「同族嫌悪」に陥る理由とは?詳しい意味から克服方法まで徹底解説!

「同族嫌悪」に陥る理由とは?詳しい意味から克服方法まで徹底解説!

自分と似たような人を見ると、つい苛立ちや不快感を覚える。そんな感覚に陥ったことはないでしょうか?これを「同族嫌悪」といい、強い不快感や嫌悪感を覚える状態です。今回は、そんな同族嫌悪について、原因や克服方法などを紹介していきます。


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そもそも「同族嫌悪」とは?

自分と同じような人を見ると、嫌気が差してくることを意味する「同族嫌悪」。この言葉を詳しく説明しろと言われた時、あなたはできますか?同族嫌悪に陥る理由を知るためにも、まずは同族嫌悪の基本的なことを知っておきましょう。

「同族嫌悪」の意味


「同族嫌悪」とは、自分と似たような人をみると嫌悪感を抱いてしまうことを指す言葉です。例えば、同じ趣味を持つ人を見ると、なぜか嫌悪感を抱いてしまう。そんな状態や気持ちを同族嫌悪といいます。

同族嫌悪に陥っている人は、自分と似たような人を見ると、自分の悪い部分をまざまざと見せつけられているようで不快に感じるでしょう。自分が認めたくない部分を認めざるを得ない状況になるため、相手に嫌悪感を抱き不快に感じるともいわれています。

一見相手に嫌悪感を抱いているかのような状態ですが、実はその嫌悪感は自分に向けられているため、よりイライラや不快感を覚えてしまうのです。

「同族嫌悪」の類語


自分と似た人を嫌ってしまうという意味では、「近親憎悪」も類語として扱われます。近親憎悪とは、自分と近い関係のものに対して嫌悪感や恨みを抱くことを指し、その状態を表す言葉です。

例えば、自分と近い存在である兄弟が、親に可愛がられているとします。本来であれば嬉しいことですが、自分よりも可愛がられているとしたら、それは恨みや不快の対象になるでしょう。近い存在だからこそ、より極端な感情が湧いてしまうのです。

自分と近い存在だからこそ、その差をまざまざと見せつけられる。そんな状況は人に増悪の感情を抱かせてもおかしくないでしょう。

「同族嫌悪」の対義語


「自分と近い存在を嫌うこと」が同族嫌悪なら、「自分と近い存在を求めること」を意味する言葉が対義語として扱われます。同族嫌悪の対義語は「同気相求(どうしそうきゅう)」とされ、これは同じ気を持つ相手を求めることを指す言葉です。

自分と同じような趣味、嗜好を持つ相手のことは自然と仲間として認識し、そしてより多くの同志を求めるでしょう。同じ趣味を持つもの同士は自然と惹かれ合い、互いを求めることを意味しています。

同じ性質を持つからこそ求めあう。そんな関係を指す言葉こそ、同族嫌悪に対する言葉として相応しいでしょう。

似ているのになぜ?「同族嫌悪」する理由とは

同族嫌悪は、自分と似ている相手をみて苛立ちや不快感を覚えることです。本来、似ている相手には好感を覚えるはずなのに、どうして嫌悪感を抱いてしまうのでしょうか?その理由は、主に次のものが考えられますよ。

嫉妬してしまう


自分と似ているからこそ、自分のポジションを取られるのではないか、脅かされるのではないかという嫉妬を相手に感じます。似ているのに自分よりもちやほやされている、褒められている姿を見ると嫉妬するのです。

本来であれば仲間として認識するところですが、あまりにも似すぎているために、嫉妬の対象として見てしまうのでしょう。特に相手に嫌なイメージがあると、嫉妬によって同族嫌悪を感じてしまいます。

本当に好感度しかない相手なら、嫉妬による同族嫌悪はそう起こるものではありません。嫌な部分があるからこそ、嫉妬もより強く感じ、同族嫌悪に陥るのです。

自己嫌悪が強い


自分の悪い所を自覚し、さらにそれを嫌悪している場合にも、同族嫌悪に陥りやすいといわれています。自分の嫌悪している部分を見せつけられているような錯覚に陥るので、より自分のダメな部分を自覚してしまうでしょう。

