結婚を「めんどくさい」と感じるのはなぜ?
今回の記事では、「結婚したくない理由」ではなく、「結婚はめんどくさい」とネガティブな印象になっている理由をリサーチし、その結果をご紹介しています。
結婚を面倒くさいと感じる女性は、この記事を見て共感できたり解決のきっかけになることもあるでしょう。逆に、絶対に結婚したいと思っている人には共感できない部分もあるかもしれませんが、このような考えを持つ女性もいるのだと「知るきっかけ」にしてみてくださいね。
結婚を「めんどくさい」と感じる女性の本音
ひとりが好きだから邪魔されたくない
「ひとりの時間・空間が好きなので、他人と暮らすのはストレスだし、めんどくさいです。それは結婚相手でも同じ。自分以外の誰かが家にいると気になってリラックスできないし、ひとりの時間を邪魔されたくないので結婚はしたくありません」(24歳/女性/事務)
ひとりの時間や空間を大事にしたい人は、結婚相手であっても一緒に暮らすのは嫌、という考えの人が多くいました。ひとりでいることが好きな人は、一緒に暮らすのが人生のパートナーだとしても「邪魔」と感じてしまうのですね。
親戚付き合いがめんどくさそう…
「自分の親戚との付き合いもめんどくさいのに、結婚したら夫の親戚とも付き合わないといけない。それがめんどくさいし、憂鬱ですね。親戚付き合いをしなきゃいけないくらいなら、一生独身でいいです」(27歳/女性/会社員)
親戚付き合いを面倒くさいと考える人は多いですよね。自分の家の親戚との付き合いも大変な場合が多いのに、会ったこともない夫の親戚たちと付き合うのはもっと大変なこと。それが憂鬱で結婚したくない女性はかなり多いようです。
お金のトラブルが起きたらめんどくさそう
「結婚すると、お金の使い方、親族とのお金の問題など、色々めんどくさいことが多そう。独り身だったら自分で自由にお金を使えるし、それだけでストレスがかなり少なくなりますよね」(30歳/女性/看護師)
結婚するとお金に関する面倒くさいトラブルが増えやすくなります。パートナーとのトラブル、親族とのトラブル、使い方のトラブルなど、さまざまなトラブルに繋がる可能性があるんです。
しかし、独身でいるなら、そのような問題になることはほとんど無いでしょう。お金のトラブルになる可能性を考えると、結婚は面倒くさいという発想が生まれてしまうようです。
夫の世話をするのがめんどくさい
「結婚したら夫の世話もしないといけないから、考えただけでめんどくさい。夫が家事を手伝ってくれるとしても、結局女性が主に家事をすることになる家庭が多いですよね。仕事もして旦那の世話もして…っていうのはめんどくさいです」(26歳/女性/公務員)
家事は女性がメインになって行う場合が多い傾向です。男性が率先してやってくれる場合ももちろんありますが、それでも女性がメインになりやすいのと、結局は二人分やらなければならない時も多く、それが面倒くさいとのこと。
独り身であれば二人分の家事をする必要は絶対にないですから、家事があまり好きではない女性は、二人分の家事が面倒くさいという理由で、独身を貫きたがるようです。
結婚を「めんどくさい」と感じてしまう原因は?
こちらでは、結婚を「めんどくさい」と感じる原因をいくつか紹介します。
結婚に失敗した人を見たから
身近に結婚に失敗した人がいると、結婚に期待や夢を持てなくなり、面倒くさいと思う原因になりやすいです。たとえば、浮気問題、金銭問題、嫁姑問題などを間近で見たり、既婚の友人から相談を受けたことのある独身女性は、結婚に対する希望がなくなりがち。
このようなトラブルに見舞われる可能性がある結婚を「めんどくさい」と思うようになってしまうのです。
結婚したいと思える男性に出会えない
そもそも結婚したいと思える男性と出会えないのが原因で、結婚を「めんどくさい」と思うようになってしまうケースもあります。
生涯を共にしたいと思えるほどのパートナーと出会うのはとても難しいこと。恋愛に消極的だったり、なかなか良い出会いが無いと、結婚どころか恋愛すらだんだん面倒くさく感じるようになってしまう場合もあります。
つまり「難しい恋愛をしてまで結婚するのが幸せなのか?」と感じるのが原因で、結婚を「めんどくさい」と考えるようになるのだと考えられます。
夫のために家事をやりたくないから
家庭内の仕事は女性がメインになってやるケースが多くなりがちです。日本では、男性は外で仕事をし女性は家事をするのが普通、という固定観念が根強く残っているので、女性が主に家事をしている家庭がいまだに多いでしょう。
しかし、女性が結婚後も仕事を続けていくなら、二人分の家事は大きな負担になります。また、夫が家事を手伝ってくれても、一人分の家事に減るわけではありません。
二人分の家事をしなければいけない場面が必ずあるため、二人分の家事に追われるのが嫌な女性は、結婚を「めんどくさい」と感じがちです。
復職が大変になるから
家庭に入らざるを得なくなり、仕事を休職したり辞職する女性は多いです。夫に「しばらく専業主婦になってほしい」と頼まれたり、子供ができた場合などに休職・辞職する流れになるケースが多いですね。
しかし、数年単位で仕事をやめていると、復職するのが大変になる可能性があります。職場での地位が維持しにくかったり、なかなか新しい仕事が決まらなかったり、そもそもブランクがあるので復職するのが怖くなったり。そのような仕事面でのデメリットがあるため、結婚を「めんどくさい」と感じるのです。
社会から取り残されたような気分になる
結婚して子供ができた場合、妊娠期間と子供が小さいうちは、仕事を休まなければいけなくなることもあるでしょう。1年~数年仕事を休むとなると、これまで仕事をバリバリ頑張っていた女性は社会から取り残されたような気分になり、孤独を感じやすくなります。
社会の荒波にしがみついていきたいと考える女性は、家庭に入り仕事を休まなければならない状況を避けたがる傾向が強いため、結婚を「めんどくさいもの」と考えがちなのです。
結婚することのメリットとは?
