セックスしない不倫関係なんてありえるの?
しかし、世の中にはいろんな人間関係があります。中には、セックスは一切しないけれど、不倫している人もいるのです。セックスはせずに、二人きりでデートや食事をします。
さらに、挿入しなければOKという決まりを作って、抱き合う程度の前戯を楽しむ不倫もあるでしょう。セックスしない不倫関係では、肉体的な快楽ではなく、精神的な充実を得ることができます。
また、セックスの相性は悪いけれど、別れるのは嫌など、不倫を続ける理由はさまざまです。
不倫相手とセックスしない理由|精神面
ここからは、不倫相手とセックスしない理由のうち、精神的なものついて詳しく見ていきます。
相手のことを大事にしたい
相手のことを大事にしたいので、セックスはしないという不倫関係もあります。セックスをしてしまうと、どうしても相手に情が湧いてしまう女性は多いです。
妻子ある身の男性に夢中になってしまうと、せっかく他に素敵な出会いがあってもチャンスを活かせない可能性があります。
そんなことにならないように、不倫でもセックスはしないのです。また、妊娠などセックスによって起こり得る負担やデメリットを避けたいけれど不倫はしたいという場合も、セックスしない関係になるでしょう。
体ではなく心の繋がりを求めている
肉体的な繋がりよりも、精神的な繋がりを求めている既婚男性は多いです。結婚生活が性に合わないと感じていたり、妻への不満を言える相手がいない場合は、それらを解消してくれる相手を探します。そんなときにピッタリなのが、セックスしない不倫なのです。
自分の悩みや不満を親身になって聞いてくれる人は、セックスさせてくれる人よりも嬉しい存在だったりします。
ガツガツしていると思われたくない
男性はときに、紳士的に振る舞いたくなることがあります。そんな欲求を満たすのに最適なのが、セックスしない不倫です。
この場合、男性が相手の女性に求めているのは、「この人はガツガツしていない紳士だ」と思ってもらうことだけです。よって、セックス以外のデートや食事では、本当の恋人のように接するでしょう。
ただし、ガツガツしていると思われたくないという欲求が満たされれば、セックスしようと持ち掛けたり、もしくは別れを切り出したりします。
バレたときの言い訳のため
万が一配偶者にバレたときの言い訳のために、不倫相手とセックスしない人もいます。このタイプの人は、セックスしなければ不倫ではないと考えているのでしょう。万が一バレた場合も、配偶者にそのように言い訳するつもりです。
よって、本当はセックスしたいと思っていたりします。バレたときのリスクを恐れてセックスしないだけなので、不倫関係を心から楽しめていない人も多いです。
不倫相手とセックスしない理由|肉体面
それでは、不倫相手とセックスしない理由のうち、肉体に関するものについて見ていきましょう。
仕事が忙しくて疲れている
仕事が忙しくて疲れているのでセックスはしたくない、しかし不倫はしたいと思う人もいます。このような人は、配偶者以外の異性と親密な関係を持つことに、精神的な充実を感じるタイプです。
よって、肉体関係を持たないことに、大して意味を感じていません。不倫相手がいるかどうかが重要なので、仕事が一段落してまだ関係が続いているならば、セックスしようと誘う可能性が高いです。
セックスの相性が合わなかった
一度セックスしてみて相性が合わなかったけれど、それ以外の部分は好きだから一緒にいたい場合、不倫関係が続くことがあります。
精神的に癒されるなどが、セックスしなくても一緒にいたくなる理由です。ほかにも趣味が一致していたり、同じ習い事をしているなど、プライベートで共通の目的がある場合も、セックスなしで不倫が続くことがあります。
男性の勃起力に問題がある
勃起力に問題のある男性の場合、不倫関係は続いてもセックスはしない場合があります。年齢的に衰えた、もしくは精神的な問題で勃起を持続するのが難しいなどが、男性の勃起が長続きしない主な原因です。
仕事がうまくいかなくて悩んでいるなど、一見関係なさそうなことも勃起力に影響を与えることもあります。
また、中折れなどセックスがうまくいかなかったことがあって、それがトラウマとなってしまい、以後セックスすることにトラウマを感じてしまう人もいるでしょう。そんな人も、なかなか勃起しなかったり、勃起が持続しにくくなることがあります。
そんな状態でも不倫を続けるのは、不倫相手と会うことに特別な意味を見出しているからでしょう。ほかにも、モテる自分、現役の自分をアピールするために不倫を利用している人もいます。
そもそもセックスが嫌い
セックスは嫌いだけれど女性は好きという男性もいます。そんなタイプの人は、セックスなしの不倫関係を望むでしょう。女性と一緒にいることで精神的に安らぎを得られるなど、肉体的な気持ちよさ以外の何かを期待して不倫関係を続けているのです。
また、セックスは嫌いだけどオナニーは好きという人もいます。不倫相手とセックスはしないけれど、二人で過ごしたときの何気ない瞬間を思い出したり、行為に至ったことを妄想してオナニーするのです。
セックスしない不倫関係が成立する条件は?
