そもそも「良妻賢母」とは?
今回は、この「良妻賢母」について、そもそもの意味や、男女が捉える良妻賢母のイメージ、そして時代とともに変化する良妻賢母の特徴などをご紹介していきます。
これを読めば、女性ならではの魅力にますます魅了されるはず!
良妻賢母の意味について
まずは、「良妻賢母」という言葉のそもそもの意味についてご紹介していきます。
読んで字の如く、「良き妻であり、母として賢い」ということです。夫にとっては良い妻であり、子供にとっては賢い母である女性のことを表しています。
結婚しても女性として夫を愛し、子供が生まれれば母親として子供に無償の愛を注ぐような、妻としても母としても魅力的な女性を称えるときに用いられる言葉です。
結婚して子供が産まれても輝き続ける女性は、男性から見ても女性からみても、やはり素敵ですよね!
良妻賢母を英語で言うと
良妻賢母を英語で表すと、どのような言い方になるのでしょうか?
「a good(良き) wife(妻) and wise(賢い) mother(母)」という言い方が一番近いかもしれません。海外においても、やはり夫にとって良き妻、そして子供に対して教育に励む母というのは、結婚した女性の理想像として捉えられていることが多いようです。
「良妻賢母」のイメージも現代化!?
この「良妻賢母」という言葉は、昔から結婚した女性たちを称える言葉として用いられてきました。
女性の社会進出が進み、共働き夫婦が増えるなど、女性の在り方が時代と共に変化することで、良妻賢母という言葉に対するイメージや特徴、捉え方も変わってきています。
良き妻、賢い母という根っこの意味は変わらないものの、時代の変化と共に良妻賢母のイメージ像は変化しているようです。後ほど詳しくご紹介していきます。
出典:goo辞書『良妻賢母 の意味・使い方』
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E8%89%AF%E5%A6%BB%E8%B3%A2%E6%AF%8D/
「この人って良妻賢母だなぁ」と感じた体験談
ここからは、「良妻賢母」な女性を目の当たりにした男女の実体験エピソードをご紹介していきます。こんな素敵な女性が身近にいれば、きっとあなたも良い影響を受けられそうですね!
夫の事も立てるし子供の教育もうまい友達
「会社の同期の子が結婚を機に退社。前はバリバリ仕事するキャリアウーマンだったのに、今では家族を支える縁の下の力持ちって感じです。
家に招待された時、会話の所々で『夫が頑張ってくれてるおかげだから』と話してました。きっと仕事の大変さを知る彼女だからこそでしょうけど、ご主人を立てていて、最近は自分の旦那のこと見下す奥さんが多い気がするので、単純に素敵だなと思いました。
かと思えば横で子供がグズったりして、未婚の私にとってはカオス状態。なのに子供の目線できちんと対処していて、母としての魅力も感じました」(26歳/女性/営業職)
夫や子供を大切にできる、まさに良妻賢母な女性ですね。
子供の送迎の後に豪華な食事を作っていてすごい!
「幼稚園のママ友がパートで仕事しながら家事を完璧にこなしていて、同じママとして本当に憧れます。
お子さんも、好き嫌いなく何でもよく食べるんです。子供は好き嫌いするのものと諦めていた私は驚いてしまいました。そのママにこのことを話すと、離乳食の時から色々な食べ物を食べさせたそう。季節感のある野菜を取り入れたり、食事の時間を家族皆で楽しむようにしてきたそうで、『食べることが楽しいって子供が自然に覚えたんじゃないかな』と言ってました。
子供の送迎と仕事の合間を縫って、毎日豪華な食事を用意しているみたいで、本当に尊敬します」(32歳/女性/パート)
食を大切にするのは、良妻賢母の特徴ですね。
家族を優先しながらも自分らしさを忘れない!
