仕事に疲れた時はどうする？疲れる理由や対処法など徹底リサーチ！

毎日毎日多忙を極めている社会人の多くは疲れ切っていると言われています。この記事を読んでくださっているあなたもすっかりお疲れではないでしょうか？

この記事では仕事に疲れると感じる場面やその理由、疲れる心理などについて解説しています。もちろん対処法についてもご紹介していますよ！ぜひ参考にして、ご自身の疲れを癒してくださいね。

あなたはどんなときに仕事に「疲れた」と感じますか？仕事に疲れたと感じる瞬間は人それぞれです。ここでは具体例とともに、他の人がどんなときに仕事に疲れたと感じているかを見てみましょう。ご自身に似たシチュエーションがあるかもしれませんよ。

毎日終電ギリギリで帰っている時

「毎日終電ギリギリで帰ってると、ああ仕事に疲れたなあ…って思う。家に帰ったら風呂に入って寝るだけで、俺の人生こんなはずじゃなかったのに。大学の同期は俺と同じくらいの給料なのに定時で上がれて楽しそうで、いったい何が違うんだろう」（27歳/男性/IT）

毎日終電ギリギリだと疲れと同時に虚しさが込み上げてしまいますよね。同期が同じくらいのお給料で定時に帰れて楽しそうに過ごしているのを見ると、何で自分だけ…と思ってしまっても無理はありません。余計に疲れが増してしまいますね。

休みがなくて体の疲れが取れない時

「産休と育休の人がいて人手が足りないのに増員もされない職場。小さい子がいる人もいるから、結局独身の私にばかり仕事が押し付けられてもうクタクタ。休みも朝から電話がかかってきたりとちっとも休めない。それなのに休んでいる人が職場のグループLINEに家族旅行の写真を載せてきたりすると本当に頭にくるし、疲れがたまる一方」（23歳/女性/介護）

働けない職員の代わりに仕事を抱え込んでしまっているのに、その職員が楽しそうに遊んでいる写真を見せられては、こちらの不満も爆発して当然。せめて「いつもありがとう」「次の日曜日は代わるよ」くらい言ってもらえれば、こちらの疲れも少しは癒されますよね。

毎日栄養ドリンクを飲んでいる時

「営業で走り回っているうちに、気づけば栄養ドリンクを毎日飲むようになってました。それも最初の頃は1日1本だったのが、今じゃ3～4本に。用法容量を守らなきゃって思ってるのに、疲れには勝てなくて。栄養ドリンクを飲んでいるせいか、体重も10キロ増えてしまいました。やめなきゃいけないんだけど…この仕事してたらやめられそうにないなあ…」（32歳/男性/営業）

疲れを手っ取り早く解消したいときに栄養ドリンクは役に立ちますよね！ただし栄養ドリンクは疲れをツケで払っているようなもの。あとで必ず揺り返しが来ます。そのため戻ってきた疲れをどうにかしようとして、さらに本数が増えていってしまうんですね。

朝目が覚めた時

「朝目が覚めたときに疲れたなあ…と思うって変だと思われるかもしれませんが、この頃しょっちゅうあるんです。仕事が忙しくなればなるほどよく眠れなくなって、朝目が覚める頃にはぐったり。寝て起きて『今日も1日がんばろ～！』なんて思えた日はここ数年ないですね」（45歳/女性/教諭）

疲れを癒すはずの眠りが反対に疲れてしまうなんて、これは重症ですね。人間は忙しくなればなるほどストレスが蓄積し、良質な眠りが取れなくなってしまうんです。これでは疲れがどんどん溜まってしまう一方ですね。

ここからは仕事を「疲れた」と感じる理由について取り上げていきます。疲れたと感じる瞬間と同じく、疲れたと感じる理由も人それぞれ。自分にはどんな理由があるか考えながら読んでみてください。

職場の人間関係が良くない

職場の人間関係が良くない場合に「仕事に疲れた」と感じる人はたくさんいます。仕事そのものだけでも疲れるのに、その上人間関係がギスギスしていたら無駄に気を遣ってくたくたになってしまいますよね。

