憎めない人の性格や特徴を徹底解説！憎めない人が愛される理由は？

失敗ばかりで仕事もできない、周りにも結構迷惑をかけている…それなのに皆から嫌われない人っていませんか？欠点だらけだけどなんだか憎めない人。その憎めない理由は一体何なのでしょう。

憎めない人は仕事でミスをしたり、色々とおっちょこちょいだったり抜けていたりすることばかりなので、「おいおい…」とツッコみたくなりますよね。それなのに不思議と怒りや憎しみが湧いてこない理由について、彼らの性格や特徴を探りながら徹底解説します。

憎めない人がうらやましい…自分も愛されるような存在になりたい！と思っている人も多いのではないでしょうか。憎めない人が愛される理由をヒントに、周りと上手く付き合うコツも併せて学んでいきましょう。

まずは、憎めない人の性格や特徴について見ていきましょう。「憎めない」というのは、本当だったら憎んでもいいようなことをしでかしているのに、憎しみが湧いてこないという状態を指しますよね。憎むべき状況なのにそんな気になれないということです。

つまり憎めない人は、何かやらかしてもそれをカバーできるようなものを持っているということでしょう。人から愛されやすい性格のよさ、またクスッと笑ってしまうような可愛げがあるのです。その内容について、前編・後編に分けて具体的にご説明していきます。

不器用でも一生懸命

仕事でミスばかり、何をやってもうまくいかない、苦手なことが多いなどなど、憎めない人には不器用さが目立つ人が多いです。でも、「できないからやらない」ではなく不器用ながら何事にも一生懸命取り組もうとするのが大きな特徴です。

不器用でも一生懸命だから、周りも怒るより応援したくなるのですね。怠惰でミスをするのではなくただ不器用なだけだと周りが見てもわかるので、迷惑をかけられても憎めないのでしょう。

失敗しても諦めない

不器用だから失敗も多いです。それでも、できるようになるまで何度でも諦めずチャレンジする粘り強さを持っているのも憎めない人の特徴です。

この粘り強い性格やチャレンジ精神があるため、不器用でもやがては成功することも多く、すんなりこなす人よりも認められることも意外と少なくありません。失敗を恐れずチャレンジし諦めない姿は、周りも応援したくなるものですよね。

抜けている部分がある

憎めない人には様々なタイプがいます。中には完璧そうに見えるツンツンしたタイプの人もいます。何となく意地悪そう、近寄りがたそう…というイメージを抱かれやすいのですが、このタイプの憎めない人は抜けている部分があるのが特徴。

嫌な奴だな…と思わせておいて、実はおっちょこちょいだったりと人間臭さが見られるのです。意地悪やお高く留まった感じを貫いていなくて、ダメな部分が見えるので「意外と可愛いな」と思われます。

人懐っこく愛嬌がある

誰に対してもすぐに心を開く人懐っこいタイプも、憎めないと思われやすいでしょう。不器用さや要領の悪さも、愛嬌でカバーしてしまうのです。人に対して壁を作らず、どんどん自分から距離を縮めていくうえに、その縮め方にも嫌味がありません。

この典型的なタイプの憎めない人は、人が好きなのでしょう。人によって態度を変えることなく誰にも素の自分を見せて接するため、愛されやすいのです。欠点も人脈でカバーできてしまうタイプといえそうですね。

憎めない人には、不器用ながら一生懸命で粘り強い努力家という性格、逆に完璧に見えて抜けている部分があるといった意外性、そして人懐っこく人との距離を縮めるのが上手といった様々な特徴がありましたね。

これらの特徴はそれぞれ種類が異なりますが、いずれも人の心を動かす力を持つものといえるのではないでしょうか。中には複数の特徴を併せ持つ強者もいます。

では、もう少し憎めない人の性格や特徴について探っていきましょう。後編をご紹介します。

素直で甘え上手

自分から仕事の相談をしてきたり、教えたことを素直に守って努力しようとする後輩は可愛がられやすいです。憎めない人には、そのような素直で甘え上手な部分を持っている人が多いのではないでしょうか。

独りよがりで周りの言うことを聞かない頑固な人よりも、「わからないから教えて下さい」といった姿勢で周りに頼りながら生きている人の方が愛されやすいのです。このような甘え上手な性格の人は、失敗して人に迷惑を掛けてもフォローしてもらえるでしょう。

何を考えているかわかりやすい

甘え上手や人懐っこい人はオープンマインドなので当然わかりやすいのですが、堅物な感じの性格の人でも、わかりやすい人がいます。例えば意地悪をしようとしても先を読まれてしまうような詰めの甘さなど、悪くなりきれないところがあると憎めないですよね。

常に周りに心を開いている人だけでなく、不器用さゆえに周りに気づかれてしまうゆるさのある人も、何を考えているかわかりやすいです。「バレバレですよ」と思わずツッコんでしまいたくなるような間抜けさを持っているというのも、憎めない人の特徴といえるでしょう。

ギャップがある

怖くて苦手だった先輩がものすごい愛妻家だったとか、完璧そうで近寄りがたいと思っていた人が酔うと可愛くなるなど、ギャップを持っている人も周りからは憎めないと思われやすいです。

