心がもやもやする…原因は何?
体が不調を訴えているのかも
人間の心と体は連動しています。もしかすると、あなたの心が今もやもやするのは、体調が原因かもしれませんよ。風邪をひいたとか、口内炎ができたといった表面化していることだけが体調不良ではありません。ちょっとした寝不足が積もり積もってしまったり、急激な気温の変化といった要因で、自分でも気づかないうちに小さな不調が溜まっているのかも。
直接的な原因がわからないのに心がスッキリしないときは、まずは体調に目を向けてみましょう。
悩みをかかえている
心がもやもやするもっとわかりやすい原因としては、何か悩みごとがある時。悩みがあるとそのことばかり考えてしまい、頭の中で堂々巡りになってしまっていませんか?自覚できるほどの悩みであれば、心がもやもやする原因はそれだと考えて間違い無いでしょう。
もうひとつ厄介なのが、自分では気づいていないほどの小さな悩みや不快な出来事がもやもやを引き起こしている場合です。こちらは、自覚がないため原因にたどり着くのが難しく、うっかり見過ごしてしまいがち。普段から自分の気持ちや小さなイライラにも敏感でいることを心がけましょう。
心がもやもやする原因とは?《生活編》
睡眠不足
睡眠不足の状態が続くと、気づかないうちにイライラが溜まり、ついついぼーっとしてしまいがちです。体が快調でない状態で過ごすと、気づかないうちに心がもやもやすることも。
また「嫌なことは寝て忘れる」という人がいるように、睡眠は体だけでなく、メンタル面のリフレッシュにも重要な役割を担っています。睡眠よりも遊びを優先してしまう人や、忙しすぎて帰宅時間が遅くなってしまいがちな人は要注意。そのもやもやする気持ちは、睡眠不足からくるものかもしれません。
疲労がたまっている
心と体は繋がっているので、身体的な疲労がメンタルに影響を及ぼすことも多々あります。これは、仕事や勉強による疲労に限ったことではありません。例えば、休日にもフル稼働で遊びに行き、ゆっくりと疲れを取る時間がない場合、気持ちの面では充実感があるはずなのに、なぜかもやもやする、ということもあるでしょう。
ついつい無理してしまう人は、最高のコンディションを10として、今の自分の疲労度を数字で表すとどれぐらいかを意識する習慣をつけてみましょう。すると「このラインを切ったら心がもやもやする兆候が出てくるな」などの気づきがあるはずです。
肩こり
人間は緊張状態になると防衛本能から体に力が入り、その影響で肩こりなどの症状が出ます。体が固まっている時は、何かしらのストレスを感じている場合があり、肩こりはそのサインと読み取れます。心がもやもやする時、実は体にこのような形でサインが出ている場合も多いのです。
放っておくと、身体的にも精神的にも疲労が積み重なってしまうため、体が固まっているなと感じたらリラックスすることを心がけましょう。体の緊張をほぐすことが、心にも作用します。
栄養バランスの偏り
人間は、食欲や味覚が満たされると幸せを感じます。口に入れるものに無頓着だと、知らず知らずのうちに自分をないがしろにしてしまうことにも繋がるのです。
また、栄養状態は体調にダイレクトに影響します。栄養バランスが偏った食事ばかりだと体調も振るわず、知らず知らずのうちに溜まった身体的なストレスがもやもやの原因になります。外食やコンビニ弁当に頼りすぎず、できる範囲で手作りの食事を摂ることを心がけましょう。自炊をすることで、自分を大切にしているという意識が湧いて、ストレス軽減にもつながります。
心がもやもやする原因とは?《悩み編》
恋愛が上手くいかない
恋愛が上手くいかない時、そのことで頭がいっぱいになってしまい、なににも身が入らなくなってしまうという人も多いのではないでしょうか。
恋愛は相手のあることなので、自分でコントロールをするのはなかなか難しいですよね。相手の気持ちがわからない、ケンカしてしまい仲直りに難航しているなど、自分の思い通りに進まないせいで、心がもやもやすることもあるでしょう。
仕事で悩みがある
生活の大部分を占める仕事で悩みがあると、1日の大半はそれに向き合わなければならないため、かなり大きなストレスになってしまいます。
大きなプロジェクトを任されてプレッシャーを感じている人、暇すぎて社内ニートになってしまっている人、上司や同僚と上手くいかない人。悩みの種類はいろいろですが、多くの人にとって、仕事は常に大きな悩みの種となります。
人間関係
悩みのほとんどは人間関係に起因するものだとも言われています。確かに、親子関係から職場の人間関係、恋人とのケンカに至るまで、私たちの悩みは他人が介在しているものがほとんどです。
恋愛同様、自分でコントロールできない部分が多いため、余計にストレスを感じてしまいがちです。特に、他人の気持ちに敏感な人や自分に自信がない人は、人間関係の悩みを抱えやすい傾向があります。他人の言動の意味を考え込んだり、自分の発言を必要以上に省みたりと、深みにはまって心がもやもやすることも多いでしょう。
コンプレックスがある
どんな人でもコンプレックスを抱えているもの。中にはそれに支配されすぎて、もやもやする状態から抜け出せない人もいます。
コンプレックスはほとんどの場合、自分と他人との比較から生じるものです。容姿に関するものであったり、学歴であったり、性格であったりと様々ですが、コンプレックスを強く刺激されるような出来事が起きた時、心がもやもやすることがあるでしょう。
もやもやの原因となる悩み…解決する方法とは?
