「セックスはスポーツ」ってどういうこと?
これは一体どういうことなのでしょうか?セックスがスポーツなのだとすれば、そこに愛は存在”する”のか”しない”のか?その疑問を今回は深掘りしていきましょう。
まずは男女別に、「セックスはスポーツである」「セックスはスポーツではない」という両面から意見をお聞きしました。
このほか、”セックス”と”スポーツ”の意外な共通点や、セックスで得られるうれしい効果などにも注目しています。ぜひ参考になさってください。
セックス=スポーツ派の意見《男性編》
体力を使うからスポーツと一緒
「セックスって、単純にスゴク体力消耗しますよね。だから自分はスポーツって考えてますよ。終わった後はスッキリして爽快感もあるし、スポーツとなんら変わりはないでしょ?もちろんパートナーにはちょっとこだわりますけど、ワンナイトラブでも全然アリ!」(20歳・男性)
「行為そのものがスポーツと一緒」というご意見です。たしかにその意見には納得できる点があります。ほどよく体力も消耗しますし、スッキリするというのもごもっともです。
欲求不満解消という共通点があるから
「ムシャクシャしたとき、スポーツで解消する場合とセックスで解消する場合に違いってありますか?僕はそこに違いがないって思うから、セックスはスポーツって思えますね。欲求不満を解消するって意味では、どっちでもいいと思いますよ。」(28歳・男性)
とてもライトな意見ですね。どちらも汗を流して身体を動かす行為だという理由から、欲求不満解消の意味では大差がないと考えているとのことです。
男女の関係が面倒くさいから
「愛があるからセックス…それもわからなくはないですけど、俺はそういうのちょっと面倒くさいかな。だったら、そんなしがらみ考えないで気持ちいいセックスしたいね。感情とか、なにもない状態で、スポーツ感覚でするのが一番!」(26歳・男性)
二人の間に深い関係性があると、自由に気持ち良くセックスができないという男性です。とても割り切った考えを持っているんですね。自分のこれまでの体験からそう感じたとのことです。
たくさんの人と楽しみたいから
「彼女がいたら一人の女性としかできない、それは当たり前ですよね。でも僕はたくさんの人といろんなセックスを楽しみたいから、恋人は作らないでスポーツ感覚でセックスを楽しんでます。相手が変わればセックスも変わるから、そこが魅力じゃないかな。」(27歳・男性)
この男性は、セックスをスポーツそのものと考えているようです。相手次第で変わるという考えは、スポーツに置き換えても同じことがいえますよね。
セックス=スポーツ派の意見《女性編》
性欲発散が目的だから
「私の場合、セックスしたいなって時に発散できればいいから、感覚はスポーツと一緒です。『セックス=愛』だったら、自分がしたくなくても付き合わなきゃいけないでしょ?そうじゃなくて、自分がしたいときにしたい…だからスポーツやトレーニングと一緒です。」(25歳・女性)
とても割り切った意見の女性です。自分がセックスしたいときにするから、スポーツやトレーニングと一緒とのこと。気分が向いた時にセックスで汗を流す…たしかにスポーツと同じ感覚といってもいいでしょう。
最後に一人と結ばれればいい
「私、今はまだ自由でいたいんです。セックスも、自分のタイミングでそのときのフィーリングを大事にして楽しみたい。スポーツと同じでね!もちろん、それが女性としてあまり良いことではないのは理解してるから、最後は一人の人を選びますよ。」(20歳・女性)
最後は一人の人と結ばれればいいという考えの女性です。ですからそれまでの”期限付き”ということになりますね。セックスはスポーツと同じと考えていながらも、女性であることはしっかり意識しているのでしょう。
今はフリーだから
「友達にはいろんなこといわれるけど、フリーのうちはセックスをスポーツと考えてもいいと思ってます。そりゃあ女子だから、それをあまりオープンにはできないけど、実際にそれができるのはフリーの今だけ!だから思い切り楽しんでます!」(21歳・女性)
