仕事を押し付けられる人の特徴と対処法は？悩んでいる人必見です！

会社で仕事を押し付けられると、自分だけが損をしているように感じますよね。与えられた仕事ならまだしも、それ以外の仕事までこなせといわれれば苦痛に感じるでしょう。また、押し付けた相手に対しネガティブな感情を抱きやすくなります。

しかし、世の中には仕事を押し付けられる人とそうでない人がいるものです。その違いを明確にし、自分に足りない部分を取り入れていきましょう。そうすることで、仕事を押し付けられる回数も減っていきますよ。

大切なのは、仕事を押し付けられる状況に甘んじないことです。強い意思を持って拒否を示すことで、快適な仕事ライフを手に入れることができるでしょう。

仕事を押し付けられるのは、何も自分だけではありません。

世の中には、自分と同じように仕事を押し付けられることに悩んでいる人が多くいます。まずは、そんな同じ立場の人の悩む声をみてみましょう。

「ちょっとやっておいて」が積もり…

「周りからの『ちょっとやっておいて』が積もりに積もって、自分の仕事が終わりません。断りたくても、言い出せないのが辛い…」（女性/25歳/OL）

周りから「ちょっとやっておいて」といわれると、少しならいいかと受けてしまう人は多いでしょう。しかし、それが積み重なれば大きな仕事となって自分にのしかかってきます。また、断りたくても断れないという人も中にはいるでしょう。

仕事を押し付けられるのは、自分がはっきりとした「拒否の姿勢」を示さないことも原因です。断りたいという気持ちがあるなら、それをはっきりと示していく強さを持ちましょう。

業務終了時間ギリギリになって押し付けられる…

「業務終了時間ギリギリなって仕事を押し付けられることが多い…。頼むならもっと早くに言ってくれって思う」（男性/30歳/会社員）

業務終了時間ギリギリになって仕事を押し付けられると、感じるストレスも倍増しますよね。もうすぐ仕事から解放されると思っていたのに、時間ギリギリに仕事を押し付けられれば恨みだって感じるでしょう。

また、相手が悪びれていないとあれば、さらに愚痴の一つも言いたくなるもの。こうした嫌がらせにも近い押しつけが多いとあれば、上司への相談も必要になってくるでしょう。

相手の圧力に押されて断り切れず…

「相手の圧力に押されて断り切れず…。まくし立てるように押し付けられると、反論したくてもできない…」（男性/29歳/会社員）

自分に断る意思があっても、相手がそれを許さないときもありますよね。例えば、相手がまくしたてるように口早に仕事を押し付けてくるとあれば、相手の圧力に押されてしまうでしょう。やりたくない気持ちがあっても、状況がそれを許さないのです。

しかし、一度冷静になれば「おかしい」と気づけるはず。「仕方ない」と割り切ってばかりでは、何度も同じことを繰り返されるでしょう。

毎日仕事を押し付けられるからうんざり…

「毎日仕事を押し付けられるからうんざり…。そのくせ自分は楽をしているから、嫌がらせなんじゃないかって思う」（女性/33歳/OL）

毎日仕事を押し付けられるとあれば、うんざりする気持ちも生まれますよね。また、仕事にも前向きになれないので、通勤も憂鬱になってくるでしょう。他にも、毎日同じ人から押し付けられるとあれば、嫌がらせも疑ってしまいます。

特に、毎回同じ人から押し付けられるとあれば、パワハラも疑われるでしょう。おかしいと思える点が多いなら、上司への相談も必要になりますよ。

世の中には、仕事を押し付けられやすい人もいればそうでない人もいます。

その違いを理解するためにも、まずは仕事を押し付けられやすい人の特徴を知っておきましょう。多く当てはまるほど、周りから「仕事を押し付けられる人だ」「仕事を片付けてくれそう」と思われている可能性が高いですよ。

真面目で大人しい人

仕事に真面目に打ち込み、かつ大人しい人は仕事を押し付けられやすい人です。頼み事を聞いてくれそうな雰囲気を自然と出してしまうため、楽をしたい人やずる賢い人に狙われてしまうでしょう。上手く自衛しなければ、しなくていい仕事を押し付けられます。

