美男美女は「目の保養」になる？みんなが目の保養にしている人まとめ

「目の保養」という言葉、誰もが耳にしたことがあるのではないでしょうか。世の中には、一目見ただけで目が離せなくなるような容姿を持つ人や、魅力的な表情・しぐさで私たちを虜にしてしまう人がいます。そんな時、「目の保養になった」と感じてしまう人は多いはず。

では、そもそも「目の保養」とはどのような意味を持つ言葉なのでしょうか？まずは「目の保養」という言葉の意味と類語からご紹介します。

「目の保養」の意味

「目の保養」とは、「きれいなものや美しいものを見て楽しんだり、癒されたりすること」という意味を持っています。その多くは、きれいな「風景や女性などを見て楽しむこと」を指しています。

「目の保養」の類語

「目の保養」の類語として、「眼福(がんぷく)」「目の正月(めのしょうがつ)」などという言葉があります。

「眼福」は「福」という漢字が使われていることからもわかるように、「美しいものやきれいなものを見て幸せ(=福)を感じること」という意味を持っています。

「目の正月」は、「正月は一年の中で最も楽しいときである」ということからできた言葉であり、「美しいものや珍しいものをみて楽しむこと」という意味を持っています。

美男美女は目の保養になる？

多くの人が「目の保養になる」と感じるのは、容姿の優れている芸能人やとびきりの美男美女を見た時です。では、美男美女を見ることは本当に「目の保養になる」という効果を持っているのでしょうか？

科学的な根拠はない

なんと、美男美女を見た時に「目の保養だ」と感じることに科学的な根拠はないんだそう。多くの人はイケメンや美女を見ることで「癒される」「元気になる」といった心理的な変化が現れたり、脳内物質が分泌されたりするようなイメージを持っています。しかし、そこには明確な根拠や研究結果などは存在していないんですね。

むしろ逆効果という声も？

中には、容姿の優れた人を目にすることで「自分の容姿を美男美女と比較して落ち込んでしまう」「自分の恋人と比較して不満が溜まってしまう」などという人もいるようです。これでは、美男美女を見ても「幸せを感じる」「楽しめる」などという心理状態とは真逆の効果となってしまいますね。

美男美女を見て「目の保養だ」と感じることはすべての人に共通している感覚ではなく、人それぞれの感覚のようです。

でも「目の保養」を感じる人は多い！

たとえ科学的な根拠はなくても、落ち込んだ時や疲れた時、美女やイケメンを見ることで「なんだか目の保養になったなあ」「癒された」「元気になった」などという実感につながったという人は多くいます。さらには、個人だけでなく「職場全体が活気づいた」という効果を感じる人も。

そのため、「自分は目の保養を感じる！」という人は、積極的に「目の保養」となる人を見つけていくと前向きな効果が得られるかもしれませんね。

では、人が「目の保養」と感じる時はどのような心理状態なのでしょうか？さらに「目の保養」の効果にはいったいどのようなものがあるのでしょうか？「心理状態」と「効果」、それぞれについてご紹介していきます。

人は美しいものを求めてしまう

人は美男美女だけでなく、雄大な自然や荘厳な建物など、無意識に美しいものやきれいなものを求めてしまいます。古来から人間は「美しい」ということに「豊かさ」や「正常であること」、「安全であること」などの前向きなイメージを持ち続けてきたのだとか。

そういった理由からも、人は無意識に容姿の優れたイケメンや美女を求めてしまうことは自然なことであると考えられます。そのため、人が美男美女を見て「目の保養だ」と感じている時は前向きな心理状態であると言ってよいでしょう。

「目の保養」がいるとやる気アップ！

「イケメンが近くにいると気合いが入る」「美女が同じチームにいると仕事のモチベーションが上がる」という人は多いのではないでしょうか？身のまわりに「目の保養」がいるとやる気がアップする、という人は非常に多く見られます。

「目の保養」という言葉で考えるよりも、「自分の好きなもの・求めているものが目の前に現れたら？」と想像してみると良いかもしれません。お金や食べ物、芸能人やアイドルなどなんでも構いません。もし近くに好きなものが現れたら、やる気がアップするのは当然のことであると言えますね。