友人に話を聞いてもらう
誰かに悩みを聞いてもらい、共感してもらうと、意外なほどもやもやが晴れるかもしれません。単純な方法ですが、悩みを口に出して認識し、さらに自分の悩みについて他人に共感してもらうと、想像以上に心が楽になります。
ここで大切なのは、自分が話を聞いてもらいたいのか、一緒に解決策を考えてほしいのか、どちらなのかを話を聞いてもらう相手にあらかじめ伝えておくことです。ただ話を聞いて欲しいだけの時に論理的に解決方法を説かれると、フラストレーションが溜まってしまうこともあるでしょう。その逆も然りです。
余計にもやもやすることを防ぐためにも「今日はひたすら話を聞いて欲しいんだけどいいかな?」とあらかじめ言っておきましょう。
上司や同僚に相談する
仕事上の悩みでもやもやすることがあり、話を聞いて欲しいというよりも解決のヒントを得たい場合は、上司や同僚に相談を持ちかけてみるのもひとつの方法です。
特に、上司は部下に頼られると嬉しいものですし、経験からくる知識であなたを助けてくれるかもしれません。思ってもいないような方向から解決の糸口を提案してもらえるということもあるでしょう。
ただ、あまりにプライベートなことを相談してしまうと、仕事がやりにくくなるなどの影響も考えられます。できれば相談事は仕事上の悩みにとどめておくのが良いでしょう。
家族に聞いてもらう
悩みに支配され心がもやもやする時は、家族の力を借りてみるというのもひとつの手です。
大人になると、気恥ずかしさから、悩みごとを家族に相談するという人は少なくなります。ですが、両親や兄弟など誰よりも付き合いの長い家族という存在は、誰よりも自分のことを理解してくれているものです。
自分の性格を理解した上で、ただ話を聞いてくれたり、具体的なアドバイスをくれたりと、本当に必要なサポートをしてくれるのではないでしょうか。
悩みを紙に書きだす
身近に相談できる人がいない時は、紙に書き出すのがおすすめ。また、もやもやする原因がわからない場合も、この方法は有効です。
まず、自分が何に悩んでいるのかについて書きます。何となくもやもやするという人は、そのまま「何となくもやもやする」と書きましょう。次に、悩みから生じる自分の感情を書き出していきます。
人の悪口を書いても大丈夫です。この紙は自分だけが見るものなので、誰にも遠慮せずに思ったことを表現しましょう。正直な感情に向き合うことが重要です。
最終的には、悩みに対してどうしたいのか、何ができるのかを、その時点で書ける範囲で構わないので文字にしましょう。ここまでくれば、かなり頭の整理ができているはずです。
スッキリ!心のもやもや解消法《自宅編》
もやもやする時は寝たいだけ寝る
睡眠不足は心がもやもやする原因になり得るとお伝えしました。あまりに疲れてしまっている時は、思い切って休日に寝たいだけ寝てしまいましょう。単純に体力が回復するのはもちろんですが、自分を思い切り甘やかすことで、張りつめていた緊張をほぐすことができます。
ポイントは、リラックスできる服装で、ちゃんと布団に入って眠ること。金曜日の夜、疲れてソファに倒れこんだまま翌日はずっと寝ていた…ということだと、むしろ疲れを増長します。「休日をダラダラと過ごしてしまった」と罪悪感に苛まれてしまうこともあるでしょう。
心置きなく眠れるように環境を整えることが大切です。
もやもやする時はお風呂に入ってリラックスする
入浴は、精神的にも身体的にもリラックス効果が期待できます。心がもやもやする時は、ゆっくりとバスタブに浸かり体を温めるのがおすすめです。緊張がほぐれることで気分がリフレッシュし、悩みに対するスタンスにも変化があるかもしれません。特に、疲れによる肩こりなどが起こっていて体が緊張状態にある人は、一度ゆっくりとお風呂に入る時間を作ってみましょう。
さらに、お気に入りのアロマオイルや入浴剤で香りを楽しんだり、好きな音楽を流したりと、入浴にプラスアルファのリラックス法を取り入れてみてください。お風呂の電気を暗くして、キャンドルを灯すのも気分転換になりますよ。その際、火の取り扱いには十分ご注意ください。
もやもやする時は映画や音楽で涙を流す
「涙活」という言葉があるように、涙を流すことは精神の安定に大きな効果があります。落ち込んだ時こそ映画や音楽はハッピーなものに触れたいという人もいれば、むしろ気持ちに寄り添ってくれる悲しいものに浸りたいという人もいますよね。
自分は後者のタイプだという人には、涙を流してスッキリする方法がおすすめです。感情を表現するということは、自分で自分を肯定することにつながります。涙を流し、抑え込んでいた感情を表に出すことで、もやもやする気持ちがスッキリするでしょう。
