スキンシップが苦手!克服する方法はあるの?
周りのカップルは自然にスキンシップをとっていてラブラブなのに、スキンシップがないことで、自分たちだけちょっとよそよそしい雰囲気になっているのもつまらないですよね。円滑な恋愛を続けるには、苦手意識を克服していくほうが良いかもしれません。
克服方法を知ったからといってすぐにスキンシップができるようになるわけではありませんが、大好きな彼のために苦手なスキンシップを少しずつ克服していきましょう!
そもそも「スキンシップ」とは?
そこで、スキンシップが苦手な原因や克服法をご紹介する前に、まずは「スキンシップとは何か?」について説明していきます。
「スキンシップ」の意味
「スキンシップ」とは、肌や身体を触れ合わせることで親密さや一体感、安心感を与える行為のこと。スキンシップというとカップルの行為と思いがちですが、親しい人の間でもスキンシップは行われます。
たとえば悲しい時や落ち込んでいる時、親しい人に手を握ってもらったりハグされたりすることで心が落ち着き、ネガティブな感情が安らいだ経験はありませんか?自分を思う相手の気持ちが伝わって、言葉で慰められるよりもより深く安らげたのではないでしょうか。
スキンシップは愛情を示すだけでなく、慰めたり励ましたりするために行われることもあります。つまりスキンシップとは、気持ちを共有したい相手との間で行われるコミュニケーションなのです。
「スキンシップ」のルーツ
「肉体的接触」を意味する「スキンシップ」は、実は和製英語。公式情報ではないものの、1953年のWHO(世界保健機関)のセミナーでアメリカ人が使用した造語を、日本の児童心理学者の平井信義氏が紹介したことが「スキンシップ」のルーツになったといわれています。
子供の情緒や母子関係の構築にスキンシップは大切であるとされています。母親に抱かれ、ぬくもりを感じることで小さな子供は安心感や愛情を感じ取るのです。
スキンシップの重要性は恋人や夫婦の間でも同様で、情緒の安定や信頼関係の構築に効果があるといわれています。
カップルにとって「スキンシップ」は大切?
カップルであれば手をつなぐ、ハグをする、キスをするといった行為によって互いの愛情を確認することができます。このようなスキンシップをするのは本当に好きな人だけ。逆にいえば、好きだからこそスキンシップをしたいと思うのです。
またスキンシップで得る安心感は、相手を信頼していることの裏返しです。たとえば大好きな彼にハグされればリラックスできても、ただの異性の友達にされれば戸惑ったり嫌悪感を抱いたりするかもしれません。
スキンシップでドキドキしたり癒されたりするのは、相手を思う気持ちがベースにあるためです。カップルの愛情や親密度を高めるには、スキンシップは重要かつ効果的なコミュニケーション法であるといえるでしょう。
「スキンシップ」が苦手だと生じるデメリットは?
信頼関係のあるカップルであれば、スキンシップによって安心感やドキドキした気持ちを抱きます。互いに相手を愛おしく思う気持ちが、「手をつなぎたい」「ハグしたい」といった形として現れるのです。
スキンシップが苦手で相手に触るのも触られるのも嫌であれば、相手が「好かれてないのかも…」と思っても無理はないでしょう。カップルなのにスキンシップがなければ、異性の友達と接しているのと変わりませんよね。
お互いに大好きで大切に思うカップルにとって、スキンシップは自然なこと。そのため、触られるのを気持ち悪く感じたり苦手に思って避けたりすることは、恋愛関係を継続するうえでのリスクになるかもしれません。
スキンシップが苦手な女性をどう思う?男性の意見
そこでここからは、スキンシップが苦手な女性についての男性の意見やエピソードをご紹介していきます。「苦手だから」とスキンシップを避けていた女性は、男性側の視点を知ることで自分がどのように思われていたかを知るヒントにしてくださいね。
ウブな感じがかわいくて愛おしいな!