また、真面目な人は与えられた仕事を全力でこなそうとするでしょう。例え自分の仕事でなくても、真面目さゆえに片付けねばという義務感を抱いてしまうのです。これによって必要のないことまで背負いこみ、自分を苦しめてしまいます。

さらに、大人しい性格まで加われば、押し付けやすさもさらにアップ。反論しないと相手に思わせてしまうため、より仕事を押し付けられることになるでしょう。

仕事を押し付けられる人はNOが言えない

仕事を押し付けられる人は、NOが言えないという特徴も持っています。意思が弱く、相手から提示された条件に拒否の意思を示せないのです。これによって不要な仕事まで押し付けられ、自分が苦しむことになります。

また、NOが言えない人は相手の顔色を伺う特徴も持ち合わせているものです。自分がどう思われるか気にしてしまうので、嫌なことでも評価を得ようと受けてしまうでしょう。こうした姿は相手にとって都合の良いものといえるので、早くに改善させるべきです。

いつまでも頷くばかりでは、自分が苦しむだけといえます。より伸び伸びとした人生を歩みたいなら、はっきりとNOと言えるようになりましょう！

優しくお人よしな人

優しくてお人よしな人も仕事を押し付けられやすい人といえます。相手が困っているとついつい手を差し伸べてしまう人は、困っていれば助けてくれると思われやすいです。その甘さに付け込まれてしまうことになり、自分が苦しむことになるでしょう。

また、優しくてお人よしな人は自分から声をかけてしまう癖があります。「大丈夫ですか？」「手伝いましょうか？」など、相手を思える姿は素晴らしいものです。しかし、何でも手を差し伸べていれば自分がキャパオーバーに陥ります。

本当に必要なときを見計らって声をかけなければ、自分がいいように利用される恐れがあります。不要な仕事を押し付けられないためにも、優しさの使い分けをしましょう。

職場内で立場が狭い人や下っ端な人

職場内で立場が狭い人や入りたてという下っ端扱いな人も仕事を押し付けられやすいです。特に、権力ある人から「反論や反発をしない」というイメージで見られているでしょう。自分の方が立場が上だからこそ、従ってくれると思われやすいのです。

しかし、職場内でどんな立場であろうと、相手に仕事を押し付けるのはタブーな行為といえます。例え相手が立場の低い者であっても、責任ある行動を取るのが社会人です。そのため、自分の立場が弱くても毅然とした態度を貫く必要があります。

立場が弱いとあれば、ついつい弱気になってしまうでしょう。ですが、弱気な態度ばかり見せては相手にいいように扱われてしまいますよ。

今までに何度もお願いを聞いてしまっている人

今までに何度もお願いを聞いてしまっている人も、仕事を押し付けられることが多い人です。これまでに何度も相手のお願いを聞いてしまっていると、相手は「この人ならやってくれる」「またお願いしても大丈夫」と思うようになります。

勝手にいいように扱われてしまうので、何度も仕事を押し付けられることになるでしょう。また、断ったら「この前はやってくれたのに…」と愚痴や小言を言われることも多いです。中には、そんな言葉を言われたくないからとついお願いを聞いてしまう人もいるでしょう。

しかし、いつまでも相手のお願いを聞いてばかりでは、仕事を押し付けられる状況から脱することができません。仕事を押し付けられるのが嫌なら、はっきりと断ることも大切です。

今度は仕事を押し付けてくる人の特徴を紹介します。

仕事を押し付けてくる人には、いくらかの特徴があるものです。それを事前に知っておくことで、仕事を押し付けられる前に離れることができるでしょう。

面倒くさがり

仕事を押し付ける人は、特に面倒くさがりな面が目立ちます。自分の仕事に対する責任感が薄く、できることならやりたくないと考えているでしょう。雰囲気からもやる気のなさが見て取れるため、厄介な人だというイメージが根付いている場合も。

また、面倒くさがりな人は自分が楽をすることを考えています。そのため、気が弱く自分の言うことを聞く相手を常に探しているでしょう。そうした相手に自ら近づき、仲良くなって言うことを聞かせようとします。