上司と部下の板挟みになっていたり、こそこそ陰口を言い合うなど、人間関係がよくない職場にはいろいろなパターンがありますが、どれも自分の力だけでは解決が難しいもの。それゆえにどうにもできなくて、「仕事に疲れた…」という状態が続いてしまいます。

「上司が異動したらいいのに」とか「仕事辞めようかな」と思っても無理はありません。

仕事が向いていない

何事も自分に向いていないことに取り組むときは「疲れた…」と思ってしまうものです。例えば趣味でやってみたことなら、向いていないと思えばすぐに止めてしまえます。しかし仕事となるとそう簡単にはいかないもの。

とはいえ「向いていない」と思い続けていたり、実際に向いていないのに続けていたりすると疲労は蓄積していく一方です。自分のなにがそんなに向いていないのかを分析した上で、部署異動を願い出てみるのも手でしょう。

次から次へと仕事が舞い込んでくる

ひとつ仕事を片づけてもすぐに次の仕事が舞い込んでくる。それならまだいいほうで、仕事の途中で次々と新たな仕事が舞い込んでくると、やってもやっても終わらないという状態になってしまいます。これでは仕事に疲れた、となってしまっても無理はありません。

仕事が次々と舞い込んでくる理由はいくつか考えられますね。まず人手が足りないというものです。次に任せられる人がほかにいないというもの。酷いものでは「こいつに押しつけておけば黙ってやってくれる」と思われているという場合もあるでしょう。

休む暇もなく次々と仕事が舞い込んでくるようでは体を壊してしまいます。早めに上司に相談するなどして、仕事の量を適正なものにしてもらいましょう。

同僚も上司もいい加減

これは実に困ったパターンです。同僚も上司もいい加減だと部下に示しがつきません。それに下手をすれば会社自体が傾いてしまう事態になりかねませんね。そこで自分がやるしかない…と頑張ってしまうのです。

自分の仕事だけでなく、上司や同僚の分までフォローしようとすれば、当然仕事に疲れた…となってしまっても無理はありません。人間には許容量があります。それをオーバーすれば疲れ切ってしまうのです。

同僚も上司もいい加減な場合、さらの上の上司や、別の部署の課長や部長に相談してみましょう。会社のためにも新しく人事配置を考えてくれる可能性がありますよ。

やることがなにもない

仕事が次々と降ってくることも「疲れた」の原因になりますが、やることがなにもないのも仕事に「疲れた」の理由になります。

例えばお店で店番をしていたとしましょう。お客さんは来ず、電話もなりません。書類仕事もありません。かといって席を外すわけにはいかないので、レジの横に座っていなくてはならないのです。また、いつお客さんがくるとも限らないのでスマートフォンもいじれません。

どうですか？こういう状態が8時間続いたら疲れてしまいませんか？このように仕事がまったくないのも疲れの原因になります。ほどよくやることがあるということが大切なのです。

ルーティンワークで飽きてしまう

これも「やることがなにもない」に似ているのですが、やることがある点で異なります。とはいえそのやることはルーティンワーク。毎日毎日同じ作業をこなし続けると、次第に「やることがあるけれどほかにやることがない」という状態になります。作業に慣れが生じてしまうからです。

例えば工場のライン作業を想像してみてください。お弁当に梅干しをのせるだけの仕事を毎日繰り返していれば、次第にそれ以外の刺激がなく、疲れが生じてきてしまいます。ちなみにライン作業の場合は立ち仕事ですから、肉体的にも「疲れた」という状態になってしまいがちです。

