人生諦めた人の特徴は？諦めた方が楽に生きられる理由についても解説

子供の頃「何事にも諦めずに挑戦しなさい」と言われた人は多いのではないでしょうか。成長していく過程で、たびたび「諦めてはいけない」と言われたら、「諦めるのことは良くない」という固定観念が出来上がるのも当然ですね。

けれど、人生では耐えがたい経験に見舞われることもあるでしょう。そんな時、諦めてはいけないと思えば思うほど、辛くなるのは必至です。

辛くて仕方がないのなら、いっそのこと人生諦めた方が楽になるとも言われます。とはいえ、諦めることに罪悪感を感じる人は少なくありません。

そこで今回は、人生を諦めた方が楽に生きられるというのは本当なのかを知るために、実際に人生を諦めた人の特徴を詳しくご紹介します。

人生を諦めた方が楽に生きられると言われたら、「それなら人生諦めたい」と思う人もいるでしょう。

人生を諦めたらなぜ楽に生きられるのか、すぐにでも知りたいところですが、まずは人生を諦めたい人の声から見ていきましょう。

何もうまくいかないから人生諦めれたら楽かも

「どれだけ仕事を頑張っても、昇級するのはいつも学歴の高い人。恋愛をすれば、高学歴の男に好きな女性を持っていかれます。何もかもうまくいかないこんな人生、諦められたらよっぽど楽かもしれない」（27歳/男性/会社員）

会社では、職位や職階と呼ばれるランクがあります。仕事の頑張りで判断されるならいいですが、たいていは大卒か高卒かといった学歴や、男女の性別が基準となるでしょう。

高学歴というだけで仕事をしない人が出世し、さらに恋愛でも好きな女性を持っていかれたら、仕事も恋も何もかもうまくいかないと感じるのも無理はありません。いっそのこと、人生諦められたら楽かもという気になるのもわかりますね。

孤独な人生を諦めてはいけない理由がわからない

「災害で家族を失いました。賑やかだった家はしんと静まり返り、自分以外誰もいません。人生諦めてはいけないと言うけれど、こんな孤独な人生を諦めてはいけない理由って何なんでしょう？」（30歳/女性/派遣社員）

家族の仲が良くた家の中は常に笑い声で満ちていたのに、それがある日突然奪われてしまったら、その苦痛は耐えがたいものがあります。親しい人が誰もいなくなってしまい、「孤独な人生を終わりにしたい」と考えることもあるでしょう。

人は誰かに必要とされることで、生きる喜びを得ると言われます。大切な家族を失って深い悲しみに沈んだ時、人生を諦めてはいけない理由がわからないと感じる人は多いのではないでしょうか。

人間関係に疲れ切った人生を諦めたい

「昔から人付き合いが苦手です。学校ではいじめに遭い、職場ではパワハラ。どこに行っても人間関係がうまくいかず、もう疲れ切りました。こんな人生、もう諦めたい」（29歳/女性/医療従事者）

学校でのいじめはもちろんのこと、職場でのパワハラもつらい思いを味わうのは必至です。実際に多くの人が勉強や仕事そのものではなく、人間関係で思い悩んでいると言われます。

どこに行っても人間関係がうまくいかない状態が続けば、人付き合いに疲れ切ってしまうのも無理はありません。そんな人間関係に疲れた人生を諦めたいという気持ちは、多くの人が感じているのではないでしょうか。

人生諦めたいけどやっぱりその後が心配

「いつも周囲の期待に応えようと頑張ってきました。でも、そろそろ限界。人生すっぱり諦めたいけど、諦めた後がどうなるか心配で、結局、頑張り続けてしまいます」（35歳/男性/エンジニア）

真面目で頑張り屋な人ほど「周囲の期待に応えなくては！」と、何事にも諦めずに取り組みます。けれど、目標をクリアすればするほど、次なる壁が高く立ちはだかるでしょう。「いつまでこれが続くのか」と思った時、もう限界と感じるのも無理はありません。

周囲の期待に応える人生を諦めたい一方で、その後が心配になってしまいます。結局、心配や不安を抱えるよりはと頑張り続ける人が多いのは、真面目だからこそですね。

人生は山あり谷あり。時には「もういいや…」と何もかも諦めたくなることもあるでしょう。人によって諦めたい理由はさまざまですが、どんな時に「人生諦めたい」と感じるのでしょうか。