感情を刺激するきっかけとして、「泣ける」と評判の映画や、感情に訴えかけてくる音楽の力を借りてしまいましょう。
もやもやする時は無心になれる作業に没頭する
悩みごとにとらわれ、頭がそのことでいっぱいになってしまっている時は、何か別のことに全神経を集中させてみましょう。そうすることで頭のスイッチが切り替わり、心がもやもやする原因に対して冷静な視点を取り戻せます。
取り組む作業は、料理やお菓子作り、窓拭き、ジグソーパズル、塗り絵、アクセサリー作りなど、あなたが無心になれることであれば何でも構いません。強いて言うなら、やったことの結果が目に見えるものがおすすめです。
「心がもやもやする時はこれをする」という自分ルールを作っておくのもいいですね。
もやもやする時こそゆっくり飲み物を楽しむ
心がもやもやする時、一杯のコーヒーや紅茶に救われることがあります。できる限り丁寧に飲み物を作り、ゆっくりと味を楽しむ時間を作ってみてください。
コーヒーであれば、豆を挽き、お湯を注いで立ち上る香りを吸い込んでみてください。紅茶であれば、できればポットで用意して、茶葉が開くのをゆっくりと待ちましょう。
自分のために用意したとっておきの飲み物をじっくりと味わい、何も考えない時間を作ってみてください。仕事に行くのが億劫な朝、ヘトヘトで帰ってきた夜、ほんの15分程度の時間でもリフレッシュできますよ。
スッキリ!心のもやもや解消法《外出編》
もやもやする時は運動をする
もやもやする心を立て直すには、まずは体のメンテナンスから!そんなフィジカル重視の人には、やはり運動が一番です。もし習慣にしているスポーツやジムのプログラムがある場合は、それを思いっきり楽しんで汗を流しましょう。加えて、普段とは全く違ったアクティビティにトライしてみるのも気分転換におすすめです。
また、「自宅でできるもやもや解消法を試してみたけど効果がなかった」という人にも、運動はおすすめです。先に体をリフレッシュさせることで、思いのほか心が元気になる場合もあります。
もやもやする時はカラオケで大声で歌う
大声を出すと、それだけで全身を使う運動になります。カラオケで大声で歌うことは、感情の発散と運動の両方の効果が期待できるため、心のもやもやが限界に達しそうな人に最適です。
気心の知れた人と一緒に歌うのも楽しいですが、おすすめは1人カラオケです。誰の目も気にせず、歌いたい曲を好きなタイミングで選曲して、思いっきり大声を出す。自分の世界に浸れるので、スッキリ度が高いですよ。1人で行くことに抵抗があるという人は、1人カラオケの専門店を利用してみてください。
もやもやする時は遠出してプチ旅行
毎日同じ景色ばかりを見ていると、気分はなかなか変わらないものです。心がもやもやする時はいつもより行動力が落ちてしまうため、余計に代わり映えしない日々になりがちです。そんな時は、日帰りでもいいので、知らない場所に足を運んでみてはいかがでしょうか。
おすすめは、自然に触れ合える場所や、温泉などの身体的にリラックスできる場所です。知らない景色の中で、五感を解放して1日を過ごしてみましょう。家に帰る頃には心の中に新しい経験がストックされて、もやもやする感情の割合が少なくなっていることでしょう。
もやもやする時は1駅歩いてみる
日常の中のちょっとしたリフレッシュに、歩くことはとても効果的です。運動が苦手な人でも適度に体を動かせますし、一定のリズムを保ったまま無心に歩き続けることで、瞑想のようなリラックス感を得ることができます。
疲れてもやもやする時は、わざわざウォーキングの時間を作るのも億劫になってしまうもの。外出のついでに、または仕事の帰りに、1駅歩くぐらいの軽い気持ちでトライしてみてはいかがでしょうか。無心に足を動かして、家に着く頃にはもやもやが少し解消されているはずです。
もやもやする時は好きなものを買う
疲れきってもやもやする時は、自分の望みを叶えてあげると、少し気持ちがラクになることがあります。様々なことが思い通りにいかず、フラストレーションが溜まる日々を送っているなら、たまには少し贅沢な買い物を自分に許してあげるのも良いでしょう。
ずっと憧れていたブランドの洋服を買ってみる、新しく始めたい趣味のグッズを揃えてみる、ちょっといいコーヒー豆を手に入れる。考えただけで、心がワクワクしませんか?その妄想を、現実にしてしまいましょう。自分のために何かをすることで、頑張る意味を再確認でき、心が上向きになります。
あなたの「もやもや度」診断チェックリスト!