どちらかというと、マイナスイメージから「意外といい人」「意外と面白い人」「意外と可愛いところがある」というように、ポイントが上がることで憎めないと思うようになることが多いのではないでしょうか。

この意外性を知っていると、「実はこの人にはあんな面がある」と常に思えますので、例えば相手から嫌味を言われたりしても、心から嫌いにはなれないのです。

基本的にポジティブ思考

ネチネチと陰湿だったりネガティブなことばかり言う人には、周りも憎む・憎まない以前に関わりたくないと思ってしまいます。憎めない人には様々なタイプがいますが、基本的にポジティブ思考であることが大きな特徴といえるのではないでしょうか。

不器用でもめげない、失敗しても諦めない、周りに頼ろうと自分から心を開くといった姿勢はわかりやすく前向きですよね。そんなポジティブな姿勢を見せられたら、憎む気にも慣れないという人がほとんどでしょう。

性格や特徴を詳しく見ていると、憎めない人が愛される理由も何となくわかってきましたよね。ここで、憎めない人がなぜ周りから愛されるのか少し整理して考えてみましょう。

憎めない人の魅力は何なのか。なぜ憎しみよりも応援したい、仲良くしたいといった気持ちの方が強くなるのか。憎めない人が愛される理由についてまとめてみました。

性格に裏表がない

憎めない人には、裏表がありません。素直で一生懸命なタイプの人は誰に対してもどこに行っても変わりませんので、誰からも好感を持たれやすいのです。逆に堅物や意地悪と言われるタイプの人も、人によって態度を変えることはありません。

例えば後輩には威張り散らして上司にはゴマをするタイプの人は嫌われますが、憎めない人の場合は誰に対しても人懐っこいか、逆に後輩にも上司にもそっけないというように一貫性があります。いい意味でわかりやすいので、嘘っぽさがないのです。

困難なことにも立ち向かう

憎めない人は「しょうがないな」「助けてやるか」と周りからどこか上から目線で関わられがちですが、それだけではありません。失敗しても諦めない、めげないチャレンジ精神は誰からも尊敬されるもの。周りから、自分にはないものを持っていると実は称えられているのです。

困難なことにも立ち向かうということは、誰にでもできるものではありませんよね。それをやってのける姿に心を動かされる人は少なくないでしょう。不器用で謙虚だからこそ、努力しようとする気持ちが高い評価を受けるのです。

個性的だから見ていて面白い

迷惑を掛けられているのに怒る気になれない、許せてしまう理由には、その人の個性が買われているということもあるでしょう。見ていてついつい笑ってしまう、いい意味でのゆるさや可愛らしさが強みなのです。憎いよりも面白い、という気持ちの方が勝つのですね。

ユニークで嫌な感じのしない個性的なキャラによって、周りに愛されている人は結構いるものです。こればかりは努力だけで身に付くものではなくセンスの問題ですので、その人自身の持つ不思議な魅力というしかないでしょう。

根がいい人だから

総括すると、憎めない人は基本的に皆「いい人」なのです。ツンツンしている人も意地悪な人も、根はいい人。本気で人を陥れようとは思っていないし、意地悪をしてしまうのにも目的があるのです。それがわかりやすく漏れてしまうから、憎めないのではないでしょうか。

憎めない人は、心を開いているためその人となりが周りに伝わりやすいです。また隠そうとしても隠し切れないのです。「自分が好きで人も好き」という生きるための基礎がしっかりしているため、とても健康的。そんな根の部分が、周りから好かれる大きな要素なのでしょう。

おっちょこちょいで不器用というイメージを、憎めない人に対して持っていた人も多いのではないでしょうか。でもここまで読んでくると、憎めない人は意外にも人格者でとてもできた人間という気にもなってきますよね。愛されるだけの要素は確かに持っていそうです。

憎めない人になれたら生きやすそう…でも自分には無理そう、と思っている人もいるかもしれませんね。確かに、誰からも好かれようとするのはハードルが高すぎますしおすすめできませんが、憎まれないようにするコツはありますよ。次のポイントを心掛けてみて下さい。

誰にでも平等に接する

裏表のなさが憎めない人が愛される理由とお伝えしたように、人によって態度を変えないということは重要です。誰に対してもいい顔をするということではなく、平等に接するよう心掛けるといいでしょう。

嘘や噂話に振り回されるのではなく、誰に対しても素直な気持ちで最低限の大人のマナーを守ったお付き合いを心掛けることが大切です。誰にでも平等に、ということを意識していれば普通に生活していて憎まれることはめったにないでしょう。

常に笑顔を意識する

ヘラヘラと愛想を振りまく必要はありませんが、人と接するときは笑顔を意識すると印象がよくなります。ブスッとした顔でいると「怒ってるのかな？」と誤解されてしまいますし感じが悪いですよね。

終始作り笑顔でいるというのではなく、自然な笑顔でいられるのが理想的。難しい場合は、せめて出会い頭や別れ際に挨拶するときは笑顔を心掛けるといいでしょう。笑顔は感じのいい人という印象を与えますので、それだけで好かれやすくなりますよ。

