だらしない体とはもうオサラバ！たるんだ体を引き締める方法とは？

女性であれば、ほどよく引き締まったハリのある体には、誰もが憧れるでしょう。ですが、現実はそう上手くはいきません。

「ダイエットが長続きしない…」「食べてないのに体重はどんどん増えていく…」そんな悩みを抱えた女性は多いのではないでしょうか？だらしない体になってしまうのには、食べ過ぎや運動不足だけでなく、日々の生活習慣やストレスなどのさまざまな要因があります。

今回は、だらしない体を改善していく方法ともに、引き締めボディを実現させるポイントをご紹介していきます。ダイエットがなかなか成功しない人はもちろん、今後の体型維持のためにもぜひ参考にしてください。

「だらしない」とは、しまりがない、整っていないという意味です。だらしない体は、しまりがない見た目をしているということになります。

では、だらしない体とは、具体的にどのような体型のことを指すのかをご紹介していきます。

猫背

背中が丸まっていてうつむきがちな人や、顎が前に出ているような姿勢の猫背の人は、他人から見ると疲れているようで、老けて見えます。何となく、暗くてネガティブな印象を受けるでしょう。

さらに、猫背は肥満の元でもあるのです。真っ直ぐ立つと、自然と腹筋や背筋に力が入ります。猫背の人はそれを怠っているため、自ずと筋肉が落ちてきてしまうのです。筋肉が減ってしまうと、代謝が悪くなるので太りやすい体質になります。

お腹が出ている

だらしない体と聞いて1番に思い浮かぶのが、お腹の贅肉でしょう。ウエストラインがなく、下腹がぽっこり出ている体つきは、それだけでぽっちゃり体型に見えてしまいます。

性別に関わらず、お腹がぽっこり出ている人は「この人、運動してないな」という印象を抱かれがちです。結婚する年頃の女性だと、妊娠と間違えられることもあるでしょう。人から「もしかしておめでた？何か月？」などと聞かれるのは、女性にとってとてもショックなことですよね。

すき間のない太もも

両脚の太ももにすき間がなくなるぐらいの贅肉が付いている人は、だらしない体に見えてしまいます。上半身は細いのに、足だけ太いという人も中にはいるのではないでしょうか？

脚が太いと、全体的にがっちりして見えて、全体のバランスも悪くなります。スカートを履いたり、細見のパンツを履いておしゃれをしたいですよね。すき間のない太ももは、スカートどころか、パンツを履いても太さが丸分かりなので、自分の好きなファッションを楽しめないという悩みを抱えることになります。

胸やお尻が垂れている

だらしない体は、言い方を変えれば、引き締められていない体ということです。全身の肉が重力に勝てずに垂れてきてしまいます。

女性の場合特に目立つのが、胸とお尻の贅肉です。胸やお尻は、普段の生活ではなかなか引き締めることができない部分なので、何もしなければ年齢とともに下へ下へと下がってくるでしょう。

胸はブラジャーである程度ごまかせますが、お尻はそうはいきません。ピタッとしたパンツを履いたときには、引き締められたお尻とそうでないお尻とでは、大きな差が出ます。

体力がない

全体的にぶよぶよしていて引き締められていない体は、筋肉が弱っている証拠でもあります。だらしない体の人は、運動量が極端に少ないため、体力も衰えがちです。

ちょっと動いただけで疲れたり、息切れをする場合は、だらしない体になってしまっているということ。近くのコンビニやスーパーに行くことですら面倒に感じ、自転車や車に頼っていませんか？そのような生活習慣がだらしない体を作っていっているのです。

だらしない体はどのようにして出来上がっていくのでしょうか？頑張って引き締めようとしているのに、なかなか効果が出ないと諦めていませんか？

そんな人は、だらしない体を作る原因となる、生活スタイルを見直していくべきなのかもしれません。

食事のバランスが悪く、間食も多い

自分の体型を「だらしない体だなぁ」と自覚している人は分かっていると思いますが、だらしない体の原因のひとつは、間食やバランスの悪い食生活です。

仕事の合間にちょこちょこ間食をしていたり、料理を作りながらついついつまみ食いをしたりしていませんか？また、甘いものやお腹に溜まる炭水化物など、好きな物ばかりを選んで食べていませんか？

日々の間食や、野菜をあまり摂らない食生活が続くと、自分ではあまり意識していなくても、引き締まった体から少しずつ遠ざかっていってしまいます。

摂取カロリーより動く量が少ない

あまり食べていないのに、なぜだらしない体になるのか？それは単純に、運動量よりも摂取カロリーの方が多いからでしょう。

1日に必要な摂取カロリーは年齢や運動量にもよりますが、成人女性の場合、2,000キロカロリーが目安です。ほとんど動かない人や、デスクワークで座りっぱなしの人はもっと低く見積もってください。

