詮索する人は周囲に嫌われる?
今回は、詮索する人はどうして詮索するのか?その心理や特徴などをご紹介していきます。詮索する人に困っている人のための対処法、そして詮索を辞める方法なども、併せてご紹介していきます。
そもそも「詮索」とは
そもそも、「詮索」とはいったいどのような意味なのでしょうか?「詮索」とは細かいところまで探る、という意味を持っています。つまり、相手のどんな些細なところであっても探って、相手のすべてを知ろうとするということです。
詮索する人は嫌がられる?
好きな相手や友人に隠し事をされると嫌な気持ちになる人もいるでしょうが、詮索する人はその気持ちが人一倍強く、なんでも探ろうとしてきてしまいます。つまり、相手が隠したいと思っていることまで、無理やり暴こうとしてしまうのです。
人には誰しも、他人に言いたくない気持ちであったり、人には隠しておきたいことがあります。それを無理やり暴くようなことをされると、嫌な気持ちになりますよね。このように、人の嫌だと思うことをしてしまうので、詮索する人は嫌われがちなのでしょう。
詮索する人の特徴
他人の気持ちに疎い
詮索をする人は、他人の気持ちに疎いという特徴を持っています。本来、自分の隠したいと思っていることまで詮索されて、「嬉しい」と思う人は少ないでしょう。多くの人が、「いやだ」「詮索されたくない」と思うはずです。
他人の気持ちに気づく人であれば、「これは隠したいんだな」と思い、詮索を辞めることができるでしょう。ですが、他人の気持ちに疎いと嫌だという意思表示をされても嫌がられているという事に気づけず、詮索を辞めることができないのです。
フレンドリーな性格
実はフレンドリーな性格をしているのも、詮索する人の特徴の一つです。フレンドリーで誰に対しても気軽に話すことができるので、色んな人と仲良くなることができます。ただし、距離を詰めるのが非常に早いので、早い段階でいろんなことを詮索するのです。
基本的には、フレンドリーなことはいいことだと言えるでしょう。ですが、いくらフレンドリーでもいきなりいろいろ詮索されると嫌だ、という人も多くいます。
お節介が多い
詮索する人は、実はお節介な人が多いです。人の役に立ちたいと思っているので、他人が困っていないか知るために詮索をしているケースもあります。
例えば、誰か喧嘩している人がいれば、両方に喧嘩の内容を詮索しにいくでしょう。このように、お節介で詮索して人の問題に首を突っ込みたがってしまうのです。
あくまで相手のためとやっていることなので、本人に悪気はありません。悪気がなければ何でもやっていいというわけではありませんが、悪気がない分詮索することを指摘しにくいので、このタイプの対応には困ってしまいますよね。
好奇心が旺盛
好奇心が旺盛な人は、なんでも知りたいと思ってしまいます。他人に対しても同じで、他人のどんなことでも好奇心で知りたいと感じるので、いろんな物事や人の事情に首を突っ込んで、あらゆることを詮索してしまいます。
好奇心が強いタイプの場合、人の悪事を暴いてやろうという気持ちや人の役に立ちたいというお節介ではなく、単に自分の好奇心を満たしたいという理由で動いています。そのため、興味が別のものに移れば途端に詮索をしなくなるケースもあるようです。
おしゃべりが好き
詮索が好きな人はおしゃべりが好きです。誰かとおしゃべりをしてることが好きなので、話のネタを広げたくていろんなことを詮索してしまいます。
このタイプの人は噂が好きな人が多く、詮索して得た他人の情報をほかの人に話したりするでしょう。プライベートや人間関係について知っている人が多く、探ることも上手です。
さみしがりや
一人でいるのが苦手であったり、寂しがりやな人も多くいます。一人になることが嫌なので、他人のことをいろいろ聞いて情報を集めたり、他人と深くつながろうとしているのです。
近くに人がいたり満たされているときには、あまり他人に対して詮索してこないのが特徴です。一人暮らしであったり、友人と遊ぶことがあまりないような人は、つい詮索をしてしまいます。
なに考えてる?詮索する人の心理≪前編≫
プライベートが気になる
詮索する人は、人のプライベートが気になっています。どんな生活をしているのか、普段はどんなことをしているのか、他人の個人的な部分を知りたいのです。
