結婚したいけどお金がない…そんなカップル達へ
確かに、立派な披露宴を行うとなると数百万円の費用が掛かるという話も聞きますので、尻込みしてしまうのも当然のこと。でも、想い合っているのにお金がないから結婚しないというのは、なんだか悲しいですよね。
そこでこの記事では、結婚したいけどお金がない…と悩んでいるカップルが、どうすれば結婚できるのか考えていきます。結婚に必要となる資金やカットできる部分について、また後悔しないために考えるべきことなども解説していきます。
お金がない相手と結婚はできる?|男性の意見
自分にお金がないという理由で結婚をためらうのはよくある話ですが、実は相手にお金がないという理由もネックになってくるものです。そこで、お金がない相手との結婚についてどう思うか、男女の意見を集めてみました。まずは男性の意見から見ていきましょう。
自分の給料に依存されないか心配はある
「できれば共働きをして余裕のある生活を送りたいと思っています。でも、相手が専業主婦を希望するタイプで貯金もないとなると、自分の給料に依存されないかと心配はありますね。プレッシャーだし、生活もきつくなりそう…。」(27歳/男性/製造)
男性側も、昔のように一家の大黒柱となって一人で外で働く!という気持ちでいる人ばかりではありません。特にそこまで高収入でないのなら、妻にも働いて家計を助けてほしいという気持ちになるのは当然でしょう。
俺が頑張って稼ぐから問題無し!
「彼女にお金がないなら、俺が頑張って稼ぐから問題無し!彼女にお金は求めていないので。働く自分を支えてくれるだけで十分です。お金がないから結婚しないっていう考えにはならないですね。」(25歳/男性/営業)
このように、自分が収入を得るから妻にお金を求めることはないと言い切る男性もいます。稼ぐことに自信があるのか、彼女への愛が強いのか、いずれにしても頼もしい感じがしますね。自分が稼ぐと覚悟を決められたら、結婚にも早く踏み切れるのかもしれません。
自分の収入が安定していればできると思う
「お金がないのは気がかりですけど、それは彼女じゃなくて自分側の問題と考えます。結婚するのに彼女の給料や貯金は気にしないですね。それよりも自分の収入が安定していることの方が重要なので。」(29歳/男性/接客)
先ほどの意見とも考え方は同じで、彼女にお金を求めるのではなく自分が安定した収入を得られているか、ということを重視するのですね。実際にこのような考えの男性は多いようです。男性が稼ぐという昔の慣習が、現在も影響しているのでしょう。
お金がない理由にもよる
「理由は正直気になります。浪費家だったり借金してたり…となると、結婚しても苦労ばかりするのが目に見えてるから。そういう理由だったら結婚は正直無理ですね。単に給料が少ないとかこっちも理解できる理由なら、お金がなくても全然OKです。」(26歳/男性/公務員)
自分が稼ぐという考えであっても、多くの男性の本音はこうでしょう。お金のない理由が、彼女の金銭感覚がおかしくて浪費しているせいだったとしたら、結婚をためらうのは当然ですよね。単にお金がないということより、その理由は探った方がよさそうです。
お金がない相手と結婚はできる?|女性の意見
では、女性の場合はどうでしょうか。お金がない相手との結婚について、女性の意見を見ていきましょう。
したいけど…妊娠・出産の時が心配かも
「好きだったらお金がなくても結婚したいけど…私が妊娠・出産する時は働けなくなって収入も減るので、心配かも。結婚しても子どものことを考えると、お金もかかるし色々気がかりっていうのは正直思いますね。」(24歳/女性/接客)
自分が働くという気持ちがあれば、彼にお金がなくても結婚したいと考える人は多いようです。ただ、この女性が言うように妊娠・出産の際には収入が減るのも事実です。産休・育休を取れば手当は出ますが、給料よりは少ないことを考えると不安になりますよね。
私も働くから全然大丈夫!
