左利き女性は少ない?左利きになる原因とは
また、左利きの人には、さまざまな特徴や魅力が秘められていると言われています。左利きになる原因にも、いくつかの仮説があるようです。どんな特徴や魅力があるのか、左利きになる原因は何か、それらを探ってみましょう。
左利きは全人口の約10%
地球上の全人口のうち、左利きの人は約10%しかいないと言われています。
なぜ左利きが少ないのか、ハッキリとしたことはわかっていません。しかし大昔、人類が誕生したばかりの頃には、右利きと同じくらい左利きも存在していたことが分かっているのだそう。
進化の過程で減少していき、約6万年前に現在と同じ10%の割合に落ち着いたとされていますが、なぜ減少していったのか、何が原因で減少していったのかは、いまだに解明されていません。
諸説あるがはっきりとした原因は不明
左利きになる原因は諸説ありますが、最も多く言われている説は「遺伝」です。両親のどちらか、または親戚に左利きがいる場合、左利きになるケースは多いと考えられています。
また、「左手は盾を持ち、心臓を守るための手。右手は攻撃のための手と考え、この行動が定着して、人は何かをするときに右を使うようになった」という珍説もあるようです。
この説ですと、左利きの家系は戦って心臓を守る必要がなかったために左利きになったという理屈になり、比較的ゆとりのある生活をしていたということになります。
いずれにせよ、はっきりとした原因は不明のため、さまざまな仮説が出てくるということでしょう。
幼少期から左手を使っていた
こちらもやはり仮説ですが、「幼少期から左手を使っていた」という説もあります。例えば、食事の際、目の前に座った人が右手で箸を持っていたとしましょう。
その様子を見て、自分も同じ方の手で箸を持とうとします。しかし、幼少期の発達途上の脳では鏡と同じように見えて、左手を使うようになったのではないかという説です。
幼少期は横に並んで行動するより、誰かが前にいて行動することが多いため、日常生活の中で自然に左手を使うようになった可能性もあると言われています。