お互いを大切に思っている
お互いを大切に思っていることは、セックスしない不倫が成立する条件の1つです。セックスしなくても尊敬しあうことができて、セックス以外のことでお互いを必要としています。
一緒にいるだけで楽しかったり、相手にしか言えない話ができるなど、セックス以外の部分で相手を大切だと感じている限り、その人との不倫関係は続くでしょう。お互いを大切に思えなくなったときが、この関係の終わりです。
どちらも性欲が強くない
性欲の強さは人によって異なります。一晩で何回もセックスしたい人もいれば、月に1回すればいいと考えている人もいるでしょう。セックスしない不倫が成立するには、お互いの性欲が強くないことが条件になります。
どちらかの性欲が強いと、我慢を強いられる状況になりますよね。そうなると、わざわざ不倫関係を続けている意味がありません。ほかの不倫相手やセフレを探した方が、お互いのためになります。
二人きりの時間を過ごしたいけれど、性欲が強くないのでセックスはしなくていいとお互いが思うことができるからこそ、セックスしない不倫が成立するのです。
お互いが異性として意識している
お互いを異性として意識しあっていることも、セックスをしない不倫を続ける条件の1つです。
異性として意識していなければ、友人関係と何ら変わりがありません。決してセックスには至らないけれど、相手を性的に魅力的だと思っていることは大切です。
相手を性的に魅力的だと思っている場合、2人の間には友人関係とはまったく違う緊張感や安らぎが生まれる可能性があります。異性と会うときのドキドキ感や安らぎを求めるのが、セックスしない不倫関係を続ける主な目的です。
本音で語り合える
セックスしない不倫を続けるには、何でも本音で語り合えるほどお互いに信頼している必要があります。
仕事に対する自分の考え方などを正直に語り合えると、セックスなしでも素敵な関係を築けるでしょう。また、相手に対してどんな感情を抱いているかを正直に話すことも大切です。
好きなところは好きと伝え、不満なところも正直に話して変えられるところは変えていくなどしていくと、セックスしなくても不倫関係が成立するだけでなく、自分自身の成長にも繋がるでしょう。
セックスしないまま不倫関係を維持する方法
精神的な交流を重視する
セックスしないのに、わざわざ配偶者以外の異性と一緒に過ごすのだから、それなりの理由が必要です。その理由として最も重要なのが、精神的な交流です。
誰にも言えないけれど、この人になら話せると思うことってありますよね。そのような相手との交流は、セックスするよりも大切だと感じることがあります。セックスはしないけれど、それ以上に相手は自分に必要な存在だと認識することで、セックスしないまま不倫関係を維持することは可能です。
密室でのデートを避ける
これまでセックスしない関係を続けていたとしても、友達ではないので、相手に性的な魅力は感じているはずです。強い弱いはあるとしても、不倫相手に対してまったく性欲が湧かない人はいないでしょう。何かきっかけがあると、セックスしてしまうかもしれません。
セックスするきっかけになりやすいのが、密室でのデートです。密室だと、どうしてもお互いを性的に意識してしまいがちになります。よって、セックスしない約束だとしても、ラブホテルでのデートなどは危険です。
セックスしないことで成立していた関係が崩れてしまう可能性もあるので、これからもセックスせずに関係を維持していきたい場合は、密室でのデートは避けましょう。
デートのルールを作ってみる
二人の関係にルールを作ってみるのも、セックスしない不倫を維持するのに有効な方法です。密室でデートしたり、お酒を飲んで気分が高揚した場合など、衝動的にセックスしたくなる可能性があります。