「彼にお金がなくても、私も働くから全然大丈夫です!むしろ二人で暮らした方がそれぞれ一人暮らしでいるより、家賃、光熱費、食費もろもろ節約できると思うし。フルタイムで働き続ければそれなりの生活はできるはずです。」(28歳/女性/事務)
二人で働けば、お金がなくてもどうにか生活していくことは可能でしょう。また、結婚して一緒に暮らすことにより生活費もまとまりますので、確かに別々でいるよりも出費は少なくなる可能性が高いですね。貯金もできるようになるかもしれません。
正直、収入が安定していない人とは無理だな
「結婚しても仕事は続けようと思うけど高収入ではないので、相手の収入は気になりますね。正直、収入が安定していない人とは結婚は無理だなって思います。私は相手を養えるほど働けないし。せめて定職に就いてくれないと困ります。」(27歳/女性/介護)
現実的に、自分が彼を養うと言えるくらいの収入がなければ、お金がないことはやはり引っかかりますよね。高収入でなくてもいいから、せめて安定した収入を得られる職に就いていてほしいというのが、多くの女性の意見でしょう。
金銭感覚がおかしくなければOK
「お金がないって言いながらギャンブルやったり、後輩におごりまくったりしていた彼と別れたばかりです。金銭感覚がおかしい人とは一緒に暮らせないので。お金がなくても倹約して少しでも稼ごう、貯めようと努力してくれるならOKです。」(26歳/女性/営業)
男性の意見にもありましたが、お金がないこと自体よりもその理由や、金銭感覚の違いを気にするのは女性側も同じですね。散財するようなパートナーとは一緒に生活できないと考えるのは当然です。お金がなくても一緒に働いて慎ましく暮らせるなら、結婚はできそうですね。
結婚したいけどお金がない原因とは?
原因がはっきりわかれば、お金がないという状況を今後改善できる見込みがあるのか、またお金がなくても結婚生活を続けられそうかということも見えてくるでしょう。
では、お金がない原因として考えられそうなことを挙げていきます。当てはまるものがあるか考えながら見ていきましょう。
雇用形態の問題で給料が低い
「安定した収入を得られる」ことを結婚の条件と考える人が多いですが、安定した収入を得られるかどうかというのは、正社員として正規雇用をされているかを基準に考えられます。
雇用形態には正規雇用だけでなく、パートやアルバイト、契約社員、派遣社員などの非正規雇用もありますよね。非正規雇用の場合は契約が1年~数か月単位のことが多く、ボーナスも出ないのが当たり前です。
特に時給制のパートやアルバイトの場合、働いた時間分しか給料が入らないためシフトによってはかなり低収入になってしまうことも。お金のない理由が雇用形態の問題の場合、正社員登用や転職を狙わないと、解決は難しいでしょう。
趣味にお金をつぎ込んでいる
収入ではなく支出に問題があるケースも考えられます。特に、お金のかかる趣味を持っている人の場合、給料の大部分を趣味につぎ込んでしまっていることも珍しくありません。
独身なら自分のお金ですからそれでも構わないでしょうが、結婚してからもそんなお金の使い方を続けていては、家計は回らなくなってしまうでしょう。お金がない理由が、趣味の資金が大きすぎるせいという場合は、お小遣い制の導入など具体的な解決策が必要になりそうですね。
身の丈に合った生活をしていない
給料が低いのに家賃の高い部屋に住んでいるというように、身の丈に合った生活をしていない人は、収入がすべて支出に消えていきます。さらに、貯金を切り崩しながら生活する羽目にもなりかねません。
特に家賃は固定費ですから、引越ししないことには変わらないもの。健全な家計にするには、一般的に家賃は手取り収入の1/3ほどに抑える必要があるとされています。身の丈に合った生活に切り替えるか収入を増やすしか、お金がない悩みを解決する方法はないのです。
貯金が苦手で給料をあるだけ使ってしまう
貯金できない性格というのも、お金がない人に多いです。毎月いくら貯めようと目標を作り計画的にお金を使うことができる人もいれば、給料をあるだけ使ってしまう人もいます。給料日前にいつも苦しいと言っている人は、このように計画性がないのです。
趣味にお金を使うことと同様に、独身なら別に困りません。でも、給料を使い込んでしまう生活を結婚後も続けてしまったら、やはり家計が回らず常に苦しい状態になってしまいます。結婚前から、計画的にお金を使うことを考えた方がよさそうですね。
家族に援助している
お金がない人の中には、家族に毎月援助しているという人もいます。親が病気で働けなくなったため家族を養ってきた、弟妹の学費を出しているなどといった場合、自分の貯金を増やすことは難しいでしょう。
実家暮らしだから毎月数万円の生活費を入れているというレベルではなく、給料のほとんどを家族のために使っているという人もいるのです。このように家族を抱えているという場合、結婚についてはよく話し合って考えていく必要があるでしょう。
