生理中にオナニーはしても大丈夫？女性の本音＆する際の注意点を解説

生理中は振る舞いが変わる！？

生理中は、女性自身も気がつかないような変化が様々な面で起こると言われています。『性欲の科学 なぜ男は『素人』に興奮し女は『男同士』に萌えるのか』（オギ・オーガス、 サイ・ガダム）によると、生理中は女性の振るまいが代わり、仕事中のチップに変化があったという事例が紹介されていました。

「クラブで働くラップダンサー（客の膝に乗ってエロチックに踊るストリッパー）が受け取るチップの額に、排卵期と排卵のない時期ではどのくらいの違いがあるかを調べるという、興味深い調査が行われた。チップ の平均額は、ダンサーたちが生理中の時期には約185ドル、生理中でも排卵期でもない時期には260ドル、排卵期には335ドルにのぼったという。これだけチップ の額に違いがあるのは、ダンサーたちは無意識のうちに、時期によって違ったふるまい方をしているからだと考えられる。」

こうして見ると、生理中の女性は体調面でもあまり本調子ではない上、セクシャルアピールが弱かったり、仕事においても絶好調とは言えない期間だという事がわかるのではないでしょうか。

生理中はどんよりとした気分になってしまうというのは、特別な事ではありませんから、好きな事をして過ごしましょう。もちろんオナニーをしてどんよりした気分を発散する事もおすすめですよ。

生理後の方が性欲はアップ？

生理中にムラムラしてしまう女性もいますが、一般的には生理後から排卵期にかけて性欲が高まるとも言われています。この件について『女も知らない女のカラダ』（対馬ルリ子）では、以下のように解説していました。

「女性の性欲は、月経（生理）の周期と関連して起こることがあります。一般的に月経が終わってから排卵前までの時期に性欲が高まる事が多いようです。」

言われてみれば確かに、排卵期のあたりは身体も軽やかで気分も明るくなり、すこしエッチな妄想をしてしまう…という女性もいるのではないでしょうか。これは女性が妊娠できる期間に突入したため、自然とエッチな気分にさせ、妊娠に関して前向きになる「本能」でもあります。

また、排卵付近は生理中よりももっと気持ち良くなれる期間でもあるので、排卵付近にオナニーするのも良いでしょう。

彼氏に生理周期を知ってもらうのもアリ

生理付近は気持ちが不安定になり、彼氏に会いたくないと思ったり、エッチに誘われてもそんな気持ちになれず、一人でいたいと思ってしまいませんか？これは女性の身体に訪れる生理のサイクルが関係しています。

無性に悲しくなったりイライラしてしまったりしますよね。でも安心して下さい。そういった気持ちになってしまうのは、あなた一人だけではありません。

しかし、もし生理前の不安定な気持ちにより彼氏と上手くいかなくなってしまっているなら、彼氏とその件について話し合ってみるのはいかがでしょうか？

『ヒアリングセックス』（長谷川 瞳）には、男女が生理周期について理解し合う事が大切だという一節があります。それは以下の通りです。

「男性がパートナーの生理周期を知り、ＰＭＳに理解があれば、彼女がたとえ理不尽に不機嫌になったとしても、大きな喧嘩 に発展したり、喧嘩が長引いたりするようなことはないのではないでしょうか。

作り手の多くが男性であるＡＶなどのアダルトメディアでは、『生理前の女性は 発情している』という偏った情報だけを発信し続けています。それも一部の女性には当てはまることではありますが、生理周期の時期によっては通常のセックスにも苦痛を感じてしまう女性もいることを男性にも理解してほしいのです。

女性の生理周期を男性が把握するというと、変態的なイメージを持つ人もいるかもしれませんが、わたしは正反対だと見ています。大切なパートナーを傷つけること なく、より良い関係を築いていくために重要なことですから、それができる男性は本当に素敵だと思うのです。」

生理に関する内容はどこか「禁忌」だと思われているのも事実です。しかし、それを変えていけるのは生理を体験している女性自身ではないでしょうか。

彼いつまでも仲良く過ごしていきたいなら、こうした会話も必要です。生理周期を理解して貰えれば、エッチに誘ってくるタイミングも良くなり、もっと楽しめるはずですよ。

＜参考文献＞
『性欲の科学 なぜ男は『素人』に興奮し女は『男同士』に萌えるのか』（オギ・オーガス、 サイ・ガダム）
『女も知らない女のカラダ』（対馬ルリ子）
『ヒアリングセックス』（長谷川 瞳）