「もやもやする…」そんな時はどうすればいい？原因や解消法をご紹介

「なんだか最近心がもやもやする」とか「心のもやもやが晴れない」と感じることってありますよね。もやもやがどんな状態なのかを具体的に説明するのは難しくとも、あなたが感じている以上「心のもやもや」は必ずそこに存在して、あなたの毎日に影響を及ぼしています。

心がもやもやしていると、憂鬱な気分になったり、やる気が出なくなったりして、毎日の生活に支障が出てしまうこともあります。心のもやもやをそのままにしておくのは、長期的に考えても得策ではないでしょう。

この記事では、心がもやもやする時の原因や解消方法をご紹介します。もやもやするする心を押し込めることなく、自分の気持ちに優しく向き合ってみてくださいね！

まずは、心がもやもやする時、多くの人がどのような状態になっているのか確認してみましょう。「心がもやもやする」と感じていても、外から見ることができなかったり、具体的に説明することが難しいためにもどかしい思いを抱えている人も多いですよね。

また、もやもやすると感じても、「これが他の人も同じように感じるものなのか？」と不安に感じる人も多いはず。「心がもやもやする」とはどのような状態なのかを知ることで、落ち着いて自分を分析することができるようになります。

いくつかの例をご紹介しますので、自分に当てはめながら確認してくださいね。

気持ちが落ち着かない

いつも漠然とした焦りを感じ、ほっと気持ちが落ち着くことができない状態を「心がもやもやする」と表現することがあります。体にぐっと力を込めていたら筋肉が緊張して疲れてしまうように、いつも焦りを感じている状態では心も同様に疲れてしまいますよね。

漠然とした焦りは、本人が気づかないくらいのスピードと強さで、真綿で締めるように心のもやもやも増やし続けます。どこにいても、何をしていても気持ちが落ち着かないと感じている人は、「なんだか心がもやもやするな」と感じることが多いでしょう。

イライラする

心のもやもやが大きくなると、イライラを感じる人も多いですよ。「もやもやする」とは、靄（もや）がかかった状態を表す言葉です。先が見えない道を進むのは誰でもイライラするのと同じで、心がもやもやしているときもイライラが募る傾向があります。

原因のはっきりしているイライラは、その原因が取り除かれればスッキリ解決することができますが、心のもやもやが原因の場合には、何をしてもスッキリしないことも。そのスッキリしない感覚にさらに心がもやもやする悪循環に陥ることもありますよ。

もやもやする原因を常に考えてしまう

心がもやもやすると、なんとかその理由や原因を取り除こうとして、心のもやもやの原因を探りたくなります。しかし、実は具体的なもやもやの原因がわからないことも多いですよね。

普段から真面目でしっかりしている人ほど、もやもやの原因にこだわってしまい、ますますもやもやしてしまう傾向があります。答えが出ないものをぐるぐると考え続けるのは、修行と変わりのない行為です。

答えのない沼にハマって、負のスパイラルに陥らないように気をつけていきたいですね。

疲れやすくなる

心の疲れは身体的な疲れにも大きく影響を及ぼすといわれています。「心がもやもやするだけだけだから、体には影響がないはず」などと甘く見ていると痛い目にあいますよ。もやもやする心で過ごすのは、体にとっても負担が大きいのです。

心がもやもやしていると、体が縮こまり、呼吸が浅くなってしまいます。「心がもやもやしているな」と感じるときには、原因を探ることも大切かもしれませんが、まずは自分の体を労ることを最優先にする必要がありそうです。

集中できなくなる

心がもやもやしていると、常にもやもやに意識が向いてしまい、物事に集中するのが難しくなることもあります。責任の重い仕事や緊張感のある仕事に就いている場合、心のもやもやは仕事中の失敗に直結する可能性があるので要注意です。

また、何かに集中して取り組むことそのものがストレス解消方法になっている人もいますよね。そのような場合には、集中できない自分にイライラが募ることも。心がもやもやする、集中できない、イライラが募る、心がもっともやもやするという循環にはまらないように気をつけましょう。

ここからは心がもやもやする主な原因《前編》についてみていきましょう。心がもやもやする状態がイメージできるようになると、「今、実は心がもやもやしているんだ」と客観的に判断できるようになりますよね。自分の状態を把握することは、心がもやもやをなくすための第一段階です。

