無神経な人の特徴＆心理は？傷つく言葉や無神経な人への対処法を紹介

あなたの周りには無神経な人はいますか？身近に無神経な人がいると、イライラしたり時には悩んだり傷ついたりして、正直良い気持ちになれないことは多いでしょう。

なぜこんなにデリカシーがないのだろう…そんなことを無神経な人に対して思ってしまう人は決して少なくないはずです。

今回はそんな無神経な人に注目をするということで、まずは簡単に「無神経」という言葉の意味について触れていきましょう。

そもそも「無神経」の意味とは？

そもそも「無神経」ってどんな意味なのだろう？と気になる人もいるでしょう。よく耳にする言葉ですが、いまいち意味がわかっていないという人もいますよね。

一般的に無神経とは「物事への感じ方が鈍い」「相手の気持ちが考えられない、気にしない」という意味を持つ言葉です。人には触れてほしくない話題や気安く入ってほしくないプライベートなことにまつわる話題などもありますよね。

無神経な人とは、そういった触れてほしくない話題、常識を考えれば出さない話題などに平気で触れてしまうことが多い人のことを指します。

「無神経」の類義語

「無神経」にはさまざまな類義語があります。いまいち言葉の意味がつかみにくいという人は、類義語に注目をしてみると「なるほど、そういう意味か」と納得できることもあるかもしれません。

代表的な類義語には「デリカシーがない」「無遠慮」「自己中心的」「気配りがない」「空気が読めない」などのものがあります。基本的にどれもが相手や周りのことを考えずに振る舞ってしまう時に使われる言葉です。

一言で言えば無神経やデリカシーがない人は「非常識」と思われることが多く、周りから煙たがられたり、嫌われたりすることが少なくないと言えるでしょう。

続いて注目していくのは、思わずイラっとしてしまった無神経な人とのエピソードです。

具体的に無神経な人はどんな失礼なことを相手や周りにしてしまうのか、早速注目していきましょう。

いきなり「メイク雑ですね」と言われた

「メイク覚えたての後輩に突然メイク雑ですねって言われたことがあります。本人はメイクが濃い＝丁寧と考えているようで、ナチュラルメイクな私のことを雑だと思ったようでした。正直メイクが濃いだけでバランスが悪いあなたに言われたくないって思いました」(23歳/女性/事務)

無神経な人に多いのは、自分の常識を信じて疑わないということです。たとえ覚えたての知識だとしても自分が正しいと思い込んでいるため、平気で相手を上から目線で指摘したり批判したりしてしまいます。

百歩譲って本当に相手が間違っていたとしても、上から目線で指摘をすることや、突然批判をするような人は無神経だと思われやすく、もう少し言い方やタイミングを考えて欲しいと思う人は少なくないでしょう。

親の前で恥ずかしいエピソードを…

「彼女を連れて実家に行った際、親の前で2人しかしらない僕の恥ずかしいエピソードを赤裸々に語られてびっくりしたことがあります。聞かされた親も反応に困るし、空気が読めない、あまりにも無神経な振る舞いには正直愛想を尽かしてしまいました」(30歳/男性/サービス業)

特定の誰かしか知らないような恥ずかしいエピソードを勝手に第三者に言う行為は、誰がどう見てもデリカシーがないと思うことでしょう。そのエピソードを聞かされた相手も反応に困りますし、気まずく複雑な雰囲気が場に流れることにしかなりません。

しかし無神経な人は「話してはNGな話題」の区別がついていないため、自分が楽しいと思えば平気で話すことも多いのが事実。気まずい雰囲気にも気づかず、一人盛り上がっていることも珍しくないでしょう。

ご近所さんが家庭の懐事情に首を突っ込んでくる

「お隣さんが会う度に仕事や年収のことを根掘り葉掘り聞いてきてウンザリしています。一応近所だから下手に邪険には出来ないけど、普通に考えて仲の良い友達にも話さないような懐事情を、単なるご近所さんに話すか？と思ってしまいますね」(28歳/女性/自営業)

デリカシーがない話題としてよく挙げられるのは金銭的な話題です。人によっては家族や恋人にすら詳しい懐事情は話さないという人も多い話題ですが、そんな話題もたいして仲良くもないのに平気で聞いてくる無神経な人は決して少なくありません。