人間には適度な刺激が必要。同じ作業を繰り返すだけではくたびれてしまうのです。

「ああ、この人仕事に疲れているんだな」と、他人の顔を見て思ったことはありませんか？疲れている人にはやはり疲れたなりの特徴が出ているのです。

ここではその特徴について見ていきます。あなたもこのなかにあるもので指摘されたものはないでしょうか？

目元にクマが出来ている

疲れた人の最たるものが、目元にクマができているというものです。目の下に黒々としたクマがあると「わあ、この人疲れてるんだな…」と思っちゃいますよね。

クマは血流が悪いことで生じるので、ホットタオルなどで温めると和らぎます。けれど疲れが溜まっている人の場合にはすぐにまたクマが浮いてきてしまうでしょう。それはストレスや疲れで全身の血行が悪くなっているからです。

クマが濃ければ濃いほど疲れは溜まっている証拠。もし目の下に黒々としたクマを浮かべている人を見かけたら、ぜひ休むよう声をかけてあげてくださいね。

常にイライラしている

あなたの周りにはいつもイライラ、カリカリしている人はいませんか？そういう人はもともとそういう怒りっぽい性格の可能性もありますが、仕事で疲れている可能性もあるでしょう。

人はストレスをため込むと感情のコントロールができなくなります。つまり怒りやイライラを隠すことができなくなってしまうのです。そのため常にイライラしているようになってしまいます。

そういう人は自分がイライラしていることに気づいていても、どうにもできないことに悩んでいることが多いです。コーヒーを淹れてあげたり、お菓子を差し入れるなどして、ほっとできる時間を作ってあげるといいでしょう。

笑顔を見せない

これも「常にイライラしている」と似ているのですが、仕事に疲れた人のなかには顔から笑顔がまったく消えてしまう人もいます。つまるところ、これも疲れのあまり感情のコントロールがうまくいかなくなってしまったことから起こるのです。

感情のコントロールがうまくいかないので、「嬉しい」「楽しい」といった感情が上手に働かなくなってしまいます。そのため笑顔を浮かべることができなくなってしまうのです。

頑張った仕事が表彰されても、打ち上げの飲み会に行っても、家でゆっくりバラエティ番組を見ても、ちっとも笑顔が浮かびません。疲れがとれればまた笑うことができるようになりますが、できない時は病院に行くことも考えましょう。

栄養ドリンクを手放さない

栄養ドリンクを手放すことができない人もまた、仕事に疲れた人と言えるでしょう。栄養ドリンクを飲まないと1日を乗り越えられないのです。

毎日飲むようになってしまった人のなかには1日1本の用法用量を超えて飲んでいる人や、会社のロッカーやデスクの引き出しに1ケースの栄養ドリンクをしまっている人もいます。

先にも書きましたが、栄養ドリンクは疲れを吹き飛ばしてくれるのではなく、元気をツケで払っているようなもの。あとで必ず揺り戻しがきます。そうして余計に重くなった疲れを再び栄養ドリンクで誤魔化しているうちに、栄養ドリンクが手放せなくなってしまうのです。

「疲れた」「疲れた」が口グセ

仕事に疲れた人のなかで一番わかりやすい特徴がこちらの「疲れた」「疲れた」が口ぐせの人です。

朝から夕方までなにをするにも「疲れた」「疲れた」と繰り返します。資料を作るのも、会議に出るのも全部「疲れた」。聞かされるほうはたまったものではありませんが、「疲れた」が口ぐせの人はそうすることでストレスを発散しているのです。

この手の人の場合、疲れの原因がなくなると「疲れた」とは言わなくなるパターンと、それでも「疲れた」と言い続ける人がいます。前者の場合は疲れが癒されたと考えられるでしょう。しかし後者の人の場合は心身の疲労とは関係なく、単なる口ぐせになってしまっていると考えられます。

それではここからは、仕事に疲れた時の心理がどのようなものなのかを見ていきましょう。ここでは4つ項目を挙げて解説しています。ご自身に当てはまるものがある場合、「こういう心理だったのか」と自分を振り返る参考にしてみてください。

疲れた…何もする気が起きない

仕事に疲れた人は、何もする気が起きないという心理状態に陥ってしまいます。例えば会社からようやく家に帰ってきても、ソファに座り込んで呆然としてしまうのです。シャワーを浴びたりご飯を食べたり、好きなテレビを見たりとやることはたくさんあるのに、ぼーっとしたまま動けなくなってしまいます。

