〜数回の夫婦喧嘩は多くも少なくもない頻度ではないでしょうか。実際、このくらいの頻度で喧嘩をしている夫婦は多いようです。

「年に1回くらいだけどかなりの大喧嘩になる」

「普段は全く喧嘩しないので、したとしても年に1回くらいだと思いますが、喧嘩になるときはかなりの大喧嘩になってしまいます」(28歳/女性/美容師)

ほとんど喧嘩をしない夫婦が喧嘩をしてしまうと、溜まりに溜まっていた不満があふれ返るのか、大喧嘩に発展してしまうこともあるようです。

「3日に1回くらいは何かしら喧嘩する」

「他愛もない喧嘩ですが、3日に1回くらいは何かしらの理由で喧嘩をしている気がします」(30歳/男性/IT関係)

一緒に暮らしている以上、ちょっとした文句や小言から喧嘩が始まることは日常茶飯事でしょう。お互いに不満を小出しにしていれば、大きな喧嘩になることはないかもしれませんね。

「毎日喧嘩をしている」

「ちょっとした喧嘩や言い争いなら毎日していますね。幸い、いつもすぐに仲直りできているので、日課みたいなものです」(32歳/女性/パート)

相手の生活態度や日常的な振る舞いが原因の場合、毎日喧嘩になってしまうこともあるでしょう。ですが、このように高い頻度で夫婦喧嘩をするのはレアなケースかもしれません。

「全く喧嘩しない」

「恋人時代からそうでしたが、結婚してからも全く喧嘩をしたことがありません」(31歳/男性/教育関係)

中には、付き合っていた頃から全く喧嘩をしたことがないという夫婦もいました。よほど相性が良いのかお互いを思いやる気持ちが強いのか、あるいはどちらかが我慢している可能性もありそうです。

程度に軽い・重いの違いはありますが、どんなに仲の良い夫婦でも喧嘩はするものです。もともと生まれ育った環境が違っていたり、価値観が違っていたりするわけですから、考えや意見が食い違うことがあっても当然ですよね。

では、どのようなことが原因で夫婦喧嘩に発展してしまうことが多いのでしょうか？夫婦喧嘩をしてしまう理由についていろいろなケースを見ていきたいと思います。

生活態度が気になる

生活習慣や生活態度など、一緒に暮らしていくうえで気になることがあると、文句や小言から始まってやがては喧嘩に発展してしまいます。

脱いだ服をそのまま脱ぎっぱなしにしていたり、食べた食器を後片付けもせず放置していたり…。細かいところを言い出したらキリがないかもしれませんが、このような生活態度を続けられるとイライラが募ってしまい、喧嘩もしたくなりますよね。

家事や育児の考え方の違い

共働き夫婦の場合、家事の負担が原因となって喧嘩に発展する場合があります。役割分担をしていても片方だけ負担が大きいと、仕事量の少ない相手に対して不満が溜まってしまうのです。

また、子どもを伸び伸びと育てたいという人と、厳しくしつけたいという人とでも意見が対立します。このように、家事や育児に対する考え方の違いで衝突する夫婦もかなり多いようです。

報連相がきちんとできていない

報告・連絡・相談というのは社会生活の基本ですが、これは夫婦の間でも大事なこと。夫は妻に対して「今から帰る」「今日は遅くなる」「飲みに行く」などの報告や連絡をきちんとすべきですし、妻は妻で「欲しい物があるんだけど買ってもいい？」などの相談を夫にするべきです。

「言わなくても伝わるでしょ」と安易な考えで、このような報連相がきちんとできていない夫婦は、それが伝わらなかったときの失望感が大きく、そこから相手への不信感が高まっていくのです。

金銭感覚の違い

夫婦のどちらかが倹約家なのにもう片方が浪費家など、金銭感覚がかけ離れている夫婦もお金がからむ喧嘩が多くなります。自分が節約しようとしているのに相手が贅沢三昧するような人だと、どうしても言い争いになってしまうでしょう。

前の項目でご紹介した他にも、夫婦喧嘩をしてしまう理由はまだまだあります。夫婦喧嘩の原因の続きを見ていきましょう。

ものの言い方が気に入らない

夫婦という気の置けない間柄になると、次第にものの言い方がトゲトゲしくなったり乱暴になったりしてくる場合があります。気を遣わずにズケズケと言いすぎてしまうのも夫婦間ではよくあること。