1日の消費カロリーよりも多くのカロリーを摂取していれば、体重が増えてくるのは当然です。

不規則な生活

寝る時間や起きる時間、食事の時間などがバラバラな不規則な生活を続けていると、さまざまな悪影響があります。

体内時計が狂ってしまうと食べる時間はもちろんのこと、食べる量にも影響してきます。朝は食べる時間があまりないから…と朝食を抜いた分、昼や夜にまとめて食べてしまう人もいるでしょう。また、その場合、間食をするタイミングも増えてしまいます。

さらに不規則な生活を続けると、気づかないうちに疲れやストレスを溜めてしまい、それが肥満の元となってしまうことも多いのです。

自分を甘やかしがち

引き締められていないだらしない体をしているほとんどの人が、運動不足でぽっちゃり体型なのではないでしょうか？

そのような体型になる前に、「ちょっと太ったかな？」と気づいていたはずです。引き締めボディを持つスタイル抜群な女性は、その時点で何か対策を講じています。

ですが、つい自分を甘やかしてダイエットを先延ばしにしているような人は、あっという間にだらしない体になってしまうでしょう。体型だけではなく、普段の生活でもついつい自分を甘やかしてしまうタイプが多いです。

だらしない体を放置している＝美意識がない

美意識とは、自分を美しく保とうとする意識です。だらしない体は、努力次第で改善できます。にもかかわらず放置しているということは、美意識が少ない結果です。

「自分の体型に合う服がないから痩せよう」ではなく、「体型に合った服を探そう、なるべく体型が分かりにくい服を着よう」という発想になっていませんか？そのままでは、どんどん引き締めボディから遠ざかっていってしまいます。

出典：カロリーメイト公式サイト（大塚製薬）『摂取カロリー、気にしてる？1日の摂取カロリーの目安とは』
https://www.otsuka.co.jp/cmt/nutrition/calorie/

だらしない体になると「自分には魅力がないんじゃないか？」「彼氏にいつか愛想をつかされてしまうかも」という不安も出てくるでしょう。

だらしない体の女性のことを、男性はどう感じているのでしょうか？男性の本音に迫ってみました。

女性として見られない…

「体型だけで嫌いになったりはしないけど、彼女としてはアリかナシか微妙なところですね…」（23歳/男性）

他人であれば何とも思わない体型でも、恋愛対象になるかと問われたら「うーん…」と言い淀んでしまう男性は多いかもしれません。見るからにだらしない体の人はもちろん、服を脱いだらぶよぶよのお腹と垂れたお尻…という姿を見てしまっては、気持ちが萎えてしまう人もいるはずです。

ほとんどの男性は、ほどよく引き締められた体とハリのある肌に、女性らしさを感じて性的興奮を覚えるのでしょう。

意思が弱いのかな？と感じてしまう

「だらしない体だと、生活もだらしないのかな、と思ってしまう」（32歳/男性）

だらしない体の人は、生活もだらしないという印象を抱かれがちです。先ほどご紹介したように、自分を甘やかすタイプだったり、大切なことをつい先延ばしにしてしまうタイプの人が多いでしょう。

実際は違ったとしても、体型が原因で「部屋も汚いんじゃないか」「だらけた生活をしているんじゃないか」と、家庭的な部分まで否定されてしまう可能性もあります。

スタイルが悪い人より良い人のほうが魅力的

「どちらか選べと言われたら、たいていの男はスタイルが良い方を選ぶのでは？」（25歳/男性）

全く同じ条件で、同じぐらい魅力がある女性がいるとすれば、スタイルが良い方がいいに決まっている、という考え方の男性が圧倒的に多いです。これは、男性だけでなく女性でも同じ答えを出すでしょう。

特に男性は、女性の外見を重視します。どんなに性格が良くても、見た目がタイプでなければ恋愛対象にはならないという人が多いのも現実です。逆に、見た目が完璧であれば、悪い部分もある程度許せるというケースも多いでしょう。

ムチムチくらいならちょうどいい

「引き締められた体より、少しムチムチなくらいが可愛い」（28歳/男性）

最近は「贅肉がほとんどついていないようなモデル体型は魅力的ではない」という考え方も広まってきています。モデルに憧れて極端なダイエットをする女性が増えた影響もあるでしょう。

それだけでなく、ぽっちゃり体型やムチムチした肌感が女性らしくていい、という考え方をする男性も増えてきているのです。男性は、女性の柔らかい肌が大好きです。肉付きがいいほど、その感触も気持ちいいでしょう。