これは少しでも刺激を避けて疲労回復に努めたいという心の働きから生じることです。呆然としている時は笑ったり怒ったりすることもなく、また動いてエネルギーを消費することもありません。すべてのエネルギーを回復に回すことができるのです。

ぼーっとしている人を見かけたときは、もしかして疲れているのかも…と気に掛けてあげてください。

現実逃避をしてしまう

仕事に疲れた人に特に多いのが現実逃避をしてしまうパターンではないでしょうか。現実逃避にも色々なパターンがあります。目の前の締め切りから逃避してのんびり一服してしまう人もいれば、作業中頭のなかで南国や北欧にバカンスに行っている人もいるでしょう。

現実逃避は一時自分を仕事のストレスから連れ出し、疲れた心を癒してくれるもの。悪いもののように言われがちですが、決してそんなことはないんです。

ただし現実逃避はいわゆる回避行動。回避ばかりしていると、気がついた時には大きなツケと直面するはめになります。仕事中の現実逃避はほどよく活用して、疲れた心を守ってあげましょう。

休みが多い人を羨ましがる

休みが多い人を羨ましがる…仕事に疲れた人にとってはこの気持ちは無理もないことですよね。心身ともに辛い状況にいる自分から見れば、たくさん休める人が羨ましくないわけがありません。

人は自分にないものを持っている人に対して劣等感を持ち、嫉妬してしまう生き物。ですがそれが向上心の源でもあります。

休みが多い人が羨ましいという気持ちから休みがしっかり取れる会社に転職する人もいれば、異動を願い出て休みを確保する人もいるでしょう。あるいは権利である有給休暇を取得する人もいるかもしれません。

このように仕事に疲れた人にとって休みが多い人を羨ましがる心理はまっとうなもので、それをバネにできる人も多いのです。

仕事を辞めることばかり考える

仕事を辞めることばかり考えてしまうのも、仕事に疲れた人にはよく見られる心理です。自分が休めない原因である仕事を辞めさえすれば、問題は解決しますよね。

仕事に疲れれば疲れるほど、辞めることを考える時間や頻度は増えていきます。人によっては一日中頭から離れなくなることもあるでしょう。

これも一種の現実逃避といえます。今目の前にある仕事から離れ、自分にとってより良い状況を思い描くのです。

人によっては仕事を辞めることを決意し転職する人もいるでしょう。また、人によっては辞めることを考えながらも目の前の仕事を乗り越える人もいるはず。仕事に疲れた人によく見られる心理ではありますが、選ぶ道は人それぞれです。

ここからは前編・後編に分けて仕事に疲れた時の対処法をご紹介していきます！この記事を読んでくださっている方はきっと仕事に疲れた方だと思いますので、ぜひ試してみてください。

ひとつ試してダメでも諦めないでくださいね。次々にやってみるうちにご自身にピタリとくるものが見つかりますよ！

たっぷり眠る

仕事が疲れた人にまずやっていただきたいのはたっぷり眠るということです。睡眠は心身の疲れを取り、回復させるのに最善のくすりですが、仕事が忙しいとついつい削られてしまう部分ですよね。

そこで疲れた人はしっかりと睡眠時間を確保して、ゆっくりと眠るようにしましょう。アラームや着信音もすべてオフにして、カーテンもしっかり閉めて寝るといいですよ。ちなみに寝る30分前にはスマートフォンをいじるのも止めましょう。

自然と目覚めたタイミングで起きるのがベストですが、まだ眠気があったり布団にいたいという思いがあれば、その日だけはごろごろするのもマルです。とにかくたくさん寝て、気力と体力を回復させましょう。

仕事のことを考えずゆっくり休む

これはなかなか難しいかもしれませんが、休む時は休む時と割り切って仕事のことは考えないようにしましょう。休む時も仕事のことを考えてしまっては、それは休みとは言えませんよね。