そこで、ここでは人生を諦めたいと感じる時についてご紹介します。

人間関係でストレスを抱えている時

人間関係は、生きていく上でどうしてもつきまとうものです。最も身近な人間関係は家族ですが、その家族ともしょっちゅう衝突している人は少なくありませんよね。

ただ、血のつながった家族とは、喧嘩をしてもそのうち仲直りするのではないでしょうか。けれど、他人とはそうもいきません。

誰かに対していけ好かないと感じたら、相手も同じように感じます。最終的には、相手の存在自体にイライラするでしょう。とはいえ、相手が上司や先輩だと力関係に負け、ハラスメントにつながる可能性もあります。

さらに、人間関係の悩みは解消しにくいのも難点です。人間関係でストレスを受け続ける時、人はしばしば人生を諦めたいと感じます。

将来に希望が見いだせない時

人は、将来に明るい希望が待っていると思えるからこそ、前に進むことが出来ます。そのため、何も希望をもてないとその場で立ち止まってしまうかもしれません。

もっと悪いのは、仕事や恋愛に趣味など、人生のあらゆることに希望が見いだせない時です。仕事は毎日同じ事の繰り返しで、心がときめく恋愛もなし。さらには楽しめる趣味さえないとなれば、「何のために生きているんだろう」と感じても無理はありませんね。

将来に希望が見いだせない時には「人生を諦めたい」と感じるのを通り越して、生きる意味さえ分からなくなることがよくあります。

失恋したり離婚をした時

失恋や離婚をした時に、人生を諦めたいと感じる人は少なくありません。一方的に別れを告げられて失恋したり、パートナーの浮気や不倫によって結婚生活が突然終わった時は、裏切られたという気持ちも加わるでしょう。

また、突然相手を失う場合もあります。事故や病気などで大切な人をいきなり奪われた時の喪失感は非常に大きく、「愛する人を失ってまで、人生を生きる意味がない」と感じることがしばしばです。

仕事を失った時

会社が倒産して仕事を失っても、若いうちなら再スタートが切れますよね。けれど、40代以上となると、再就職はどうしても困難になります。

また、会社が倒産したならまだしもリストラされたとなると、精神的ダメージもかなり大きくなります。社会人として入社して以来、会社一筋で頑張ってきた人は特に、リストラは会社からの裏切りと感じるでしょう。

「この年になってまた職探しをするのか」と考えただけで、気が滅入るのも無理はありません。しかも、今や大半の企業が能力重視ですので、年下の若い上司にこき使われる可能性もあります。

「そんなみじめな思いをするくらいなら、人生諦めた方がましだ」と感じる人は多いでしょう。

もしも人生を諦めたら、どのような特徴が現れるのでしょうか。もし好ましい特徴なら、人生を諦めるという選択肢もありえます。

そもそも人生の選択肢は、多いに越したことはありませんよね。人生を諦めるのも選択肢の一つです。ここでは、人生を諦めた人の特徴を見ていきましょう。

他人の評価を気にしなくなる

何をするにも他人の評価を基準にしてしまうと、人生は生きづらくなります。人はそれぞれの価値観や考え方を持っているため、物事に対する評価にもばらつきが出るのは当然ですね。

そんな他人の評価を基準にすると、最も高いレベルに合わせてしまうでしょう。すべての人に評価されるには、最も厳しいレベルをクリアする必要があるからです。その結果、高い評価を得ようとひたすら頑張り続けてしまいます。

人生を諦めれば他人からの評価を気にしなくなり、自分が満足いくことをしようと思えるでしょう。仕事の仕方もその成果も、自分が納得できればいいと思えれば、他人の評価を気にして必死に頑張らなくてよくなります。

他人に合わせる事をしなくなる

人に合わせていれば仲間外れにされる事なく、集団の中の一員でいられます。けれども他人に合わせると、やりたくない事もしないといけません。一方で、自分がやりたい事は諦めてしまうでしょう。

人生を諦めると「仲間外れにされたらどうしよう」とか、「協調性がないと思われないようにしないと」などと考えなくなります。「もう人生諦めたんだから、自分の好きな事をしよう」として、他人に合わせる事をしなくなるでしょう。

その結果、自分のやりたいことを堂々とできるようになり、ストレスもなくなります。周囲からは「他人に合わせることなく自分のやりたいことができる人」と映り、羨ましく思われるのではないでしょうか。

