恋人からの別れ話を回避する方法は？説得のポイント&NG行動まとめ

お互いに好きになり交際がスタートしたカップルでも別れを迎えてしまうことがあります。喧嘩やすれ違い、はたまた片方の裏切りによって別れに至ってしまうこともあるでしょう。

お互いに気持ちが冷めていれば、そのまま別れを選択することは必然的です。しかし、一方に気持ちが残っているとしたら「別れたくない」と思ってしまうもの。どうにかして、相手から出される別れ話を回避したいと思うでしょう。

とはいっても、別れ話を出された以上は相手の気持ちが離れてしまっている状態です。どうすればこの危機を回避することができるのでしょうか。

今回は恋人からの別れ話を回避する方法をご紹介します。説得のポイントをしっかりと把握し、恋人との別れを回避しましょう。

これまで順調に思えていたカップルでも、相手から別れ話を突然持ち出されることがあるでしょう。一体、どのようなことがきっかけで別れ話を切り出すのでしょうか。

まずは恋人と別れたいと思った瞬間を、実際のエピソードを交えながらご紹介します。

価値観の違いがストレスで…

「彼女とは同棲をしていたのですが、価値観がことごとく違っていて。ちょっとしたことの積み重ねだけど、それがストレスになっていったので別れ話を出した。」(28歳/男性/金融業)

価値観の違いがストレスとなり別れ話を切り出したというエピソードです。同棲中だったということから、その違いに気付く機会が多かったのかもしれません。

一緒にいる時間が長ければ長いほど、価値観の違いや相手の欠点に気付いてしまうものです。

喧嘩した後に開き直られて腹が立った

「彼氏が原因で喧嘩になったのに、その後開き直られて腹が立った。イラっとした状態で別れ話をしたから、今考えると少し感情的になっていたかも…。」(32歳/女性/接客業)

自分の悪いところを反省せず開き直られたら、腹を立ててしまうのも無理はありませんね。ただ、感情的になった瞬間に別れ話を出したことで、あとから少し後悔しているようにも見えます。

別れ話を出す人の中には、このように衝動的な人もいるでしょう。そうした人の別れ話の回避は、そこまで難しくないかもしれません。

何度言っても直してくれなかった

「直してほしいところを何度も言ったのに、直してくれなかったから別れ話を出しました。ただ、別れ話を出すのは最後のチャンス的な意味でもありましたね。危機感を持ったら直してくれるかなと思って…。」(27歳/女性/幼稚園教諭)

相手に改善を求めていたものの、成長が見られず別れ話を出したそうです。

ただ、その別れ話には「最後のチャンス」という意味も込められていたようですね。「このままじゃいけない」と相手に思わせるために、別れ話を切り出す人もいるのでしょう。

自分のことが好きかどうか分からなかったから

「何をするにも彼女はそっけないし、好きとか会いたいとかも言ってもらえなかった。そこまで自分のことを好きじゃないんだろうなっていう不安が常にあったのが爆発して、別れ話を切り出した。」(22歳/男性/学生)

こちらの男性は、彼女の様子を見て「冷めている」と思ったのでしょう。また、自身の不安もあって自ら別れ話を切り出したようです。

このように「相手はきっと別れたがっているんだろうな」と察して、別れ話を出す人もいます。だとしたら、別れ話を回避するためには「別れたくない」「好き」と素直に伝えることが必要になるでしょう。

ここからは、男女別に「別れ話をする心理」を見ていきます。

まずは男性の心理からです。彼氏はどういった気持ちであなたに別れ話をしてきているのでしょうか。

仕事を優先させたい

仕事と恋愛を天秤にかけた時、仕事を優先させたいと思う男性は少なくありません。仕事は一生問題でもあり、精を出すべき時期もあるため、場合によっては恋愛が邪魔になってしまうことがあります。

例えば、仕事上の付き合いで上司と飲みに行かなくてはならないという時です。そうした時に彼女から「行かないで」「私とのデートは？」と詰め寄られたら、仕事と彼女を天秤にかけなくてはならないでしょう。

そこで彼氏の出した答えが、「仕事を優先させたい」だったと考えられます。彼氏が別れ話を出したのは、彼女が負担になっている、あるいは彼女の存在が仕事の妨げになっていたからでしょう。

束縛されたくない

彼女の束縛があまりにもひどければ、彼氏は別れ話を持ちかけるでしょう。彼女の束縛により自由な時間が持てない、あるいは信用されず疑われてばかりいるといった状態では、ストレスが溜まる一方です。

そうした彼氏が「束縛されたくない」という心理で別れ話をしているとしたら、まだ彼女として出来ることがあるはず。彼氏を信用したり束縛を緩めるなどの回避策があるでしょう。

