ブランケット症候群って一体なに?原因と対処法を詳しくご紹介します

ブランケット症候群って一体なに?原因と対処法を詳しくご紹介します

「ブランケット症候群」という言葉を聞いたことはありますか。「ライナス症候群」ともいわれますが、特定の物に強い愛着を持ち、肌身離さず持ち歩いてしまう状態を言います。この記事では、ブランケット症候群になる原因や対処法についてご紹介します。自分がそうだという方はもちろん、周囲の人に心当たりがある方も、ぜひ一度読んでみてくださいね。


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ブランケット症候群って一体何なの?

「ライナス症候群」ともいわれる「ブランケット症候群」とは、一体どのようなものなのでしょうか。まずは、ブランケット症候群がどのようなものなのか、ご紹介します。

ブランケットを肌身離さず持ち歩く


ブランケット症候群とは、気に入ったある特定の物に強い愛着を持ち、肌身離さず持ち歩いてしまう状態を指す言葉です。名前に「ブランケット」と入ってはいますが、対象となる物はブランケットだけでなく、ぬいぐるみや枕なども当てはまります。

スヌーピーでおなじみの漫画『ピーナッツ』に登場するライナスをご存知でしょうか。このライナスというキャラクターが、常にブランケットを持ち歩いていることから、「ライナス症候群」とも呼ばれています。

また、常に持ち歩いていないからブランケット症候群ではない、ということではありません。「対象物が無いと眠れない」「不安を感じる」といった状態も、ブランケット症候群に該当します。

「安心毛布」や「ライナスの毛布」と言われることも


一般的には「ブランケット症候群」「ライナス症候群」と呼ばれることが多いですが、心理学的には「security blanket(安心毛布)」と呼ばれています。

また、前述したとおり、ライナスが同じ状態で描かれていることから、「安心毛布」を「ライナスの毛布」と表現することもあります。

ブランケット症候群になるのは子どもだけではない


ブランケット症候群になるのは、多くが1~3歳の子どもです。1~3歳という年齢は、母親のお腹から出てきてからあまり時間がたっていません。そのため、より不安を感じやすく、特定の物に執着してしまいがちです。

しかし、実際には3歳を過ぎた子どもでも、ブランケット症候群から抜け出せない場合があります。中には、大人になってからも対象物への執着が消えない人も。

イギリスのホテルチェーンの調査によると、子どもにテディベアを贈る習慣があるイギリスでは、成人の35%が安眠のためにテディベアと一緒に眠っているのだそう。また、イメージとしては女性に多いと思われがちなブランケット症候群ですが、成人の場合、実は男性の割合のほうが多いという調査結果もあるようです。

出典:UPI『35 percent of British adults sleep with bear』
https://www.upi.com/Odd_News/2012/02/21/35-percent-of-British-adults-sleep-with-bear/49791329806031/?ur3=1

子供がブランケット症候群になる原因

自分の子どもがブランケット症候群だという場合、その原因を知りたいと考える方は多いのではないでしょうか。そこで、まずは子どもがブランケット症候群になる原因について、詳しくご紹介していきます。

精神的に安定できる物を求めているから


子どもがブランケット症候群になる主な原因として、「ストレスを感じている」ということが挙げられます。そのストレスの原因は、子ども一人ひとりの環境によって異なるため、一概に断言できるものではありません。

例えば、断乳によって物足りなさや不安を感じた時、弟や妹ができて寂しさを感じた時、入園によって母親と離れる時間が長くなった時などが挙げられるでしょう。

自分にとって当たり前だったことが当たり前でなくなれば、大人でも不安や寂しさを感じるはずです。それらの環境変化がストレスとなり、子ども自身が精神的な安定を求めたことでブランケット症候群になってしまうのでしょう。

自立心が芽生えているから


寂しさや不安感といった、マイナスなことばかりが原因に見えるブランケット症候群。しかし、1~3歳の子どもの場合は、子どもの成長過程の一つということもあります。

一人歩きが始まる1歳~2歳になると、いつも一緒だった母親から自ら離れ、「好奇心を満たすための行動」が始まります。それは子どもの自立の第一歩であり、成長に必要な過程と言えるでしょう。

一方で、未知の世界に一人で踏み出すことは、子どもにとってストレスにもなります。そのため、母親の代わりとして愛着のある対象物を常に持ち歩くことで、安心感を得ているのです。

乳幼児期の愛情不足


ブランケット症候群が4歳になっても続いているというのであれば、乳幼児期に与えられた愛情が不足していた可能性もあります。

しかし、「4歳になっても続いている=愛情不足」と断定できるものでもありません。心配性だったり、臆病だったりと、子どもの性格によっても感じるストレス量は異なります。

そのため、家庭に全く原因が無くても、ブランケット症候群が続く場合もあるのです。また、ブランケット症候群の子どもの多くは、ストレス対応能力が高いというプラスの側面もあります。

子どもが4歳を過ぎてブランケット症候群だとしても、「自分の育て方が悪い」と決めつけず、寄り添いながら見守ってあげましょう。

大人がブランケット症候群になる原因は何?