ここから、さらに心がもやもやする原因を自分で考えることで、その原因を取り除くことができるようになりますよ。原因は一つだけとは限りません。複数の原因が絡み合っている可能性もありますので、自分の気持ちに素直になって考えてみてくださいね！

体調が良くない

病気になったり、怪我をしたりすると、元気なときに比べて精神的な疲れも大きくなってしまいますよね。このように、体調が悪いと、心のもやもやにつながることがあります。

普段なら何気なくやっている動作の一つ一つに痛みを感じたり、体の使い方を考えたりしなければいけないのは、それだけで心の負担になるものです。また、治るまでの期間、「仕事は大丈夫だろうか」とか「もう元気な状態に戻れないかもしれない」と不安も抱える人も多いですよね。

体調を崩したときには、その部分を治療することも大切ですが、「心のもやもや」にも気を配りたいですね。

上手くいかない事が続いている

どんなに努力しても、報われないことってありますよね。数年単位のプロジェクトに失敗するような大きなものから、帰り際に急に雷雨に見舞われるなど、「なんだか最近、うまく行かないな」と感じる瞬間は、日常の中にポツポツと出てきます。

一つ一つのダメージを乗り越える前に、次々とこれらのトラブルに遭遇するとぐったりと疲れてしまうものです。「あれもこれも、何もうまくいかないな」とネガティブな気持ちが蓄積すると、心のもやもや感につながってしまいます。

人間関係で悩みがある

人間の三大悩みの一つに「人間関係」が挙げられます。簡単に解決するのが難しい問題ですよね。実は、転職理由の上位に常に挙げられるのも、人間関係の悩みなんです。人間が生まれてから死ぬまで、一生向き合う悩みなのかもしれませんね。

人間関係の悩みは、その人の人生の質に関わる重大な問題です。高圧的な人やネガティブな人に常にさらされていては、心がもやもやするのも仕方のないことでしょう。しかし、残念なことに、他人を変えることはまず不可能です。

まずは、「私はあの人が苦手なんだ」という気持ちを自分自身が認めて、そんな自分を許しましょう。それだけで、心のもやもやが少し晴れますよ。

毎日がつまらない

変化のない毎日を過ごしていると、心がもやもやしてくることがあります。時には日付の感覚が曖昧になったり、「こんなことをしても何も変わらない」という無力感に駆られることもあるでしょう。

隠し味のされたお料理に深みが増して美味しくなるように、人生にもスパイスが必要なときってありますよね。物事のエッジをはっきりと感じるためには、自分の感受性を開放してみるのが有効です。

「毎日がつまらない」と考えていると、「自分の人生なんてつまらない」と思い込んでしまうことも。そんな時にはちょっと過剰なくらいに笑ったり泣いたり怒ったりして、意識的に感情を爆発させてみるのもいいですね。

睡眠不足

「若いから寝なくても平気！」と睡眠をおろそかにしている人はいませんか。睡眠は生物にとってとても大切なものです。若いから大丈夫と思い込んでいる人が多いですが、実は睡眠不足のダメージは年齢に関係なく蓄積されると言われています。

大丈夫そうに見えても、若い体力で無理をしているだけなんですね。心がもやもやすると思ったときには、まず睡眠不足を疑ってみましょう。自覚できないダメージが溜まっている可能性があります。

「ずっと心がもやもやすると思って悩んでいたのに、思いっきり寝たら気分爽快スッキリした」という人も多いですよ。

ここからは心がもやもやする主な原因《後編》についてみていきましょう。原因が分かると、自分の心のもやもやも、もしかしたらコントロールできるのではないかという気分になってきます。漠然と悩んでいるよりは、対処方法が思いつきやすくなるでしょう。

一方で、「絶対に原因を見つけるんだ！」としゃかりきになって原因を考えると、必要以上に気分が落ち込んでしまうこともあります。心のもやもやをなくすために原因を探っていることを忘れずに、ある程度ラフな気持ちで考えるのも大切な姿勢ですよ。