外見を気にしなくなる

人生を諦めたら、外見を気にしなくて済むでしょう。かといって、ぼさぼさ頭にヨレヨレの服はいただけませんが、これまで常に気にしていた『完璧な外見』にせずに済みます。

例えば、流行りに合わせて毎シーズン洋服を買っていた人が外見を気にしなくなれば、そのお金で本当に欲しい物が買えるでしょう。

窮屈な服を我慢して着たり、好きでもない格好をしないで済むなど、多くのストレスから解放されるのではないでしょうか。

別の道を見つけられる

進むべき道を「これしかない！」と1つだけに絞ると、どうしてもそれしか見えなくなります。

進む道を明確に決めるのは、目標を達成しやすくなるメリットを生むでしょう。けれど、選択肢が1つしかない状態だと、険しい道のりになった時に避難する場所がありません。これは大来なデメリットですよね。

そのため、1つに絞った道が非常に困難なら、諦めるという選択肢もアリです。諦めたことで、自然と別の道が見えてくるでしょう。別の道があると気づいたら、「こちらの道を行ってみるのもいいかもしれない」と思えるのではないでしょうか。

人生を諦めたら、素の自分で生きられるのではないかと感じた人も多かったのではないでしょうか。ということは、人生を諦めるのはあながち悪い事ではないと思えてきますね。

実際、人生を諦めるのは悪い事ばかりではありません。そこで、ここでは人生を諦めたら楽になる理由をまとめました。

気持ちに余裕が出来るから

何をするにも「きちんとしなきゃ！」と思って生きてきた人は、「あれもしなければならない、これもやらないと」と、緊張の連続で生きてきたことでしょう。

時間が足りない時や体がついて行かなかない時は、気持ちに余裕がなくなってイライラしたり、できない自分を責めることもあったのではないでしょうか。

きちんとしなければという思いを諦めたら「まあいいか」と考えられるようになって、気持ちに余裕が出来るはず。気持ちに余裕ができれば、仕事はもちろん、やりたかったことをやってみようかなと思えるのではないでしょうか。

見栄やプライドが無くなるから

人生を充実させたいという思いが強いと、仕事はもちろん、プライベートにもステイタスを求めます。実際にステイタスを手に入れれば、プライドが高くなるのも無理はありませんよね。

けれど、いったんステイタスを手に入れたら、今度んは失うまいと必死にしがみつくことになります。ステイタスを得られれば気分はよくなりますし、プライドを持っている姿は凛として見えるからです。

とはいえ必死にしがみつけば、しんどくなるのは必至。その点、人生を諦めれば見栄もプライドも必要なくなり、失うまいと必死になる事もありません。むしろ、手放せてホッとするのではないでしょうか。

自分のやりたい事がやれるから

いつも他人の評価を気にすると、自分のやりたい事が出来なくなります。自分のやりたい事をせずに、人のやりたい事にばかり付き合っていたのでは、ストレスが溜まるのも無理はありませんよね。

人生を諦めたら「もう人のやりたい事に付き合わなくていい」と思えるでしょう。自分のやりたい事を思う存分やり始めたら、人生も充実し始め、そこから新しい何かが始まる可能性があります。

人目を気にしなくて済むから

近くにゴミを出しに行くだけなのに、きちんとヘアスタイルを整えてメイクもバッチリという女性は多いでしょう。

男性も、休日でもちゃんとした格好をしていないといけないと考える人は、ラクな服装ではなくシャキッとした格好になるのではないでしょうか。

きちんとした格好をする理由は、人目を気にしているからですね。人生を諦めたら、人目を気にしなくて済みます。気にしなければすっぴんでゴミを出しに行っても大丈夫ですし、休日に人が来てもラクな恰好で会えるでしょう。

「どこで人に見られているかわからない」という心理は、知らないうちにストレスになっています。人生を諦めたら、ストレスの解放にもなって一石二鳥ですね。

人生を諦めたら楽になる理由を知って、目からうろこが落ちる思いがした人も多かったことでしょう。人生を諦めてはいけないと言われ続けて生きてきた人は特に、ポジティブな理由があると知ったら、驚くのも無理はありませんね。

人生を諦めたら楽になる理由は、まだ他にもあります。引き続き、ご覧ください。

何も考えなくて済むから

人生を諦めずに生きるには、いろいろなことを考えなければなりません。新しい物が登場したら、使いこなすために勉強しなければならないでしょう。勉強して理解できたなら、今度は新たな方法で考える必要があります。