借金がある
車のローンがある、奨学金の返済をしているという理由でお金がないケースもあります。借金でも先が見えるものであれば、結婚の足かせになることはないでしょう。ただ、サラ金に手を出してしまう、カードローンをやめられないという浪費家タイプの場合は問題です。
借金を繰り返してしまうような人は、結婚後もお金の使い方が改善できない可能性が高く、家族を巻き込んでしまうかもしれません。なんとかなると簡単に考えずに、清算するまで結婚しないなど、けじめをつける必要があるでしょう。
お金がないけど結婚したい!結婚の費用
特に、結婚するときには大きな資金が必要という漠然とした不安を抱えている人は多いのではないでしょうか。でも実際のところ、結婚資金はどのようなことに使われるのかしっかり把握しているという人は少ないでしょう。そこで、結婚にかかる費用についてまとめてみました。
結婚式の費用
結婚というと結婚式のイメージがやはり強いのではないでしょうか。特に女性にとっては人生に一度の憧れでもありますよね。結婚資金というと、結婚式の占める部分が実際大きいようです。
結婚式自体は数十万円でできますが、披露宴に数百万円というお金がかかるのが一般的。会場費から、料理、引き出物、装花、衣装、ペーパーアイテムなど…様々なものにグレードがあり、招待する人数によっても式場によっても費用には大きく差が出ます。
ご祝儀で賄えるケースもありますが、豪華にすればするほど当然自分たちで負担する費用は高くなります。
新居への引っ越し費用
結婚すれば同居するのが一般的ですし、大好きなパートナーと一緒に暮らせることは大きな楽しみですよね。そして、新居を選び引っ越しするのもワクワクするものです。でも、当然ながらそこにも大きな資金が必要となります。
引っ越し会社を利用するなら引っ越し代がかかりますし、新居の敷金礼金は合わせて家賃の2~3か月分は見ておかなければなりません。家具や家電を新しく購入するなら、その資金も必要になりますね。
新婚旅行の費用
結婚式が終わったらハネムーン!というのも憧れではないでしょうか。新婚旅行の費用は行き先や滞在期間、シーズンにもよりますが、海外旅行で5日間滞在の場合は、安くても二人で50万円は見ておきたいところ。
いいホテルに泊まりたい、リゾート地に行きたいと考えているなら、新婚旅行にもそれなりの資金は用意しておく必要があるでしょう。
結婚後の生活費
結婚をイメージすると、結婚式やハネムーンのような特別なものを思い浮かべがちですが、結婚はあくまでも生活です。結婚後の生活費についても頭に入れておかなければなりません。
家賃や光熱費、食費、通信費など、生活には様々なお金がかかりますよね。もし子どもが生まれたらその人数分の生活費、教育費も必要になってきます。さらに先のことをいえば自分たちの老後資金も…。やはり、お金はあるだけ使っていてはいけないということを感じますね。
お金がないけど結婚する方法|前編
お金がないけど結婚したいと真剣に考えるなら、自分たちの身の丈に合った方法を選べばいいのです。ここからは、お金がないけど結婚する具体的な方法についてご紹介していきます。
フォトウェディング
結婚式をする余裕はないけれど、ドレスは着たい。そんな人におすすめなのが、ウェディングドレスとタキシードを着て写真撮影をする、フォトウェディングという形です。お金がないだけでなく、授かり婚など結婚式を挙げるタイミングがなかった人にも利用されています。
衣装のレンタルとメイク、撮影がセットになったプランで数万円から用意されており、親族と一緒に撮影することも可能ですよ。撮影後は家族で食事会を行うという人も多いです。
挙式は2人だけで行う
結婚式はしたいけど、披露宴は厳しい…という場合、式のみ行うこともできます。2人だけで行えば費用も最低限で済みますし、周りに気を遣う必要もありません。
2人きりで式を挙げて、親族には簡単な食事会を開くという人も多いです。また、友人にもお披露目したいという場合は会費制のパーティーを行うというのもおすすめですよ。ご祝儀を用意する必要がないため、意外と周りもこちらの形を喜んでくれるかもしれません。
今まで使っていた家具家電を新居で使う
結婚すると新居に色々新しいものを購入したくなりがちですが、どちらかが一人暮らしだった場合、ある程度家具や家電は持っていますよね。わざわざすべてを新しくする必要はないのです。使えそうなものは、そのまま新居に持ち込むといいでしょう。
一度に買い換えるとなるとまとまった資金が必要になりますが、使いづらくなったものから少しずつ買い換えていけば、無理がありません。使えるものはそのまま使うようにすれば、意外とお金はかからないものです。
新婚旅行は諦める
新婚旅行に50万円も出せない!という人は多いですよね。海外ではなく国内にする、滞在期間を短くする、宿のグレードを下げるなど、いくらでも旅費をカットする方法はあります。そもそも、新婚旅行は必ず行かなければならないというものでもありません。
