元気が出ない時の気力回復方法まとめ！気力がわかない原因も紹介

何か嫌なことがあったわけでもないのに、「最近元気が出ない…」「何もやる気が起きない」と悩む時期は誰にでもあるでしょう。何とか気力を回復する方法があれば、ダラダラと無駄な時間を過ごさずに済みます。

今回は、気力がない時の特徴や原因、元気を回復させる方法などをご紹介します。簡単に実践できることばかりなので、出来ることから始めてみてください。

そもそも「気力」とは

気力という言葉は、何かを成し遂げようとする気持ちだったり、元気や精力を意味します。気力がないというのは、何かに向かって行動する気にならないことや、元気がない時の状態です。

気持ちは元気なのに体がついていかない時や、反対に、体は元気なのに気持ちが何となく落ち込むことってありますよね。原因はさまざまですが、いつものように何かに向かって頑張ろうという意欲が湧いてこない時は、気力がなくなっていると言えるでしょう。

「気力」の類語

「気力がない」という言葉は、「活気がない」「気迫がない」という言葉に置き換えることができます。気力の類語はたくさんあり、活力や生命力、英気などもそれに当てはまるでしょう。

さらに、使うシチュエーションによっては、精神的な面を表す「気合い」「意思」「心構え」などとも同じ意味を持つ場合があります。

「気力」の英語表記

気力を英語表記で表すと、「willpower（意志力）」と表現できるでしょう。

「気力がない」と英語で言いたいときは、「a loss of willpower」と表現するといいでしょう。また「of someone's willpower, to be exhausted」（気力が燃え尽きる）という表現も覚えておくと便利です。

無気力な状態にある人や、無気力になりやすい人には、共通した特徴があります。

学校や職場には、何かをするたびに面倒くさそうにしている人や、テキパキ行動できない人が、1人や2人必ずいるのではないでしょうか。そんな人は、気力がない時期に突入しているのかもしれません。

もともと周囲にあまり関心がない

気力があるないに関わらず、もともと周囲にあまり関心がない人は、何に対しても興味を引かれないため、周りから見ると無気力に見えます。

みんなが盛り上がっている時でも、1人だけリアクションが小さく、周りから浮いてしまうことも多々あるでしょう。心の中では「面倒くさいなぁ、興味ないのになぁ」と感じているかもしれません。

自分が興味のないことに対しては、誰だってやる気を出すことは難しいでしょう。ただし、気力のない人は、興味のない事柄が他人よりも多いのです。

飽きっぽい性格

気力のない人には、飽きっぽい性格の人が多いです。最初は興味を持って取り組んでいても、しばらく続けていると飽きてしまい、だんだん気力を失くしてしまいます。

「最初はあんなに楽しかったのに、なんかつまらなくなってきたな」と感じると、そのことを続ける必要性を感じなくなり、気力が湧いてこなくなってしまいます。

仕事や趣味、習い事などが次々と変わる人は、飽きっぽい性格と無気力を持ち合わせているのかもしれません。

集中力がない

仕事をしていても、すぐに他のことに注意を逸らしてしまい、全然先に進まないことってありますよね。気力のない時期は、普段に比べて集中力までなくなってしまいます。

締め切りの迫った仕事を抱えている時や、やり遂げるまで終われない作業をしている時などには、集中力のなさはかなりのストレスになるでしょう。自分の意思ではどうにもならないことが多いです。

そんな時は、集中力を取り戻す前に気力を回復させる必要があるのかもしれません。

何をしても満足できない

気力がない人は、生活で関わるほとんどの出来事に興味を持てません。そのため、何をしても満足感が得られない可能性が高いでしょう。

仕事や趣味、友達と遊ぶことですら億劫に感じたり、家にいても何もする気が起こらないこともあるのではないでしょうか。いつもは楽しかったことが、楽しく感じられなくなることも多くあります。

無理に楽しもうとしても、疲れるだけ。その結果、気力を回復させることを諦めてしまう人もいるでしょう。毎日がつまらない、心が満たされないと悩んでいるだけでは、なかなか前に進めません。