特に金銭的な話題は「卑しい」「下世話」と捉えられることも多いため、そんな話題を平気で出すことに常識を疑う人も多いでしょう。

昔からのコンプレックスを皆の前でバカにされた

「昔太っていた自分は、ダイエットをして今ではスリムになりました。しかし小学校の同級生と本当に偶然大学で再会した時に、昔太っていたことを皆の前でバカにされてしまって。あまりにもデリカシーがないし、正直触れてほしくない内容だったのでショックでした」(31歳/男性/事務)

他人にコンプレックスにまつわる話題を単なる話のネタとして披露してしまう無神経な人は多くいます。本人は面白いと思って話しているつもりでも、コンプレックスには触れられたくないと思うは少なくないため、あまりのデリカシーのなさに傷ついてしまう人もいるでしょう。

続いて注目をしていくのは、無神経な人に多い特徴・性格編です。

無神経な人は一体どんな性格をしているのだろう？と気になる人もいますよね。そこで今回は無神経な人によく当てはまる性格にまつわる特徴をいくつか解説していきたいと思います。

どんな性格の人が無神経になりやすいのか、早速チェックしていきましょう。

図々しい

基本的に無神経な人は図々しい性格をしています。空気が読めず、相手との距離感を考えずに自分本位にズカズカと相手の領域に入っていくため、そんな無神経なところに嫌悪感を表す人も少なくないでしょう。

他人が触れてほしくない領域や話題に平気で触れてしまうのも、図々しい性格があってこそのもの。そこに遠慮や気遣いは全く感じられず、完全に自分の都合を他人や周りに押し付けているため、周りから非常識だと思われてしまうのだと言えます。

他人を見下しやすい

他人を見下すことが多いのも無神経な人に多い特徴です。そもそも他人に対して無神経さを働かせているというのも、相手や周りよりも自分のほうが偉く、多少ならば好き勝手してもいいだろう、気遣う必要はないだろうと考えているからだと言えます。

少しでも相手を敬ったり尊重していたりすれば、あまり空気が読めない人でもなんとかして相手を気遣おうとしますよね。結果的に無神経な振る舞いをしたとしても深く反省し、素直に謝罪することは多いでしょう。

しかしただただ無神経な人は周りよりも自分のほうが上だと思っているため、相手を気遣おうとはしません。上から目線で相手を見て、たとえ失礼なことを言ったとしても「自分のほうが偉いのだから仕方がない」と都合よく解釈することは少なくないでしょう。

無神経な人は思いやりがない

思いやりが感じられないのも無神経な人によく見られる特徴です。無神経な人は基本的に自分本位であり、他人よりも自分の都合や感情を優先するべきだと思っています。

そのため、他人を思いやろうとする意識そのものがないのです。表向きは相手を思いやる素振りを見せたとしても、内心では自分の都合や感情を優先させているため、自分に都合が悪ければ平気で他人や周りに迷惑をかえたり、傷つけたりします。

相手の立場に立って物事を考えることはなく、むしろ相手が自分に合わせるべきだと考えているため、そんな心理や価値観が無神経な振る舞いとして表面にあらわれているのだと言えるでしょう。

無神経な人は非を認めることが少ない

多くの無神経な人は非を認めることがほとんどありません。たとえ明確な非が自分にあったとしても、何かと言い訳をしたり、責任転嫁をしたりして、非を認めようとはしないのです。

もともと無神経な人の多くは周りよりも自分は優位に立っていると思い込んでいるため、たとえ明確な非が自分にあったとしても、自分より下の立場の相手に頭を下げるのはプライドが折れると思ってしまうのだと言えます。

また、無神経さを指摘されたとしても「楽しければいいじゃん！」と自分勝手な言い訳をすることも多く、なかなか自分の非は認めません。表向きは謝罪をすることはあっても、裏では不満を垂らすことも少なくないでしょう。

次に解説していくのは、無神経な人の特徴・行動編です。

無神経な人は普段から「無神経だな」「常識がないな」と周りが思ってしまう行動をよくしています。どんな行動が無神経な人によく見られるのか、早速注目していきます。

空気が読めない

絶望的に空気が読めないのが、無神経な人のほとんどに当てはまる特徴です。そもそも空気を読むことが出来ていれば、周りから無神経だと思われることもありません。空気が読めないからこそ、言っては良いことといけないことの区別がつかず、無神経さを発揮してしまうのです。