この心理で詮索をしている人は、とにかく休日の話や家族の話などを聞きたがる傾向にあります。「普段はどんなことをしているんですか?」「家族は何人くらいいるんですか?」など、私生活のことを聞かれて答えてしまった場合、さらに深い所まで詮索される可能性があるでしょう。
あまり自分のプライベートについて知られたくないと思っている人は、注意が必要です。
相手と仲良くなりたい
好きだと思う相手や気になる相手とは、仲良くなりたいと思うものですよね。詮索する人の中には、このように「仲良くなりたい!」というポジティブな気持ちで詮索をしている人もいます。相手と仲良くなるために、相手のいろんな事を知りたいのです。
この場合、悪意からの詮索ではなく、むしろ相手に好意を抱いています。詮索をすることについても、「話を広げるための質問」くらいに考えているでしょう。
自分の評価が気になる
他人にはどう思われているのだろうと、他人からの評価が気になることってありますよね。詮索する人は特にこの気持ちが強く、誰に対しても「自分はどう思われているのだろうか」と思ってしまいます。人からどう思われているか気になるので、それを探るために詮索するのです。
このタイプは非常に普段から自分の話題について気にしている人が多く、他人から評価が悪いと激しく落ち込みます。自分に自信がなかったり、あまり表だったことをしたくない人が多いです。
それとは逆に、自分に自信があるので、「自分のことを評価している人間はどれくらいいるのだろう?」と思って詮索をする人もいます。
疑り深くて疑心暗鬼になっている
詮索する人は、疑り深くて疑心暗鬼になっています。「この人は本当のことを言っているのか?」と思っているので、何度も確認したり相手のことを詮索してくるのです。
例えこちらが本当の事を言っていても、疑り深い性格の人は中々信じてくれないでしょう。自分自身が納得できるまで、相手に探りをいれるのです。
自分が納得することができたら、途端に詮索を辞める人も多くいます。納得できるような証拠を出してあげると、案外簡単に詮索をやめさせることができるでしょう。
独占欲が強い
実は、独占欲の強さが詮索の原因になっていることも!相手のことを独占したいと思っており、誰よりも相手のことを知りたいと思っています。なので、他人が知らないような相手の情報を得るために詮索をするのです。
特に恋人に対しては、詮索が激しくなる人が多くいます。少し出かけただけで誰と出かけたのか、どういう関係なのか聞いてきたり、ほかの人が知らないような情報も知ろうとしてきます。
恋人にはなんでも話せるタイプの人ならば問題はありませんが、恋人にも言いたくないことを抱えている人からすれば、うんざりしてしまうでしょう。
なに考えてる?詮索する人の心理≪後編≫
実は詮索している人が考えていることは、前の項目で紹介した以外にももっとあるのです。
仲間外れにされたくない
仲間外れにされたくないという心理から、詮索をする人もいます。自分が一人になるのが嫌なので、とにかく他人の交友関係が気になるのです。
自分の知らないところで何かしていないか、自分のことを悪く言っていないかということが気になっています。やたらと友人に「昨日はみんなで何をしていたの?」と探りを入れる人は、このタイプの人が多いでしょう。
その代わりに、自分が仲間の中に混ざっていた時や一緒に遊ぶことができた場合は、あまり詮索をしない傾向にあります。あくまで自分が仲間外れにされたくないだけなので、仲間の中に入っている時は詮索しようと思わないのです。
暇だから
仲間外れにされたくなかったり、好奇心であったり、何かしらの意味を持って詮索をしている人は多くいます。ですが、中には何の意味もないけれど、詮索をしてくるという人もいるのです。
そういった人は、単なる暇つぶしで詮索をしているのでしょう。その人にとっては「相手の事を知りたい」という気持ちよりも、ただ暇をつぶすための話題を探しているだけなのです。
自分よりも下の人間を探している
自分よりも下の人間を探したいという気持ちで、詮索をする人もいます。自分がいつも誰よりも上でないと気が済まないので、誰か下の人がいないか探しているのです。