痩せすぎているよりはマシ

「痩せすぎよりは太っている方がいい」（30歳/男性）

どちらかと言えば、痩せてガリガリな女性よりも、贅肉のついている太った女性の方が魅力的だと考える男性も多くいます。

痩せすぎていて骨が浮き出ているような体型の人は、不健康そうに見えますし、老けて見えるでしょう。一緒に食事をしていても楽しんでもらえなかったら、男性として残念な気持ちになります。

それに比べて、太っている人は食欲もあって健康的に見えます。触り心地もよくて可愛いと思える要素も多いようです。

だらしない体に対して肯定的な意見もありますが、やはり女性として自信を持てるような、魅力的な体になりたいですよね。

ここからは、だらしない体と魅力的な体の決定的な違いについて解説します。体質・体型改善の参考にしてください。

肉感はあるが引き締まっている

肉は付いていても、引き締められているかどうかで、大きく印象が変わってきます。日本人女性は細くてスタイルの良いモデル体型に憧れる人が多いので、海外の女優やアーティストは少し太っているように感じるでしょう。しかし、海外の女優やアーティストは、決して「だらしない体」ではないですよね。

海外の女性アーティストを見ていると、腕や脚、お尻などにしっかり肉が付いているにもかかわらず、何だかセクシーに見えますよね。それは、女性らしい体型を維持しつつ、引き締められた体を作り上げているからです。

お腹や二の腕、太ももは引き締められている

スタイルを良く魅せる秘訣は、体のラインのメリハリです。お腹や二の腕、太ももなどの分かりやすい部分がしっかり引き締められているだけで、女性らしい魅力的な体型に見えます。

だらしない体をしている女性のほとんどが、これらの箇所の贅肉をどうにかしたいと考えているのではないでしょうか？この部分が引き締まってくると、自ずと他のラインにもメリハリが出てきます。

ほどよく筋肉があり健康的

全く同じ体重でも、筋肉がついて引き締められた体と、だらしない体とでは見た目の差が大きく出ます。ウエスト周りや脚周りのサイズを測ってみると、筋肉が付いている人の方が、明らかに細いでしょう。

また、ある程度筋肉が付いている人は健康的に見えます。それとともに、行動的で明るい印象を与えることが出来るのです。反対に、だらしない体の人は、見た目だけで、あまり動かない不健康な印象を与えてしまうでしょう。

ハリのある肌

魅力的な体にはほどよい筋肉がついているということは説明しましたが、それと同時に肌にもハリがあります。生活に必要な筋肉がしっかり付いているので、重力にもしっかり逆らうことが出来るからです。

さらに、筋肉があると代謝を高めてくれます。代謝がいいと、肌質にもいい影響を与えてくれることは、ご存知でしょう。だらしない体の人は代謝も悪くなっているため、肌質が悪くなったり、早く衰えてしまって実年齢よりも老けて見えてしまうのです。

「自分はだらしない体で魅力がないんだ…」と悲観的になってはいけません。大切なのは、ここからです。

だらしない体とオサラバしたいのであれば、しっかり引き締めてあげればいいだけです。自宅で簡単に試せる、体引き締めの方法をお教えします。

気づいた時に数分「姿勢を意識」する

日々の生活の中で行える、だらしない体を引き締める方法です。

立っているときは、猫背や反り腰にならないように意識しましょう。これらふたつの姿勢は、ぽっこりお腹の原因になります。また、座っているときは、椅子に深く腰掛けずに、なるべく背もたれを使わないように意識してください。

正しい姿勢を意識して保ってみると分かりますが、意外と腹筋や背筋を使います。意識が他に向いてしまうと、自然といつもの悪い姿勢に戻ってしまうでしょう。それでも諦めないでください。

気づいたときに正しい姿勢を意識するようにしておけば、いつの間にか筋肉が鍛えられ、お腹や背中が引き締められます。

ストレッチで気になる箇所を引き締め

だらしない体を引き締めるためには、痩せやすい体質に改善していくことも必要です。今までだらしない生活を続けてきた人は、基礎代謝が下がっているはず。その代謝を上げるためには、ストレッチが効果的です。

朝晩、どの時間帯でもいいので、気持ちいいぐらいに体の筋や関節を伸ばして、血行をよくしていきましょう。ストレッチだけでは体重を大幅に減らすことは難しいですが、脇腹や股関節を伸ばしてあげるだけで、引き締め効果を実感したという人は多くいます。