気力がない時期は、誰にでもあります。では、なぜ元気がなくなってしまうのでしょうか？

仕事でミスをした、仲のいい人とケンカをしたなど、理由が明確に分かっていれば、対処の方法も分かりますが、気力のなさは自分で原因を突き止めることが難しいのです。対策を練る前に、まずは原因から考えてみましょう。

仕事などで疲れている

「気力がない原因が分からない」と悩んでいるほとんどの人に当てはまる原因が、日々の疲れがたまりすぎていることです。

ストレス社会とも言われる現代、日本の企業で働く人は自分でも気づかないくらい多くのストレスを抱えているはずです。また、「働き方改革」が実現されつつある近年でも、残業の日々を過ごしている人が少なくありません。中には休日出勤をしている人もいるのではないでしょうか。

そんな生活を続けていれば、疲れがたまるのは当然です。気力を回復させる前に、日々の疲れを癒しましょう。

睡眠不足

最近、きちんと睡眠をとれていますか？気力や集中力のなさは、睡眠不足が原因の場合も多くあります。睡眠不足が続くと、頭がボーっとして、常に眠たい状態が続きますよね。そんな状態で、気力が出るわけはありません。

睡眠は人間が生きていくうえで、食事と同じぐらい大切なことです。睡眠不足になると気力や集中力が低下してしまい、作業効率が悪くなります。忙しくて寝ている暇ももったいないと、睡眠時間を削ることは逆効果なのです。睡眠の質を上げるだけでも、気力の回復が期待できますよ。

すべきことが多すぎる

仕事や育児などで、自分のキャパシティ以上にやることを抱え込んでいませんか？人はいっぱいいっぱいになると、全てを投げ出して逃げ出したい衝動に駆られます。

すべきことが多すぎると何から手をつけていいか分からなくなってしまい、結果的に全てのことに対して情熱を注げなくなってしまうのです。さらに、そんな状態で仕事を片付けても、達成感は得られないでしょう。

そのサイクルを続けていると、「何のために頑張ってるんだろう」「必死になっても意味がない」と無気力なってしまいます。

目標がない

人が何かに取り組むときは、大抵の場合、意味や目標があります。「お金を稼ぎたいから仕事を頑張る」「昇進するためには必死にならなければ」と努力したり、「魅力的な女性になるためにダイエットを始めよう」と決意したりできるのです。

明確な目標がないということは、ゴールが見えないということ。先が見えない道のりと、ゴールが見えている道のりとでは、同じ距離でも感じ方が違います。ゴールが見えている方が、あゆみが速く感じるでしょう。

それと一緒で、目標がないことに関しては、とても長く退屈に感じてしまうのです。

では、ここからは気力を回復する方法をご紹介します。

気力がない時期は、何もする気が起きません。回復するための行動ですら、億劫に感じてしまうでしょう。そんな方のために、とにかく簡単に実践できる回復方法だけを集めてみました。ぜひ、参考にしてみてください。

しっかり休息をとる

先ほどもご紹介しましたが、気力がないのは、ほとんどの場合、体や心の疲れがたまっているのが原因だと考えられます。

まずは、しっかり休息をとって、心と体を回復させてあげてください。休日は目覚ましをかけずに、自然に目を覚ましてみましょう。また、何もせずに1日だらだら過ごす日を作ってみてください。

デスクワークの人は、なるべくパソコンやスマホから離れて、目を休ませる必要もあるでしょう。

動物と触れ合う

動物好きな人であれば、犬や猫などの動物と触れ合う時間を作ることもおすすめです。

アニマルセラピーという言葉を聞いたことはありますか？アニマルセラピーは、動物と触れ合うことで、ストレスを軽減させたり自信を取り戻したりする心理療法です。現在では世界中で実践され、その効果も科学的に実証されています。

その効果は絶大で、ストレスを和らげるホルモンであるオキシトシンが、アニマルセラピー実施後には、実施前の約３倍に増えたという研究結果もあるようです。

小さなことから少しずつ挑戦する

人は何かに対して達成感を覚えると、体内でドーパミンというホルモンが分泌されます。ドーパミンは、喜びや楽しさを感じさせてくれるホルモンです。ドーパミンのおかげで、達成感を覚えた時にやる気や自信がみなぎってくるのですね。