たとえば会話をしていてとある話題が出た時に、相手が話題に乗り気じゃなければ「触れないほうが良い話題なのかも」と感じ、話題を変える人は少なくないでしょう。相手を不愉快にさせるかも、気まずくなるかも…そんなリスクがあるからこそ、空気を読んで話題を変えますよね。

しかし無神経な人は空気を読めないため、話題を続けたり、相手に対し根掘り葉掘りその話題について尋ねたりしてしまいます。相手が拒んだとしても自分の好奇心を優先させてしまうため、図々しく話題を続けてしまうのです。

人の言うことを聞いていない

人の言うことを基本的に聞いていないというのも、無神経な人に当てはまる特徴です。自分本位で他人よりも自分のほうが上だと思いこんでいるため、そもそも他人が自ら話すことに対してそこまで興味は持てないのでしょう。

そのため、人の言うことは聞きませんし、隙さえあれば自分の話をしようとします。相手の話を遮ることも多く、たとえどんなに重要な話をしていたとしても気にしません。相手の話が退屈だ、自分の話をしたい、そう思ったならば空気を読まずに話し始めてしまうのです。

非常識な行動が多い

基本的に無神経な人は非常識な行動が多いと言えるでしょう。一般常識やモラルよりも、自分の都合を優先したマイルールのほうが偉い、守られるべきだと考えているため、非常識な行動をすることも多くなるのです。

また、マイルールを他人に押し付けることも無神経な人にはありがちな行為でしょう。自己中心的な性格なので、他人に対して思いやりを持ったり、都合を考えたりはできません。むしろ周りが自分に合わせるべきだと考えているため、平気でマイルールを押し付けてしまうのです。

そんな自分のマイルールの中で生きていれば、当然無神経な言動や振る舞いが多くなるのも当然のことでしょう。自分にとっての常識は相手にとっての非常識とは思ってもみないため、自信を持ってマイルールに従った振る舞いをしてしまいます。

無神経な人は損得勘定で動く

損得勘定で動くことが多いのも無神経な人によく見られる行動です。自分にとって都合の良いことばかりをしたいと考えているため、基本的に行動は損得勘定に基づいたものになっており、自分にとって得になることしかしません。

そんな損得ばかりを重視して生きているため、周りが不愉快に思っても、自分に得になることならば構わないと思っています。たとえ周りから指摘されたとしても「仕方ないじゃん」と開き直って、反省することはないでしょう。

続いて解説していくのは、無神経な人がよく使う、人を傷つける言葉です。

無神経な人が言う言葉を基本的に相手を不愉快にさせたり、イライラさせたりするものですが、時には深くショックを受けてしまうほど傷ついてしまうものもあります。

具体的にどんな言葉が人を傷つける無神経なものとなるのか…普段自分が無神経な人になっていないか確かめるためにも、ぜひチェックしてみてくださいね。

「太った？」

代表的な無神経な言葉として挙げられるのは「太った？」という言葉でしょう。基本的によほど相手が心から太りたいと思っていない限り、「太った？」という発言は失礼になることがほとんどです。

そもそもな話、人の見た目に関する事を口に出してしまうのは無神経とし捉えられやすいため注意が必要な話題となります。特に体型にまつわる話題は、相手のコンプレックスに関係している可能性もあるため、求められない限り話題に出すのは控えるのが無難でしょう。

中には単なる挨拶代わりとして「太った？」と冗談で言う人もいますが、十中八九無神経だと思われているためやめることをおすすめします。冗談をもし言うのならば、批判とも捉えられるような言動は控えるようにしましょう。

「もしかして生理？」

特に無神経な男性に多い発言なのが「もしかして生理？」というものです。女性がイライラしていたり、自分に対して厳しい指摘をした時に、論点をずらしたり責任逃れをしたりするために「生理でイライラしてるの？」という意味で言ってしまうのでしょう。

しかし、生理が事実だとしてもそうではないにしても、女性にとって生理の話題はデリケートな問題なだけに冗談でも口に出してほしくないのが事実。特に話題をそらす目的や女性をおちょくるために言われるのは、非常に不愉快でしかありません。

「もしかして生理？」という言葉が許されるのは女性が生理特有の症状で辛そうな時に、いたわる意味で使う場面だけです。それも親しい間柄じゃないと不愉快に思われる可能性は高いため、余程のことがない限り生理の話題を出すのは控えたほうが良いでしょう。