お金がないのに無理やり行くよりも、結婚して生活が落ち着くまでの楽しみに取っておくのはいかがでしょう。ハネムーン貯金を始めるというのもおすすめです。貯金は目標があるのとないのとではやりがいが全然違いますよ。
お金がないけど結婚する方法|後編
結婚式すら難しい、というように切実にお金がないと悩んでいるカップルは、次のような選択肢も頭に入れてみてはいかがでしょう。
式や披露宴は行わず婚姻届だけ出す
そもそも、結婚は書類の提出だけでできてしまいます。婚姻届を役所に出せば夫婦になれるのですから、無理してまで式や披露宴を行う必要はありません。
また、婚姻届を出さない事実婚という形態もありますが、デメリットも踏まえよく話し合って決めた方がいいでしょう。
豪華な結婚式をしなくても、自分たちなりの形で結婚を誓い合うことができれば、幸せを感じられるのではないでしょうか。新生活のためにお金を使った方が有意義という考えも広まってきています。
お金が溜まるまでどちらかの家に身を寄せる
どちらかが一人暮らしであれば、わざわざ新居を見つけなくても一人暮らしの部屋でしばらく暮らすというのもアリでしょう。ただし、物件によっては二人入居不可の場合もありますので、契約内容を必ず確認して下さい。
お互い一人暮らしの場合は、一方を解約することで家賃の支出が浮きます。結婚するとすぐに新居を探さなければならないと思われがちですが、しばらくはどちらかの家に身を寄せて引っ越し資金を溜めることもできるのです。
どちらかの実家で暮らす
中には、どちらかの実家で最初から同居生活を始めるという人もいます。家族との折り合いが悪くなければ、生活費がかなり抑えられるためメリットが大きいでしょう。
ただ、二人きりの甘い新婚生活とは程遠い暮らしになりますし、義理の家族に気を遣うことでストレスを溜めてしまうかもしれません。お金がないという問題を解決するにはおすすめですが、デメリットも踏まえた上で覚悟して選んだ方がよさそうです。
通い婚という選択肢も
結婚したら必ず同居しなければならないという決まりはありません。しばらくは通い婚にするという方法もあります。生活に変化がなく結婚した実感はあまり持てないかもしれませんが、配偶者がいるという心の支えは持てるでしょう。
お互いに結婚したいという気持ちが強いなら、婚姻届を先に出して式や新居のことはゆっくり考えるというのもいいかもしれません。
お金がない結婚を後悔しないためのポイント
そこで、お金がないことを理由に結婚を躊躇している人は、次のことを心がけてみて下さい。お金がないと苦労も多いかもしれませんが、結婚前に不安を少しでもなくしておくことで、困難を乗り越える覚悟を持てるはずです。
パートナーとしっかり将来について話し合う
何とかなるよと前向きになるのはいことですが、楽観視しすぎていると現状は何も変わらないでしょう。今後のお金の使い方や子どものことなど、将来について結婚前に話し合う場を設けることが大切です。
特にパートナーの金銭感覚に問題がある場合は、そのままにしておくとお金で苦労するのが目に見えています。不安に思っていることをお互い伝え合い、歩み寄れない場合は結婚は難しいでしょう。
現在の所得の状況を把握する
お金に不安があるなら、結婚前からお互いの所得の把握はしておいた方が安心ですね。所得は収入から必要経費を差し引いたもののことです。明細を見せなくても毎月の手取り収入がどのくらいか、預貯金額がどのくらいか把握しておくといいでしょう。
所得の状況を把握することにより、身の丈に合った暮らし方を考えることができるようになります。お金がないと思っていたけれど、計算してみると意外と大丈夫だったという人も案外いるものです。
支出の見直しを行う
所得だけでなく、現在の支出内容についても見直してみた方がいいでしょう。手取りに対して家賃が高すぎないか、不要な保険に入りっぱなしになっていないかなど、確認してみると意外とカットできそうなものが出てくるかもしれません。
携帯料金の見直しなども、毎月の固定費ですから長い目で見て効果的です。お金がないと言いながら無駄な出費をしている人は少なくありません。少しでも有意義に使えるお金を増やすために、結婚前から支出の見直しは行っておくことをおすすめします。
協力し合いながら生活できる相手か見極める
お金がなくても幸せな結婚をしている人はたくさんいます。それは、お互いに協力し合い信頼関係を築けているからでしょう。隠れて借金を作る、浪費するといったことをしないのは当然で、支出を抑えるための努力を共有できる相手であれば、堅実な暮らしができるはず。
結婚前の段階でお金がないという問題を一緒に考えてくれて、真剣に話し合いができる相手かどうかはわかりますよね。一緒に苦労を乗り越えられる相手か見極めておくことが大切です。
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