・何をしても気が晴れない
・笑顔になれない
・休日は寝てばかりいる
・朝起きるのが辛い
・外見に無頓着になった
・自分に対して否定的になってしまう
《当てはまる数が0〜1個》
あまり疲れはないようです。この調子で、もやもやを溜めない工夫を続けましょう。
《当てはまる数が2〜3個》
時々、心がもやもやすることがあるのでは?自分なりの発散方法を探り、上手に解消していきましょう。
《当てはまる数が4〜5個》
かなりもやもやが溜まっているはず。悩みの種から距離を置いて、ゆっくり休む時間が必要です。
《当てはまる数が6個》
心身共に消耗しきっています。すぐにでも休暇を取るべきです。必要であれば周囲にサポートを求めましょう。
「もやもやする時」みんなはどう対処してる?
友達と一日中思いっきり遊ぶ
「仕事で嫌なことがあった時は、友達に付き合ってもらって一日中とにかく遊びます。話を聞いてもらうだけで大分スッキリします」(27歳/女性/営業職)
自分1人で元気になるのが難しい時、やはり頼りになるのは気心が知れた友人です。話すこと自体がストレス解消になる場合が多いので、とにかく会話をするのが楽しい相手に付き合ってもらうのが良いでしょう。日々仕事で疲れていると、プライベートな素の自分を出せる相手と一緒にいるだけでも、心が癒されるものです。
ジムに行って体を動かす
「自分は体調とメンタルが直結するタイプなので、疲れたらジムでひたすら汗を流します。黙々とマシンに向き合うのがマイルール」(32歳/男性/飲食店)
単純な方法ではありますが、もやもやする時に思いっきり体を動かすと、それだけで心が軽くなることがあります。サッカーなどの競技を楽しむのもいいですが、黙々と体を動かすことに集中したい人には、マシントレーニングがおすすめです。疲れてあまり人と話したくないという時にも、健康的にもやもやを解消できます。
サウナで心身を整える
「ブームに乗っかり、疲れた時はサウナに足を運ぶようにしています。本当に心も体も整う感覚が味わえて、穏やかになれます」(26歳/男性/販売員)
近頃ブームのサウナですが、心がもやもやする時にはうってつけのスポットでもあります。サウナと水風呂を繰り返すことで深いリラックス状態を得ることができ、さらに心と体のリズムが穏やかになるため、もやもやで乱れた心身の足並みを揃えてくれます。心が静けさを取り戻し、もやもやが消え去っていくのを感じることができるでしょう。
好きなものを食べる
「もやもやする時は、好きなものを食べて幸せな気分に浸りたい。大好物のピザを頼んで、1人で1枚平らげてしまうこともあります」(25歳/女性/金融)
人は味覚を満たすことで、手っ取り早く幸せな気分になれます。お金をかけ過ぎずに自分に贅沢を許してあげたい時、好きな食べ物を好きなだけ食べることは、気軽にできて、なおかつ高い満足感を得ることができる方法です。何となくもやもやするぐらいの段階でも、味覚を満たしてあげることで早期に解消できてしまうので、少し気分を上げたい時にもおすすめですよ。
1人の時間を楽しむ
「疲れたらあまり人と話したくなくなるので、もやもやする時は自宅にこもって、ひたすら音楽を聴いたり録り溜めたドラマを観たりして、1人の時間を楽しんでます」(24歳/女性/サービス業)
1人でのんびりするのが好きな人は、心がもやもやする時は家でゆっくりと過ごすのが良いでしょう。好きなお菓子やドリンクを買い込んでドラマを鑑賞したり、しっかり時間をとって本を読むのも楽しいですね。充実した時間を過ごそうと意気込まなくても大丈夫です。やりたいことを気の向くままに楽しみましょう。
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