「肌荒れひどいね」

肌荒れする原因はさまざまですが、どんな原因にしても肌荒れをしている自分に満足する人はそう多くはないでしょう。ほとんどの人は肌荒れについて悩んでおり、出来るだけ指摘はされたくないと思っています。

そのため「肌荒れひどいね」という発言は、肌荒れに悩む人からすれば無神経な一言になりやすいのが事実。たとえばスキンケアなどの知識に特化していて的確なアドバイスが出来るならば良いでしょうが、そうではない場合は単なる悪口にしかなりません。

また、アドバイスをするにしても相手が求めない限り言うのは控えたほうが無難です。特に無神経な人は求められていないアドバイスを上から目線で話すことが多いため、不安な場合には肌荒れの指摘自体しないほうが良いでしょう。

無神経な人は上から目線でダメ出しすることも多い

基本的に無神経な人は上から目線な言動をしています。無神経な人に限らず言えることですが、上から目線な発言は相手や周りを不愉快にさせることも多いのが事実。たとえ無神経な発言じゃなかったとしても、上から目線というだけで無神経だと捉えられることもあります。

特に無神経な人は上から目線で頼まれてもいないのにアドバイスをしたり、ダメ出しをしたりすることが多く、そんな空気を読まず思いやりも感じられない行動に、相手や周りの人は嫌悪感を表すのです。

また、あえて失礼な物言いをしたり、相手を傷つけるような厳しい物言いをしたりすることも多いと言えます。そうしたデリカシーの欠片も感じられないところに、無神経だと思う人は多いと言えるでしょう。

なぜ無神経な人はこんなに自分勝手なのだろう、とその心理が気になる人もいるでしょう。周りを思いやらないのも、空気を読もうともしないのも、普段から無神経にならないように気を付けている人からすれば疑問でしかありません。

そんな無神経な人に共通する心理について解説をしていきましょう。

相手の気持ちが考えられない

共通する代表的な心理だと言えるのは、相手の気持ちが考えられないということでしょう。もともと無神経な人は他人の変化には鈍感な人が多く、察する能力も高いとは言えません。ストレートに言われない限り、相手の気持ちや変化に気づくことはまずないでしょう。

また、無神経な人の多くは自分本位な考えをしていることも多いため、基本的に自分の都合を優先しています。そのため他人の変化や気持ちに対してそこまで気に変える必要はないと思っているのも、無神経な振る舞いの原因になっている可能性大。

また、自分が楽しいと思えば相手も楽しいだろうと都合良く解釈することも多いと言えます。こうした自分勝手な思い込みが、無神経な発言を生んでいるのでしょう。

酷い言葉を言っている自覚がない

実は、無神経な人は酷い言葉を言っているという自覚がありません。つまり無神経な発言には悪意はなく、むしろ「相手や場を盛り上げたい」と思っているから発言している場合もあるのです。

基本的に無神経な人は自分に都合よく解釈をするため、自分が楽しいと思ったこと＝相手も楽しいと思い込んでしまいます。もちろんその考えの中には悪意もなく、相手を不愉快にさせる可能性は微塵も考えられていません。

また、心から自分のほうが周りも立場が上だと思いこんでいるのもあり、多少厳しい物言いでも立場を考えれば仕方がないと思っています。上から目線で図々しい物言いをするのも、本人からすれば当然の権利だと解釈をしているのです。

実は相手と仲が良いつもりになっているケースも

無神経な発言をする理由には、無神経な人本人が相手に対し、多少失礼な物言いをしても許されるような関係だと思いこんでいる、という可能性も考えられます。

仲良くなれば多少失礼な物言いをしても冗談としてお互い捉えられることってありますよね。友達と冗談を言い合ったり、笑い合ったり…まさにそのように無神経な人は相手との関係を捉えているのです。

そのため、相手が発言に対して嫌悪感を表したとしても、無神経な人からすれば「冗談で嫌がっている」と捉えてしまいます。本人は悪ふざけをしているつもりでしかないため、本当に無神経な発言をしているという自覚はなく、相手も楽しんでいると思い込んでいるのです。

相手の変化に気づけている自分に酔いしれている

「化粧雑ですね」「太った？」「肌荒れ？」などの無神経な発言は、相手の変化に関係した発言となります。普通の感覚ならばこれらの発言は失礼に値すると考えられるため、たとえ心で思ったとしても口に出すことはありません。