他に好きな人ができた

他に好きな人ができたことで、別れ話をする男性もいます。この場合、素直に「好きな人ができたから別れよう」と言う人は少なく、なかなか別れ話の原因が掴めないことが多いです。

例えば、「彼氏にドタキャンされることが増えた」とか「スマホを隠すようになった」など、最近彼氏に怪しい行動が見られるならば、別れ話の原因は他の女性であると考えられます。

この場合は、すでに彼氏の気持ちが他の人にいっている状態です。別れ話を回避するには、彼氏の気持ち自体を取り戻す必要があるでしょう。

彼女のわがままに耐えられなくなった

彼女のわがままがひどく、それに耐えられなくなったことも考えられます。「もういい加減にして…」「俺をなんだと思ってるんだろう」という心理から、別れ話を出したのでしょう。

彼氏に無理なお願いばかりしたり、彼氏をこき使うようなことはなかったか、自身の言動を振り返る必要があります。別れ話を回避するには、そうした反省をした上で付き合い方や接し方を改善するべきでしょう。

これまで彼氏は相当我慢していたのかもしれません。別れ話を出したのは、不満が溜まったからと言えそうです。

次は、女性側の心理を見ていきます。

女性の場合、別れ話をする時どういった心理でいるのでしょうか。男性とはまた違った心理があるようです。

彼氏への気持ちが冷めた

付き合っている間に彼氏の欠点を目にしたり、長い間一緒にいたことでマンネリになり、彼氏への気持ちが冷めたことが考えられます。「気持ちが冷めた」とは言っても、そこに至るまでにはさまざまな出来事や思いがあったはずです。

例えば、彼氏に何度も嘘をつかれてきたとしたら、信用ができない上に徐々に気持ちが冷めてくるでしょう。あるいは、彼氏の浮気が発覚して「こんな人だったなんて知らなかった」と、瞬時に気持ちが冷めるケースもあります。

別れ話を回避するには、気持ちが冷めた原因を突き止める必要があるでしょう。積み重なった思いが原因か、それとも一つの出来事が原因なのか、それによっても回避の方法は異なります。

将来が見えない

彼氏がギャンブルばかりしている、あるいは結婚の話になると逃げようとするなど、将来のことを真剣に考えていないと分かり別れ話を出す人もいるでしょう。彼女はきっと、あなたとの将来を考えていたはず。しかし、それに応えてもらえないと思い、半ば諦めの思いで別れ話を出したはずです。

だとしたら、別れ話を回避するには彼女との将来を考えなくてはなりません。自身にその覚悟があるのかも、同時に考える必要がありそうです。

彼氏に最後のチャンスを与えている

冒頭のエピソードにもありましたが、女性の場合は「最後のチャンス」として彼氏に別れ話を出す人もいるようです。

この場合、彼女は本気であなたと別れたいと思っているわけではありません。別れ話を出すことであなたに危機感を持ってもらい、「変わらなきゃ」「直さなきゃ」と思ってもらうために別れ話を出しているのです。

つまり、彼女としては交換条件のようなものでしょう。「別れたくないなら直して」といった意味であり、最後の警告と捉えることができます。

別れ話をして彼氏の気持ちを試している

女性の中には、彼氏の気持ちを試したくて別れ話をする人もいます。この場合も、本気で別れたいとは思っていません。

例えば、彼氏がいつも愛情表現をしてくれないといった中で付き合っているとしましょう。きっと彼女は「本当に好きでいてくれているのかな」という不安でいっぱいなはずです。

そうした気持ちを彼氏に訴えても応えてもらえない時に別れ話を持ちかけます。その時の心理は、「引き止めてほしい」「気持ちを伝えてほしい」といった心理です。

彼女から出される別れ話を回避したいなら、今素直になり気持ちを伝えるべき。ここで強がったりプライドを優先していては、彼女は本当に離れて行ってしまうでしょう。

恋人からの突然の別れ話。相手のことが好きであれば、なんとかして回避したいと思うものですよね。

でも、気持ちが固まっている相手をどうしたら説得できるのでしょうか。次は、別れ話を回避するための説得方法をご紹介します。

別れ話の回避術①別れたい理由を明確にする

別れ話を回避するためには、まず相手の別れたい理由を明確にする必要があります。突然別れ話を出されて気が動転しているかもしれませんが、ここは落ち着いて「なんで別れたいのか」を聞く必要があるでしょう。

この時、なるべく理由を具体的に知った方が良いです。例えば「気持ちが冷めたから」の場合は、「なぜ冷めたのか」「いつの出来事がきっかけか」まで把握すること。そうした方が相手の不満や欲を満たしやすいですよ。