あまりオープンにはできないけれど、フリーである今のうちにセックスを楽しんでいるという女性です。フリーであれば誰に責められることもなく、スポーツのようにセックスも楽しめるということなのでしょう。
セックス=スポーツと考えれば感情に振り回されない
「セックスをスポーツと考えていれば、妙な感情に振り回されないから、私はそれが一番だと思いますね。嫉妬とか束縛とか…そんなの疲れちゃうでしょ?最初からスポーツしてるって思えば、セックスの後も相手のことを独占したいとか考えないですよ。」(25歳・女性)
感情に振り回されないから、セックスをスポーツと捉えているという女性です。さらに聞くと、この女性はこれまでは逆の考えだったそうです。自分が苦しい恋愛を経験した結果、このような考えになったのでしょう。
セックス≠スポーツ派の意見《男性編》
セックスは愛情あってこそだから
「僕の考えは古いかもしれないけど、やっぱりセックスは愛情あってこそだと思いますよ。もし自分にそんな機会があって、目の前に裸の女性がいても、やっぱりセックスはできないです。相手が彼女じゃなきゃ気持ちも良くないですよ。」(23歳・男性)
セックスは愛情がなければできないという男性です。気持ちを許した彼女でなければ、快楽も得られないということなのでしょう。
「セックス=スポーツ」はやりたい人の言い訳
「セックスがスポーツとかいうヤツってホントかなって思いますね。それって、スポーツっていってるだけで、ただやりたいだけじゃないの?って思っちゃいます。だって、好きじゃない女性とそんなにセックスできます?性欲の強い男の言い訳じゃない?」(27歳・男性)
セックスするためのいいわけで”スポーツ”といっているのではないかという男性です。同じ男性でも、セックスをスポーツという人の気持ちが理解できないとのこと。きっとご自分は気持ちを重視しているのでしょうね。
好きな相手でないとそもそもやる気がおきない
「自分がって考えたら、好きじゃない相手とセックスはできないです。そもそもやる気がおきないと思う…。相手のことが好きだから欲情したり気持ちが高まったりするんじゃないの?多分俺は、身体も思うように反応しなくなっちゃうんじゃないかな。」(21歳・男性)
好きな相手でないと、やる気がおきないという意見です。普通から考えたらこの男性のように、好きな相手だからこそ気持ちが高まっていくものですよね。気持ちの結びつきを大事にする人に最も多かった意見です。
そこまでのキャパがない
「セックスをスポーツみたいにって、自分にはそんなキャパないっすね。そんなことしたら、なんかプライベート滅茶苦茶になりそうじゃないっすか?相手と会う約束がかぶったり、あとお金もかかりそう!それだけのことができる男じゃないと無理でしょ!」(20歳・男性)
自分にはそれだけのキャパがないという男性です。この意見は目から鱗といってもいいでしょう。お金がかかりそうというのも一理あるかもしれません。
彼女でなくても、どうしても男性がリードする立場になってしまうため、複数の女性と関係がある場合、お財布事情は深刻になることが予想されますよね。
セックス≠スポーツ派の意見《女性編》
女性には妊娠というリスクもある
「セックスがスポーツなんて、女性にはちょっと危険な考え方だと思います。女性は受け身だから、妊娠とかのリスクもありますよね?相手が彼氏ならまだしも、ワンナイトラブとかだったらって考えたら、怖くてスポーツなんていえません。」(23歳・女性)
当然の意見ですね。「女性は受け身」これは確固たる真実です。この女性は、そんなリスクなどを考えたら、軽はずみにスポーツとは捉えられないということです。
気軽なセックスがレイプにつながる可能性も
「知り合いの話なんですけど、セックスがスポーツなんていってた女性が、その日出会った男性とドライブしてるとき、レイプされそうになったそうなんです。