しかし無神経な人は、「相手の変化に気づけている自分はすごい！」と思い込むため、平気でこれらの発言をしてしまうと言えます。失礼なことを指摘しているというよりかは、あなたの変化に気づけていますというアプローチの一貫になっているのです。

無神経な人は言うべきことと言ってはいけないことの区別がついていないため、失礼で無神経なことでも口に出し、「相手の変化に気づける自分」に酔いしれてしまうのでしょう。

続いて解説していくのは、周囲にいる無神経な人への効果的な対処法です。

無神経な人が身近にいると、高い確率で迷惑をかけられたり、悩まされたりしますよね。そんな状態が続けばストレスも積もっていき、心身に悪い影響が出てしまう恐れがあります。

そうならないためにも、無神経な人への効果的な対処法を知って、出来るだけストレスがたまらない付き合い方を試していきましょう。

なるべく話しかけない

なるべく話しかけないようにしましょう。基本的に無神経な人に対して不愉快に思うタイミングというのは、無神経な人と会話をしている時です。相手はどんな状況でも無神経な発言をしてくる可能性は高いため、そもそも話す機会を減らすことが効果的な対処法となります。

相手から話しかけられたら他の対処法が必要となりますが、自分からはなるべく話しかけないようにすれば、必然的に無神経な人と関わる機会も減っていくはずです。会話をする機会が少なければ嫌な気持ちになることも減るため、ぜひ話す機会は減らしていきましょう。

割り切って関わる

いっそのこと割り切って関わってしまうのも対処法のひとつです。特に無神経な人と頻繁に顔を合わせる、接する必要がある場合、距離を置いたり会話の機会を減らしたりするのは現実的に考えて難しいでしょう。

そのため、ややストレスにはなるものの「この人はこういう人だから仕方がない」と割り切って付き合うようにするのがおすすめです。ある程度割り切って接していけば、たとえ無神経なことを言われたとしても「いつものことだ」と受け流せるため、気持ちも楽になります。

また、割り切って関わるようにするだけでなく、出来るだけ無神経な人のことは考えないようにすることも大切です。必要以上に相手のことを考えれば悩みやストレスが溜まりやすくなるため、出来るだけ無神経な人について考えないようにすることも必要だと言えます。

無神経な言動には冷たい態度を取る

無神経な人は無神経な発言をしているという自覚がない、と先ほど解説をしました。自覚がないからこそ、特に問題に思わず無神経な発言をすると言えるため、いっそのこと無神経な言動をされたら冷たい態度を取って突き放していきましょう。

いくら鈍感な人でもあからさまに冷たい態度を取られたら、「自分が何かをしたかもしれない」と疑問に思います。そこで自分の非に気付いたところで素直に非を認めることはないでしょうが、多少なりとも接し方に気をつけるようになるでしょう。

特に無神経な人は無神経だと軽く指摘されたぐらいでは、笑ってはぐらかすことがほとんど。そのため、冷たい態度を取ることで笑ってはぐらかすことを阻止し、相手にこちらの不快感を伝えることが出来るのです。

無神経ですね！と直接相手に伝える

相手に「無神経ですね！」と直接伝えてみるのも良いでしょう。無神経な人からしてみれば「そんなことないでしょ」と笑ってはぐらかすでしょうが、具体的に無神経な発言について指摘をしたり、気分が良いものではないということをストレートに伝えてみてください。

いくら無神経という自覚がない人でも、面と向かって無神経さについて指摘をされてしまえば何も言えません。言い訳をしたところで具体的な例を出されてしまえば言い逃れするのは難しく、冗談として受け流すことも出来ないでしょう。

それがきっかけで無神経さが改善されるとは限りませんが、少なくとも指摘をしてきたあなたに対しては接し方を変えるようになったり、苦手意識を持って距離を置かれるようになったりするため、結果的に無神経な人からストレスを与えられることは少なくなるでしょう。

最後に解説していくのは、自分って無神経かも…？と自覚がある人のために効果的な改善方法です。何度も言うように、基本的に無神経な人は無神経だという自覚はなく、発言や振る舞いに悪意はありません。

そのため、いくら自分が無自覚かも…と不安に思ったところで、具体的にどこに気をつければいいかわからず、なかなか改善することが出来ないのが事実でしょう。

そんな少しでも自分に対して不安に思った人のために、無神経さを改善する方法や無神経にならないコツについて、解説をしていきます。

好かれている人を見て研究する

少なくとも周りから好かれているような人は、無神経や非常識といった印象は持たれていないでしょう。むしろ思いやりがある、気遣いが出来るといった長所を持っていることが多く、それらの長所は無神経な人にはやや欠けている点でもあります。