気力を回復させるためには、達成感を感じることが重要になってきます。大きな目標でなくてもいいのです。小さな目標を数多く達成していくことで、少しずつ元気を回復させることができるはずです。

すべきことを紙に書き出す

すべきことが多すぎて、逆に気力を失ってしまった人は、「やることリスト」を作成してみましょう。

まずは、すべきことを紙に書き出してください。その後で、優先すべきことと後回しにできることを分類していきましょう。そうすることで、作業の全体像が見えてくるので、時間配分が明確になり、作業効率も上がります。

また、ひとつひとつの作業が終わったら、バツ印をつけるなどして消していきましょう。バツが増えていくごとに、達成感が増してくるはずです。

美味しいものを食べる

元気や気力がない時や、落ち込んだ時の気持ちを回復させるには、美味しいものや好きなものを食べるのが1番です。食事は人間の体だけでなく、精神的な部分にも大きな影響を与えます。

美味しいものを食べると気力が回復するのは、ドーパミンという幸せホルモンが分泌されるからです。また、それと同時に、ストレスを解消してくれるホルモンや精神を安定させるホルモンも分泌されます。食べるという行為は、精神的な疲れを回復させるためにとても効果的なのです。

運動する

「疲れているのに運動なんてできない」と感じる人もいるでしょう。実は、適度な運動は疲労回復効果があると言われています。

ストレッチやヨガなどの柔軟は、血行を促進し、疲労回復を早めてくれます。また、ウォーキングなどの軽い有酸素運動も効果的です。運動をすると、心を安定させてくれるセロトニンという神経伝達物質が分泌されるため、精神的な疲労回復も期待できます。

何より、運動をして汗をかくと気持ちがいいですよね。気持ちがリフレッシュされて、スッキリした気分になるでしょう。

出典：
ペットトゥモロー（小学館）『アニマルセラピーの効果と影響を科学的に検証』
https://petomorrow.jp/news_dog/79883

まいにちdoda『3つの幸せホルモンの効果【セロトニン・ドーパミン・オキシトシン】』
https://mainichi.doda.jp/article/2018/09/10/58.html

幻冬舎plus『快楽物質「ドーパミン」をコントロールして人生を変える』
https://www.gentosha.jp/article/11802/

東京医科大学『疲労回復のヒント 適度な運動』
http://www.tmu-ph.ac/recovery/03.php

気力がないのは、気持ちの問題です。今は行動する時間がないという人は、気持ちの持ち方だけでも変えることが出来れば、回復する可能性は大いにあります。

ここからは、心理操作で気力を回復する方法をご紹介します。

自分のレベルに合った目標を設定する

物事に手をつける際に、目標がないことは気力をなくす原因ともなります。そうならないためには、何か目標を掲げるのがいいのですが、あまりに大きな目標を立ててしまうと、そこへ行くまでの道のりが長すぎて、途中で心が折れてしまうこともあるでしょう。

まずは、自分のレベルや状況を把握し、自分のレベルに合った目標を設定するようにしましょう。「早起きをする」「2時間集中する」など、小さな目標でいいのです。達成するごとに目標を高くしていけば、自然に前へ前へと向かっていけるでしょう。

楽しいことを想像する

気持ちを上げるためには、イメージも大切です。自分が心から楽しいと思えることを想像して、その状況に近づくために出来ることからしてみてください。

仕事で成功して昇進した時の姿を想像したり、ボーナスが入ったら何を買おう？など、日常であり得そうなことを想像するのがおすすめです。そこ辿り着くまで何とか頑張ってみようと思えれば、少しずつ気力が回復してくるでしょう。

楽しいことや自分の未来を想像することで、自分のやりたいことや夢を実現するために今何が必要なのかが見えてくるはずです。

無理に気力を回復させようとしない

「今のままじゃダメだ」と思って、この記事を読んでいる人もいるでしょう。気力がない時期が続くと、焦りが出てきます。ですが、無理に気力を回復させようとする必要はないのです。