休む時は休むとしっかり割り切って、仕事のことは頭の隅に追いやっておきましょう。しっかり休むことができれば、短時間でもリフレッシュすることができますよ。

どうしても仕事のことが気になってしまう時は、気になることを全部紙に書きだしましょう。そうすることで心配事を忘れる心配もなく、また書き出したすっきり感でより休みを充実したものにできますよ！

友達や家族に話を聞いてもらう

友達や家族など、身近な人に仕事に疲れたことを聞いてもらうのも良い方法といえます。人間は胸のなかに抱えた感情を吐き出すことで、魂の浄化を意味するカタルシスを得ることができるんです。自分のなかにあった仕事への愚痴や悩みなど、話せる範囲で話してしまいましょう。

この時気を付けたいのが、聞いてくれる相手にあなたが話している間は「なにも言わずに頷いてくれるだけでいてほしい」とお願いしておくこと。そうでないと話の途中で「それはあなたの頑張りが足りないよ」「いやいや周りだって頑張ってるよ」など否定されるようなことを言われてしまう可能性があるからです。

話を聞いてもらうとすっきりして心と体が楽になったと感じられますよ！

音楽を聴いて気分転換

仕事に疲れた時に音楽を聴いて気分転換をするのもまた良い方法のひとつです。もしかしたら通勤時に音楽を聴いている方も多いかもしれませんね。その場合は少し聴き方を変えてみましょう。

たとえばお風呂に入りながら聴いてみたり、寝る前に部屋の明かりを落として聴いてみたり、あるいはベランダで夜空を眺めながら聴いてみたりと、いつもと違う場所やシチュエーションで聴いてみると、より気分転換につながりやすくなります。

好きな曲を聴くのもよし、リラックス用の音楽を聴くのもよし、あるいは気分に合った曲調の音楽を聴くのも良しです。自由に肩肘はらずに音楽に身を任せることで、いつの間にかリフレッシュができていますよ！

ここからは仕事に疲れた時の対処法、後編をお伝えしていきます。後編は前編に比べてアクティブなものもご紹介していくので、自分は動いていたほうが好きだな、という方には参考になるかもしれません。ぜひご覧ください！

ゆっくりお風呂に入る

仕事に疲れてぐったりと家に帰ってきた時は、シャワーだけ浴びてすぐ寝てしまいたいという方も多いでしょう。けれどそこはもう一歩だけ頑張って、湯船に浸かってみてください。

湯船に浸かると全身が温まり、血行がよくなります。血行がよくなると筋肉の緊張がほぐれたり内臓の働きが活発になり、疲労が回復しやすくなるのです。とくに夏場はクーラーで体が冷えがちなので効果抜群でしょう。

入浴剤を用意してお風呂に入ると気分もリフレッシュできます。今はドラッグストアでもさまざまな入浴剤が気軽に手に入るので、ぜひ利用してみてください。

ただし寝る直前に入浴すると眠気が逃げてしまいがちなので、寝る2時間前までに済ましてくださいね。

軽めの運動をする

疲れているのにさらに運動なんて疲れたことをするの？と驚かれた方もいらっしゃるかもしれません。しかし軽めの運動をすることで体がほぐれ、気分もすっきりすることがあるのです。ポイントは「軽め」の運動をすること。激しい運動をすると、慣れていない場合却って疲れてしまうので注意しましょう。

おすすめはウォーキングやヨガなど誰でも無理なく取り組みやすいもの。そういう意味ではラジオ体操も良いでしょう。教室に通ってもいいですし、自分の都合のいいときにやりたければ本を買ってきても取り組みやすいですよ。

無理はせず、自分が心地いいと思える程度で運動してみてください。運動を終えた頃には体だけでなく気持ちもすっきりしますよ。

散歩に出かける

先述の「運動をする」に似ていますが、こちらはもっと気楽にできるものです。思い立ったらふらりと出かけてみましょう。

近所を一周してもいいですし、買い物ついでにというのもおすすめ。カフェにお茶をしに行ったり、知らない町をぶらぶら歩くというのも素敵な散歩の理由になりますよ。

スマートフォンやお財布だけ持ってふらりと散歩に出かけてみれば、日ごろ気づかなかったお店と出会ったり、花壇の花が咲いていたりといろんな発見に出会います。そのひとつひとつが気分転換につながるはずです。