ダメな部分を無理に隠そうとしない

完璧すぎる人よりも、欠点がある人の方が親近感を持たれやすいものです。コンプレックスを人に見られることに抵抗のある人も多いかもしれませんが、無理に隠そうとするよりもネタにするくらいの方が人付き合いはうまくいきます。

ダメな部分を見せてくれた人には「心を開いてくれた」とむしろ好意的な感情を持ちやすいのです。特に近寄りがたいと思われていた場合、「意外と可愛い」「人間らしくていい」というように、欠点がチャームポイントのような役割に変わることも少なくありませんよ。

任されたことやできることには懸命に取り組む

憎めない人が愛されるのは、一生懸命な姿勢が見られるから。このひたむきさが欠点をカバーしてくれているのですね。つまり、ダメな部分をさらして開き直ってしまうのはNG。できないからやりませんではなく、謙虚な気持ちで取り組む姿勢を見せましょう。

任されたことはもちろん、自分にできることを探して懸命に取り組むことが大切です。このような姿が見られれば、例え出来がイマイチでも努力を認めてもらうことができます。結果だけではなく過程で評価してもらえることもたくさんありますので、前向きに取り組みましょう。

笑顔など人との関わり方での心掛けや謙虚な気持ちで何事にも取り組むことが、周りとの関係を円滑にするためには大切ということをお伝えしました。憎めない人には、そのような要素が備わっている、あるいは本人が密かに努力して身につけているのでしょう。

では最後に、憎めない人の周りにいる人々の声をご紹介します。身近にいる憎めない人の様々なエピソードを集めてみました。もしかしたら、あなたの近くにも似たような人がいるかもしれませんね。それでは見ていきましょう。

調子いいなあと思うけどなんか憎めない

「長年付き合ってる男友達は、ほんとちゃっかりしてて。人との距離の縮め方が多分うまいんですよね。調子いいこと言って周りをいい気分にさせておいて、ちゃっかり女子を紹介してもらったりしてるんです（笑）でもなんか憎めないんですよね。」（26歳/男性/営業）

調子いいなあと思わせるほど意図が見え見えなところも、また憎めないポイントなのでしょう。ちゃっかりしているのも、オープンな感じになると不思議と嫌味っぽさもないですよね。憎めないから長年付き合えるような関係でいられるというのもうらやましいです。

ミスばかりの後輩がいるけど皆に好かれてる

「仕事の要領が本当に悪くて、ミスばかりする後輩がいます。でも、誰も彼女を憎めないんですよね。常に一生懸命だし笑顔で周りを明るくしてくれるからかな。性格がいい子なので、仕事ができなくても不思議といなくてはならない存在なんですよ。」（29歳/女性/販売）

余裕がない職場ではそうも言っていられないような気もしますが、仕事ができない部分をカバーできる魅力を持っているというのはすごいことですよね。周りを明るくしてくれる存在感と一生懸命さは、確かに憎めないポイントとしては強いでしょう。

意地悪な人と思っていたけど…

「バイト先に言い方がきつくていちいち怖い先輩がいて、意地悪で苦手って思っていました。でも、実は男子校育ちで女子との接し方がわからなかっただけだったらしく…。不器用だっただけとわかった瞬間、先輩のことが可愛く思えてきました（笑）」（20歳/女性/大学生）

意地悪というイメージを持つと苦手意識も強くなりがちですが、理由を知ると途端に憎めない存在に変わるということもあるでしょう。もしかしたら意地悪な人の裏には何かあるのかも？と思って関わってみると、意外な部分が見えてくることはよくあるのです。

堅物な上司のギャップに萌えた

「無口で不愛想な女上司。堅物で近寄りがたいなーって思ってたんですけど、たまたま昼休憩が一緒になった時に話したら実はものすごく家庭的ってことが判明。子どもの話になるとデレデレになって可愛くて。意外と憎めない人だとわかりました。」（25歳/男性/公務員）

その人の表面上しか知らないと、意外な一面に心を掴まれることはよくありますよね。苦手だなと思っていた人の意外と可愛い面やほっこりする部分を見たときに、一気に憎めない存在へと変わるものです。堅物な上司の家庭的な一面などは、ギャップ萌えしやすいですよね。

憎めない人にも様々なタイプがありますが、どの人も根っこには素直な心を持っているものです。それがわかりやすく周りに伝わる人もいれば、普段は隠していてギャップ萌えという形で表れる人もいるでしょう。いずれにしても、皆それぞれその人らしい個性があります。

意地悪な人も堅物な人も、本当に人を陥れたり遠ざけたりする気がなく、ただただ不器用なだけ。それが隠し切れないのも憎めないポイントとお伝えしました。このように、人のよさが様々な形で周りに伝わると「憎めない」と感じるのではないでしょうか。

憎めない人・愛される人を目指すには、自分を好きでいること、人を好きでいることを心掛けて、自分にできることを精いっぱいやっていればそれで十分なのかもしれません。