何をやっても楽しめない、満足しないということは、現状に心が追いついていないということ。今はゆっくり休息をとって、体力面や精神面を回復させる必要があるでしょう。

「こんな自分は嫌だ」と自己否定ばかりしていては、ネガティブな感情ばかりが大きくなってしまい、ストレスになります。

自己啓発本に頼る

気力を回復したい時や気持ちを高めたい時は、自己啓発本が役立ちます。自分と同じ職種の人や、著名人の本を読むと、「こんな風になりたい」「こんな考え方があったんだ」と色んな刺激をもらえるでしょう。

また、歴代の偉人の名言などもおすすめです。心にスッと入ってきた言葉こそが、今あなたに必要な言葉です。その言葉を念頭に置き、気力がない時に思い出してみましょう。そうすることで、少しずつやる気が回復されていくでしょう。

「やる気が出る言葉」と検索するだけで、さまざまなニーズに合った名言が出てきますので、ぜひ見てみてください。

何となく気分がすぐれないときは、どのように過ごしていますか？家で何となくボーっとしている人も多いのではないでしょうか。

気持ちをリフレッシュさせたり、気力を回復させるのには、外出して外の空気を吸うことがとても効果的なのです。ここからは、外に出て元気を取り戻す方法をお教えします。

散歩に出かける

まずは、外の空気を吸って気持ちをリフレッシュさせるために、散歩に出かけてみましょう。

散歩がなぜ気力を回復させることに繋がるのかというと、散歩をすることで血流が良くなるからです。思考やアイデアを生み出す場所は、脳の中の前頭前野という部分です。血行を良くしてこの部分に血液やエネルギーを送り出すことで、頭が冴えてきます。

また、精神安定に効果的な神経伝達物質「セロトニン」も分泌されるため、精神的にも楽になるでしょう。いつもは何気なく通り過ぎている道のりをゆっくり観察しながら散歩をすることで、新しい発見があるかもしれません。

一人旅をする

一人旅は、周りに気を遣わずに自分の好きなように旅行を楽しむことができます。

近場でもいいので、一人で旅をしてみましょう。移動中や観光中は、なるべくスマホを見ないで行動してみてください。綺麗な景色や歴史ある建築物を眺めているだけでも、いつもと違う感情が湧いてきますし、自分自身と向き合う時間をしっかり取ることができます。

何より、非日常に身を置くことで、嫌な感情を忘れて気持ちを回復させることができます。

実家に帰ってみる

仕事が忙しくて実家に帰るのは年末年始だけ、という人も多いでしょう。そんな人は、いつもは帰らない時期に、実家に帰ってみましょう。

やっぱり実家は落ち着きますよね。両親の優しさに触れ、昔を思い出すことで、今の自分としっかり向き合うことができるでしょう。それだけでも気持ちが回復するはずです。

また、反対に実家に帰って落ち着かなくなる人もいるかもしれません。そんな場合は、逆に「早くいつもの生活に戻りたい」と感じることで、やる気が回復する可能性も高いです。

自然と触れ合う

森林浴などで自然と触れ合うと、マイナスイオンをたっぷり浴びてストレスが解消される、というイメージを何となく持っているのではないでしょうか。

たしかに、森林浴にはストレス解消効果があるようです。しかも、森林浴の効果はそれだけではありません。免疫力が回復して、病気に対する抵抗力を高めたり、ストレスが解消されるだけではなく、ストレスに対処する力を高める効果もあるのだそう。

また、自分が落ち着ける自然環境の中にいると、脳の働きがよくなるというデータもあるようです。森林だけでなく、海や山なども効果が期待できますので、ぜひ足を運んでみてください。

趣味を楽しむ

気力や元気を回復させるには、好きなことを思いっきり楽しむのが効果的です。趣味や習い事がある人は、それに全力で取り組んでみましょう。もしくは、新しく趣味を見つけてみるのもおすすめです。