「自分は肉食系の女性は苦手なので、スキンシップが苦手な女性は恥じらいがあって好感が持てます。互いの手がちょっと当たっただけで恥ずかしがる姿とか、かわいいと思います」(19歳/男性)
「デートの別れ際に彼女を軽くハグしたら、緊張のせいか固まっていました。男性慣れしていない感じがかわいいし、愛おしく感じます」(24歳/男性)
スキンシップが苦手だと、恋愛に消極的な印象を与えがち。しかし、恥じらいがある女性を好む男性からは好意的に見られるようです。
可愛いけど、いつまでも慣れないのはちょっと…
「付き合い始めならわかるけど、何ヶ月も経っているのにスキンシップができないのはちょっと困ります。これからどうやって付き合っていけば良いか悩んでます」(25歳/男性)
「スキンシップを恥ずかしがるのは可愛くもあるけど、刺激がなくてちょっとつまらない感じもします。いつかハグやキスできる日が来るのでしょうか…」(27歳/男性)
好き合っているカップルであれば、スキンシップを重ねることでより親密になれますね。しかしいつまでも彼女がスキンシップが苦手だと、今後の付き合い方に悩む男性も出てくるようです。
触ろうとすると逃げるから傷つく
「付き合っているのだから、好きな相手に触りたいと思うのは当然のこと。なのに手を握ろうとするとさりげなく振り払われるので傷つきました」(24歳/男性)
「ふざけて彼女をハグしようとしたら、かなり本気で逃げられました。彼女なのにハグもできないなんて、と凹みました」(20歳/男性)
スキンシップが苦手な女性の場合、急に手を握られたりハグされたりすると反射的に相手を拒否してしまうことも…。しかし拒絶されたことで、傷つく男性もいるようです。
もしかして嫌われてる…?
「体目当てで付き合っているわけではないけど、ある程度のスキンシップは許してほしいです。スキンシップを避けられ続けると『本当は自分のことそんなに好きじゃないのかな?』と思うこともあります」(22歳/男性)
「彼女は恋愛に消極的なタイプで、スキンシップは苦手だといわれました。恋人なのにスキンシップもできないなんて、本当に付き合ってるのかなと思います」(27歳/男性)
ある程度付き合いが長くなれば、次第にスキンシップで関係を深めていきたいと思うもの。付き合っているのにスキンシップが苦手なままでは、男性が「嫌われているのかも」と不安になるのも仕方ないかもしれませんね。
スキンシップが苦手と感じる原因
しかしご紹介してきたように、スキンシップが苦手な女性も中にはいます。相手のことが嫌いなわけではないのに、「触られるのは苦手」と感じてしまうのです。
ここからは好きな人とのスキンシップを苦手と感じる心理についてご紹介していきます。
周囲の目が気になる
スキンシップが苦手な女性の中には、スキンシップ自体はOKでも、人前でするのが苦手という人がいます。このタイプの女性は、人前でのスキンシップは恥ずかしいと思うタイプと、普段のキャラと合わないからスキンシップしたくないタイプとに大きく分かれます。
いずれのタイプも、周りの人や友達にどう思われるか恥ずかしい、後でからかわれるのが嫌、という心理によるものが大きいようです。そのため、彼と二人きりの時や旅先などで知り合いに見られる心配がない場合であれば、スキンシップができるかもしれません。
スキンシップ自体が苦手
外国のテレビや映画を観ていると、ハグや頰にキスをして挨拶する光景が出てきますよね。しかし日本では、基本的に相手の体に触れる習慣がありません。人に触られることに慣れていないため、スキンシップをしたくない人も多いようです。
人に触られること自体に居心地の悪さを感じているので、彼とであってもスキンシップをとるのは難しいかもしれません。しかしこのタイプは「慣れてないから苦手」という心理によるところが大きいので、少しずつ慣れていけば自然なスキンシップが取れるようになる可能性もあるでしょう。
男性に触られたくない
女友達とは気軽にハグしたり腕を組んだりできても、男性に触られるのは苦手という女性も少なくありません。
確かに女性と男性では、相手に触る時の力の加減や肌の柔らかさ、近寄った時の匂いなどが違います。たとえば男性の強い力で引っ張られたり触られたりしたら、「男性に触られるのは怖い」と感じる人もいるかもしれません。
また、男性にあまり慣れていない女性の中には、男性の体臭や服の匂いを気にする人もいます。女性同士とは違う肌や匂いの感じや、触られ方が苦手で、男性には触られたくないと感じる女性もいるようです。
いやらしく感じる
女性同士のスキンシップなら平気でも、男性とは苦手というタイプの女性もいます。このタイプの女性は、「男性に触られる」という行為を性的なことに感じる心理があるのかもしれません。
たとえば、彼が手を握ったり腕を組んだりしただけで「エッチなことを考えてる」「いやらしい」などと考えてしまいます。そのため人前でスキンシップをされれば、「何を考えてるの!?」と怒り出す人も…。
中には本当に下心があってスキンシップをしてくる男性もいるかもしれませんが、彼のスキンシップも拒絶するのはやりすぎかもしれませんね。
異性とスキンシップをとるメリット
ここからは、大好きな彼とのスキンシップのメリットについてまとめました。スキンシップはちょっと苦手という人も、メリットを知って少しずつスキンシップしてみましょう。
相手の匂いで安心できる
スキンシップをすることで彼との距離感が近くなれば、体臭やシャンプー、デオドラント、服の柔軟剤など、相手の匂いを感知しやすくなります。彼との距離が密着した時、相手の匂いに包まれたような気分になったことはありませんか?