人生の分岐点に立っている

入学や就職、結婚や出産など、生きているとさまざまな人生の岐路に直面しますよね。引っ越しも大きなストレスになることが知られています。このように新しいことをするとき、何が起こるかわからない不安感からストレスがたまり、心がもやもやすると感じる人もいます。

周りがお祝いムードなのに、自分だけがその雰囲気に溶け込めなくて、さらに心がもやもやしてしまうこともあるでしょう。しかし、新しいことをするのは、いつだって不安感がつきまとうものです。最初から完璧を目指さず、新生活になれるまで、自分を労りましょう。

季節の変わり目

季節の変わり目にいつも体調を崩してしまう人もいるのではないでしょうか。気温や天候が大きく変化する時期は、心も体もその変化についていくのが大変です。朝晩の冷え込みなどで知らぬ間に疲れが溜まっていることもありますよ。

「たかが季節の変化で」と不思議な気もしますが、年を重ねるほどにその影響を強く感じる人が増えていきます。毎年、同じ時期に心がもやもやすると感じる人は、「季節の変化」を疑ってみてください。

一人の時間が足りない

あなたは一人でいるのが好きですか？それとも、大勢の友だちとワイワイ遊ぶのが好きでしょうか。一人の時間を好むのか、みんなと一緒に過ごすことを好むのかは人によって異なります。

みんなで過ごすのが好きな人が一人になると孤独を感じる一方で、一人で過ごすのが好きな人が長い時間他人と一緒に過ごすと、息苦しさを感じるようになります。

新生活や寮生活など、一人の時間を確保するのが難しい環境にいると、その息苦しさが心のもやもやにつながるでしょう。休み時間や通勤の短い時間でもいいので、一人の世界に没頭できるような時間を確保すると、頭がスッキリしますよ。

自己評価が高すぎる

人間は不思議なもので、自分自身の事が分からなくなることがあります。「自分はしっかり者で、仕事ができて、完璧だ」と高い自己評価を持っている人ほど弱っている自分を認められない傾向にあります。

しかし、実際に心がもやもやしている以上、それを無視し続けることはできません。理想の自分と本当の自分の間のギャップが大きいほど、その落差に対してさらに心がもやもやした状態になってしまいます。

心のもやもやをこれ以上大きくしないためには、弱い自分や失敗することもある自分をきちんと認めて愛する必要がありそうです。

ここからは心のもやもやを解消する方法《リラックス編》をご紹介します。心のもやもやを解消するためには、いつもよりも意識的にリラックスする必要がありますよ。心の疲れを取るためには、同時に体の疲れを癒やすことも大切です。

心のもやもやを解消するためにリラックスする際には、ゆっくりと時間をかけてくださいね。呼吸がゆっくりになるだけでも、心のもやもやは晴れていくものです。「心のもやもやくらいでこんなに贅沢していいのかな」なんて、自分に厳しくするのはやめましょう。

ゆっくりお風呂に入る

「忙しくて普段はシャワーで済ませている」という人は、湯船にお湯をはって、ゆっくりとお風呂に入りましょう。熱いシャワーは朝の目覚ましには適していますが、心のもやもやを解消するためには不向きの方法です。

おすすめはぬるめの温度でのんびりと半身浴をすることです。副交感神経が優位になり、全身がリラックスモードになりますよ。お風呂から上がったあとは、スマホを見たり、仕事をしたりせずに、速やかに寝床に入りましょう。普段よりも深く眠ることができ、心も体もリラックスするはずです。

マッサージやエステなどで体の疲れを癒す

セルフケアだけでは物足りないと感じる人には、マッサージやエステもおすすめです。心のもやもやを本格的に解消したいのであれば、あん摩マッサージ指圧師や鍼灸師などの国家資格を持つしっかりとしたマッサージ師さんのいる店舗を探しましょう。

また、人は誰かに優しく肌をなでてもらえるだけで、オキシトシンと呼ばれるリラックスに関わる脳内ホルモンが出てくると言われています。家族や恋人、友人などの心を許せる親しい人に優しく手を撫でてもらうだけでも、リラックス効果が感じられるかもしれませんね。

アロマでもやもやする気持ちをスッキリさせる

香りにも人の心を癒やす効果があります。リラックスにおすすめの香りは、ラベンダー、ベルガモット、ゆず、ネロリ、サンダルウッドなどの香りです。スプレー容器に入っている商品がおすすめで、枕や寝具に軽く吹きかけるだけで、一晩中香りを感じることができます。