ですが、相手を気遣うことのできない話し方ばかりをしていると、そのうち相手の我慢も限界になり、激しい言い争いに発展してしまう可能性があります。「親しき仲にも礼儀あり」ということを忘れないようにするべきです。

経済的に苦しい

給料が少なかったり借金があったりして、経済的に苦しいことも夫婦喧嘩の原因となります。金銭的な余裕がないと精神的にもゆとりがなくなり、夫婦の関係もギスギスしたものになってしまうのです。

休日の過ごし方が不満

休みの日だからといって家で何もせずゴロゴロされたり、ゲームばかりしていてどこにも連れて行ってもらえないと、ないがしろにされた気分で悲しくなってしまいますよね。このような休日が続くと、ストレスが溜まって怒りが爆発してしまうことも。

生活リズムが合わない

共働きでどちらかが夜勤の場合、生活リズムが合わないことのすれ違いから夫婦喧嘩をしてしまう場合があります。二人の時間が取れないことでコミュニケーションがうまくいかなくなることはもちろん、睡眠時間を邪魔されることでイライラが募り、ピリピリした雰囲気になってしまうこともあるようです。

ご紹介したように夫婦喧嘩の原因は夫婦の数だけ色々あるので、その後の経過もさまざまな経路をたどるはずです。なので、一概に仲直りするまでの期間がどれくらいなのか、平均を知ることはできません。

夫婦によっても、また、喧嘩の内容によっても仲直りにかかる期間は変わってくるでしょうが、ここでは参考までにいくつか体験談をご紹介したいと思います。

「次の日にはもう普通になっている」

「夫婦喧嘩をしても、たいてい次の日にはもう普通になっていますね。どちらからともなく話しかけたりスキンシップしたりして、何事もなかったかのように戻っていることが多いです」(27歳/男性/営業職)

一晩寝てしまえば、ほとぼりも冷めるのでしょうか。寝て起きて翌朝には仲直りしているというケースは多いようです。

「長いときは1週間口をきかない事も…」

「ちょっとしたことが原因で夫婦喧嘩になったのですが、時間のすれ違いで仲直りするタイミングがとれず、気づいたら1週間以上口をきいていませんでした」(28歳/女性/販売員)

お互いに忙しくてなかなか面と向かって仲直りする時間がとれないと、夫婦喧嘩が長引いてしまうのも仕方ないことかもしれません。長いときには1週間近く会話をしない場合もあるようです。

「数ヶ月気まずい状態だった…」

「夫婦喧嘩をして数ヶ月は気まずい状態でした。日常的な会話はできていたものの、本当の意味で仲良くなるまで結構時間がかかった記憶があります」(33歳/男性/会社員)

中には夫婦喧嘩が数ヶ月続くということもあるようです。喧嘩の原因が比較的大きな問題である場合、普通に生活をしていてもどこかしら心の隅にわだかまりのようなものが残っていて、完全に相手を許して受け入れるまで長い時間が必要になるのかもしれません。

「その場ですぐに仲直りする」

「夫婦喧嘩をしても、ほとんどの場合その場ですぐに仲直りします。時間が経てば経つほど仲直りしにくくなるので、なるべく早く解決するのが夫婦円満のコツです」(30歳/女性/専業主婦)

仲直りするまで時間がかかってしまうという夫婦がいる一方で、数分あるいは数秒という驚きのスピードで仲直りしてしまう夫婦もいるようです。険悪なムードのまま長時間過ごすのは辛いので、なるべく早く解決できたらいいですよね。

夫婦喧嘩をしても、それが修復できる程度のものであれば仲直りすることも難しくはありません。ですが、頭に血が上っていると、取り返しのつかない言葉を発してしまうことも。そうなってしまうと、仲直りも難しくなってしまいます。

では、夫婦喧嘩で言ってはいけないNGワードにはどのようなものがあるのでしょうか？怒っていたとしても決して言うべきではない禁句をご紹介します。

「あなたの稼ぎが悪いから」

「あなたの稼ぎが悪いから」「あなたに経済力がないから」などの言葉は、主に妻である女性のほうから夫である男性に向けられることが多い言葉ではないでしょうか。

相手の収入に対して否定的な言葉を発してしまうのは、相手の自尊心を傷つけることになるためNGです。とくに男性の場合は仕事に対してプライドをもっていることが多いので、頑張りを一番認めてほしい妻から否定されると大きなショックを受けてしまいます。