セックスに対してオープンだって態度を見せた知り合いも悪いんですけど、女性はそうなったときとても弱い立場になっちゃいますよね。」(21歳・女性)
セックスをあまり軽く考えていると、このようなケースもあります。女性に気持ちが無いときに無理やり行為に及ぼうとしたら、それはレイプになってしまいますよね。
そんなとき女性は男性に比べ力も弱いので、抵抗できません。セックスをスポーツと同じように捉えていると、こんな危険に出会う可能性があることを頭に入れておきましょう。
感染症がこわい
「スポーツ感覚で、その日あったばかりの男性とセックスするなんて、私は考えられません。だって、感染症とかこわいじゃないですか。どこの誰かもわからない男性だったら、そんな危険もありますよね?」(26歳・女性)
しっかりとした意見の女性ですね。不特定多数の男性と関係を持つと、考えられるリスクの中に「感染症」ももちろんあるでしょう。
フィーリングが合ったからという理由で関係を持ったことで、感染症にかからないという保証はどこにもありません。一度きりだったからとはいえ、その「一度」が後悔に繋がる場合もあります。
愛情がないと快楽が得られない
「好きな男性じゃないと、私は快楽が得られません。以前に一度だけ、フリーの状態で彼氏じゃない人と関係を持ったことがあったんですけど、そのときはまったく気持ち良くなかったんです。むしろ、その人のこと好きじゃないから嫌悪感まで沸きました。
で、もう感じない身体になってしまったのかと心配したんですが、その後好きな人ができてセックスしたときはしっかり気持ちの良いセックスができたんです。だから、私の場合セックスはスポーツにはなりませんね。」(23歳・女性)
どちらも経験した結果、やはり愛情がなければセックスじゃないという考えに辿り着いた女性です。この女性のように、両方の経験があると向き・不向きが判断できるでしょう。
セックスはスポーツ?二つの意外な共通点
身体を使う部位や度合いに差はありますが、セックスもスポーツも身体を使う点では同じです。実はそれだけでなく、まったく違う部分にも意外な共通点があるのです。順にご紹介していきましょう。
カロリーを燃焼する
セックスが終わった後のことを想像してみてください。うっすらと汗をかき、呼吸も乱れていることから、スポーツ後に似た疲労を感じますよね。
一説には、1時間ほどのセックスで男性でおよそ100キロカロリー、女性でおよそ70キロカロリーを消費するともいわれています。この数値は、軽いジョギングを15分ほどしたときのカロリー消費と同じなんですね。
このことから、カロリーの消費がある点では、セックスもスポーツも同じであることがご理解いただけるでしょう。
ストレスと性欲の発散効果
「発散」という点だけ見ても、なんとなくご理解いただけますよね。スポーツの後にもセックスの後にも、なにかを発散した爽快感が感じられますよね。
繰り返しになってしまいますが、”身体を使って汗をかく”ことに、発散の効果があるのです。そしてこの発散したいものの正体が”ストレス”と”性欲”になります。
嬉しいことがあったとき、また嫌なことがあってムシャクシャした気分のときも、スポーツ・セックスをしようとするのは発散ができるからに他なりません。理屈ではなく、本能で人間はこのことがわかっているんですね。
メンタルも鍛えられる
スポーツは、苦しいと思いながら一生懸命身体を動かします。そして、続けようか、やめようかの狭間で葛藤しますよね。
一方のセックスは、どうやったら相手に快楽を与えられるのか、今相手は何を考えているのかなどについて、やはり葛藤するでしょう。
この二つの葛藤は、理由は違えど「心が動く」ということで一致しています。スポーツ・セックスをするたびにこんな葛藤を繰り返し、自然とメンタルが鍛えられるのです。
感情を解放できる点は一緒
感情を解放できるところも、スポーツ・セックスに共通する点です。素直に感情を解放し爆発させる…不思議な共通点ですが、よくよく考えれば納得できると思いませんか?