ご紹介したとおり、子どもがブランケット症候群になる場合、マイナスなことばかりが原因ではありません。では、大人がブランケット症候群になる場合、一体どのような原因があるのでしょう。大人がブランケット症候群になる原因についてもご紹介していきます。

日常にストレスを抱えている


大人がブランケット症候群になる原因として最も多いのが、日常的なストレスです。

ストレスは、生きていく上である程度は必要な刺激だと言われています。しかし、多くの人ができるだけストレスを感じたくないと思うように、過度なストレスはその人にとって大きな負担になるものです。

大人がブランケット症候群になってしまう場合、そんなストレスや不安感から逃れようとして、安心を得られる特定の物に執着してしまうのでしょう。

夢中になれるものがない


全く夢中になれるものが無いということも、人によってはストレスを感じるものです。自覚はなくても、「趣味が無い」「あまり物事に興味を持てない」という場合、幼い頃から強い愛着をもっていた物に、執着してしまうこともあります。

愛情不足


子どもがブランケット症候群になる原因としてもご紹介しましたが、大人がブランケット症候群になる場合でも、愛情不足は原因の一つとして挙げられます。

「大人になるまで親の愛情を感じることができなかった」という場合はもちろん、「大人になってから愛情を感じられない環境に変化した」という場合も、ブランケット症候群になることがあります。

ブランケット症候群の正しい対処法とNGな対処法

自身や子どもがブランケット症候群になってしまった場合は、どうすればブランケット症候群が治まるのか気になることでしょう。そんな人のために、ブランケット症候群の正しい対処法についてご紹介します。

ストレスをためない工夫をする


ブランケット症候群の原因である「ストレス」をためない工夫をすれば、ブランケット症候群が治まる場合があります。

年齢にもよりますが、子どもであれば親が子どもの気持ちに寄り添うことで、どんなことにストレスを感じているのか話してくれることでしょう。原因を取り除いたり、和らげる工夫をすることで、自然とブランケット症候群が治まることもあります。

また、大人であれば、過度なストレスはブランケット症候群の原因になるだけでなく、心身を病む原因になることもあります。ストレスと聞いて心当たりがある人は、上手く発散する方法を考えるか、可能であればストレスの原因から離れることを考えましょう。

夢中になれるものを探す


「うちの子はこれが好き」「自分はこれが好き」とはっきり言えるものがないのであれば、ブランケット症候群の本人が夢中になれるものを探してみるのも良いでしょう。

「夢中になれるものが無いこと」がブランケット症候群の原因である場合はもちろん、その他の場合でも、他のことに熱中することでブランケット症候群が治まる可能性があります。

執着の対象物を少しずつ小さくする


執着の対象物が、ブランケットのように大きな物である場合は決して少なくありません。大人になってからも、ブランケットほど大きなものを持ち歩いていれば、社会生活を送るうえで支障をきたすことでしょう。

とはいえ、後にもご紹介しますが、無理やり対象物を取り上げることは最もNGな行為です。治らないことに不安を感じるかもしれませんが、まずは本人の了承を得たうえで、なるべく対象物を小さくする努力をしてください。

ブランケットを使用して新たに小さなぬいぐるみを作る、といった方法も有効です。本人と相談し、ゆっくり努力を続けましょう。

焦らないで見守る


ブランケット症候群がなかなか治まらないと、やはり焦りを感じるのではないでしょうか。しかし、子どものブランケット症候群に関しては、多くの場合、のんびり構えていて問題はありません。

小さな子どもであれば、不安を感じなくなることで自然と対象物への執着が消えることもあります。本人の自立心や環境変化が原因と思われる場合は、成長や環境への適応を待ってあげましょう。

無理やり取り上げるのはNG


先にも少しふれましたが、ブランケット症候群の人から無理やり対象物を取り上げることは最もNGな行為です。手っ取り早い対処法のように感じる人もいるかもしれませんが、取り上げられる側の心理を考えれば、なぜいけないのか分かることでしょう。