家族が増える
結婚すれば、恋人だったカレは夫となり、家族になります。そして、もし将来子供ができれば、さらに家族が増えますよね。家族が増えることは幸せなことで、温かい家庭を築く上で大切なものになるでしょう。
もちろん、夫婦だけの結婚生活も良いものです。大好きなカレと家族になり、生涯を幸せに暮らすことはどんなに幸せでしょう。一人では味わうことができない幸せではないでしょうか。
将来への不安が減る
独身生活はそれはそれで自由気ままで楽しいですが、自分の力だけで生きていく必要があります。若いうちは体力があるので十分可能でしょうが、歳をとってからすべてを一人でこなすのは意外と大変です。たとえば、病気になっても自力で病院に行くのが難しかったり、貯金が少なくて生活が苦しくなるかもしれません。
結婚すれば夫婦の収入を貯金して老後資金にしたり、病気になったときは病院に連れて行ってもらったり、看病してもらうこともできます。一人の力で生きていかなければならない場合と比べると、将来への不安はかなり減るでしょう。
世間体が良い
ある程度の年齢になったら結婚するのは当たり前という考えは、今では一般的なものではなくなりましたが、それでもまだ根強く残っている考え方です。都心で暮らす若い世代はそう思わなくても、いつまでも独身でいる人を「変わり者」と見る人達がいることは否定できません。
「結婚しないの?」「男性を紹介しようか?」などの言葉をかけられ、ストレスを感じたことがある女性は多いのではないでしょうか。しかし、結婚すればこのような心無い言葉をかけられることはなくなりますし、奇異の目を向けられることもありません。
仕事ができなくなっても生活できる
生計を同じくするパートナーがいない場合、事故や病気が原因で働けなくなったら、生活苦になる可能性があります。
しかし、結婚していれば夫の収入があるので、生活できなくなる心配は無いでしょう。自分がもし働けなくなっても、夫の収入で生活を持続できるというのは結婚の大きなメリットです。家庭全体での収入が減ったとしても、最低限の生活が保証されているのはかなり心強いですよね。
結婚することのデメリットも知ろう
自由な時間が減る
家族のために家事をする時間や、家族で過ごす時間が多くなるので、自分だけの自由な時間は独身時代よりも減るでしょう。家の中で自室で一人なることはできても、自由にでかけたりする機会は、結婚前に比べると格段に減るケースが多いです。
ですから、ひとりの時間が欲しい人や積極的に外出したい人は、結婚を「めんどくさいもの」「足かせのようなもの」に感じてしまうことがあります。
お金を自由に使えなくなる
独身の時は自分の好きなものにお金を自由に使えますが、結婚するとそうもいかなくなるケースが多いです。マイホーム資金、老後のための貯金、子供の学費など、さまざまなお金がかかります。色々なことにお金がかかるので、独身時代と同じように趣味にお金をつぎ込んでいては、生活が成り立たなくなったり、貯金ができなくなってしまうことも。
つまり、結婚すると独身時代のように思い切り好きなことを楽しめなくなったり、ショッピングなどを控えなくてはいけなくなる可能性があるのがデメリットです。
夫の親族と仲良くなれない可能性がある
他人と打ち解けられるかどうかは相性によって決まります。もし夫の親族とウマが合わず、仲良くなれないどころかギスギスした関係になると面倒くさいです。正月などの親族の集まり、あいさつ回りなどで顔を合わせるたびに、嫌な思いをする可能性があります。
また、もっとも接点が多くなる夫の両親と相性が悪いと特に大変。いわゆる「嫁姑問題」が勃発する可能性が、結婚にはあるのです。
仕事をやめなければならない可能性がある
結婚したら、今まで続けていた仕事をやめなければならない状況になる可能性があります。その可能性が最も高くなるのが、妊娠したときです。妊娠中も仕事を続けるのはできますが、以前よりもハードな仕事はできなくなりますし、生まれる直前から出産したあとしばらくは産休をとる必要があります。