ただし人生を諦めたら、周りがするからという理由で何かをする必要がなくなります。自分がしたくないなら、何も考えなくて済みますよね。

興味のないことを考えないといけない時間は、とても苦痛です。人生を諦めて何も考えなくて済んだら、むしろ思いがけないアイデアが浮かぶかもしれませんね。

見逃していたことに気付けるから

人生を諦めていないうちは、目標を立てて頑張ることでしょう。なりたい自分がはっきりしていて、目指すところが決まっている場合は特に、頑張りが実を結ぶ可能性が高まります。

けれど、人生の理想と現実にはギャップがあり、いくら頑張っても自分の力ではどうにもならないことがあるのも確かです。それに気づいた時、どうしていいかわからなくなってしまう人は多いのではないでしょうか。

頑張っても叶えられないとわかった時のショックは、かなり大きいでしょう。けれどもこれまでがむしゃらに頑張って生きてきたために、見逃していたことに気付けるはずです。

見逃していたことの中に、夢中になれる何かが隠れているかもしれませんね。

さまざまな選択肢があるとわかって視野が広がるから

人生では自分を取り巻く環境自体が、選択肢を狭めることがよくあります。仕事の場合、親から子へと代々受け継がれるような職種です。

医者の家に生まれた人が医学の道に進むことが多いのは、周囲がそれを期待するから。当然、本人も周囲の期待に応え、何としても医者になろうとします。

結果的に医者になれたらいいですが、なれなかったら「周囲の期待に応えられなかった」と自分を責めるでしょう。医者になる人生をスパッと諦めた途端、他の選択肢がたくさん目に入ってくるはずです。

他の選択肢があるとわかれば、視野が広がるとともに、また挑戦する気持ちになるのではないでしょうか。

素の自分でいられるから

年齢を重ねてくると、肌や髪、更にはスタイルが気になってくるのは、男女共に同じです。そのため、少しでも若く見せようと白髪を染め、女性はメイクをします。男性はジムに行って筋トレをする人が増えましたので、やはり見た目を意識していると考えられます。

人生を諦めたら、自分が白髪染めをしたくないと思えば、自然に白髪になっていくのを見ていられるでしょう。男女共に顔にしわができたり髪が薄くなってきても、素の自分でいられるようになります。

見た目だけでなく服装のスタイルなども含め、多くの点で人生を諦めたら素の自分になれるのではないでしょうか。

人生を諦めたら楽になる理由はたくさんあるものの、諦めたら必ずいい方向に向かうとは限りません。では、いい方向に人生を諦めるにはどうしたらいいのでしょうか。

ここではシチュエーション別に、人生をいい方向に諦めるためのポイントをご紹介します。

仕事がストレスなら退職する

仕事にはストレスが付きものですが、仕事そのものがストレスの場合もあれば、人間関係が原因のストレスもあるでしょう。人間関係のストレスはどこに行ってもつきまといますので、人間関係を理由に職場を変えると職場を転々とすることになりかねません。

ただし仕事そのものがストレスなら、諦めて退職した方がいいでしょう。仕事自体が自分にあっていない可能性が大です。

好きになれない仕事をしていても成長は見込めませんし、失敗が生じるリスクも高まるでしょう。きっぱり諦めて退職した方が、自分に合った仕事が早く見つかるのではないでしょうか。

自分に期待しない

これまでいつも頑張ってきた人なら、さまざまな結果を残してきたことでしょう。いつしか、自分は出来ると思うようになってもおかしくありませんね。

けれど、自分は出来ると思うようになるまでには、相当な努力をしてきたでしょう。努力が報えばいいですが、報わないことが増えれば自信を無くすのは明らかです。

自信を無くしてすべてに対してやるきを失ってしまう前に、人生を諦めましょう。その際に最も重要なのが、自分に一切期待しないことです。

人生を諦めて自分に期待するのをやめたら、今の自分に何ができるかを考えます。そうすればこれまでの人生に常に居座っていた、プレッシャーがなくなっていると気づくでしょう。

他人に期待するのもやめる

人を手助けした時、「助けてあげたのだから、自分が困っている時は同じようにしてくれるはず」という気になるのが人情です。

けれども人はしてあげたことは覚えているけれど、してもらったことは忘れがち。自分が困っている時に、助けてあげた人が必ず助けてくれるとは限りません。

見返りを期待すれば、返ってこないとガッカリするし、腹も立ちます。むしろ最初から他人に期待するのをやめれば、腹を立てることもないでしょう。

とはいえ、困っている人を見捨てるような人にはなりたくないですよね。そのため、助けられる余裕がある時に、助けられることだけ手を貸すようにすると、見返りを期待せずに手助け出来るのではないでしょうか。

