「不倫したい」に関する専門家の意見やアドバイス
既婚男性にとって不倫は「日々の栄養剤」
既婚男性にとって、「不倫」は恋愛のおいしいところだけを味わうことができる都合のいい関係でしょう。それに振り回される独身女性にしてみれば、何の実りも得られぬまま時間を浪費することになってしまうかもしれません。『「恋愛地獄」、「婚活疲れ」とはもうサヨナラ!”最後の恋”を”最高の結婚”にする 魔法の「メス力」』(神崎メリ)には、以下のような記述があります。
「私が既婚者の男性とお付き合いしてる独身の女性に思うことは、ひとつ。勿体無い。
結婚相手というのは、人生のパートナーです。だからこそ、相手の一挙手一投足が目に付きます。そして細かなことで、ぶつかり合う。お互い遠慮がなくなって、口が達者になった妻に辛辣な言葉を投げつけられて、夜の生活を断られ続けて、あるいは抱く気にもならなくて、癒しを求めてるのかもしれません。
そんな男性にとって不倫は結婚生活の栄養剤。男と女の『恋愛』という美味しいところだけ頂けるものなんです。子どものこと、家のローンのこと、家計のこと……。そういう『生活感』あるものから逃れられる癒しなんです。
たとえ、不倫相手が感情が高ぶって泣いてしまったりしても時には責めてしまったりしても、それは『アナタが好き!!!』という愛情の叫びに過ぎません。生活にくたびれた男性からしたら、その涙すらも、甘美。『あぁ、俺は男として求められてるな。恋愛してるな~!やっぱりいいなぁ~!』という気持ちになるの。
アナタに優しい言葉をたくさんかけて慈しむのは、将来がかかっていない関係だからこそ。
そして、彼らは恋愛しているという充実感を胸に自宅へ帰り、夫、父の顔に戻る……。アナタはその栄養剤にされているのです。それでいて、訴えられるリスクまである。
100%断言します。不倫をやめるという苦渋の決断を下した自分に、将来『いや、あれは、英断だったんだ』そう胸を張れますよ!」
このように、既婚男性にとって不倫は日々の「栄養剤」であり、責任を伴わないからこそ楽しめる関係なのかもしれません。都合よく利用されたくなければ、思い切って関係を断ち切る勇気も必要でしょう。
女性として認められたくて「不倫したい」と思う人もいる
「不倫」というと「既婚男性と独身女性」の組み合わせを思い浮かべる人が多いかもしれません。しかし、「独身男性と既婚女性」あるいは「既婚の男女」による関係も珍しいものではないようです。『男と女のアドラー心理学』(岩井 俊憲)には、以下のような記述があります。
「2017年は、ダブル不倫をテーマにしたテレビドラマや映画が話題になりました。
かつて不倫(婚外恋愛)といえば、妻子ある男性が独身女性と……
といった構図が目立ちましたが、最近は比較的、既婚女性が陥るケースも多いようです。
女性側が婚外恋愛をする理由のひとつに、『パートナーに対する復讐』というものがあります。先に夫が浮気をしたので、その腹いせに……というものです。
また、自分の『女としての能力』を確かめたいという気持ちもあるようです。結婚後に夫とのセックス回数が減ったりゼロになったりして『夫は認めてくれないけど、私にはまだ、女としての可能性がある。ほかの男で証明したい』と。
よくある夫婦ゲンカで、
『おまえなんか誰も相手しない!』
『何言ってんのよ!私のことをイイって言ってくれる人もいるのよ!』
男性も女性も、自分はこんなにすごいんだと感じたい。他者称賛による優越感を求めているわけです。」
冷めきった結婚生活のなかで、もう一度恋愛のときめきを思い出したいと感じていたり、パートナーに一矢報いたいと考えていたりする女性は、不倫をすることで自信を取り戻すのかもしれません。
<参考文献>
『「恋愛地獄」、「婚活疲れ」とはもうサヨナラ!”最後の恋”を”最高の結婚”にする 魔法の「メス力」』(神崎メリ)
『男と女のアドラー心理学』(岩井 俊憲)
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