これによって、自分と似ている相手のことも「ダメな奴」「嫌な奴」として嫌悪します。基本的に自己嫌悪が強い人は、自分が大嫌いです。そのため、同じような人がいれば、自分と同じように嫌ってしまうのです。

自己評価がマイナスになればなるほど、同族嫌悪を強く感じます。悪い部分や嫌な部分が明確になるため、より不快に感じてしまうのでしょう。

ライバル視している


同族嫌悪に陥ってしまうのは、自分が勝手に相手をライバル視しているからという可能性もあります。似ている相手だからこそ負けたくない、認めたくないと思い、その気持ちが嫌悪感に繋がってしまうのです。

特に、自分と似たような性質を持つ人が自分以上の評価を得ると、さらに嫌悪感は増すでしょう。自分の方が優れているのに、どうして相手ばかりが評価されるのかと、不快感や憎悪を強く感じてしまうのです。

また、ライバルと認めるのも嫌なので、さらに嫌悪に拍車がかかります。ライバル視していることは明らかですが、それを認めたくない気持ちもあるため、そのこともさらに嫌悪感を強くさせてしまう原因でしょう。

自分の悪い部分を見せつけられている気分


自分の悪い部分やダメな部分を強く認識しているからこそ、同族嫌悪に陥ります。そのため自分と似ている人のそうした部分を見てしまうと、まるで自分が悪いことをしているかのような錯覚に陥ってしまうのです。

自己嫌悪に似た理由ですが、こちらはさらに自分の悪い部分を見せつけられている気分に陥るでしょう。自分がまるでダメだと評価されているみたいで、落ち込んだり気にしたりします。それこそ鏡を見ているような気分に陥るでしょう。

自分の悪い部分を自覚させる相手って、誰だって苦手に感じますよね。同族嫌悪では、特にこの苦手という気持ちが悪い方へと向きやすいのです。

よくある「同族嫌悪」の代表例!

では、同族嫌悪はどういった時に感じやすいのでしょうか?よくある同族嫌悪の代表例やパターンを紹介していきます。自分に当てはまらないかチェックすることで、自分が同族嫌悪に陥りやすいかどうかが分かるでしょう。

家族


家族は自分に近い部分が多いですよね。血が繋がっているからこそ、良い部分も悪い部分もより強く認識します。そのため家族に対して同族嫌悪に陥ることも、少なくないでしょう。特に親に対して同族嫌悪に陥る人が多いです。

子どもは親の背中を見て育つといいますが、嫌な部分を見て育つと「ああはなりたくない」「絶対に違う人間になる」と強く感じるでしょう。しかし実際に成長し、自分が親と同じことをしてしまうと、同族嫌悪に陥ります。

「こうなりたくない」とイメージしていた人間になってしまった自分を強く自覚するため、強い嫌悪感に苛まれてしまうでしょう。

オタク


何かに対して固執したり夢中になることは同じでも、ジャンルや対象が異なるだけで嫌悪してしまうのは、オタクによくある同族嫌悪です。夢中になるという点では同じですが、相手が自分とは違うジャンルに固執していると気持ち悪さを感じるでしょう。

さらに、世間的には自分たちは同類だと思われていることを自覚しているため、ますます嫌悪感が増します。自分は違う、あいつらとは違うと思っていても、たしかに重なる部分もあるため、嫌悪や憎悪といった感情を抱くのです。

何かに夢中になっているという部分では同じでも、その対象が違うだけで気持ち悪さを覚えてしまう。オタクがオタクを嫌うのは、まるで自分を見ているかのような錯覚に陥るからでしょう。

仕事


誰もが仕事で成果を上げるわけではありませんし、昇格できるわけでもありません。中には仕事が全くできず、周りから白い目で見られてしまう人もいるでしょう。そして、仕事ができない人を見ると、同族嫌悪に陥ってしまう人もいます。

例えば、過去のできない自分と重なり、その人がとにかく気になってしまう。そんな相手がいれば、嫌悪感を抱いてしまっても仕方ないでしょう。また、自分と同等の成果しか出していないのに、明らかに褒め称えられている人に対して、嫌悪感が湧いてくる場合もあるでしょう。

