婿入り婚のメリット・デメリット
【メリット】嫁姑問題があまりない
好きな人と結婚して幸せなこともたくさんあります。しかし、嫁姑問題に悩む人も多いのが現実です。男性にとっては大切な母親でも、女性にとっては元々は他人ですから。
結婚して嫁姑という関係になっても、これまでの育った環境が違えば価値観も異なります。そして、嫁姑問題が勃発すれば、間に挟まれるのは男性ですね。そうすると、「母親のことも大切だけど妻の味方もしたい」という板挟みの状態になってしまいます。
しかし、婿入り婚なら嫁姑問題があまりないというメリットがあります。結婚したとはいっても嫁ではないので、妻の実家のルールに従わなくても大目に見てもらえることが多いです。その分、嫁姑がぶつかることも少なくなるでしょう。
【デメリット】男性側の手続きが大変
婿入り婚のデメリットのひとつは、男性側の手続きの大変さです。まず、苗字が変わるため、仕事で関わる人にそれを知らせないといけないですね。名刺も新しくすることになるでしょう。
また、運転免許証や健康保険証も苗字の変更が必要です。嫁入りした女性も結婚すれば同じように手続きをするものの、苗字を変えることで「結婚しました」と誇らしく思えるという人もいます。
しかし、日本での婿入り婚は少数派なので、男性の場合は、結婚に付随する手続きを面倒に感じてしまうかもしれません。
【メリット】同居なら家事・育児を手伝ってもらえる
婿入り婚で妻の実家で同居する場合は、家事や育児を積極的に手伝ってもらるのもメリットでしょう。嫁入りでは、同居すれば妻が家事を担うことが多いですが、婿入りしたからといって家のことを婿にやらせる家はほぼありません。
子供が生まれれば妻は自分の親に育児を手伝ってもらいやすいでしょうし、育児や家事を協力してもらいながら共働きもしやすいです。それに休みの日に家事を手伝わなくても、妻から「もっと家事をやって!」と怒られる心配が少ないでしょう。
【デメリット】婿養子なら両家の扶養義務が発生する
先ほどお伝えしたように、婿入り婚は苗字を変えることですが、婿養子は妻の実家の養子になることです。つまり、養子になれば扶養義務が発生することになります。
結婚しても自分の実家の扶養義務があるため、婿養子になれば両家を扶養しなければならなくなるのです。何事もなければいいのですが、介護が必要になったときに負担が増えることがあるでしょう。
【メリット】婿養子の場合は妻の実家の相続権が発生
先ほどデメリットのところで、婿養子の場合は両家の扶養義務が発生するとご紹介しました。デメリットがある反面、婿養子は妻の実家の相続権があるというメリットも。
養子に入るということなので、妻と同じく遺産をもらえる権利があるのです。そもそも婿入りや婿養子を相手の実家が望む場合、家を途絶えさせたくないという理由があります。
そのため、婿養子をとる家は、代々続く家柄や土地を持っているというパターンが多いのです。ただし、婿養子ではなく婿入りでは相続権が発生しないので注意してください。
【デメリット】離婚のときは手続きが大変
先ほど、婿入り婚は手続きが大変とご紹介しました。結婚して苗字が変わるときの手続きの面倒くささだけでなく、万が一離婚した場合にも手続きが大変だということを知っておくといいでしょう。
離婚すれば、男性はもとの苗字に戻ることになりますが、仕事上でまた苗字の変更を伝えていかなければなりません。嫁入りの場合は、離婚しても男性が苗字の変更などで手続きをすることはありません。
しかし婿入りは、苗字の変更ととともに離婚を周りに知らせることになってしまいますね。婿養子の場合、養子縁組を解消する手続きも必要なので、さらに大変になるでしょう。
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