そのため、面倒くさがりな人から近づかれたら一定の距離を保つようにしましょう。仲良くなるほど頼み事をしてくる恐れがあるので、自ら距離を取ることが大切です。

要領がよくずる賢い

要領がよくずる賢い人も仕事を押し付けてくる人といえます。要領がよくずる賢い人は、自分が楽をするための方法をよく理解しているものです。どう言葉をかければ相手が仕事を引き受けてくれるか、熟知しているでしょう。

そのため、上手い言葉で言いくるめてくることが多いです。相手をおだて、いい気になったところで仕事を押し付けようとするでしょう。「君にしか頼めない」「君だからお願いしているんだ」など、耳触りの良い言葉で誘導しようとします。

耳触りの良い言葉は、自分にとって嬉しいものです。しかし、その裏にある邪な気持ちに気づかなければ、いつまで経っても仕事を押し付けられてしまうでしょう。

責任転嫁をする

自分の仕事に責任を持とうとせず、相手に押し付けようとする人も注意が必要です。普段から責任転嫁することが多く、責任や面倒事は上手い言葉でのらりくらりとかわそうとします。やる気のなさも感じられることも多く、周りから関わりたくない人と見られている場合も。

そして、責任転嫁する人と共に行動をしていると余計なトラブルに巻き込まれることも多くなります。不要な責任を負うことになるため、身近にいる場合には距離を置いた方が良いでしょう。

また、不要な責任を負わないためには、毅然とした態度でいることも大切です。相手に甘えられないよう、強い意思を持って対峙しましょう。

「できない」アピールをしてくる

仕事ができない、終わらないなどのアピールをしてくる人も注意が必要です。こうした人は、自ら仕事を押し付けようとしているわけではありません。特に厄介なタイプで、自然と周りを巻き込んでしまうトラブルマンといえます。

また、「できない」「終わらない」というアピールをしてくる人を甘やかしてばかりいると、自分に依存してくるようになります。「この人なら助けてくれる」と思わせてしまい、何かあるたびに仕事を手伝うことになるでしょう。

不要な仕事を自ら引き受ける形になってしまうので、何としても離れたい人物の一人です。周りにいる場合には、はっきりと拒否を示して自分で終わらせるよう促しましょう。

仕事を押し付けられるのが嫌と感じるなら、仕事を押し付けられない人間になりましょう。

いつまでも黙っているだけでは、相手にいいように扱われます。それを避けるためにも、強い意思を持つようにしましょう！

仕事が忙しいことをアピールする

仕事を押し付けられないようにするためには、自分の仕事が忙しいことをアピールしてみましょう。例えば、押し付けられそうな雰囲気を察したら「忙しいな」「終わらないかも」と焦った素振りを見せます。

こうした「忙しいフリ」をするだけでも、相手は頼めそうにない雰囲気を感じ取ってくれるでしょう。場が悪いと感じれば、相手は仕方ないと諦めてくれます。

しかし、中には人の状況などいざ知らずと押し付けようとしてくる人も当然いるでしょう。そうした人には、「忙しいから無理です」とはっきり伝えることも大切です。

パワハラの場合は違う対策が必要

仕事を度々押し付けられる、嫌がらせのように感じられる場合には、パワハラを受けている可能性があります。こうした場合には、毅然とした態度を貫いても仕事を押し付けられたり、悪い評価を与えられたりと自分にとって特にならないことばかりが起こるでしょう。

そのため、パワハラの場合には違う対策が必要になります。例えば、上司に相談したりはっきりと断ったりなど普段とは違う対策をしましょう。

パワハラは自分が黙ったままにしていると、どんどん悪化する恐れのあるものです。自分が辛い立場に追い込まれないためにも、適切な対処や対策をしていきましょう。

強気な姿勢を持つことも大切

初めから仕事を押し付けられないようにするためには、強気な姿勢を持つことも大切です。そもそも、仕事を押し付けられるのは弱い立場だからという理由もあります。「気が弱そう」「言うことを聞いてくれそう」など、相手にとって都合の良い立場に甘んじてはいないでしょうか？

こうした立場に甘んじていては、いつまでたっても仕事を押し付けられます。そのため、強気な姿勢で仕事に挑むようにしましょう。自分にとって不要な仕事や必要でない事柄は、相手がどんな人であっても断るべきです。