「誰のおかげで生活できると思ってるんだ」

「誰のおかげで生活できると思ってるんだ」「俺が働いているから飯が食えているんだ」「いつも家でゆっくりできていいね」などの言葉は、完全なモラハラ発言です。これらは主に夫から妻に対して発せられる言葉になるでしょう。

相手に経済力がないことを取り上げて恩に着せるような発言は、相手を肩身の狭い状況に陥らせ、精神的に追い詰めます。完全に修復不可能な状態になってしまうので、このような言葉は絶対に言ってはいけません。

「離婚する！」

夫婦喧嘩でカッとしてしまい、心にもないのに勢いで「離婚する！」と言ってしまうのはNGです。本当に離婚したいという気持ちがあれば問題ありませんが、本気でないのなら言うべきではありません。

「離婚」という2文字を出してしまうと、些細なことがきっかけで始まった夫婦喧嘩が一気に大ごとになってしまいます。売り言葉に買い言葉で「離婚しよう」と言われてしまったら、取り返しがつかないことになってしまうでしょう。

「ブスのくせに」「ブサイクのくせに」

頭に血が上って冷静さを失うと、喧嘩の原因とは直接関係のないことを言ってしまうことがあります。例えば、「ブスのくせに」「ブサイクのくせに」など、相手の容姿をけなす言葉です。

夫婦喧嘩で相手に腹が立っているからといって、外見に関することを言ってしまうのは良くありません。つい口から出てしまった言葉だとしても、普段からこのようなことを思っているのかと誤解されてしまうことになりかねないからです。

「死ね」「消えろ」「失せろ」

夫婦という身近な間柄でも、「死ね」「消えろ」「失せろ」などの暴言を吐くのは絶対に許されないことです。本気で発言した言葉ではないにせよ、このような暴言を一度でも吐かれてしまうと相手を信用できなくなってしまいます。

夫婦として生涯一緒に暮らしていくうえで、相手への信頼感はとても大切なもの。暴言によって夫婦間の信用を失ってしまわないように気をつけましょう。

「あなたなんかと結婚しなければ良かった」

夫婦喧嘩がきっかけとなって、結婚したこと自体を後悔してしまう人もいるかもしれませんね。ですが、その気持ちを口にするのはやめておきましょう。これまで築き上げてきた二人の関係をすべて否定することになってしまうからです。

言ったほうも言われたほうも忘れられない言葉になってしまい、お互いに心が傷ついてしまうので、思わず口にしてしまわないように気をつけてくださいね。

夫婦喧嘩をしてしまったら、こじらせないうちに解決したいものですよね。その後の二人の関係がうまくいく、上手な仲直り方法にはどのようなものがあるのでしょうか？ひとつひとつ確認していきましょう。

自分が悪いと思ったら素直に謝る

夫婦喧嘩に限らず、喧嘩をしたときに仲直りするための基本中の基本は素直に謝ることです。「ごめんね」の一言で相手の気持ちがスッと収まることも少なくありません。

もちろん、相手が全面的に悪い場合はこちらから謝る必要はありませんが、少しでも自分に非があったと思ったら、意地を張らずに謝るようにしましょう。こちらから誠意を見せれば、相手の気持ちも動いて円満に仲直りすることができるはずです。

あらかじめ仲直りのルールを決めておく

これは夫婦喧嘩をする前に決めておくべきことになりますが、喧嘩を長引かせない方法としてあらかじめ仲直りのルールを決めておくという方法もおすすめです。

どんなに激しい喧嘩をしても「一緒の布団で寝る！」「翌朝には普通に接する！」などのルールを決めておくことで、自然にスキンシップやコミュニケーションが取れる状況にもっていくことができます。

LINEや手紙で文章にして気持ちを伝える

夫婦喧嘩をしてしまったときは、相手と話したくないし顔も見たくないという人もいるかもしれませんね。いざ面と向かって謝ろうとしても、感情的になってさらにひどいことを言ってしまうなど、事態が悪化してしまう可能性もあります。