ここからは、男女別で目の保養にしている人をご紹介していきます。まずは男性から見ていきましょう。「男性はどんな人を目の保養にしているんだろう？」という人はもちろん、「男性にとって目の保養になりたい」という人も参考にしてみてください。

職場の巨乳な先輩

「職場にすごく巨乳な先輩がいてついつい見ちゃう。形も良くて柔らかそう。眼福でしかない」(25歳/男性/会社員)「あまり見ないようにしてるけど、巨乳はやっぱり目の保養」(39歳/男性/会社員)など、巨乳を「目の保養」にしている男性は多いようです。

生物学的に見た時、男性は本能的に巨乳が好きだという説もあります。また、人は「動くものに反応してしまう」という習性を持っています。そのため、巨乳が「目の保養」になることは、男性にとってはごく自然なことなのかもしれません。

笑顔がかわいい後輩

「後輩がいつもニコニコしててものすごくかわいい。本当に癒される…」(38歳/男性/会社員)「笑顔がかわいい子が目の保養。笑ってくれるだけで元気がでる」(29歳/男性/会社員)など、「笑顔」によって癒されたり、元気になったりする効果を感じている男性は多いようです。

男性は、女性の笑顔を見ることで「癒される」「元気になる」「安心する」「好感が持てる」などといった前向きな気持ちになるんだとか。特に、「計算のない自然な笑顔」は男性からの多くの支持を集めています。

とにかく露出度が高い友人

「時々会う女友だちがいつも腕や脚を出すような服装。しかも肌もきれいでまさに目の保養」(27歳/男性/自営業)「きわどいファッションの子は見ていてドキドキするし、チラッと見えた時は大興奮…」(22歳/男性/学生)など、男性にとっての「目の保養」は肌の露出度も大きく関係しているようです。

巨乳に加えて、さらに「露出」が目の保養となってしまう理由も男性の本能的なものであると考えてよいでしょう。ただし、露出のしすぎは「下品だな」と感じる男性も多いようです。あくまでも「ほどよい露出」が目の保養となるんですね。

セクシーなしぐさの年上女性

「年上の人が髪をかき上げたり頬杖をついたりするしぐさが好き。どれも色気があってたまらない」(19歳/男性/大学生)「長めの前髪からのぞく流し目からの上目づかいで目が離せなくなった」(25歳/男性/会社員)など、女性のセクシーなしぐさに目を奪われる男性は多くいます。

ほかにも「脚を組みなおす」「リップを塗りなおす」「笑うときに口元を隠す」など、男性はさまざまな女性のしぐさをセクシーだと感じています。さらには、細かいしぐさまで丁寧な姿から「余裕のありそうな人だな」と大人の魅力を感じてしまう男性が多いようです。

同じ通勤電車の綺麗な黒髪女性

「いつも電車で一緒になる黒髪ロングの女性。いつもめっちゃツヤツヤで見とれる」(31歳/男性/営業職)「綺麗な黒髪は目の保養。いいにいおいがするとなお良い」(41歳/男性/会社員)など、美しい黒髪にくぎ付けになってしまう男性は多いようです。

綺麗な黒髪のロングヘアは一朝一夕で作ることのできないものだからこそ、よけい魅力的に感じてしまうのかもしれないですね。清潔で控えめな印象であることも、男性から目の保養として支持される要素と言えるでしょう。

飲み屋の美尻な女の子

「いつも行く飲み屋さんにお尻の形がきれいな女の子がいて、ついつい見ちゃう」(40歳/男性/会社役員)「とにかくお尻が大きい子が好きで見てしまう」(36歳/男性/会社員)など、お尻を目の保養にするほど好きだという男性は非常に多いようです。

巨乳と並び、男性からの高い支持を集めていることは大きな特徴ですね。若い男性と比べて、おじさんのほうが「お尻好き」が多いんだとか。

お尻の形が目立つスキニ―パンツやタイトスカートなど、ボディラインの出る服装をしている場合、男性からはより「目の保養になる！」と思われることでしょう。

次に、女性が目の保養にしている人をご紹介します。女性は男性とは異なり、自分と同じ同性(女性)も目の保養の対象にしていることが特徴です。「女性がどんな人を目の保養にしているのか気になる」という人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