嬉しい・楽しい・気持ちいいなど、スポーツでもセックスでもこの感情は湧き上がりますよね。そして、自然とその感情を解放します。
スポーツとセックスでは、”快感の種類”は違いますが、感情を解放し爆発させるという点は一緒。汗を流し身体を動かすことで、感情も解き放たれるのでしょうね。
セックスで得られるうれしい効果5選!
リラックス効果
お互いに良いセックスができたとき、とても深いリラックス効果がもたらされます。セックスをすると、脳内でドーパミンが大量に作られます。このドーパミンは、ストレスホルモンの分泌を抑制する効果があります。
なんだか小難しい説明になってしまいましたが…簡潔にいいますと、セックスで作られるドーパミンがストレスをやっつけてくれて、リラックス効果が得られるという結論になります。
この場合、セックスの相手が好きな人ならば、なおその効果は絶大です。ではスポーツのようにセックスをしている人は効果がないのかといったら、そんなことはありません。”気持ち良いセックス”ができれば、リラックス効果は十分に感じられるでしょう。
シェイプアップ
身体を動かすことで、カロリーの消費に繋がるというお話はしましたが、セックスだけで痩せられるかといったら、残念ながらそれは難しいかもしれません。毎日何時間もセックスをし続ければ痩せる可能性はありますが、それは不可能ですよね。
ですが、「痩せる」ということにこだわらなければ、何も効果がないわけではありません。セックスはいろんな体位で楽しみますよね。これによって、部分痩せや引き締め効果が期待できるのです。
身体を反らしたり、ちょっと辛い体勢でセックスをしていくうちに、スポーツでは使わない筋肉を動かすので、むしろスポーツでは得られないシェイプアップ効果も期待できるかもしれません。
集中力アップ
普段から気持ちいいセックスができているカップルは、男女共に集中力がアップするといわれています。性的な満足感を得て、毎日の生活もきっちりこなす。このメリハリが脳の良い働きを与え、集中力に繋がっていくのです。
どうしたら相手に心地よい快楽を与えられるかなどを考えながら、パートナーとセックスするのですから、集中力がアップしないわけはありませんよね。どちらにしても、セックスによって脳が活性化されるのであれば、この上なくうれしいことでしょう。
幸福感が得られる
相手の愛情がしっかり感じられれば、幸福な気持ちに包まれる…これはとてもうれしい効果の一つです。男性であれば彼女に十分な快楽を与えられる、女性であれば彼氏に深く愛されることで、お互いの気持ちは深まります。
女性の場合、セックスすることで幸福ホルモンといわれる”セロトニン”が活性化し、男性も、好きな人を見つめるだけで”オキシトシン”という幸せホルモンが活性化します。
このように愛する人とセックスする、見つめ合うことで、幸福感だけでなくホルモン分泌も活発になるんですね。
裸になることで自分の身体を意識する
セックスをするときは、お互いに裸です。もちろんのことですが、そのとき自分の裸を相手に見せることになります。いつもベストな自分でいられれば良いのですが、最近ちょっと太ってしまった…など、相手にあまり自分の裸を見せたくない人も中にはいるでしょう。
一度でもそんな思いをした場合、次のセックスではベストな自分の裸を見てもらいたいと、自分磨きをする気になるのではないでしょうか。そうすると、自分の肉体はベストな状態に近づいていくはずです。
皆さんの周りにも、彼氏・彼女ができてから急にカッコ良くなった・綺麗になった人がいませんか?そこには見えない努力と、セックスのうれしい効果があるのです。
セックス=スポーツの考えは悪いとはいえない
ですから、常識を大きく外れない程度に自分の中に決まりを作り、”綺麗を目指す!”などの目標を立てて、スポーツとしてセックスにトライするのも間違った選択ではないのかもしれません。
今の時代、一生一人の人と…という考え方も、むしろナンセンスですよね。セックス=スポーツと考えていても、その中からより良いパートナーが見つかればいいのではないでしょうか。
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