人は新しいものに触れると、脳に刺激を受けます。その刺激によって脳が活性化し、気力を回復できる可能性が高くなるのです。ここまででご紹介してきた内容をふまえて、スポーツや登山、写真などの趣味を試してみると、さらに効果的でしょう。

出典：
Active Brain CLUB（東北大学＋日立ハイテク）『人間らしく生きるためには「前頭前野」が大事』
https://www.active-brain-club.com/ecscripts/reqapp.dll?APPNAME=forward&PRGNAME=ab_brain_detail&ARGUMENTS=-A3,-A201812,-A20181221141722391,-A

nippon.com『森林浴の効果を科学する：千葉大学の宮崎良文教授』
https://www.nippon.com/ja/people/e00140/

つくばサイエンスニュース『森林浴にストレス対処力を高める効果 ― 働く人のメンタルヘルス不調対応に道』
http://www.tsukuba-sci.com/?p=8789

保健指導リソースガイド『新しいことへのチャレンジが脳を活性化　脳を若く保つための5つのヒント』
http://tokuteikenshin-hokensidou.jp/news/2018/007150.php

人間は1人では生きていけません。誰かに頼って、誰かに必要とされることで、心が満たされます。どんなに気力がなくて外に出たくない、人と関わりたくないと思っても、人との関係も大切なのです。

ここからは、対人関係を利用して気力を回復させる方法をご紹介します。

信頼できる人に話を聞いてもらう

心がモヤモヤしている時は、その気持ちを人に話すだけで、少し心が軽くなるような気がしませんか？今の自分の気持ちを、信頼できる人にさらけ出してみましょう。

話ているうちに、問題点が見えてくることも多いですし、「そこまで深く悩む必要なかったかな？」とポジティブな考え方に変わることがあります。さらに、他人の意見を聞くことで客観的に捉えることが出来るでしょう。

もし人に弱い部分を見せたくないのであれば、今の自分の悩みを他人に相談されたと仮定して考えてみましょう。あなたは何とアドバイスをしますか？その言葉を自分にかけてあげてください。

好きな人に会う

「好きな人が学校や職場にいれば、毎日がもっと楽しくて、もっと頑張れるのになぁ」と感じることも多いでしょう。

恋人や好きな人は、絶大な力を持っています。嫌なことがあっても、その人の顔を見るだけで何もかも忘れて、幸せな気持ちになれますよね。落ち込んだときは、好きな人に会って癒されてください。

また、そのような相手がいない時は、好きな芸能人や好きなキャラクターなどを心ゆくまで眺めるといいでしょう。好きな人や好きなものを見ているだけでも、元気が回復してくるはずです。

同世代の人と話す

人と話すことで、気持ちを軽くすることができると説明しましたが、それほど仲良くない同世代の人と話すことも、実は効果的なのです。

同世代の人は、自分と同じぐらいの年月を過ごしてきた人です。その人が自分よりも成功していて、幸せな生活を送っていたらどう思いますか？「羨ましいな」という嫉妬心と、「負けていられない」という対抗心が湧いてくるのではないでしょうか。

その気持ちを持たせることで、気力を回復させることができます。「こんなことで悩んでいる暇はない」と思うことが出来れば、作戦成功です。

気力がある人と一緒に過ごす

ネガティブな人と話していると、自分までネガティブな感情になることがありませんか？反対に、ポジティブな人と一緒にいると、だんたんポジティブな考え方に変わってきます。人の気持ちは他人に伝染するのです。

この性質を生かして、自分の気力を回復させるために、気力や活気のある人となるべく一緒に過ごしてみてください。最初は尻込みしてしまうかもしれませんが、きっと相手が引っ張っていってくれるはずです。また、その人に気力を出すコツや秘訣を教わるといいでしょう。

尊敬できる人物の頑張りを見る

誰かが頑張っている姿を見ると、全く興味がない事柄でもなぜか感動しますよね。分かりやすい例で言うと、スポーツの試合などは、興味がなくても勝ったら嬉しいし、難しい試合であればあるほど熱中し、勝っても負けても感動するでしょう。