そんなときはLINEや手紙などを使って文章で気持ちを伝えるのがおすすめです。ゆっくりと気持ちを整理しながら文章を書くことで、言いたいことを冷静に伝えることができますし、何より高ぶった自分の気持ちを落ち着かせることができます。見直したり書き直したりすることができるため、余計なことを言わずに済むのもメリットでしょう。

いつも通り変わらず接する

夫婦喧嘩をしてしまった後、よそよそしくしたり無視をしたりすると気まずい空気が流れてしまいます。怒っているときは態度や行動に気持ちが現れてしまうこともありますが、上手に仲直りしたいなら、ひとまず気持ちを切り替えることが大事です。

あえていつもと変わらない態度で接し、普段どおりの穏やかな行動を心がければ、喧嘩をしていたことなど忘れてしまう場合も。いつの間にか自然に仲直りできているかもしれません。

スキンシップをする

仲直りしたいけれど、なんだか話しかけづらくてお互い黙り込んだまま…。喧嘩をしてしまうと、このような気まずい雰囲気になってしまいますよね。そんなときに仲直りの方法としておすすめなのがスキンシップです。

夫婦間に限らず、恋人同士の間でも同じですが、スキンシップは男女の喧嘩を解決するのに手っ取り早い方法。あれこれ考えて何も言えなくても、隣にくっついて座るだけで仲直りしたいという気持ちは伝わるものです。手を握ったり、後ろから抱きしめたり、態度で「ごめんね」「仲直りしよう」という気持ちを伝えてみましょう。

夫婦喧嘩からなかなか関係を修復することができず、夫婦仲が悪くなったり離婚してしまったりする夫婦がいる一方、喧嘩をしても仲良しな夫婦もいますよね。この違いは一体どういうところにあるのでしょうか？

最後は、夫婦喧嘩をしても円満でいられる秘訣についてご紹介します。

夫婦間のコミュニケーションを増やす

夫婦喧嘩は、コミュニケーション不足による相手への理解不足から起きることがほとんどです。日々の忙しさからなかなかゆっくり向き合う時間が取れなかったり、家事や仕事、子育てなどで夫婦の時間が取れなかったりすると、どうしても気持ちや考え方にすれ違いが起こってしまいます。

夫婦喧嘩をしても円満に解決できる夫婦になるためには、日頃からお互いが何を考えてどう感じているのか共有し合うことが大切です。会話やスキンシップなどのコミュニケーションを増やすことで、喧嘩自体を防ぐこともできるでしょう。

「ありがとう」や「ごめんなさい」を言う

「ありがとう」や「ごめんなさい」という言葉は、小さい子どもが社会生活のルールを覚えるときにファーストステップとして身につける言葉ですが、この2つの言葉は本当に重要な言葉です。

結婚して夫婦になってしまうと、家族としての甘えからこれらの言葉をつい省略してしまいがちになります。ですが、身近な存在だからこそ、感謝の気持ちや謙虚な気持ちを忘れないで接することが大切です。普段からこれらの言葉を言い慣れていると、たとえ喧嘩をしてしまっても長引かせることなく解決することができるでしょう。

恋人時代を思い出す

喧嘩をしょっちゅうしてしまう夫婦でも、付き合い始めたばかりの頃や恋人時代、それから結婚したばかりの新婚時代にはそれほど喧嘩がなかったのではないでしょうか？それなのに夫婦喧嘩をする回数が増えてきたのは、お互いに馴れ合いの関係になってしまったからだと言えます。

そんなときに大切なのは、初心を忘れないということ。恋人時代の写真や結婚式の写真などをリビングの目立つ場所に飾って、写真を見る度にその頃を思い出すようにすると、再び新鮮な気持ちを取り戻すことができるかもしれません。

思いやりをもって接する

結婚をする前はお互いに適度な距離感をもって接していたこともあり、喧嘩もそれほど多くはなかったかもしれません。それは、「相手に嫌われたくない」「相手から好かれたい」という気持ちが思いやりとなって現れていたためだと言えます。

一方、結婚後に喧嘩をすることが多くなった夫婦は、相手に対して思いやりが欠けてしまっていることがほとんどです。相手がそばにいることが当たり前になりすぎて、優しくいたわる気持ちを忘れてしまうのです。思いやりをもって接することで、たとえ喧嘩をしても円満に仲直りすることができるようになるでしょう。