「セカンドバージン」に関する専門家の意見やアドバイス
多忙を理由に恋愛を遠ざけていたら「セカンドバージン」に……⁉
仕事や勉強などに集中するために、恋をお休みする期間を設ける女性は少なくありません。しかし、いざ恋愛しようと思い立ったときに、即座に出会いがあるとは限らないもの。そうこうしているうちに、最後にセックスしてから長い年月が経ち、「セカンドバージン」の状態になってしまう人もいるかもしれません。『恋愛上手なあの子がしてる 溺愛されるわがままのすすめ』(萩中ユウ)には、以下のような記述があります。
「『溺愛される恋愛はしたいけど、今は恋愛しなくても充実しているから、本当にしたくなったらすればいいや』―あなたは、そう思っていませんか?本当に彼氏が欲しくなったら行動に移そうと。
でもそれは、実はちょっと危ない考え方です。
なぜなら、恋愛から離れている期間が長いほど、自分を恋愛モードに持っていくのが難しくなるから。男性に対してわがままを言うなんて、さらにハードルが高くなってしまいます。
講座の生徒さんも、しばらく恋愛をお休みしていた方は、いざ彼氏をつくろうと思っても、『あれ、恋愛って、どうやってするんだっけ?』と戸惑っていたりします。
それに、『本当に彼氏が欲しくなるとき』って、どんなときでしょう?きっと『自分に余裕がなくなったとき』なのではないでしょうか。
仕事で失敗して落ち込んでいるとき、まわりの友だちが結婚していって焦りはじめたとき、一人でいることが心細くなったとき……。
つまり心に余裕がなくなったときに、自分を理解して味方でいてくれるパートナーが欲しくなる。
でも、余裕がないときに急遽、恋愛モードをオンにして、彼氏を探しはじめるのって、すごく難しいはずです。
いざ出会いの場に行って男性と接してみても、『なんか違うな』と決めかねたり、好みの男性がいないからと意気消沈したり。最終的に、『私は誰からも愛されない』と自暴自棄になったり……。
恋愛って、始めるときにも維持するときにもパワーを必要とします。体力と気力の両方が必要。余裕がない状態で始めようとしても上手くいかないのは、そのためです。だから私は、恋愛をお休みする期間は不要だと思うのです。
『今は仕事が忙しいから』と言って恋愛を後回しにしている方がよくいますが、そんな言葉を聞いたとき、私はこう言っています。
『仕事が忙しくて恋愛どころじゃないってことは、これから素敵な彼氏ができても、仕事が忙しくなったら、別れちゃうってことですか?』
恋愛をお休みしたいと思う人は、恋愛にマイナスイメージがあるのかもしれません。あなたも『恋愛は自分の時間がなくなるし、相手のことを気にしないといけないから、疲れちゃう』と思っていませんか?」
このように、恋愛とそれ以外を天秤にかけてどちらかを選ぶようなやり方は、意外と危ういのかもしれません。不本意なセカンドバージン状態を招きたくなければ、わざわざ「恋愛を休む」と決意するのは得策ではなさそうです。
「セカンドバージン」から脱する方法
初めてのセックスにいい思い出がなかったり、性的なことに関して拒否感を抱いてしまったりして、セカンドバージンになってしまった人もいるかもしれません。いきなりセックスすることに抵抗がある場合、少しずつ男性との関係を深めていくしかなさそうです。男性向けに書かれた恋愛指南書『8000人を抱いたエリート校出身AV男優・森林原人のケーススタディで学ぶ 「人生最高のセックス」でもっと気持ちよくなる』(森林原人)には、以下のような記述があります。
「(前略)
デートに誘って、食事して、それからどうすればいいんですか? どうやって女性を誘ったらいいんですか? それが分からないからセックスする状況にならないと。
その思いは女性も同じなんですよね。セックスに対してオープンになる女性が増えるにつれ、相手が見つからないんですっていう声をたくさん耳にするようになりました。
セックスそのものについて考える前に、まずはそこからですね。
待っていれば、いつかはご縁があるかも……なんて期待しているだけではダメです。時間だけがどんどん過ぎてっちゃいます。セックスしたいという気持ちがあるのなら、とにかく打席に立つこと! 打率を上げることより打席数を増やすこと。
試合は出会いで、打席はキスです。セックスまで進むことを考えると気が重くなる方でも、キスだけでいいならと思えば肩の荷が軽くなりませんか。キスでもハードルが高すぎるっていう人は、手をつなぐだけでもいいです。とにかく肉体的接触を持つ機会を増やしましょう。そのためにはドラマチックや運命的な出会いを求めるのではなく、ただ話をするだけで十分です。
とにかく人と接する機会を自ら作ること。それからわかっておいて欲しいのは、触れ合いたいというのは、人間に備わっている本能ですから、それを恥じたり後ろめたく感じたり、隠そうとしちゃダメです。そんなことするとかえって苦しくなります。
あまりセックスしていない人が陥りがちな傾向を5つ挙げてみました。まずはどれか一つでも自分にあてはまっていないか確認してみてください。
・セックスしないことを正当化している
・ポエムの世界に逃げ込むポエマーになっている
・相手を選り好みしている
・セックスにとらわれすぎて、空回りしている
・セックスに興味のないフリをしている」
このように、セックスしたいという気持ちがあるのなら、男性と話すことから始め、手を繋ぐ、キスをすると段階を経て、距離を少しずつ縮めていくしかないでしょう。待っているだけでは、セカンドセックスの状態を脱するのは難しいかもしれません。
<参考文献>
『恋愛上手なあの子がしてる 溺愛されるわがままのすすめ』(萩中ユウ)
『8000人を抱いたエリート校出身AV男優・森林原人のケーススタディで学ぶ 「人生最高のセックス」でもっと気持ちよくなる』(森林原人)
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