他人を見下す傾向にあったり、自尊心が高いタイプがこれに該当するでしょう。下に人がいると自尊心が守られて安心するので、人のネガティブな部分を詮索するのです。
あまりポジティブな部分は詮索しない人は、このタイプであることが多いでしょう。
相手との関係に不安を抱いている
「もしかしたら嫌われているかもしれない」など、相手との関係に不安を抱いている場合もあります。相手が自分をどう思っているか気になるので、詮索しているのです。
この心理を持っている人は、主に自分の事を詮索するのが特徴的でしょう。また、相手の知らない部分を知って、特別感を得て安心したいという心理の表れでもあります。
うざい!詮索してくる人のエピソード
旦那についてアレコレ聞いてくるママ友
「ママ友と話していると、たまに旦那の事についてあれこれ聞いてくる人がいます。子供のことを聞いてくるならともかく、旦那はその人と関わりないし、あなたに関係ないでしょと思ってしまいます。何が目的なのかよくわかりません」(31歳/女性)
「旦那についてなんでも聞いてくる人っていますよね。ママ友なので子供の事を聞きたいんですけど、旦那の事ばかり聞いてくるんです。マウントを取りたいのかもしれませんけど、旦那との生活の事はあまり他人に話したくありません」(34歳/女性)
子供を持つ、ママ友同士のエピソードになります。子供ではなく旦那のことばかり話してくるママ友に、「どうしてそんなことを聞くの?」とうんざりしている人は多くいるようです。
詮索癖のある彼女にうんざり…
「彼女が詮索癖があるのでうんざりしています。何をしても今どこにいるの?今誰といたの?あの人とはどういう関係?っていう具合に聞いてくるんです。もっと自分のことを信頼してほしいと思います」(21歳/男性)
「僕のことを好きだということは伝わるんですけど、なんでも知ろうとしてくるとちょっとうんざりしてしまいます。彼女だからってなんでも話せるとは思っていないですし、彼女だからこそ隠したい過去とかもありますし。それを彼女にもわかってほしいです」(25歳/男性)
恋人のことがなんでも気になってしまい、いろいろ詮索してしまう人も多くいます。独占欲や嫉妬であったり、恋人のことをなんでも知りたいという気持ちの表れでしょう。
なんでも詮索してくる家族がちょっと…
「僕のことを大切にしてくれている気持ちはわかるんですけど、もう大人なのでなんでも詮索する家族には少しうんざりします。いつまでも子供扱いしないでほしいなって思うことはたまにありますね」(20歳/男性)
「今の男は彼氏なのか?とか、いろいろ聞いてくる家族にちょっとうんざりしています。私のことを心配してくれているのがわかるので、あまり強く言えないのも悩みです。どうにかわかってほしいんですけど」(19歳/女性)
家族を大切にしているがあまりに、詮索する人もいます。相手のことを思っての詮索なので、強く拒絶できずに困っている人も多いようです。
詮索してくる噂好きな友人が苦手
「友人に詮索癖がある人がいるんですけど、噂好きですぐに詮索したことを言いふらすので苦手です。友人に話したくないことだってあるし、こっちが黙っているのだから触れないでほしい」(26歳/男性)
「詮索をしてくる噂好きな友人がいるんですけど、噂のためにいろんな人にいい顔をして詮索をしてくるので苦手です。その人のせいで他の子との仲が悪くなることだってあるし」(26歳/女性)
噂好きな人は、噂の種として人に詮索をよくするようです。詮索した内容をさらに広げてしまうので、困ってしまう人が多くいます。
詮索してくる人への対処法
詮索する人に困っている人は、ぜひ試してみてくださいね。
聞かれても受け流す
詮索する人に困っている場合は、聞かれても受け流すようにしましょう。何を聞かれても答えないように受け流していると、やがて相手も「もしかしたら聞かれたくないのかな」と察してくれる可能性があります。
また、「どう聞いても教えてもらえなさそうだ」と諦めることもあるでしょう。話の核心は言わないように、さらっと話を流してみてくださいね。
理由をつくり立ち去る