評価に繋がりやすい仕事場だからこそ起こりやすい同族嫌悪もあります。

ぶりっ子


自分のことを名前で呼んだり、語尾に「にゃん」「~もん」などをつけるぶりっ子って、よくいますよね。こうした人は、自分のことはそれほどぶりっ子だと思ってはいません。しかし、同じようなぶりっ子を前にすると、とても強い嫌悪感を抱きます。

「さすがにあの口ぶりはひどい」「似合わない」「大して可愛くないのに」と、自分が同じことをしていても、嫌悪や憎悪を露にするでしょう。例え自分が同じことをしていると指摘されても、「私はそんなにひどくないよ」と自分を正当化します。

ぶりっ子は、自分より目立ったりかわい子ぶったりしている人に対し、敵対心や嫌悪感を抱くため、同族嫌悪の意識を持っていないことが多いです。

心理学からみる「同族嫌悪」とは?

その人が抱えている心理によって、同族嫌悪は発生します。では、どういった心理を持っていると同族嫌悪に陥ってしまうのでしょうか?心理学からみる「同族嫌悪」には、次のようなものがあります。

「同族嫌悪」と「鏡の法則」は似ている?


「同族嫌悪」と「鏡の法則」は似た部分があります。まず「鏡の法則」とは、対面する問題や物事において、原因は他でもなく自分自身にあることを示す法則のことです。例えば、相手に対して同族嫌悪を抱く原因は、相手ではなく自分にあるといえます。

対面する相手の悪い所を直そうとしても、それは問題の解決には至りません。同族嫌悪するのは、自分の中にその問題があるからです。それを解決しないかぎり、相手が変わっても同じように同族嫌悪は起こるでしょう。

結局のところ、同族嫌悪も鏡の法則も、あなた自身が変わらなければ問題が解決しないことを物語っています。目の前の人を変えたとしても、あなたが変わらない限りは同じことを繰り返すのです。

自分の悪い部分が見えてしまう


自分の悪い所やダメな所って、誰だって認めたくないものですよね。自覚したら自分はダメな人間だと認めてしまう気がして、頑なに拒みたくなります。そしてその心理が、同族嫌悪を引き起こし、相手に対して強い嫌悪感を抱かせてしまうのです。

それはまるで、目の前にダメな部分を詰め込んだ自分自身がいるような感覚でしょう。自分では「あの人はダメだ」「ここができていない」と決めつけていても、頭のどこかでは「自分と似ている」と鏡を見ているように感じます。

相手を通して自分の悪い部分が見えてしまうので、似ている相手を自分のことのように感じ、嫌悪してしまうのです。

自分の方が良いと正当化しようとする


似ている相手のダメな部分や気になる部分を見つけることもあるでしょう。そして人は、「自分の方がマシ」「自分の方ができている」と自分を正当化しようとします。まるで自分が優位な立場にいるかのように、自分の存在を確かなものとして認めようとするのです。

「私はあいつとは違う」「俺の方が上だ」と、同族嫌悪の対象を見下したような態度を取ってしまうこともあるでしょう。自分のダメな部分を持っている相手を認めず、拒絶するかのように嫌悪するのです。

それはいわば、自分の弱さを認めたくないという心理ともいえます。誰だって自分の欠点と正面から向き合うのはとても嫌なことでしょう。

認めたくないと拒絶する


同族嫌悪する相手は、いわば自分を写した鏡といえます。自分の悪い所、ダメな所、嫌な所を見せつけられているようで、相手の存在を認めたくないと拒絶してしまうでしょう。相手を認めたら、まるで自分がダメなように感じてしまうからです。

自分と似ているからこそ、自分を投影して嫌悪し、強い憎しみを感じてしまうのです。そしてそんな自分を認めたくないという心理が、さらに相手を拒絶します。本来は自分の顧みなければいけない部分を、相手が悪いとして決めつけてしまうのです。

同族嫌悪する相手は、いわば自分の写し鏡です。目の前にいる人間が、まるで自分の悪い所ばかりを詰め込んでできた人物のように感じるので、嫌悪や憎悪といった気持ちを持ってしまうのでしょう。

パターン別「同族嫌悪」の恋愛傾向

似ている相手は、恋愛面でみれば相性の良い相手とも思うでしょう。しかし実際には、似ている部分が多いほど、恋愛には向かないものです。似ている部分が多いからこそ同族嫌悪に陥る、そんな恋愛傾向を知っておきましょう。