「先輩の奥さんなんですけど、いつもお弁当を先輩のために作ったり、同僚を自宅に招いて夕飯をご馳走してくれたりと、まさにできる妻って感じです。
奥様自身も、先輩の会社関係の関わりをとても大切にされているそうです。それでも旦那に尽くしまくる訳でもなく、同僚が遊びに来たときは一緒に飲んでご自身も楽しまれたり。見た目もいつも綺麗にされていて、すごく輝いて見えます。夫を大切にしながらも、自分自身の人生を楽しんでいるっていうか。
こんな家族の形を見せられると、やっぱり結婚願望が湧いてきます」(24歳/男性/営業職)
良妻賢母な女性は、家庭を大切にしながらも、自分らしさを忘れない芯の強さがあるようです。
家族のことがとにかく大好きで人生を楽しんでいる
「会社の先輩が2人目の出産を機に退社する予定で、それまで一緒に仕事させてもらってます。仕事に関しては厳しめな先輩ですが、家族のこととなると、本当に楽しそうに話すんです。
子供が産まれてからも旦那さんへの気持ちが褪せることはなく、家族みんなを本当に愛しているんだなっていうのが伝わります。『家族と過ごす時間が幸せ』と話してました。
自分の人生を思う存分満喫していて、いつも生き生きしてるんです。仕事でも周りからの信頼が厚い先輩ですが、だからこそこうして家族のことも大切にできるんだと思います」(26歳/男性/金融業)
良妻賢母な人柄というのは、どんな場面においても魅力があると言えそうです。
良妻賢母な女性の特徴とは《前編》
良妻賢母のイメージを持たれる女性は、人として光る魅力があるようです。早速その特徴をチェックしていきましょう!
いつも笑顔
良妻賢母な女性には、いつも笑顔でいる人が多いと言えます。
その人の表情によって、周囲の人が受ける印象は大きく違ってきます。その人が笑顔であれば、その人自身の幸せな気持ちが周りにも伝わります。当然ながら、悲しそうな、疲れきった暗い表情をしている人を見ても、幸せそうだとは思いませんよね。
明るく前向きで、いつも生き生きとした笑顔が見られるのは、良妻賢母な女性の特徴の一つと言えるでしょう。
感謝の気持ちを伝えることができる
良妻賢母な女性は、いつでも感謝の気持ちを忘れません。何か大きなことをしてもらった時だけではなく、日常の小さな感謝や、謙虚な気持ちを大切にしているのです。
家族がいること、友人に恵まれていること、毎日食べ物をきちんと食べられること、自分という人間がいること…。そんな当たり前のことに対する感謝の気持ちを、良妻賢母な女性は、とても重要に捉えている傾向があります。
また、感謝の気持ちというのは、頭の中で思っているだけではあまり意味がありません。その感謝の気持ちを大切にし、「ありがとう」ときちんと相手に伝えることができるのが、良妻賢母な女性の特徴です。
情緒が安定している
感情の起伏が激しい人は、良妻賢母な女性とは言えないかもしれません。自分を追い詰め過ぎてストレスを抱えたり、イライラした感情を溜め込むのは、家族にとってもやはり悪影響だと言えます。
しかし、良妻賢母な女性は負の感情とも上手に付き合い、気持ちが比較的安定している傾向にあるようです。お母さんが笑っている家庭というのは、やはり家族仲が良い家庭が多いですよね。
うまく自分の気持ちをコントロールできるのも、良妻賢母な女性の特徴の一つです。
食を大切にする
人の身体は食事から出来ているというのは、昔からよく言われている話です。食べたものが血や肉を作り、人間の活動能力に大きな影響を与えます。
そのことを重要視し、家族のために食そのものを大切にする人は、良妻賢母であると言えるでしょう。毎日の献立を考える中で、できるだけ多くの食材を用いたり、季節感のある食材を取り入れれば、心も身体も育まれていきます。良妻賢母な人は献立を自分で考えるため、お惣菜を買うのではなく手料理を作ることが多いでしょう。
出来合いで美味しいものはたくさんありますが、食材以外にも添加物や旨味成分などが多用され、美味しいと感じさせる技術が使われているのも事実。出来合いのものと手料理の違いは、そこに愛情が加わることでしょう。
心のこもった手料理で家族に愛を伝える、そんな人が良妻賢母だと言えます。
良妻賢母な女性の特徴とは《後編》
子供を1人の人間として尊重している
まだ子供だからと必要以上に甘やかしたり、何も出来ないと決めつけて挑戦させなかったりと、子供に対して最初からレッテルを貼ってしまう親もいるでしょう。
しかし、年齢は低くても、この世に生を受けた以上子供も立派な人間。良妻賢母な女性は、子供を1人の人間としてきちんと尊重している人が多いと言えます。子供のことにあまり口を出しすぎずに見守ったり、やりたいことに挑戦させてみたり、子供の意思をきちんと尊重してあげることも、親としてとても大切です。