ですから、仕事のブランクを作りたくない人や、仕事をずっと続けていきたい人にとっては、結婚がデメリットになる場合があるのです。
独身の友達が羨ましい&妬ましくなってしまう
結婚したら、独身時代と同じ生活はしていられないでしょう。将来のための出費が多くなったり、家族と過ごす時間が多くなるため、自由にお金が使えなかったり色々な場所に出かけられなくなるケースが多くなります。
そのため、周りの独身の友達が趣味にお金をたくさん使ったり、色々な場所に遊びに行ったりしているのを見ると、羨ましく感じ、妬ましいと思うようになる場合があります。
独身の友達のことが羨ましくなって、「まだ結婚しない方が良かった」「昔に戻りたい」と感じるようになるのが、デメリットのひとつなのです。
経験談!「結婚ってめんどくさい…」と感じた瞬間
結婚式の準備が想像以上に大変だった
「結婚式はとにかく大変でした。業者さんと何度も打ち合わせをしたり、親族への招待状の準備や挨拶など、大変なことばかり。結婚式当日は楽しめたけど、それでも親族が集まる場所では気を抜いてリラックスはできませんでした」(30歳/女性/看護師)
結婚式の準備は想像以上に大変で、「こんなにミーティングするの?」と思うくらい打ち合わせがあります。失敗や後悔がないように打ち合わせを重ねるのですが、かなり労力を使うので「結婚はめんどくさい」と感じるのでしょう。
義理の両親に気を使うたびに思う…
「夫の両親に会うときはいつも緊張します。家に招く時は掃除を念入りにしたり、料理の味付けに気を使ったり。何から何まで気を使うので疲れるし、夫の両親との付き合いが一番めんどくさいです」(22歳/女性/主婦)
夫の両親に気を使うという意見は特に多いです。悪い印象を持たれないよう、さまざまなことに気を使います。家に招く際には家中ピカピカにしたり、逆に訪問する場合は愛想良くしたりお手伝いするなど、気を抜ける瞬間がありません。
ただ、気を使わずに接することができる間柄になることができれば、このような面倒くささは無くなるかもしれませんね。
自由がなくなるのでめんどくさい
「ショッピングや旅行へは家族みんなで行くので、自分ひとりの時間や友達と遊ぶ時間が格段に減って、自由がなくなったと感じます。ひとりの時間が少ないのは正直嫌です」(27歳/女性/会社員)
結婚するとひとりの時間が減る人が多いもの。ひとりの時間が好きな人や、友達ともっと遊びたい人にとって、家庭を持つことは時に後悔に繋がることがあるようです。
ひとりの時間を過ごす日を定期的に作ると良いかもしれませんが、そのような一時的な自由ではなく、独身のような自由が欲しい人が多いでしょう。
いつのまにか部屋が散らかってうんざり
「見ていると特に部屋を動き回ってるわけじゃないのに、夫や子供がいる部屋はなぜか散らかり放題になる。いつのまにか部屋が汚くなるし、結局掃除するのは私なのでめんどくさいです」(29歳/女性/パート)
夫や子供がいる部屋がなぜか散らかる、という声はよく見られました。小さな子供なら仕方ありませんが、自分と同じ大人であるはずの夫が部屋を散らかすことに面倒くささを感じるのでしょう。家の中の掃除は女性の負担になりやすいので、家族はなるべく散らかさないようにしてほしいものですね。
細かいお金の管理がめんどくさい
「支出の管理、貯金など、結婚してお金に関わる面倒がいろいろ増えました。独身の時はそういうことはあまり考えてなかったので、きちんとお金を管理するようになり、結婚ってめんどくさいなぁと感じます」(28歳/女性/主婦)
独身の時と違って、しっかりしたお金の管理が必要になる結婚生活。細かい計算や領収書の整理などが苦手な人にとって、お金の細かい管理は面倒で、「結婚生活はめんどくさい」と感じることもあるようです。
でも…結婚は「めんどくさい」だけじゃない?
何より家族が増えて幸せ!