性格や価値観が似ている


性格や価値観が似ている異性には、親近感が湧きますよね。自分と似ていれば、喧嘩することも衝突することもなさそうですし、そんな相手がいれば、誰だって恋人にしたいと思うことでしょう。

しかし実際には、似ているからこそ衝突も増えます。自分と同じ欠点を抱えているので、些細なことでも「直したい」「間違っている」と感じてしまうのです。そして、それを相手に指摘すれば、たちまち喧嘩に発展するでしょう。

一見プラスの要素を持つ二人でも、同じ要素が集まれば対極となることもある。例えるなら、磁石の同じ極同士がくっつかない現象と同じでしょう。

生活リズムやライフスタイルが似ている


生活リズムやライフスタイルが似ている場合でも、同じように同族嫌悪が起こりやすいでしょう。自分と似ているリズムだからこそ、ちょっとのズレを感じるとストレスに繋がり、相手に苛立ちを感じてしまうのです。

また生活リズムやライフスタイルが似ていると、何かするたびに嫌でもタイミングが一致します。ちょっと一人になりたいと思っても逃げ場がないため、窮屈に感じるでしょう。そして、この窮屈さの原因は相手だと思ってしまうのです。

最初は心地よさを感じていても、次第に相手に対して不満を抱えてしまいます。生活スタイルが似ているために、感じてしまう同族嫌悪もあります。

趣味が似ている


趣味が似ている場合も要注意です。一見、話が合って一緒に趣味を楽しめる相手として最適なように感じますよね。しかし趣味が似ていると、些細な違いや指摘が大きなストレスとなってのしかかり、軋轢を生むことになるでしょう。

まるで自分が間違っているかのように聞こえ、相手を許せないと憎んでしまいます。趣味が同じといっても、解釈や嗜好までが同じとは限りません。またそれらが同じであっても、悪い部分を見ているような気持ちになることがあります。

趣味において自分のダメな部分を見せられているかのような気持ちになるため、趣味を通じた恋愛は同族嫌悪になりやすいです。

似ているからこその無刺激


恋愛は刺激があってこそ、相手への好意を強く感じますよね。しかし似ている相手と一緒にいても、日々の変化少ないでしょう。似ているからこその心地よさはあると思いますが、似ているからこそ刺激がないのです。

自分と似た人間がいると思えると、仲間意識や好意を感じることができます。しかし実際にそんな人とずっと一緒にいても、何の変化もなくただ退屈な日常を過ごすだけでしょう。違う部分を抱えているからこそ、互いに刺激しあえるのです。

心地よさはあっても刺激がなければ日常が退屈になり、次第に窮屈にすらなって、時には苛立ちまで覚えるでしょう。

「同族嫌悪」を克服するための方法!

同族嫌悪は、自分に大きな影を落とします。本来は、相手を憎んだり嫌いになったりしたくないのに、嫌な部分ばかりが目につき嫌悪感を露にしてしまいます。では、そんな同族嫌悪を克服するための方法を紹介します。

相手の良い面に目を向ける


似ている相手を恨んだり嫌ったりする同族嫌悪は、要するに悪い面にばかり目を向けているから起こるものです。そのため悪い面ではなく、相手の良い面に目を向けることで、少しずつ気持ちを良い方向へと持って行くことができるでしょう。

特に嫌いな相手だと、嫌いな部分にばかり目が行くものです。それを意識して良い面を探そう、小さなことでも目を向けようとすることで、徐々に相手を見る目が変わってきます。そうしているうちに良い面を見つけたら、相手に対する印象が変わるでしょう。

悪い面に目を向けていたら、頭の中で「いけない」「良い所を探そう」と前向きに考えましょう。悪い方向ばかり向いてしまうと、自分の気分も悪くなってしまうので、良い所に目を向けましょう。

自分の嫌なところも受け入れる


同族嫌悪は、自分の悪い部分を投影して起こります。相手に自分の悪い所を感じ、それに対して嫌悪感を抱いてしまうのです。そのため同族嫌悪を克服するには、自分の嫌なところも受け入れてあげる必要があります。