子供に無関心なのと尊重するというのは、似ているようで大きく異なります。良妻賢母な女性は、この区別がきちんとできていると言えるでしょう。
夫への愛情が変わらない
夫への愛情がいつまでも変わらず、女性らしさを忘れないのも、良妻賢母な女性の特徴のひとつです。
夫にとって良き妻となるためには、夫への愛情や思いやりが不可欠です。相手のことが好きでなければ、相手のためを思っての行動などできませんよね。
子供が産まれれば夫は二の次、なんて話も耳にします。しかし、夫は子供にとってはたった1人の父親です。お母さんがお父さんを愛している姿を見れば、その幸せな気持ちは子供にも伝わります。
家族みんなを愛し、家族みんなから愛される女性が、良妻賢母な女性だと言えるでしょう。
自分の時間も楽しんでいる
ただただ家族のためだけに尽くしていては、誰でも疲れてしまいます。良妻賢母な女性は、家族を大切にすることはもちろん、自分自身も大切にできる人が多いです。
自分でも趣味を持っていたり、親友との時間を楽しんだりと、自分らしさも忘れません。そうすることで上手くストレスを発散しながら、家族に幸せを与えられる人は輝いて見えますよね。
自分をすり減らしてまで家族に尽くしても、自分が疲れてしまうことの方が多くなってしまいます。良妻賢母な女性は、自分の時間も楽しみながら、家族とも楽しく過ごしているようです。
自立している
良妻賢母な女性の特徴の一つとして、芯の強さがあります。妻として夫をサポートし、母として子供を導いていくためには、強さを兼ね備えた優しさが必要です。
自分1人で何か判断することができない、誰かの許可を得ないと物事に取り組めないなど、自立できていない女性は良妻賢母とは言えません。
時に悩みながらも自分で解決策を探ったり、人に頼るときは頼って物事を上手に進めていく、そんな判断力や強さを持つ人が、良妻賢母な女性には多いと言えるでしょう。
昔の「良妻賢母」の条件
まずは、昔の時代の良妻賢母の条件をご紹介していきます。後ほど、「現代の良妻賢母の条件」もご紹介していきますので、一昔前の時代の良妻賢母の特徴と、社会で活躍する現代の良妻賢母の特徴を、それぞれ比べてみてくださいね。
夫に敬語で接する
昔の女性は、男性が一家の主だという意識が強い人が多く、それゆえに夫に対して敬語で話す人が少なくありませんでした。「夫が稼ぎ、妻が家を守る」という古い時代の男性を立てる考え方も影響があると言えるでしょう。
そうして夫のために尽くす妻が、良き妻だという時代だったのです。
家事や育児はすべてこなす
現代は共働き世帯が多くなってきているため、家事も育児も夫婦で分担する家庭が多いのではないでしょうか。
しかし昔は、夫が稼ぎ妻が家庭を守るというのが主流です。仕事で疲れている夫に家事や育児を頼むということは、ほとんどなかったと言えるでしょう。
妻は夫をサポートするための支えとなり、子供は家にいる自分が責任を持って育てる、それが昔の良妻賢母なのです。
夫には反抗しない
いくら夫に尽くす時代だったとは言え、昔の女性たちが夫に対して、怒りや不満の感情が全くなかったとは考えにくいですよね。そこで不満や愚痴を夫に直接訴えるのか、グッと自分の中で飲み込むのか、それが現代の女性との違いと言えるかもしれません。
昔の良妻賢母の定義であれば、どんなに怒りや悩みがあっても、夫に対しては絶対に言わないのです。それには、外で仕事をして稼いできてくれる夫が家の中では一番偉いのだという、夫を立てる考え方も影響しているのでしょう。
夫に対しての感謝や尊敬から、夫に反抗的な態度を示すことはせず、ひたすら夫を支えるのが、昔の良妻賢母の特徴です。
夫の帰宅をいつまでも待つ
現代ではフルタイムで仕事をする女性も多く、ゆえに夫婦間で生活リズムが異なっている夫婦もたくさんいます。なので、夜遅くに帰宅する夫を待たずに、自分の健康のために先に就寝するという女性は多いでしょう。
しかし昔の夫婦は、夫が外に出て妻は家を守るという役割分担が主流でした。なので、夫の帰宅がどんなに遅くなろうとも、夫の帰りを待ち、食事を用意して、仕事で疲れている夫をサポートする、それが良妻とされていたのです。
夫のことを我が身のように心配し支える、そんな女性が多かったのでしょうね。
現代の「良妻賢母」の条件
社会の中で女性の活躍がますます加速し、良妻賢母のイメージそのものが変わりつつあります。仕事はもちろん、家事も育児も頑張る現代の良妻賢母の条件について、早速チェックしてみましょう!