もっとお手軽に楽しむ方法として、フレーバーティーもおすすめです。魔法瓶に淹れて持って行けば、仕事中のちょっとした休憩時間にアロマを感じることもできますよ。まずは、雑貨店などで自分のリラックスできる香りを探してみましょう！

十分な睡眠時間を確保

心のもやもやには睡眠不足が関わっていることがあります。毎日仕事で忙しかったり、遊びに夢中になったりして、睡眠時間をついつい削っている人はいませんか。睡眠＝何もできない時間と考えがちですが、睡眠は生き物にとってとても大切なものです。

心がもやもやする時には、とにかく寝てみましょう。慢性的な睡眠不足になっていると、その感覚に体が慣れてしまうため、なかなか自覚できないものです。心のもやもやは体からのSOSのサインかもしれませんよ。

良質な睡眠を取るためには睡眠環境を整えることも大切です。寝具を洗濯して清潔にし、部屋を暗くして、静かな空間を作りましょう。

デジタルデトックス

心がもやもやするとき、その原因を探ろうとしてスマホにかじりついている人はいませんか。人間関係に問題があると感じたら、相手のSNSから弱みを探したくなってしまいますよね。また、心が弱っているときほど、自己啓発系の言葉に惹かれやすくなることがあります。

そんなふうにネットから情報を集めていると、その瞬間は気持ちがいいのですが、スマホをおいた途端にぶり返しのように心のもやもやが増強される可能性が。

心がもやもやする時には、スマホを手の届かないところに封印して、デジタルデトックスをしましょう。過剰な情報をシャットアウトすると、自分の感覚や考えに集中することができますよ。

ここからは、心のもやもやを解消する方法《リフレッシュ編》をご紹介します。リラックスでゆっくりと休むだけでなく、もっとアグレッシブに心のもやもやを消したいという人もいるのではないでしょうか。

体を動かしたり、新しいことに挑戦すると、考えを切り替えることができるので、心のもやもやを払拭するのにも効果的です。リラックスだけではなんだか物足りないと感じる人にもおすすめですよ。

友達と思いっきり騒ぐ

仲のいい友達と遊ぶのってとても楽しくて、心身ともにリフレッシュできますよね。心がもやもやする時には、友達を誘って日常を忘れるくらい大いに遊びましょう。思いっきり大声を出せるカラオケは、最もお手軽なストレス解消方法の一つではないでしょうか。

また、時間とお金に多少の余裕がある場合には、野外のアクティビティに挑戦してみるのもおすすめです。たとえば、森林の中でアスレチックに挑戦するフォレストアドベンチャーは、運動だけでなく森林浴の効果もあり、一日中楽しむことができますよ。

体を思いっきり動かすと、心のもやもやもスッキリと晴れるはず。

まったり一人旅をする

一人の時間が好きなタイプの人は、まったり一人旅もおすすめです。「旅行なんて大それたこと」と気負わずに。日帰り旅行でも、土日を利用した1泊旅行でも、普段と違う景色を見ることが大切です。

近くの観光地や温泉にも、知られざる見どころが隠れています。行きたいところを自分のペースでぶらりと巡っていると、「自分で決めること」の楽しさを再発見できますよ。

時間がない場合には、最寄り駅に近接するビジネスホテルに1泊するだけでも、気分をリフレッシュできるでしょう。ゆっくりとバスタイムを楽しんで、気持ちの良いベッドで寝て、少し豪華な朝食を食べると、心が元気になりますよ。

漫画や小説で別世界に没入

忙しい毎日を送っていると、漫画や小説などを読む時間も限られてしまいますよね。しかし、漫画や小説で全く別世界のお話を疑似体験することで、脳内の普段使わない領域が活性化されて、心のもやもやがスッキリすることがあります。

特に心のもやもやが晴れない時には、「泣ける」漫画や小説がおすすめです。人間は涙と一緒にストレス物質を体外に排出する機能を有しています。わざと泣くだけでも、ストレス解消になるということです。