別れ話を回避するには、その理由を解消する必要があります。ですから的を小さく絞り、あなたがどう努力すべきかを具体的に把握すべきです。

別れ話の回避術②これまでのことに感謝する

別れ話の間は、その場の空気や話題が暗いものになりがちですよね。どうしてもお互いに、悪い方向に物事を考えてしまいます。でも、感謝の言葉であればネガティブな空気にはなりにくいはず。これまでのことを感謝しながら、相手に前向きな気持ちを抱いてもらいましょう。

また、相手に感謝することにより相手に情が出る可能性もあります。「この人と本当に別れて良いのだろうか」「悪いことをしている気になってきた」と思わせるためにも、これまでのことに感謝することは必要でしょう。

別れ話の回避術③相手の気持ちに寄り添う

説得と聞くと、相手を言いくるめたり考え直してもらうことを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。もちろん、そのように相手に納得してもらうことを伝えるのも、別れ話の回避に繋がります。

ただ、同時に相手の気持ちを理解し寄り添う姿勢も大事です。反省し謝罪しながら「そこまで追いつめてしまってたんだね」「ずっと辛い思いをさせてごめん」と、相手の思いに寄り添ってみてください。

そこで相手が「分かってくれた」と思って気持ちが満たされ、別れ話を回避することができるケースもあります。別れたくないからと自分の思いだけを伝えるのではなく、相手の思いをくみ取ることも大切です。

別れ話の回避術④期限を設けてチャンスをもらう

別れ話の回避の中でも難しいのが、これまで蓄積されてきた負の感情から別れ話をされるケースです。「直してほしいと言ってきたのに改善してくれない」「いつまでも愛情表現してくれない」など、相手に中に募った不満が大きくなって別れ話を出された場合は、相手の別れへの思いが強くなっていると考えられます。

こうした場合、その場で相手を説得するのは難しいです。ですから、期限を設けてチャンスをもらう形で回避するのが良いでしょう。

例えば「1ヶ月時間ちょうだい、その間に直すから」といった方法ですね。このように期限を設けると、相手も「様子を見てみよう」と前向きな気持ちになりやすいです。

もちろん、その後はこれが最後のチャンスだと思ってあなたも努力する必要があります。

続いては、別れ話を回避するためのNG言動を見ていきます。

突如別れ話を出されて気が動転してしまう気持ちは分かりますが、以下のような言動をしてしまうと余計に事態を悪化させてしまうことが。上手く別れ話を回避するためにも、冷静で落ち着いた対処が必要です。

感情的な態度をとる

相手への気持ちが強い中突然別れ話をされると、感情的な態度をとってしまう人が多いです。「そこまでの気持ちだったの？」「なんで勝手に一人で決めるんだ！」といった具合。これでは相手の気持ちを否定している上に、相手をより精神的に追い込んでしまいます。

ですから、別れ話を出されても冷静さは保つべきです。感情的になることは、あなたにとっても不利になること。余計相手に「別れたい」という思いを強くしてしまうでしょう。

縋り付くような行動をする

相手との別れを回避したいと思っているため、縋り付きたくなる思いも出てくるでしょう。ただ、それが相手に「重い」「鬱陶しい」と思われる危険性があります。

例えば、泣きながら「あなたがいないと生きていけない」と迫ったり、「何がなんでも別れない！」と駄々をこねるような言動です。こうした言動は相手を困らせる上に、相手の別れたいと思っている原因の解消には繋がりません。

別れを回避するためのこのような言動は、相手の思いを無視しているのと同じです。「結局自分のことしか頭にないのか」とも思われかねないため、縋り付くような言動は避けましょう。

別れ話を回避するために嘘をつく

別れ話を回避するために嘘をつくこともNG言動です。一時的にその場を回避できても、その嘘がバレれば信用を失い取り返しがつかないことになるでしょう。

もちろん、できないことをできるというのも嘘の一つです。例えば相手から「あなたの気持ちがわからないから別れたい」と言われた時に、「毎日好きって伝えるから」と言いながら三日坊主になってしまうようなら、それは相手にとって嘘になってしまいます。

別れ話をしてきた相手は、真剣であり且つ覚悟を持って話をしているはずです。そうした中相手に嘘をついてしまっては、真面目に向き合われていないと思われてしまうでしょう。

相手を脅すような発言をする

例えば、「ただで別れられると思う？」と言ったり、「これまであげたもの全部返して」など、別れを回避するために相手を脅すような発言をするのもNG。かえって相手の気持ちを冷めさせてしまいます。

そこまで追い込まれていて別れたくない思いが強いのは分かりますが、これでは相手に幻滅される恐れがあるでしょう。「こんなこと言う人だったの？」と、より別れへの気持ちが強くなるはずです。