家庭と仕事を両立させる
結婚し家庭を持っても働く女性が、時代と共に増え続けています。今や、専業主婦を選ぶ女性の方が少なくなっている時代です。現代の良妻賢母とは、そうして仕事を続けながらも、家庭のこともきちんと両立させる女性を表すことが多くなっています。
仕事を理由に家族のことを疎かにするのではなく、仕事をしながらも、自分のできる限り精一杯の愛情を家族に注ぐ。これこそが、現代の良妻賢母の特徴だと言えるでしょう。
夫を立てることができる
家庭を持って仕事をただ続けているだけでは、やはり良妻賢母とは言えません。社会や職場で責任を果たしながら、夫を男性として立てることができる女性も、良い妻と言われることが多いでしょう。
仕事にまい進する女性の中には、夫と同等に仕事をしているからと言って夫を見下してしまったり、夫への感謝の念を忘れてしまう人も見受けられます。仕事が忙しく、その上家事をこなしているからと言って、相手をけなすような態度を取っていては、明るく幸せな家庭が築けるはずもありません。
仕事をしていても、仕事をしていなくても、家族に対して尊敬の気持ちや感謝の気持ちをいつまでも持てる人が、良妻賢母だと言えるでしょう。
自分の幸せも守ることができる
現代の女性の活躍は目覚ましく、社会的地位を確立した人もたくさんいます。そんな自信に溢れる女性たちは、自分の幸せを自分で守ることに長けています。
家事や育児にも情熱を注ぎ、その上で仕事や趣味など自分の時間も楽しむ。そうしたメリハリのある人生を楽しむことができるのが、現代の良妻賢母の特徴でしょう。
家計管理が上手
最近では、お金のことにとても関心を持つ女性が増えています。マイホーム購入や子供の教育費、保険や老後のことなど、大きなライフイベントで重要になるお金の管理を夫任せにせず、真剣に向き合う女性が多くなってきているのです。
SNSを覗けば、家計管理の仕方や家計簿の付け方、教育資金の貯め方や住宅ローンの秘訣まで、若い女性もお金に関する知識をたくさん発信しています。
マネー関連の知識にアンテナを張る理由は、家族への愛情でしょう。家族にしてあげたいこと、家族としたいことがあるから、お金にも敏感になるのです。家計をしっかりやりくりできるのも、現代の良妻賢母の大きな特徴と言えます。
良妻賢母はいつの時代も愛される大切な存在!
最近では雑誌やテレビなどでも、妻として、母親として活躍する人がたくさん取り上げられています。いつどんな時でも輝き続ける女性というのは、男性が見ても女性が見ても、とても魅力的ですよね。
良妻賢母に対するイメージは時代とともに変化していますが、いつの時代も変わらないのは、家族を愛しているということです。家族への愛情が、良妻賢母の活力の源になっています。
ぜひあなたの周りでも、良妻賢母な女性を探してみてくださいね!
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