ドラマや映画でもいいのですが、映像を見るだけなので受け身になりがちで没入するには至らないことも。やはり、自分のペースで読み進めることのできる漫画や小説のほうが、リフレッシュには向いていますよ。

昔やっていたことをやってみる

学生時代に部活動やサークルで熱心に取り組んだことのある人は、もう一度それらの物事に挑戦して見ると楽しいですよ。どんなに時間が空いていたとしても、基本的な動きを体が覚えているので、全く新しいことを始めるよりも簡単に基礎レベルを抜け出せるはずです。

社会経験が増えると物事の見方が変わり、多角的に取り組むことができるようになります。学生時代には克服できなかった部分が、社会人になってからできるようになると、とても嬉しいものです。

そんなちょっとした「できた！」の感覚を思い出していくと、心のもやもやが少しずつ消えていくでしょう。

断捨離

「部屋の乱れは心の乱れ」という言葉があります。部屋や机周りの乱雑さは、心の状態にリンクしているということです。心がもやもやすると感じた時には、自分の部屋を一度観察してみましょう。

使わなくなった食器類や着なくなった服、捨て忘れた資源ごみなどが部屋をいっぱいにしていませんか。部屋も心も同じで、ゴミが溜まっている状態では新しいものを受け入れることができなくなります。

心のもやもやを解消するために、まずは部屋の方から断捨離をしてみましょう。物を断捨離する中でコツを掴めば、心の悩みも断捨離することができるようになります。スッキリした空間で、スッキリと物事を考えてみてはいかがでしょう。

運動習慣をつける

心に元気がなくなった時には、一旦心の問題を横において、運動してみましょう。呼吸が少し早くなるくらいの負荷をかけて運動すると、心もリフレッシュできますよ。大股速歩きでのウォーキングや筋トレなどがお金もかからずお手軽です。

有酸素運動で体内の血液循環をよくすると、メンタルも安定してきますよ。これまで運動習慣がなかったという人は、心のもやもや対策のためにも、軽い運動を日常に取り入れることをおすすめします。

ここからは心のもやもやを解消する方法《その他編》をご紹介します。「リラックスしてもリフレッシュしても、なんだかまだ心がもやもやする」という場合には、さらに視点をかえてみる必要がありますよ。

実は心のもやもやの原因に気づいているのに、決断することができないときや、周りの人間の反応を伺っているときなどがこれに当てはまります。まずは自分の気持ちに正直になってみましょう。

あなたはあなたの人生を歩んでいるのですから、自分の気持ちを最優先にしてみませんか。これからご紹介する方法が、あなたの背中を推してくれることを祈っています。

今の気持ちを書き出してみる

心のもやもやの原因を明らかにするためには、今の気持ちを書き出してみることが大切です。用意するものは、紙とペンだけ。最低8分間、手書きで心の中に浮かんでくるあれこれをひたすら紙に書き出していきます。心のもやもやがスッキリして、心が安定してきますよ。

特に、未来に対する悩みや不安を書いていくのがおすすめです。一度で終わらせるのではなく、寝る前の習慣にして、数週間続けてみましょう。書いたものは廃棄してもいいのですが、後で見返して自分の考えの変化を客観的に確認できるので、残しておくと面白いかもしれません。

新しい事を始めてみる

どうしても心のもやもやが晴れない時、実は今やっていることに飽きているのかもしれません。仕事でも学業でも、今自分のやっていることが能力の最大値に到達した場合、それ以上の伸びしろがないことをどこかで感じ取っているのではないでしょうか。

向上心の強い人にとって、成長できない場所で同じことを続けるのほど苦痛なことはありません。心がもやもやするのは、次のステップ進みたがっている心の叫びかもしれませんよ。

会社なら配置換えを希望してみたり、学業なら分野を少し広げたりして、積極的に新しいことに挑戦してみましょう。

とくかく決断する

進学や転職、結婚など人生の節目ではさまざまな決断が必要になります。特に、周りの目を気にして本当の自分の気持ちに蓋をしていると、心がもやもやしやすいものです。「本当はこうしたい、けど周りが納得してくれるか」という悩みには答えがでないものだからです。

しかし、周りがいくら心配してくれるとしても、それを実際に行うのはあなた自身です。周りの意見を参考にするのは大切ですが、自分の本心に蓋をするのはやめましょう。自分自身で決断すると、心がもやもやすることはなくなります。

