男性がムラムラする瞬間に関する専門家の意見やアドバイス
性欲=テストステロン
そもそも男性が性欲を感じるのは、「テストステロン」という男性ホルモンが関係しているようです。
『セックスしたがる男、愛を求める女』(アラン・ピーズ、バーバラ・ピーズ )という書籍ではこの件について以下のように書かれていました。
「セックスしたい衝動を引き起こすテストステロンは、男性が女性より10~20倍も多い。男の性衝動が急激で強烈なのはそのせいだ。男が毛深くて、力が強く、攻撃的で、すぐ発情するのもテストステロンが原因である。」
テストステロンの量の男女間の違いが10~20倍というのには驚きです。なんとなく男子の方が性欲が強いと感じるのはこういった事が影響しているのでしょう。
男性は常日頃からムラムラしてしまうのは仕方の無いことなのかもしれません。
男性は視覚で興奮する
「性欲が起こるには性的刺激が必要で、それは男性の場合、おおまかには視覚的なもの、つまり性的対象が異性であれば、女性のからだを見たり、想像することが刺激になります。」
こう説明するのは『おとなの楽習 (22) 保健体育のおさらい 性教育』(早乙女 智子)という書籍の著者です。
男性は見たり想像したりすることで性欲が沸き起こるということですね。セクシーなグラビアが流通しているのはそのためでしょう。
露出が多い女性に視線が向いてしまうのも本能的な部分が関係しています。頭では見てはいけないと思っていてもつい視線がいってしまうのです。
男女で性欲の高まりを合わせる事が大事
男性と女性の性欲の違いについても触れていきましょう。『最高に気持ちがいい! 感じるセックス、飽きないセックス』(OLIVIA、喜田 直江)では、次のように解説しています。
「男性は、セクシーなものを見たりするだけで、発情スイッチが簡単に入ってしまう単純な仕組みですが、女性の場合は、もうちょっと複雑。
それにスイッチが入るまでに時間がかかります。男性は、先にムラムラが始まっても、彼女が追いついてくるまでちょっと待ってあげて。
興奮の足並みをそろえてからセックスを始めることで、その後の満足度がグンと高くなります。」
せっかくベッドインをするなら、お互い性欲が高まっている時がいいですよね。男性だけが盛り上がっていては女性は置いてきぼりのような感覚になってしまうでしょう。
そのためには女性の性欲を存分に高めることが大切。優しくハグをしたりキスをしたり、じっかり時間をかけてスキンシップしてくださいね。
くびれは男性本能を刺激する!
『ベッドの上の心理学 感じるオトナのための保健体育』(メンタリスト DaiGo)では、くびれている女性の方が異性の目には魅力的に映ると紹介していました。
「(前略)例えばウエスト58~60に対して、ヒップが82~84くらい。文化圏や時代を問わず、男性が魅力的と感じる女性の体型はピタリとこの基準に合致する、というのです。
(中略)ただし、理想的なWHR(Waist Hip Ratio)の女性が必ずしも痩せて いるというわけではないので注意してください。ウエストが標準準より大きくても、そのぶんお尻も大きければWHR間に収まります。
WHRは 細身の体型の女性にも、ふくよかな体型の女性にも 当てはまる基準だということです。要するに、くびれがあることが大事、と考えてください。」
WHRはWaist Hip Ratioの略です。そしてこの対比は、ウエスト:ヒップ = 0.7 〜 0. 8: 1くらいであると、男性が本能的に魅力を感じやすいと言うのです。なぜ魅力的なのかについて、以下に続けましょう。
「では、なぜWHRが0.7~0.8の女性は魅力的なので しょうか。それは、WHRがこの範囲にある女性は、生物学的にみて妊娠しやすい体型であるからです。
ウエストとヒップの比率は、基本的にはエストロゲンという女性ホルモンの濃度によって決まります。
そして、妊娠に最適なエストロゲン濃度は、理想的 な WHRを生み出すエストロゲン濃度とかなり近いことが分かっています。つまり、男性はくびれのある体型の女性を見ると、 本能的に『妊娠しやすい体型である』と見抜いて性性的な魅力を感じるというわけです。
男性がいわゆるナイス ボディーを好むには、 こうした生物学的背景があります。」
つまりウエスト:ヒップ = 0.7 〜 0. 8: 1の女性は妊娠しやすいため、男性は本能的に魅力を感じ「抱きたい!」と思うという事なのです。こうした根拠を元に説明されると、男性がナイスバディな女性を好む謎が解けますよね。
<参考文献>
『セックスしたがる男、愛を求める女』(アラン・ピーズ、バーバラ・ピーズ )
『おとなの楽習 (22) 保健体育のおさらい 性教育』(早乙女 智子)
『最高に気持ちがいい! 感じるセックス、飽きないセックス』(OLIVIA、喜田 直江)
『ベッドの上の心理学 感じるオトナのための保健体育』(メンタリスト DaiGo)