ブランケット症候群の人にとって、執着の対象物は母親と同じような役割を果たしています。そのため、急に取り上げられれば大きな不安を感じます。より一層、対象物から離れることに恐怖を覚えてしまうのです。

無理やり取り上げる行為は、近道どころか最も遠回りな行為であると考えましょう。

ブランケット症候群について知っておきたいこと

ブランケット症候群の対処法を試す際、その間の社会生活や日常生活で問題が立ちふさがることもあるでしょう。ブランケット症候群について、知っておきたい知識もご紹介します。

対象物の大きさにはこだわらないことが多い


意外に感じるかもしれませんが、ブランケット症候群の子どもは、その多くが対象物の大きさの違いにはこだわりません。重要なのは、手触りやにおいであるためです。

そのため、社会生活を送るうえでサイズが問題となる際、小さく切って持ち歩いても問題ない場合があります。当然、本人の了承を得る必要はありますが、持ち歩くことが難しいという点は解決できることでしょう。

洗濯する際は工夫する


子どもがブランケット症候群だと、衛生面が気になる保護者も多いのではないでしょうか。ブランケット症候群の特徴として、対象物の手触りやにおいに執着している場合があり、洗濯するだけで不安を感じる子どももいます。

なるべく、においが変わりにくい方法で洗濯するといったことも、有効な工夫と言えるでしょう。

あらかじめ洗い替えを準備するのも良い


全く同じものを用意できれば、洗い替えとして使える場合もあります。これで衛生面の心配はなくなるでしょう。子どもがまだブランケット症候群とは言い切れない状態である場合、執着の対象となりそうなものをその段階で余分に買っておくとよさそうです。

同じ頻度で交代に洗濯することで、愛着が強くなる頃には、両方に同じくらいの愛着を持つようになるでしょう。子育てするうえで、子どもが特定の物を気に入って持ち歩く様子が見られれば、その段階で予備を購入しておくと安心です。

ブランケット以外にも!様々な依存症《番外編》

ブランケット症候群以外にも、様々なことに執着してしまう依存症があることはご存知でしょうか?最後に、3つの依存症についてもご紹介します。

恋愛依存症


恋愛依存症とは、付き合う相手、もしくは「誰かと付き合っているという状態」に依存してしまうことを指します。

毎日が彼氏を中心とした生活になってしまっている、嫉妬や不安などの感情を全くコントロールできないというのであれば、自分が恋愛依存症である可能性を考えましょう。

本人は「自分は恋愛体質なのだ」と勘違いしてしまうことも多いようですが、恋愛体質との違いは「自分のために行動しているか」の一点で判断できます。自分ではなく相手を最優先していたり、周囲から「尽くしすぎ」と言われるようであれば、注意が必要です。

スマホ依存症


スマホ依存症とは、近くにスマホが無いと落ち着かない、1日のほとんどをスマホを操作しながら過ごしている、という状態を指す言葉です。

もともとは「もらった連絡にすぐに返信しなければ」という気持ちが生んだ依存症だと言われています。しかし現在は、スマホは連絡ツールとしてだけではなく、ゲーム機の代わりや検索ツールとしても身近なものになりました。

そのため、これまで以上に依存症は深刻化しています。スマホ依存症は、いわゆるスマホ首(体の歪み)や、精神面の不安定さの原因にもなるため、心当たりがある人はスマホから離れる時間を意識的につくるよう努めましょう。

実家依存症


「友達母娘(おやこ)」という言葉をご存知でしょうか。団塊世代とその子どもに多く見られる、友人のような母と娘を指す言葉です。この友達母娘が増えたことが、実家依存症の原因になっています。

昔は「結婚した娘は実家にそうそう帰ってくるものではない」という考え方が一般的でした。しかし、現在はその反対で「辛くなったらいつでも帰っておいで」という考え方が一般的です。そのためか、結婚してからも娘が実家に戻ってばかりということも少なくありません。

このように、ずっと母娘が離れない関係を続けていると、娘、もしくは娘と母の両方が依存し合い、夫婦関係に影を落とすこともあります。心当たりがあるのであれば、大人同士の適切な距離間を保てるよう話し合いが必要でしょう。

焦らずに向き合えばブランケット症候群は治る

あまり知られていませんが、ブランケット症候群に悩む人は少なくありません。大人になってもブランケット症候群が治まらないという場合は、なおさら不安や焦りを感じていることでしょう。

しかし、不安や焦りはストレスにつながるため、より一層、対象物に執着する原因になることも。ブランケット症候群の原因が何であるかをじっくり考え、その人または自分に合った対処法をゆっくり試みてくださいね。

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