また、脅すような形で別れを回避できても、実際のところあなたも嬉しくないのではないでしょうか。惨めな思いになったり好きでいてもらえている自信がなくなってしまうため、自分のためにもこのような回避方法はしない方が良いです。

相手の「別れたい」という気持ちが強く覚悟が決まっている場合は、回避できないこともあります。それでも諦められない場合は、今後どうすれば良いのでしょうか。

最後に、どうしても別れ話が回避できない場合の対処法をご紹介します。せめて後悔が残らないよう、やれるだけのことをやってみましょう。

友人として関係を続ける

別れ話を回避できない場合、相手と友人として関係を続けてみてはいかがでしょうか。今は相手の「別れたい」という思いが強いため、ここでいくら恋人関係を維持しようとしても難しいです。だとしたら、関係性を変えてそばにいることもできるでしょう。

その上で、タイミングを見計らって復縁を迫ることもできます。別れてすぐに復縁とはいかなくても、友人として近くにいることができれば、いつかチャンスが訪れるはずです。

その時が来ることを信じて、一度別れを受け入れてみましょう。

別れたい理由をはっきり教えてもらう

別れ話を回避できず別れることになった際、理由ははっきりと教えてもらった方が良いでしょう。もちろん、相手を今後説得する上でも必要ですが、新たな恋愛をすることになった時に自身の成長する材料にすることができます。

別れるという現実自体が辛いかもしれませんが、その辛い別れから何も得られないとなると、これまでの時間も無駄になってしまうのではないでしょうか。せめて、相手との恋愛から一つでも学べることがあれば、あなたもきっと魅力的な人に成長するはずです。

ですから、「何がいけなかったのか」「どうすべきだったのか」は相手に教えてもらいましょう。今後の恋愛に活かしたり、復縁を迫る上での課題にするために大切になります。

自分の欠点を改善する

上記で教えてもらった理由から、自身の欠点を見つけ改善すると良いでしょう。それが自分磨きに繋がるもの。もしかしたら、改善した後に相手が「よりを戻したい」と言ってくる可能性もあります。

そのためには相手に自分が変わったこと、成長したことを知ってもらう必要があるでしょう。ですからこれまで見てきたように、友人関係を続けたり欠点を教えてもらうことは大切です。

復縁したいなら冷却期間を置くこと

別れ話を回避できず、相手への思いだけが残ってしまうこともあるでしょう。そうした人は、きっと「いつかよりを戻したい」と思うはずです。

ただ、別れ話を回避できなかったくらい相手の「別れたい」という気持ちが強いことから、すぐに復縁を迫っても失敗に終わってしまうと推測できます。また、自身の欠点や問題点を改善するにはそれなりに時間もかかるもの。成長した姿を見てもらうためにも、ある程度時間が必要でしょう。

そのため、復縁したいなら冷却期間を置くべきです。相手にしがみ付いたりしつこくするのではなく、一度しっかり離れてみましょう。

そうすることにより、相手も冷静になり考えが変わってくることもあります。すぐにどうにかしようとせず、時間をおいた上で復縁を迫るべきです。

ただ執着しているだけじゃないか考える

別れ話を回避したいと思ったのは、「相手が好きだから」でしょうか。中には、相手に執着しているだけの人もいます。別れを回避できなかった今、一度「なぜ別れたくないと思ったのか」を考える必要もあるでしょう。

長い期間付き合っていたり、突然相手から振られたことによって納得できず別れを回避したいと思う人もいるもの。その場合は、別れてからしばらくすると気持ちが落ち着いてきます。

ですから、別れてから一人の時間を持ち自分の気持ちと向き合うことも大事。本当に相手を好きなのか、よく考えてみてくださいね。

彼氏や彼女のことが大好き、あるいは何の問題もなく順調に付き合っていると思っていた相手から突然別れ話を切り出されたら、別れを回避したいと思うのは当然でしょう。ただ、そこで自分の思いを押し付けたり相手の考えを否定するのはよくありません。余計に相手の「別れたい」という思いを強めてしまいます。

別れを回避したいなら相手の言い分を冷静によく聞きましょう。その上で、相手がこれまで求めていたことを理解し、その中にある不満や欲を解消してあげることが大切です。

また、あなたにとって別れ話は突然のことでしょうが、相手の中では時間をかけて考えた上での話。だからこそ「ずっと気付いてあげなくてごめん」など、相手に寄り添う気持ちも必要になるでしょう。

このように、別れを回避するには相手の不満や欲の解消、そして気持ちへの寄り添いが大切です。別れたくないという自分の気持ちを押し付けるだけじゃなく、相手の気持ちも考えましょう。