そのため、身近に周りから好かれているような人がいればぜひ観察をして研究をしてみてください。周りから好かれている人の振る舞いや言動、考え方と自分自身を照らし合わせてみると違いが分かり、何が自分に足りなくて、何がいけないのか、ヒントが見えてくるでしょう。

特に好かれている人が普段やらないようなことを自分自身がやっていないか、重点的にチェックしてみてください。普段やらないこと＝周りから嫌がられることの可能性は高いため、そこに注目をして気をつけるだけで、振る舞い方が変わる場合もあります。

発言の前に一度考える

無神経な人は思いつきで発言することが多いため、だからこそ相手にとって失礼な物言いをしてしまうことが増えてしまうのだと言えるでしょう。

人付き合いをする上では、たとえ心の中で思ったとしても口に出してはいけないことを把握しておくことが大切です。しかし、何でも思いつきで発言をしてしまうと、口に出してはいけ無いことも発言をしてしまうため、結果的に無神経な発言をしてしまうことが増えてしまいます。

本当にこの発言は口に出しても問題はないか、相手にとって失礼はないか…それを考えて判断をするためにも、発言の前には一呼吸置いて考えるようにしていきましょう。

批判する言葉を使わないようにする

一般的に相手を非難する・否定するような言葉は、どんなシチュエーションだったとしても悪く捉えられることが多いと言えます。冗談だった、笑い話のつもりだった…たとえ自分がそう思っても、相手を批判・否定する言葉を使う以上、それを判断するのは相手自身なのです。

つまり、自分の価値観や思い込みで批判や否定するような言葉を使うのは非常にリスキーであり、出来るだけ使わないほうが無難だと言えます。

特に無神経な人は良かれと思ってこれらの言葉を使うことが多いため、自分は無神経かも…と不安な人や何が無神経な言葉になるかわからないという人は、出来るだけ控えるようにしていきましょう。

相手の立場に立って考える癖を身につける

日頃から相手の立場に立って考える癖を身に着けていきましょう。少なくとも相手の立場に立って考えられる人は無神経な発言や振る舞いをすることはほとんどありません。もしあったとしても、普段悪い印象を持たれていなければそこまで不快感を相手に与えることはないでしょう。

たとえば会話をしている時、「この発言をしたら相手はどう受け取るだろう」「もし自分が言われたらどう感じるだろう」と一度でも考えてみると、無神経な言葉を言うことも少なくなるはずです。

相手の性格や一般常識なども踏まえた上で、自分の感覚だけにとらわれないように気を付けながら、相手の立場に立った発言をしていきましょう。

何かと出しゃばるのをやめる

無神経な人の多くは図々しく、出しゃばりな一面があります。本人からすれば「輪に入りたいだけ」「もっと相手と仲良くなりたいだけ」と思うかもしれませんが、人によって近寄られて不愉快な領域があるため、それを見定めなければ単なる非常識な行動としか思われないのです。

特に無神経な人は一般的な人と比べて馴れ馴れしい一面があるため、人との距離感について考えたほうが良いでしょう。自分が良いと思っている距離感も相手によっては不愉快に感じる可能性があるため、接する相手によって距離感を考える必要があります。

お節介を他人に良くしてしまう人も、良かれと思った行動は「過干渉」と捉えられる可能性も高いため、距離感に気を付け、求められない限り何事にも出しゃばるのは控えるようにしましょう。

無神経な言動に腹を立てている人は多い

基本的に無神経な言動は相手や周りをイライラさせたり、不愉快にさせたりすることが多いと言えます。たとえ本人に自覚や悪気がなかったとしても、心無い言葉だと捉えられてしまえば相手を傷つけることに繋がり、敬遠される原因ともなるでしょう。

ただ、無神経な人の多くは自分が無神経な人だという自覚はありません。そのため、もしかしたらあなた自身も周りからは「無神経」と思われている可能性があるのも事実なのです。

無神経な人の言動に腹を立てる人が多いのは事実であるため、出来るだけ自分がそうならないように普段から気を付けていくことが大切だと言えます。人との付き合い方を見直したり、相手の様子に注目をしたりして、自分が無神経な人にならないように注意をしていきましょう。