誰だって自分の悪い所や嫌な部分には目を瞑りたいですよね。しかし嫌なものに蓋をしたままでは、いつまで経っても同族嫌悪を克服することはできません。自分の嫌な部分を認めれば、同族嫌悪を感じる回数が減っていくでしょう。

まずはありのままの自分を許し、受け入れてあげましょう。それができるようになるに従って、同族嫌悪を感じなくなるでしょう。

嫌悪する部分を改善する


相手に感じる同族嫌悪は、自分の嫌悪する部分を写し出しています。そのため相手に嫌悪する部分を自分で改善すれば、それを相手に投影することもなくなってくるでしょう。これにより、同族嫌悪を感じることが少なくなっていきます。

同族嫌悪は自分の嫌な部分を相手にも感じてしまうことから始まるため、嫌な部分を改善できれば、そもそも嫌悪感を感じなくて済むのです。性格でも見た目でも、改善するのは難しいでしょうが、諦めてはいけません。

改善を諦めれば、いつまでも嫌な部分を相手に感じてしまうでしょう。同族嫌悪を克服するためにも、嫌悪する部分を改善する努力が必要です。

自分に自信をつける


自分に自信がないのも、同族嫌悪を抱く原因です。自分の弱い部分、認めたくない部分を相手に同じように感じてしまうので、嫌悪感を抱きます。自分に自信があれば、それを認めたり、逆にプラスの方へと考えることもできるでしょう。

自分に自信をつけるには、成功体験を増やすことが大切です。小さなことでもコツコツと続けることで、大きな自信へと繋がっていきます。まずは些細な目標を立て、それを成功させるようにしましょう。

小さなことでも成功させた、達成させたという自信が積み重なると、自分の嫌いな部分をプラスに考えられるようになっていきます。そのうち相手に感じていた同族嫌悪も、気にならなくなるでしょう。

割り切ることを覚える


相手に嫌な気持ちや憎むような気持ちが芽生えても、「まぁいいか」「仕方ない」と割り切ることも大切です。いちいち気にしていたら、自分の精神がすり減ってしまうだけでしょう。同族嫌悪しても、相手の悪い部分も「仕方ない」「それがあの人だ」と自分に言い聞かせます。

また自分と似ている部分を自覚しているなら、それを認めて割り切ることも大切ですよ。相手を嫌うのは自分と似てるからだとしても、嫌に感じる部分を「仕方ない」と割り切ることで、気にならなくなります。

全てを割り切る必要はありませんが、些細な苛立ちによる同族嫌悪は、割り切っていった方が心が軽くなるでしょう。

日本人は海外で「同族嫌悪」になるって本当?

日本人は、海外で同族嫌悪に陥りやすいといわれています。どうして海外で同族嫌悪しやすいのでしょうか?それには、次のような理由や原因があると考えられています。

日本人は同族意識が強い傾向にある


外国人に比べると、日本人は和を重んじる生き方をしていますよね。グループの和を乱さず、個人個人が周囲のことを想うという生き方を古くからしてきたため、なんとなくそれが当たり前だと思っているところがあります。

言い換えれば、同族意識がそれだけ強い証拠です。一匹狼ではなく、集団で行動するような特性が日本人には備わっているのでしょう。しかし海外に出れば、集団ではなく「個」が優先されるため、日本人であることを嫌ってしまうのです。

集団でしか活動できないような自分を、自分の性質ではなく日本人の性質と捉え、日本人自体を嫌ってしまうのです。海外に行くとそんな同族嫌悪に陥りやすいとされています。

日本人であること自体がコンプレックス


世の中には努力して英語などの外国語を学び、移住する人たちもいます。また訳あって外国に移り住む人もいますよね。しかしどんなに長く過ごし、どんなに外国語が上達したとしても、不意に思い出すのは「自分は日本人である」ということ。

自分はその場に馴染み、現地の人のように暮らしているけれど、結局は日本人です。生まれを変えることも、人種を変えることもできないのです。それを誇りに思う瞬間もたくさんあるでしょうが、外国で無力な日本人を見ると同族嫌悪します。

「自分もああ見られているんだ」「なんて無力で惨めなんだ」と、心の中で日本人を憐れみ、日本人という事実にコンプレックスを抱いてしまうでしょう。

嫌な日本人と一緒にされたくない


海外に行く日本人のすべてが、上品でマナーの良い人間ばかりではありません。中にはマナーが悪い日本人もいますし、そうした人たちは日本人の品格を落とします。特に海外で過ごすことが多いと、同じ日本人のマナーに敏感になるものです。