「ごめん、ちょっと呼ばれてしまって」などと、理由をつけて立ち去るようにしましょう。そうすれば、角が立たずに相手と会話を中断することができます。
大切なのは、立ち去るときに「理由をつける」ということです。理由をつけないと、あからさまに避けられていると感じ関係に亀裂が生じることもあります。
相手との関係を崩したくないのであれば、なるべく相手が納得いくような理由をつけて立ち去るようにしましょう。
話題を逸らす
相手が何かを詮索してこようとしていたら、話題を逸らすようにしましょう。話題を逸らすことによって、相手が詮索したい話題を続けさせないことが目的です。いくら詮索しようとしても話題がころころ変わってしまうと、相手も諦めてくれるでしょう。
また、暇つぶし目的で詮索しようとしていたり、おしゃべり目的で詮索をしていた人ならば、話題をこちらから出すことによって満足してもらえます。満足したのであれば、相手から詮索してくるようなことはないでしょう。
質問を返す
相手が詮索するために質問をしてきているのであれば、こちらも質問で返すようにしましょう。
「兄弟は何人いるの?」と聞かれたら、「あなたは何人いるの?」と聞くようにすることで、少しずつ話題の主役を相手に持っていくことができます。相手に話題の主役になってもらうことによって、自分への深い質問をさせないようにすることができるでしょう。
何を聞いても自分に質問が跳ね返ってくれば、相手も質問する気をなくしていきます。なるべくそのまま、同じ質問を返すようにしてみてくださいね。
きっぱり断る
詮索する人の中には、悪気がなくて詮索している人もいます。なので、一度はっきりと「そういうことは言いたくない」と断ってみるのも一つの手です。
はっきりと伝えることによって、「こういうことは聞いてはいけないんだ」とわかってもらうことができます。
詮索癖を直すための方法とは?
詮索癖があることを自覚する
まずは、自分に詮索癖があることを自覚しましょう。自分は人の詮索をしてしまうところがあると自覚することで、やめるべき癖が見えてきます。詮索していることを自覚していないと、いつまでも悪気無く繰り返してしまうでしょう。
しっかりと自分が詮索することを自覚して、反省をするように癖付けてみてください。今のはいらない詮索だったかもしれないと反省することで、次からはしないように意識することができます。
自分に自信を持つ
自分に自信を持つようにしましょう。自分に自信を持つことによって、周りの目が気にならなくなります。他人が何をしていようが何を考えていようが、自分は自分だと思えるようになるのです。
そのためには、一つ自分の得意なものを見つけてみたり、自分が自慢できるものを見つけてみるといいでしょう。また、自分の苦手なことにチャレンジし克服することによっても、自信を持つことができます。
他人を気にして詮索してしまう時にこそ、自分磨きをして自信を持つようにしてくださいね。
友人に相談する
詮索をしてしまうことを、友人に相談してしまうのも手です。相談することによって、友人が「詮索している」と感じたことを教えてくれる可能性もあります。
一つずつ友人から言われたことを正していけば、詮索癖はなくなっていくでしょう。
他に趣味を見つける
どうしても詮索をしてしまう癖がある人の中には、他人のことが気になって仕方ないという人が多くいます。他人の事ばかりを考えているので、どうしても他人のプライベートが気になってしまうのです。
他人のことを気にしないためには、自分が夢中になる趣味を見つけることをおすすめします。趣味を見つけて趣味に没頭することによって、あまり他人のことが気にならなくなれば、他人について知ろうと詮索することは少なくなるでしょう。
できれば、他人を気にしないために一人でできる趣味を見つけるといいでしょう。裁縫であったり料理であったり筋トレであったり、一人でできるものがおすすめです。
詮索はほどほどに適度な距離感を!
そして、詮索する人に困っている人は、対処法を駆使してうまく距離をとってみてくださいね。相手と完全に縁を切る必要はないのです。適度な距離感を掴んでいけば、きっとお互いにいい関係でいられるでしょう。
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