そうなってしまっては、セックスせずに関係を維持するのは難しくなるでしょう。そこで有効なのが、デートのルール化です。たとえば、昼に映画を見に行くデートならOK、夜に個室居酒屋でデートするのはNGなど、具体的なルールを決めてみてください。
そうすれば、きっとこれからもセックスしない不倫関係を維持しやすくなりますよ。
連絡は頻繁に取り合う
セックスしない不倫関係を維持するためには、頻繁に連絡を取り合いましょう。セックスをしない以上、会ってデートしたり話をするのがとても大切です。同時に、会わないときに連絡をする重要性も高くなります。
滅多に会わない、連絡もしないとなると、不倫関係を維持するのは難しいでしょう。この状態でセックスをしないのであれば、何のために関係を続けているのかわからなくなるはずです。
ただし、不倫相手との連絡の痕跡は、できる限り残さないようにしましょう。スマホのメッセージアプリやメールから、配偶者に不倫が発覚する可能性があるからです。
セックスしない不倫はあり?男女の意見
自分がそんな関係を続けたいかどうか考えながら読むと、不倫に対する考え方が変わるかもしれません。
セックスしないままでもアウト!
「セックスしなくても、相手を愛していたらその時点でアウトでしょう。不倫しているせいで、パートナーのことを疎かにしていますよね?パートナーの立場で考えたら、不倫に違いないと思います。もちろん私も、セックスなしだとしても不倫はしたくありません」(23歳/女性/携帯関係)
セックスしなくても不倫には違いない、という意見です。たしかに、ほかに愛する人がいる限り、配偶者は疎かにされてしまいますよね。
配偶者からすれば、自分が疎かにされている時点で相手とのセックスの有無などどうでもよいのです。セックスしていないから不倫ではないと弁解しても、このように考える人には到底通じないでしょう。
友人付き合いではダメなの?って思う
「セックスしない不倫とか、自分はナシですね。それなら友達でいいじゃんと思っちゃいます。どうせ不倫するならセックスすればいいと思いますよ。その方が楽しいし、気持ちいいんじゃないでしょうか」(25歳/女性/飲食店)
セックスしない不倫なら、友人付き合いで十分ではないのかという意見です。セックスしないのであれば、異性の友人と何が違うのか、疑問に思う人も多いでしょう。
精神的な安らぎや、その人と一緒にいることに言葉にできない価値を感じるので、セックスしない不倫をしている人もいます。しかし、その感覚は実際に経験してみないとわかりづらいのかもしれません。
ありだと思います
「セックスしない不倫って、少し不思議な感じはしますが、それもアリだと思います。異性に惹かれるのって、セックスだけが理由じゃないですよね。エッチはなしだけどなんとなく一緒にいたくなる気持ちって、わかるような気がします」(26歳/男性/営業職)
異性と友人以上に親しく接する理由は、セックスだけとは限りませんよね。一緒にいるだけでとても幸せな気持ちにさせてくれる人なら、たとえセックスがなくても深い関係を築きたいと思うでしょう。
セックスはあった方がいいかな…
「個人的には、セックスしないと不倫じゃない気がします。もちろん、当人たちが不倫と言っているなら不倫なんでしょうけど…。でも、やっぱりセックスはあった方がいいですね。でないとわざわざ不倫する意味ないんじゃないでしょうか」(30歳/男性/IT関係)
不倫するなら、やっぱりセックスはあった方がいいと考える人は多いです。セックスしない不倫に、一体どんな意味があるのかわからないと言う人もいます。
他人から見ると、セックスしない不倫と、単にとても親しい友人との違いはわからないかもしれません。しかし、配偶者がいるのにほかの異性と親友以上に親しくするのは、場合によっては不倫となりえるでしょう。
ある程度年齢を重ねたらアリになるのかも