また同じ日本人のマナー違反や素行の悪さを見ると、「自分もああ見られているのかも」「同じにされたくないな」と嫌悪感を抱きます。これが同族嫌悪に繋がり、外国に来る日本人を嫌うようになってしまうのです。

同じ日本人であっても、海外に行けばよりその悪さを見せつけられる。日本とは違う場所にいるからこそ感じてしまう同族嫌悪でしょう。

過剰に日本マナーを持ち込みたがる


マナーの悪い人同様に、海外に過剰に日本マナーを持ち込みたがる人たちもいます。「郷に入っては郷に従え」という言葉もあるように、一度日本から出たら、その場所の習慣や風習に従うのが常識です。

それなのに「日本ではこうだから」「私は日本人だから」と頑なに日本らしさを持ち込みたがる人っていますよね。こうした人たちを見ることで、「同じにされたくない」「みっともない」という気持ちが強くなり、同族嫌悪に陥ってしまうのです。

確かに日本マナーも大切ですが、海外には海外のマナーというものがあります。それに従えない日本人を見れば、同じ日本人として恥ずかしく、同時に嫌気も感じるでしょう。

「同族嫌悪」の反対?違う人に惹かれる理由とは

人は、自分と違う人を見れば「意見が合わないかも」「何を考えているか分からない」などと警戒するでしょう。しかし実際には、自分が持っていないものを相手の中に発見し、惹かれ合うものです。ここでは、自分とは違う人に惹かれる理由を紹介します。

自分との違いに興味を引かれる


自分と似ている人には、さして興味は湧かないでしょう。似ていると分かっている相手をに対し、新たに知ろうという気持ちにはならないからです。しかし自分とは違うものを持っていると、それが何だか気になり、興味を持ちます。

相手をもっと知りたい、自分とは違うものが知りたいと、徐々に相手に惹かれ、より強い興味を持つでしょう。自分とは違うところが際立って映るため、興味をそそられてしまうのです。

自分との違いに嫌悪することもあるでしょうが、違うからこそ時には面白さを覚え、興味を引かれ、刺激に変わるのです。

自分にはないものを持っている


「ないものねだり」という言葉があるように、人は自分が持っていないものを持つ人をみると羨ましがります。「自分も欲しい」「自分もああなりたい」と、自分にはないものを求めるのです。

そしてそれは、自分にないものを持っている者への興味に変わります。自分にはないものを持っている相手に近づいて、それを知りたい、それを入手する方法を知りたいと思い、徐々に惹かれていくのでしょう。

また、自分にはない部分を補ってもらおうという心理も働きます。特に性格面での欠点を自覚している場合、自分に欠けているものを持っている人に補ってもらいたい、という心理が働きやすいです。

日々に刺激が生まれる


自分と違う人と一緒にいると、刺激を得ることができます。似た者同士だと、多くの面で似ているため何の変化もないでしょう。しかし自分と違う人と一緒にいると、新たな発見の連続で、それを刺激として受け取ることができます。

日常に変化が生まれると、毎日が刺激的になって楽しくなります。逆に何の変化もないと、日常はただ退屈に、窮屈に感じるだけでしょう。変化があってこそ人生は楽しく、また味わい深くなっていきます。

自分と違う人といたら、時には不快な思いや嫌悪することもあるでしょうが、それよりも日々の刺激が勝るため、惹かれてしまうのです。

向上心を刺激される


良い意味で自分とは違う要素を持つ人、また尊敬できる人に出会うと、向上心が刺激されます。「自分もああなりたい」「自分も○○を取得したい」と、自分とは違う部分に尊敬の念を抱くのです。

そして「自分もなってやる」という気持ちが湧きあがり、さらに上を目指すようになるでしょう。自分とは違うものを持っているからこそ、自分もああなりたいと夢を描くことができ、良い影響を受けることになります。

本来、自分と異なるものには、嫌悪感を抱きやすいです。しかし、そこに尊敬や刺激が生まれると、人はどんどん違うものを持つ者に惹かれていきます。

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