ただし、強気な姿勢を持つためといって誰彼構わず威嚇してはいけませんよ。あくまで、仕事を押し付けてくる人だけに対して強気な態度をみせましょう。

なるべく断る癖をつける

強気な態度を持ったとしても、中には相手の態度を無視して押し付けようとしてくる人もいるでしょう。そんな人を撃退するためにも、なるべく断る癖をつけることも大切です。はっきりと断られたとあれば、相手もひるんで諦めてくれますよ。

逆に、強く言われてしまうからと仕事を引き受けてばかりいては、いいように扱われるだけです。自分だけが損をする形になるので、どんな人であっても不要な仕事は断りましょう。

ただし、相手が上司の場合には仕事を割り振っているだけの可能性もあります。押し付けられているのか割り振られているのか、しっかり見極めましょう。

態度を変えても仕事を押し付けてくる人は、関係なしに押し付けようとします。

だからこそ、そんな時にも慌てずに対応できる術を身につけておくべきです。上手く仕事をかわせるよう、自分にできそうなかわし方を見つけておきましょう。

別の仕事が忙しいことを理由に断る

最初から仕事を押し付けられないためには、忙しいアピールをすることが大切です。しかし、時にはそのアピールも虚しく、仕事を押し付けられることもあるでしょう。そんな時には、別の仕事が忙しいとはっきりと口にすることです。

例えば、「今はこの仕事で手一杯です」「すみませんが先の仕事が終わらないので」とはっきりと伝えましょう。臆さずに伝えることで、相手は仕事を押し付けられる状態ではないことを理解してくれます。

また、よりリアリティを出すためにも忙しいという素振りをしましょう。慌てている風を装うことで、相手も声をかけづらくなりますよ。

仕事の優先順位を確認する

どうしても断れなさそうな場合には、仕事の優先順位を確認しましょう。例えば、「ちょっと待ってください」「今確認します」と、押し付ける本人の前で優先順位を確認するのです。こうすることで、仕事が立て込んでいることを印象付けることができますよ。

また、優先順位が高い仕事が立て込んでいるとあれば、相手も頼めないと察するでしょう。仕事を押し付けたくても、できないと察してくれます。

こうした確認作業を癖付けるだけでも、相手に「頼みにくい人」「感じが悪い」と印象付けることができます。これによって、仕事を押し付けられることも少なくなっていくでしょう。

仕事を回す許可を上司が出しているか確認する

上手い言葉で仕事を押し付けようとしてくる人には、仕事を回す許可を上司が出しているか確認しましょう。例えば、「いいですけど上司は許可していますか？」「これを上司が指示しましたか？」など、上司の存在をちらつかせるのです。

こうした言葉を使うだけでも、相手はひやひやするでしょう。特に、自分に割り振られた仕事を押し付けたとあれば自分の評価にも響きます。手柄だけを横取りするつもりの人も、上司に確認されるとあれば「じゃあいいや」と諦めていくでしょう。

ただし、中には上手い言葉を言って押し付けようとする人もいます。そうした人には、実際に目の前で上司に確認しにいくなど強気な態度を見せましょう。

上司に相談する旨を伝える

あまりにしつこい、何をしても仕事を押し付けられる場合には、上司に相談する旨も伝えましょう。例えば、「何度も同じように押し付けられるなら、上司に相談しますよ？」とはっきり言っても良いですね。

相手から反論される恐れはありますが、黙っているよりも対処した方が自分のためといえます。特に、仕事を押し付けられる状況に懲り懲りしているなら上司への相談も必要でしょう。

ここで相手に情けをかければ、自分がいいように扱われるだけです。より良い仕事環境を作るためにも、酷いと思われる人には毅然とした態度で対処すべきでしょう。

仕事を押し付けられるのは、自分にも原因があるといえます。しかし、原因があるといっても悪いのは仕事を押し付けてくる相手です。そのため、毅然とした態度で断る姿勢が自身に求められますよ。

意思を弱く持ったままでは、自分だけが損をするでしょう。一人だけでなく、たくさんの人から仕事を押し付けられかねない状況を自ら生んでしまいます。誰だってそんな状況は望んでいませんよね？

だからこそ、仕事を押し付けられないよう意思を強く持ちましょう。自分の態度を少し変えるだけでも、仕事を押し付けられる回数が減っていきますよ。