「しばらく夫と二人の生活でしたが、子供ができて賑やかになりました。賑やかな家庭にあこがれていたので、家族が増えたことにとっても幸せを感じます。夫の両親のことも好きだし、良い家族に恵まれて幸せです」(26歳/女性/主婦)
賑やかな家庭にあこがれている女性からは、「結婚すると家族が増えて大きな幸せを感じられる」という声があがっています。パートナーの夫、夫の親族や子供など、結婚するとたくさんの家族に恵まれます。賑やかな日々を過ごせることに幸せを感じられるのが、結婚の良いところです。
ひとりでは味わえない充実感がある
「家族のために家事をしたり、家族団らんを楽しんだり、ひとりでは味わえない充実感を得られるのが結婚の良いところだと思います。ひとりの時は、こんなに充実した生活はできなかったです」(32歳/女性/パート)
家族と暮らすことで、ひとりでは味わえない充実した毎日を過ごすことができます。家族のためにお世話をしたり、家族で食卓を囲んだり、家族と過ごす毎日は、独身時代には味わえなかったことの連続です。自分と夫で家庭を築いていくのは、充実していてとても幸せなことでしょう。
家族で助け合える
「ひとりの時は、病気になると食事を作るのも病院に行くのも一苦労でした。今は家族がいるので、病気や怪我をしても助けて貰えるし、とても心強いです」(31歳/女性/会社員)
独身の時に病気や怪我で動けなくなると大変ですが、結婚すれば家族に助けて貰えます。また、病気になるとひとりでは心細いですが、家族がいれば寂しくないですよね。家族の存在は、とても心強いものです。
生活水準が上がる
「独身の時は自分ひとりの収入だけだったので、少ない収入の中で質素な生活をしていました。でも旦那と一緒になってからは、旦那の収入もプラスされるようになり、生活水準が上がりました」(25歳/女性/事務)
女性ひとりで暮らすより、結婚したほうが夫の収入も家に入るので、生活水準が上がるケースが多いです。ただし、夫の収入が抜群に高いなら別ですが、たいていの場合は共働きが生活水準をあげる条件となります。
両親が喜んでくれる
「両親は昔から私の結婚式を楽しみにしていたので、結婚したらとても喜び、安心してくれましたし、孫を見せてあげることもできて、私もほっとしています。結婚は親孝行の意味もあると思いました」(36歳/女性/主婦)
子供の晴れ姿を見て喜ばない親はほとんどいないでしょう。結婚することで両親が喜んでくれますから、親孝行になると思います。また、両親に結婚式を見せてあげたり、孫を見せてあげることで、自身もほっとできるでしょう。
「結婚はめんどくさい」という考え方を変えるコツ
結婚して幸せになった人を参考にする
身近に既婚の人がいれば、その人たちを参考にしてみてください。あまり幸せそうではない夫婦より、本当に誰が見ても幸せそうな夫婦を参考にするのが良いですね。幸せそうな夫婦を見ていると、「自分もこんな家庭を持ってみたい」と思えるようになり、結婚したい願望が生まれてくるかもしれません。
特に観察したいのは、パートナーがいることがどんなに幸せなのか?子供がいる幸せとは?など。既婚者ならではの幸せをチェックしてみてくださいね。
親の喜ぶ顔を想像してみる
もし自分の子供が結婚し幸せな家庭を築いたら、親としてはどんな気持ちになるでしょうか?きっと、幸せをつかんだ我が子を見て安心すると同時に、嬉しい気持ちになると思いますよ。
また、結婚するだけでも喜ばしいことですが、孫を見せてあげることでもっと喜んでくれるでしょう。親が喜ぶ顔を想像してみたら、「結婚も悪くないなぁ」と思えるようになるかもしれませんよ。
焦らず、恐れず恋愛する
「めんどくさい」と考えてしまうのは、恋愛して結婚するという過程が面倒くさいと考えているからではないでしょうか。結婚したいと思えるほどの男性と出会うことも大変ですし、本当に籍を入れるか決めるのも慎重になる必要があります。
しかし、焦らずに恋愛を楽しんでいれば、いつかは「結婚したい」と思えるような男性が現れるのではないでしょうか。結婚を意識して恋愛していると、焦りが出て彼氏と喧嘩したり、嫌なところばかりが見えてしまうことも。
ですから、まずは結婚を意識せず、焦らず純粋に恋愛を楽しんでみてくださいね。
より良い生活ができるというメリットに着目する
共働きであれば、結婚は今よりも生活水準を格段にアップさせるチャンス。もちろん、夫になる男性が二人分以上稼ぐ高収入なら、共働きでなくても生活水準が上がるでしょう。
女性ひとりの収入で余裕のある暮らしをするのは大変ですが、結婚して共働きしたり、高収入の男性と一緒になれば、金銭面で余裕が生まれ、心にもゆとりが生まれます。結婚を「めんどくさい」と思う女性は、結婚することのメリットを意識してみてはいかがでしょうか?
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