この瞬間を生きる

将来にまったく希望が見いだせないと、これから先が不安になります。また、他人に合わせて常に妥協していると、こんなことでいいのだろうかと悩むでしょう。

いつも周りのことばかり気にして、自分がやりたいことは後回しにしてきたなら「自分の人生って何なんだろう」と思うのも無理はありません。

こうなると、考えれば考えるほど人生がわからなくなっていきます。考えても答えが出ない時は、いっそのこと人生を諦めましょう。そして、今を生きることに専念するのです。

生きていれば、いい事も悪い事もありますよね。けれど少なくとも「今、この瞬間を生きる！」と決めたら、過去と未来の悩みからは確実に解放されるでしょう。

「人生を諦めるのはいけないことだと思ってきたけれど、もしかしたら楽に生きるためにはいいのかもしれない」と、前向きに考え始めた人も多いことでしょう。とはいえ、実際に諦めたらどうなるかも気になりますよね。

そこで、実際に人生を諦めて楽になった人の体験談をまとめました。どんな風に楽になったのか、早速ご覧ください。

仕事で頑張る事を諦めたら上手くいくように

「どんな仕事も自分がやらなければと思うあまり、いつの間にか私だけが多くの仕事を抱えていました。周りはおしゃべりしてヒマそうにしているのに、一人仕事に追われる毎日。悲しくなって仕事で頑張る事を諦めたら、周囲との関係が上手くいくようになったんです。きっと殺気立っていたんでしょうね」（27歳/女性/経理職）

責任感の強い人はどんな仕事も自分がやらなければと思ってしまいがちで、周りはヒマそうにしているのに、自分だけバタバタというのはよくあります。

のんきにおしゃべりしている人を見れば、腹も立つでしょう。仕事を頑張る事を諦めた事で殺気立った雰囲気がなくなり、結果的に人間関係が上手くいったと考えられます。

恋愛を諦めたらなぜか恋人が出来た

「昔から女性にモテたことがありません。恋愛経験がないからどんどん臆病になってしまって、気が付いたら「彼女いない歴＝年齢」になってました。合コンに参加してもダメで、落ち込むばかり。で、「もう恋愛はいいや」って諦めた途端に素敵な恋人が出来たんです。諦めるのは悪い事じゃないと実感しました」（29歳/男性/会社員）

恋愛をしたいのに、なぜか相手に縁がない人はいますよね。合コンに参加してもいつもフラれるとなれば、落ち込むのも無理はありません。

「もういいや」と諦めた途端に願いが叶うのは、焦りがなくなるからではないでしょうか。運を天に任せるようにして諦めた結果が、いい方向へ向かったと言えますね。

人に合わせるのを諦めたら親友と呼べる人が出来た

「小・中学校でいじめに遭いました。遠くの高校を選んで進学してからは、とにかくいじめられないようにひたすら人に合わせる毎日。就職してからも同じだったのに、ある時「もう人に合わせるのはやめよう」って思えたんです。人に合わせるのを諦めたら、不思議なことに何でも話せる親友が出来ました。」（28歳/女性/事務職）

子供の頃にいじめを経験した人の多くが、遠い学校へ進学して新たな人間関係を構築しようとします。そして、いじめられないようにひたすら人に合わせることが少なくありません。

人に合わせるのは、自分を守る事だったはず。それを諦めると決めたからこそ、何でも話せる人に出会えたのかもしれませんね。

不機嫌な人との付き合いを諦めたら自然にふるまえた

「周りのことがよく見える性分で、誰かが機嫌が悪いとすぐにわかります。でも、そんな人とも付き合えるようにならなくてはと、話しかけては嫌な気分になる事がしょっちゅう。つくづく嫌になって、不機嫌な人との付き合いを諦めたら、自然にふるまえるようになりました」（26歳/男性/経理職）

同じ職場の人だと「今日はなんだか虫の居所が悪いな」と感じることもあるでしょう。周りのことによく気が付く人は、特に敏感に察知します。

どうしても話さないといけないとはいえ、不機嫌な人と話すと嫌な気持ちになりますよね。そんな不機嫌な人との付き合いを諦めたら、顔色を窺う事なく自然にふるまえるようになったのではないでしょうか。