いろいろなものを見て家に帰宅した時には、心身共に充実して疲労回復することができます。ぜひふらりと出かけてみてください！

美味しいものを食べる

食べることが好きな方には効果抜群の疲労回復方法です。仕事に疲れたときこそ美味しいものを食べましょう。

美味しいものと言っても高級料理や行列のできるお店の食事でなくて構いません。自分の好きな、自分が美味しいと思うものを食べてください。チェーン店のケーキでも、安いラーメンでも、自分が美味しいと思うものを食べることが大事なのです。

美味しいものを食べると幸せな気持ちに満たされて、疲れが癒されていきます。また、脳が働くことでストレスも軽減していきますよ。

食べすぎは却って胃腸を疲れさせてしまいますが、適度に美味しいものを食べるのはトライしやすくておすすめです。

疲労がピークに達すると、仕事を辞めたいと思う方もいるでしょう。もう我慢の限界だという方に参考にしていただけるよう、ここからは会社を辞めたい時の方法や注意点をご紹介していきます。

職場へ自分の気持ちを伝える

「休職まではしなくていいけれど、でも今の状態が辛いんだ…」という時は、素直に職場へ自分の気持ちを伝えてみませんか？状況が変わるかもしれません。

まず直属の上司に相談することがセオリーですが、その上司との人間関係が上手くいっていない場合はその上の上司や先輩に相談すると良いでしょう。あるいはもし会社に産業医や精神保健福祉士、カウンセラーなどがいれば、その人たちに相談してみるのもひとつの方法です。

とにかく今現在の辛い状況をひとりで抱え込まず、誰かに伝えるようにしてください。伝えてもなにも変わらないかもしれませんが、伝えなければ変わる可能性すら潰してしまいます。勇気を出してぜひ話をしてみてくださいね！

まずは休職してみる

「仕事を辞めたい」と思う理由には、心身ともに疲れ切っているから、というものが多くあります。となれば、心身が回復すれば仕事を辞めたいという気持ちも和らぐ可能性がありますよね。

なのでいきなり退職するのではなく、まずは休職をしてみましょう。会社によっては本人の申告だけで休職させてくれるところもありますが、医師による診断書が必要とされるところもあります。

かかりつけ医がいる方はその先生に相談してみましょう。いない場合は精神科や心療内科、内科などを受診して相談してみてください。職場から病院を紹介されたり、産業医の先生と面談する場合もあるでしょう。

休職する場合はとにかく会社の指示に従うことが大切です。

休んでも疲れが取れないなら退職も考える

休職をしても一向に疲れが取れない、それどころか休んでいることが却ってストレスになってしまっている場合は、退職を考えることも一つの手です。

退職を考えるときはひとりで考えるのではなく、診断書を発行してくれている医師や家族、会社の上司や同僚などと相談しながら決めましょう。なぜなら疲れから正常な判断をできていない場合があるからです。勢いで辞めてしまって後悔するのは避けたいですよね。

自分の周りの人と相談をしながら、それでも退職の意が固まるようであればいよいよ退職の準備をしていきましょう。

後先考えずに退職するのは危険

収入が断たれてしまうため、勢いで退職をするのは大変危険です。売り手市場と言われている昨今ですが、正規の仕事を探すのはかなり困難。求人の出ている多くは非常勤や有期雇用、有資格の仕事なんです。

また自分が希望する仕事に就職できるとは限りません。35歳以上ともなれば就職口は一気に減ってしまうのです。退職して暮らしを維持していけるのか、社会保険を支払っていけるのか、家族がいるなら家族を養っていけるのか、しっかりシミュレーションを行いましょう。

それがすべてクリアできたなら、退職しても大丈夫と言えます。もし少しでも不安要素があるのなら、退職について再度考え直してみてください。