部屋の掃除をして全身引き締め

日常の中に取り入れられる1番おすすめの引き締め方法は、掃除です。隅から隅まで掃除をすると汗をかきませんか？掃除は、運動と同じぐらいの体力を使います。

特に引き締め効果のある掃除は、床の雑巾がけや窓拭きです。しっかり力を加えて拭くことで、二の腕の引き締め効果が期待できますよ。

さらに下半身を引き締めたい場合は、皿洗いの最中だけかかとを上げてみましょう。短時間ですが、毎日何度も行うことで筋肉がついてきて、ふくらはぎや太もも、お尻が引き締められます。

適度な運動で全身引き締め

本気で全身を引き締めたい人は、ウォーキングやジョギングで全身を引き締めましょう。鍛えられるのは、脚だけではありません。ウォーキングやジョギングは全身運動になるため、腕やお腹の引き締めにも効果的なのです。

だらしない生活を続けてきた人にとっては、億劫に感じるかもしれませんが、少しずつでいいのです。最初は10分から始めてみませんか？

下半身の引き締めにはスクワットが効果的

下半身をしっかり引き締めてあげると、基礎代謝が劇的に上がります。下半身を引き締めるためには、ウォーキングやジョギングも効果的ですが、それだとなかなか続かない人も多いでしょう。そんな人におすすめなのがスクワットです。

1日にたったの1分。これを続けるだけで、少しずつ脚周りが引き締められるはずです。ある程度筋肉がついてきたら、代謝も上がっているので、そこから本格的にダイエットを始めるといいでしょう。

引き締めるには食事制限も必須

引き締められた魅力的な体を目指すのであれば、食事制限も必要です。過度の食事制限は、続かない可能性が高いですし、リバウンドのリスクがあります。

この記事でもご紹介した、消費カロリーと摂取カロリーを意識して、少しずつ制限してみましょう。また、野菜を多く摂るようにし、炭水化物だけで食事を済ませないようにしてください。量も大事ですが、栄養のバランスも大事です。

本格的にダイエット食にこだわる必要はありません。少し意識するだけでも、摂取カロリーは制限できるのです。

「今までいろんなダイエットを試したけど、痩せない」「毎日動いているつもりなのに、だらしない体になっている」と悩んでいる人は、もしかすると日ごろのストレスがダイエットの邪魔をしているのかもしれません。

ダイエットに失敗したからといって、諦めていませんか？ダイエット中のストレスを食べて解消してしまう人もいるでしょう。だらしない体からオサラバして、引き締められた体を手に入れるためには、ストレスにも対処していきましょう。

食べ過ぎない程度に好きなものを食べよう

だらしない体から早く脱却したいからといって、過度な食事制限は止めましょう。ストレスが溜まるほどの食事制限をしていると、「ダイエット＝つらいこと」という意識が植え付けられてしまいます。

日々の生活改善で引き締めボディを手に入れるためには、自然にダイエットを取り入れていかなければならなりません。そのため、「つらい」というイメージは取り除いておくべきです。適度に好きなものを取り入れて、ストレスのない食事制限を目指してください。

目標を低く設定して長く続けよう

「だらしない体を変えたい」という強い意思があるのにいつも失敗してしまうのは、短期間での効果を期待してしまうからかもしれません。

何事もそうですが、継続することが1番大切です。いきなりムリな目標を設定するのではなく、「ウエストマイナス1cm」のような小さな目標から始めてみてください。達成感がそのあとのやる気に結び付きます。

引き締められた体をイメージして気持ちを上げる

ダイエットを成功させるポイントは、痩せたときのイメージや引き締められた自分の体を明確にイメージすることです。数字ばかりを気にするのではなく、体全体の変化に気づいてあげましょう。

「ちょっとお腹が引き締められてきたかな？」という小さな変化でいいのです。理想の体型をイメージし、少しずつそれに近づいていることを実感することで、気持ちも上がってきますよ。

体重よりも体脂肪を意識

魅力的な体とは、メリハリがあって引き締まった体です。体重を減らすことで体型は変わりますが、実は体重減少よりも引き締め効果の方が、体つきが変わったことを早く実感できます。

全く同じ体重でも、筋肉のないだらしない体は、引き締められた体よりも太って見えます。ほとんどの女性が体重を減らすことを重視しがちですが、見た目を変えたいのであれば体脂肪の方が重要なのです。

体脂肪を減らすためには、筋肉をつけること。適度な運動や筋トレを少しずつ取り入れてみましょう。

だらしない体になる原因や特徴、改善方法などをご紹介してきましたが、いかがでしたか？

この記事を読んでいるということは、だらしない体をなんとかしたいと思っているということでしょう。運動したら痩せると分かっていても、そう簡単には成功しないのがダイエットです。

今回ご紹介した、日々の生活に取り入れられる引き締め方法を毎日続けてみてください。だらしない体だけでなく、だらしない生活からも脱却できるはずです。