「今の感覚だと、正直セックスしないのに不倫とか考えられないです。セックスするからこそ、リスクを冒してもパートナー以外の人と会う意味があると思います。でも、ある程度の年齢になったら、肉体的な気持ちよさよりも精神的な落ち着きを求めるようになるのかも…」(20歳/男性/学生)
若くて性欲旺盛なときは、セックスしない不倫なんて考えられない可能性が高いです。しかし、ある程度の年齢になれば、セックスしなくても異性として付き合う関係の意味に気付けるかもしれません。
年齢や精神状態によって不倫相手との付き合い方が変わるのは、面白いところです。
セックスしないままでも危険?不倫のリスクとは
それでは、セックスしない不倫でも発生しうるリスクの詳細について見ていきましょう。
慰謝料を請求される可能性がある
不倫のリスクとして真っ先に考えられるのが、バレたときのトラブルです。相手の配偶者にこっぴどく責められる可能性もありますし、場合によっては慰謝料を請求されることもあるでしょう。
セックスしていないといっても、不倫は不倫です。セックスしていないので不倫ではないという理屈が、相手の配偶者に通用するとは限りません。
プラトニックで素敵な関係だったとしても、バレたときは普通の不倫と同様のリスクが生じる可能性があることは肝に銘じておきましょう。
周囲にバレると社会的信用を失う
不倫するもしないも、個人の自由です。人の恋愛や人間関係を、他人にとやかく言われる筋合いはないと考える人もいるでしょう。しかし、世間一般の不倫のイメージは、決して良いものではありませんよね。
不倫していると判明してしまうと、軽い女だとあらぬ噂を立てられたり、場合によっては職場を追い出されるかもしれません。また、不倫が発覚した後は、今まで親しかった人すらよそよそしくなる可能性があるなど、人間関係にも大きな影響を与える可能性があります。
このように、セックスしないプラトニックな不倫だとしても、最悪の場合、社会的信用を失うことになるというのは、ぜひ心得ておきたいところです。
精神的に辛くなる
たとえお互いを必要としていても、不倫は不倫。すでに相手に配偶者がいる以上、あなたが幸せになれる可能性は限りなく低いのです。そんな葛藤を抱えながら関係を続けていくのは、精神的に堪えます。
また、いくらセックスしないプラトニックなものでも、不倫のことを周囲に相談するのはなかなか難しいです。悩みがあっても打ち明けることができないというのも、不倫の辛いところです。
恋人を見つけにくい
不倫関係を続けている限り、新しい恋人はなかなか見つかりません。プライベートな時間を不倫相手と過ごしているので、恋人探しに時間をあてられないからです。
また、新しく好きな人と付き合うことになったら、不倫相手との関係を清算しなければなりません。もし不倫相手があなたと別れたくないと言い出したら、関係を終わらせるのに手間がかかってしまうでしょう。
さらに、セックスしない関係に慣れてしまった場合、新しい恋人とのセックスをする関係に馴染めない可能性もあります。
出典:東京新宿法律事務所『肉体関係はないということですが相手の女性に慰謝料請求できますか?』
https://www.shinjuku-law.jp/support/faq/divorce/infidelity/qa3203/
セックスしない不倫はあり得ます!
しかし、セックスしなくても不倫は不倫です。万が一関係がバレた場合、相手の配偶者から慰謝料を請求されるなどのリスクがあります。
「セックスしてないから不倫ではない」と言い訳しても通じない可能性もあるので、もしこのような関係を続けるのであれば、どんなリスクが生じるのかは肝に銘じておきましょう。
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