惚れ惚れする筋肉を持つスポーツマン

「筋肉が好き。特に水泳部は裸を見られることに慣れてるせいか、きれいな肉体で惚れ惚れ…」(18歳/女性/学生)「ジムに行くといつもいるトレーナーさんの筋肉がカッコ良くて目の保養になる」(25歳/女性/アルバイト)など、男性の肉体美を目の保養にしている女性は多いようです。

「力持ち」や「守ってくれそう」といった男らしいイメージが女性を虜にしているのではないでしょうか。特に、細身のからだに程よい筋肉のついた「細マッチョ」は長年の人気を集めています。

職場のダンディな上司

「ちょっとくたびれてるんだけど、ヒゲとシワがイケてるおじさんの上司が目の保養」(26歳/女性/総合職)「ひとつひとつの行動に大人の余裕がある。大人の魅力」(29歳/女性/事務職)など、おじさんだけが持つ「大人」や「余裕」といった雰囲気に惹かれる女性は多いようです。

ほかにもおじさんには「知識や教養がある」「エスコートがうまい」さらに「ギャップがある」などさまざまな魅力があるんだとか。ただし、目の保養となるのは「ただのおじさん」ではなく、あくまで「イケてるおじさん」です。

スーツが似合うイケメンサラリーマン

「高そうな細身のスーツを着てて、髪型もきっちりキメてるサラリーマンがカッコ良すぎる！」(21歳/女性/事務職)「仕事ができそうなスーツのイケメンはつい目で追っちゃう。仕事ができそうなのも良い」(31歳/女性/主婦)など、スーツに身を包んだイケメンは女性から多くの支持を集めました。

「スーツが似合うかどうか」ということにはスーツの形や値段だけではなく、スタイルの良さも一役買っています。スタイルの良い人を目の保養にするのは男女とも共通であると言えますね。

笑顔がかわいい後輩

「後輩のイケメンくんがいつも笑ってて癒される～！かわいい天使」(22歳/女性/大学院生)「無邪気に笑うイケメンが目の保養すぎる。ずっと笑っててほしい」(27歳/女性/会社員)など、「笑顔が目の保養」であることは男女ともに共通しているようです。

さらに、日本人男性は女性と比べて笑顔であることが少ないのだとか。そのため、男性の笑顔は女性にとって見る機会の少ない表情であるとも言えます。男性の笑顔は貴重な「目の保養」として、女性に重宝されているのではないでしょうか。

色白ジェンダーレス男子

「最近はやりのジェンダーレス男子がすごい。肌も髪もきれいだしメイクおしゃれだしそこらの女子よりかわいい」(20歳/女性/アパレル勤務)「女子とも男子とも言えないあの雰囲気は見るだけで満たされる！」(18歳/女性/学生)など、ここ数年で多くの支持を集めている「ジェンダーレス男子(中性的な外見や服装の男性)」は目の保養としても人気です。

メイクやスキンケアなどは女性以上に研究しており、多くの女性のあこがれの的となっているジェンダーレス男子。「イケメンでもあり美人」「かっこいいのにかわいい」という性別を飛び越えた魅力は、今後も多くの女性の「目の保養」となっていくでしょう。

とにかくかわいい・美人な女友だち

「男子より美人だったりかわいい女子のほうが目の保養。おしゃれの参考にもなるしガン見しちゃう」(31歳/女性/営業職)「圧倒的な美人が一番の目の保養。自分が憧れてるタイプの外見だと特に保養になる」(23歳/女性/大学生)など、かわいい・美人な女性を目の保養にしている女性は多いようです。

男性とは異なり、女性は自分と同性である女性も「目の保養」にしています。特に美意識の高い女性が同性を「目の保養」と感じており、その多くは「こんな女性になりたい！」というモチベーションアップにつながることが理由のようです。

明確な根拠はないものの、多くの男女が「癒される」「元気になる」といった効果を実感している「目の保養」という存在。その魅力は「容姿」だけにとどまらず、スタイルの良さや表情、さらには細かなしぐさなど多岐にわたっています。

あなたが少しでも「魅力的だな」と感じる部分があれば、それが「目の保養」になります。疲れたり落ち込んだりしたときに「見るだけで元気が出る」という人が存在していることにデメリットはありません。