大好きな人の匂いは「いい匂い」と感じる傾向があります。また、彼の匂いを嗅ぐことでリラックスできたり、守られている安心感を得たりすることもあるでしょう。
ストレスを少なくする効果も!
気持ちが落ち込んだりストレスを感じたりした時、親しい人に手を握られたりハグをされたりすることで、気持ちが落ち着いた経験はありませんか?また、可愛がっているペットを撫でることで寂しい気持ちが和らいだことはないでしょうか?
スキンシップにはこのように、怒りや寂しさなどからくるストレスを和らげる効果があるといわれています。普段から恋人とスキンシップをすることで日常的なストレスを緩和し、リラックス効果を得ることができるでしょう。
幸せホルモンの分泌で幸せな気分になれる
最近の研究により、スキンシップによって「オキシトシン」という脳内物質が分泌されることが判明しています。「オキシトシン」は、別名「幸せホルモン」「恋愛ホルモン」とも呼ばれ、脳と心が癒される、ハッピーな気分になる、ストレスを緩和するといった効果をもたらすとされています。
「オキシトシン」による多幸感を得るには、好きな人と触れ合ったりハグやキスをしたりするのが効果的。スキンシップが苦手な人も「幸せホルモン」のメリットを知れば、スキンシップに前向きになれるかもしれませんね。
出展:「スキンシップと団欒はオキシトシンを介してストレスを解消させる」(第39回生命情報科学シンポジウム)
https://ci.nii.ac.jp/naid/110009919525
自分磨きで綺麗になれる
カサカサの手を握られたり、汗の臭いがついた服の時にハグされたりするのはちょっと気が引けますよね…。彼とスキンシップをするようになれば、いつ触られてもいいように身だしなみや、お肌や髪のコンディションに気を使うようになります。
女性の柔らかくていい匂いがするお肌や髪は、男性にとってとても魅力的に映るもの。彼が喜ぶ姿を想像すれば、自分磨きも一層頑張れますよね。また自分自身がどんどん綺麗になれば自信がつき、彼とのスキンシップに積極的になれるかもしれませんよ!
スキンシップが苦手!克服する方法
ここからはスキンシップを克服する方法をいくつか紹介しますので、スキンシップが苦手で悩んでいる人はぜひ参考にしてくださいね。
恋愛ドラマを観て勉強する
スキンシップが苦手な女性の中には、どのようにスキンシップをとればいいかわからない人もいます。自分でもできそうなスキンシップにはどのようなものがあるかを知るには、恋愛ドラマの中に出てくるスキンシップ参考にするのがおすすめです。
ロマンチックなドラマや映画の中には、可愛いスキンシップやリアクションがたくさん出てくるはず。その中から実践できそうなものをチェックしてみてくださいね。
彼とのスキンシップを想像する
ドラマなどのスキンシップをチェックしたら、自分と彼とのスキンシップに置き換えてみてください。ドラマのスキンシップを自分に当てはめてシミュレーションすることで、スムーズにスキンシップができるようになるでしょう。ただ真似をするだけでなく、自分でもできるようにアレンジを加えてもいいですね!
彼から想像していたリアクションが返ってこなかったとしても大丈夫!自然な成り行きに任せてスキンシップを楽しみましょう。
彼の服をつかむことから始めてみる
スキンシップが苦手な人の場合、相手の肌に触れるのに抵抗があるケースが多いようです。手や腕に触るのが苦手なら、彼の服をつかむことから始めてみましょう。
やり方は、呼び止める時などに彼の背中の下辺りの服を軽く引っ張るだけ。特に秋口から春先にかけては、ジャケットなどのアウターを着る季節ですからやりやすいですね。
彼の服に触るのに慣れてきたら、肩や腕など彼の体の一部に触れてみましょう。始めは照れ臭いかもしれませんが、慣れてきたら自然に触れるようになりますよ。
「こうして欲しい」と彼に希望を伝える
スキンシップが苦手な女性でも、スキンシップのすべてが苦手とは限りませんよね。たとえば、「人前でのスキンシップは恥ずかしいから止めて欲しい」「手をつなぐのはいいけどハグは体が密着しすぎで苦手」など、一部分だけ苦手ということもあるでしょう。
そこでまずは自分の苦手なスキンシップを知って、それを彼に伝えましょう。「二人きりの時ならスキンシップはOK」「手をつないだり腕を組んだりするのは大丈夫」と率直に希望を伝えれば、彼も理解してくれるはず。歩み寄りの姿勢を見せることで、苦手を克服する努力を認めてくれるかもしれませんね。
スキンシップが苦手!乗り越えるコツ
そこでここからは、そのような状況を避けるためのポイントをいくつかご紹介します。スキンシップができなくて彼との関係に悩んでいる人は必見ですよ!