自分で決断することは、自分の人生を歩むために、絶対に必要なスキルですよ。

呼吸に集中する時間を作る

「心がもやもやして、集中できない」という悩みを解決するためには、呼吸に意識を向けると効果的です。小さい頃に「緊張するときは深呼吸して」と教えられたことのある人も多いのではないでしょうか。呼吸に意識を向けるだけで、余分な緊張が取れますよ。

軽く目をつぶり、肩の力を抜いて、ゆっくりと2分間呼吸をしましょう。このときに「空気が入ってくる」ことと「空気が出ていく」ことに集中します。すると、体から緊張が抜けて、心のもやもやが晴れて頭がスッキリするはずです。

練習すると、もっと短い時間でも効果が出るようになりますよ。一日のルーチンに取り入れるのもいいですね。

最後に、心がもやもやしたエピソードをご紹介します。体を怪我したり、風邪をひいたりするのと違って、心のもやもやは外から見ることができませんよね。それだけに、自分の感じている心のもやもやが人と違うのではないかと心配に感じる人も多いでしょう。

しかし、心のもやもやを抱えながらも、一生懸命頑張っているのはあなただけではありませんよ。今回はそんな人達のエピソードを見てみましょう。「こんなにもやもやするなんて自分がおかしいんだ」と、孤独を感じる必要がないことに気づけるはずです。

生理前は大体もやもやしてしょうがない

「生理前は大体心のもやもやと戦っています。というか、心がもやもやすると『あ、そろそろ生理か』と思うくらい、私にとっては生理と心のもやもやがセットになっていますね。女性である以上、仕方ないです」（28歳/女性/事務職）

生理の始まる3～7日前に心や体に不調を感じる女性は多いですよね。月経前症候群（PMS）としてご存知の方も多いでしょう。特に心理的な変化に注目した月経前不快気分障害（PMDD）というものもありますよ。それだけ生理前の心のもやもやに悩んでいる人は多いのです。

生理前の心のもやもやは定期的に何度も来る点でも厄介ですよね。無理せずに、一度、婦人科で相談することをおすすめします。

ついてない事ばかり続いてもやもや…

「最近、ついてない事ばかりで心がもやもやです。仕事でミスばかりしていて上司に怒られるし、家事をしていてもケアレスミス、彼女とも不穏な感じになってしまって。悪循環に入っています」（24歳/男性/営業職）

ついてない事が続くと心がもやもやして集中力がなくなり、ミスが増えてますます心がもやもやしてしまいますよね。このような負のスパイラルを断ち切るためには、心のもやもやを解消するのが大切ですよ。

もやもやを言語化したらだいぶスッキリした

「心のもやもやを解消したくて、その時感じている気持ちをつらつらと毎晩紙に書き出して見たんです。繰り返すうちに自分の悩みがクリアになっていく感じでした。全ての問題を解決できたわけではないんですが、心のもやもやは晴れましたよ」（23歳/女性/学生）

心の中に漂うもやもやをスッキリさせるためには、その内容を言葉にしてみることが大切です。時間をおいてから見返せば、自分の悩みを客観的に観察することができますよ。

生活習慣を改善したらもやもやがなくなった

「体の疲れ、心のもやもやが取れないので、頑張って生活習慣を改善しました。寝る時間と起きる時間を一定にして、食事はタンパク質を毎回摂取するように心がけたんです。体の調子が良くなるとともに、心のもやもやもなくなりました」（30歳/男性/営業職）

生活習慣が乱れると、心にも変調をきたしてしまいます。心がずっともやもやしているという人は、生活習慣の改善も必要かもしれませんね。

心のもやもやを無視せず、セルフケアしましょう

心がもやもやすると、毎日の生活が憂鬱になってしまいますよね。「自分の心が弱いから、こんなにもやもやするんだ」と、自分にムチを打つのはやめましょう。あなたに必要なのは休息です。

この記事でご紹介したリラックス法やリフレッシュ法を試して、心を十分に解きほぐしてくださいね。「心がもやもやする」と自分で感じられるうちにセルフケアをすることで、重症化を止めることができますよ。