ぜひあなたも自分なりの「目の保養」を見つけてみてくださいね。

「一瞬で落ちた恋」の結果はほぼ後悔

相手がイケメンだからという理由で、「運命かも」と思ってしまったり、出会った瞬間に一目ぼれしてしまったりするような出会いは、果たして本物の愛に発展するのでしょうか。心理学的にそれを考察した本『図解 身近にあふれる「男と女の心理学」が3時間でわかる本』（内藤誼人）には、以下のような記述があります。
「たとえば『旅行中だから、まぁいいか』などと一夜限りのアバンチュールを楽しもうとすると、男性はいいのかもしれませんが、女性は後悔することになります。その場の雰囲気に流されたりしないことが大切です。ノーザン・アイオワ大学のエレイン・アシュバウは、152名の女子大学生に『フックアップ』（hookup）された経験について質問してみました。『フックアップ』というのは、『かぎで引っかける』というのが元々の意味ですが、男性にうまく釣り上げられてしまった、という意味でも使われます。アシュバウが調べたところ、上手に男性に言いくるめられてセックスしてしまった女性のうち、『後悔した』と答えた人がなんと74％いました。4人のうち3人は後悔することになるのですから、かなりの高確率で後悔してしまうわけです。特に、『一回だけのセックスだった』というときに後悔は大きくなります。また、『知り合って24時間以内のセックスだった』というときにも後悔していることがわかりました。映画や小説にあるような、たまたま出会った男女が一瞬で恋に落ちる、というようなことは、現実には、“ほとんどない”と思っていたほうがよさそうです。」
現実には、映画のような運命の恋はなかなかないようです。後悔することがないよう、気を引き締めておかなければいけませんね。

顔のつくりも大切だけど、重要なのは表情

美男美女は見ているだけで心ときめきますが、「美人は三日で飽きる」という言葉があるように、ただ美しいだけではダメなようです。美しさに何がプラスされれば、より魅力的になれるのかについて書かれた本『【図解】好かれる技術 人生を輝かせる「見た目・しぐさ」のポイント59』（西松 眞子）には、以下のような記述があります。
「好かれるには、『笑顔つくればいいんでしょ』と思っているあなた。それは間違いです。好印象の達人たちは、ただ笑顔をつくることだけが好かれる要素ではないことを知っています。あなたの『いい顔』をつくることが『好かれる』ことだという観点をもっていただきたいと思います。笑顔はもちろん大切ですが、のべつまくなしに笑顔を見せていると、わざとらしさも見えてきます。心ない事務的な笑顔って魅力的でしょうか？またあなたの周りに、哀しいときにその場面に合わない表情（半笑い）の人や、どんなときも無表情の人がいませんか？そんな感情が表に出ない『表情が読めない人』が最近多い気がします。」
笑顔は無敵だと思っていた人も多いのではないでしょうか。喜怒哀楽を臨機応変に表情に出すことで、その人の顔はより魅力的なものになるようです。表情筋を鍛えましょう！

観賞用にならない！親しみやすい美人になる

美人というだけで観賞用、見るだけで満足だと思われてしまうこともあるのは事実。美人は、ともすると近寄りがたく思われがちです。それを解決する方法が書かれた本『１週間で知的で品があって親しみやすい美人に見せる方法』（田中未花）には、以下のような記述があります。
「人は相手の自然な気取らない一面を見たとき、自分の心を開いてみようという気持ちになります。その一面を表す表情がくしゃくしゃの笑顔なのです。心を開ける相手を心地よいと感じるのは当然であり、心地よい相手に対して好感を持つのは自然の成り行きですよね。美しい女性であったり、仕事で完璧な人であったり、隙のない人であればあるほど、ときに顔をくしゃくしゃにして思いきり笑ってみてください。知らないうちに築いていた周囲との垣根が低くなり、人間関係がスムーズになりますよ。」
「手が届く存在なのかも」と美人ならではの近寄りがたさを封じ込めるのは、ただの笑顔ではなく、くしゃくしゃの笑顔だそうです。時には隙を見せることも大切なのかもしれません。

＜参考文献＞
『図解 身近にあふれる「男と女の心理学」が3時間でわかる本』（内藤誼人）
『【図解】好かれる技術 人生を輝かせる「見た目・しぐさ」のポイント59』（西松眞子）
『１週間で知的で品があって親しみやすい美人に見せる方法』（田中未花）