相手に苦手なことを伝えておく
相手を愛おしいと思うからこそ、ハグやキスをしたいと思うもの。カップルにとってのスキンシップは愛情を確かめたり、信頼関係を深めたりする大切なコミュニケーション手段です。
もしあなたがスキンシップが苦手なら、彼に苦手なことを伝えておくようにしましょう。あなたが伝えなければ、相手はあなたが苦手なことを知ることができません。スキンシップをしようとするたびに避けたり嫌そうにしたりしては、誤解を与える可能性があります。
スキンシップが苦手でもきちんと意志疎通ができていれば、一緒に克服する努力をしたり乗り越えたりすることができるでしょう。
「好き」な気持ちを常に伝える
彼のことは大好きなのに、スキンシップが苦手という人もいますよね。その場合は「スキンシップが苦手なだけで、彼のことは好き」ということを理解してもらう必要があります。
それには言葉で好きなことを伝えるだけでなく、一緒にいる時間を増やして安心感を与えるのも効果的。時間がかかるかもしれませんが、彼が与えてくれる以上の愛情を相手に与えるようにするのがポイントです。
スキンシップをしたい彼に、「スキンシップはないけど愛されている」と感じてもらうことができれば、良好な恋愛関係を保ち続けることができるかもしれません。
苦手でも応じる姿勢を見せる
恋愛している男女にとって、ハグやキスといったスキンシップは愛情表現の一つです。「苦手」というだけで克服する努力をしないのでは、「自分のことしか考えていない」と愛想を尽かされてしまうかもしれません。そのため、苦手でもたまには応じる姿勢も大切です。
頑張ってスキンシップをとろうとする姿を見れば、「自分のために努力してくれてるんだ」と認めてくれるでしょう。また、たまにでも応じることで、少しずつスキンシップに慣れて克服することができるかもしれませんよ!
自分たちに合った愛情表現を見つける
愛情表現の方法はスキンシップだけではありません。どうしてもスキンシップが苦手という場合は、自分たちに合った方法で愛情表現をするようにしましょう。
たとえばメールやLINEで毎日好きな気持ちを伝える、家でも外でも一緒に過ごす時間を増やす、誕生日やクリスマス以外でもちょっとしたプレゼントを贈る、彼の役に立てることをやってあげるなど、彼が喜んでくれそうなことを考えてやってあげましょう。
愛情表現がまったくなければ、彼は「好かれていないのかも」と不安になってしまいます。自分のできる方法で「好き」という気持ちをしっかり伝えるようにしてくださいね。
覚えておこう!スキンシップの境界線とは?
そこでここからは、スキンシップの境界線をいくつかご紹介していきます。
手をつなぐ
カップルのスキンシップで比較的簡単にできるのが手をつなぐこと。カップルであれば人前で行っても不自然ではありませんね。
もし自分から手をつないでみようと思うなら、人ごみの中や混雑しているお店の中などで挑戦してみましょう。「彼とはぐれないために手をつないでいる」と思えば、恥ずかしく感じる気持ちも和らぐでしょう。
ハグ
ハグも日常的に取り入れやすいスキンシップです。互いのぬくもりを感じることができるので、相手を思う気持ちや共感する気持ちが伝わりやすくなります。
たとえばデートした後のお別れの時、彼と別れるのが寂しければ、別れのタイミングで軽くハグしてみましょう。「別れるのが寂しい」と言葉にするよりも、ハグすることで寂しい気持ちがより彼に伝わるかもしれませんよ。
人前でのハグが恥ずかしければ、二人きりの時に少しずつ挑戦して慣れておきましょう。「やっぱり照れてしまう…」という人は、背中からハグすれば見た目にも可愛いですよ!
腕を組む
腕を組むスキンシップは、ややハードルが高くなります。一目で親密度の高さがわかるので、カップルであっても恥ずかしく感じる人もいるかもしれませんね。
手をつなぐよりも腕を組む方が互いの距離が近くなり、密着度が上がります。彼の匂いやぬくもりをより感じることができるため安心感が得られ、守られている気持ちになれるでしょう。
キスをする
カップルにとってのキスは、互いの愛情を確認する重要なスキンシップです。頬っぺたに軽くチュッとするキスでも唇同士のキスでも、ある程度の愛情を抱いている相手でなければできませんよね。
そのためいくらスキンシップが苦手でも、彼からのキスを避けてしまえば「そんなに好かれていないのかも…」と思われ、最悪の場合は別れの原因になることも考えられます。キスはそれほど重要なスキンシップであることを認識してくださいね!
また男女共に人前でのキスが苦手な人も多いので、キスをする時は場所を選んでするようにしましょう。
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