そのように、他人が頑張っている姿を見て刺激を受けることで、気力を回復させることが出来ます。「みんな頑張っているんだから、自分も頑張らなきゃ」と勇気をもらえるでしょう。

特に、自分と同じような仕事をしている人や、自分の目指している人などの頑張りを見るのがおすすめです。「こんな風になりたい」と目標を持つことで、一気に気力が回復していくはずです。

元気がない、やる気が出ないときの気力回復法を頭に入れたところで、毎日の食生活も見直してみましょう。

ここでは、気力の回復を助けてくれる食べ物や食材をご紹介します。ランチや夕食に、積極的に取り入れてみてください。

好きなもの

美味しいものを食べて気力を回復させるという方法を、先ほどご紹介しましたが、その中でも特別に好きなものを、いくつか想像してみてください。

それを、自分へのご褒美にするといいでしょう。「これが終わったら、あれを食べよう」「ここまで頑張ったら、あれを食べよう」と、好きなものを食べるという目標を作ることで、気力を回復することができます。

「仕事を終わらせる」という最終目標を掲げるよりも、「好きなものを食べる」という目標の方が、前向きな気持ちで取り組みやすいでしょう。発想を転換してみてください。

疲労回復には山芋

山芋は、栄養成分が豊富で、元気がない人には特におすすめの食材です。山芋には、免疫力を高める効果や消化を助ける効果があると言われています。腸内環境を整えることは、ストレス解消にも役立ちます。

さらに、山芋は昔から生薬や漢方薬として使われてきました。疲労回復や滋養強壮にはもってこいの食材なのです。クセも少ないですし、価格も安いので、普段の食事にも取り入れやすいのではないでしょうか。とろろご飯や山芋鉄板、山芋短冊などにしてみてはいかがですか？

体力と精神力の回復には豚肉

豚肉には「疲労回復ビタミン」とも言われる、ビタミンB1が豊富に含まれています。さらに、たんぱく質やミネラル、脂質など、人が生きていくうえで必要な栄養素を持ち合わせているので、疲労だけでなく健康維持にも欠かせない食材なのです。

また、赤身に含まれるトリプトファンという栄養素は、精神を安定させてくれるセロトニンを増やす働きをもっています。これによって、精神面の疲れも回復させてくれるでしょう。学習能力や記憶力を高めるとも言われていますので、仕事の効率アップも期待できます。

疲労回復・集中力アップにチョコレート

チョコレートには、カカオポリフェノールなど健康にいい栄養素が豊富に含まれているということは、有名です。

ある実験では、何も食べずに作業したグループよりも、チョコレートを食べながら作業をしたグループの方が、疲れを感じずに集中力が持続したという結果が出ています。そのため、疲労回復効果にも注目されているのです。

また、甘いものは脳のエネルギーになるため、仕事の効率や集中力を上げてくれるでしょう。ただし、甘いものを摂取してから時間が経つと血糖値が下がり、頭がボーッとしてくることも。

疲労回復・精神安定にココア

ココアもチョコレートと同じで、カカオポリフェノールが入っています。それによって、集中力や記憶力を高める効果があると言われています。実際に、脳の神経細胞の働きを助けるたんぱく質を増やすという研究報告もあるそうです。

さらに、温かい飲み物を飲むことで心を落ち着かせることができるでしょう。どうしても気力が回復しないときは、ココアでホッと一息入れてみてはいかがでしょうか？

また、ココアには冷えやむくみを解消してくれる作用もありますので、足元が冷えて集中できない方にもおすすめです。

出典：
みんなの暮らし日記ONLINE（翔泳社）『食べ物こそ最高の薬。「食べる薬」で免疫力を高めよう！』
https://minna-no-kurashi.jp/article/detail/2687#:~:text=山芋は、山薬（さん,におススメの食材。

おだがきさん家の八鹿豚『豚肉の新常識！』
http://odagaki-youkabuta.com/about-pook/

日本健康医学会雑誌『チョコレート摂取がコンピュータ演習後の疲労感に及ぼす影響』（2008）
https://www.jstage.jst.go.jp/article/kenkouigaku/17/1/17_KJ00008429023/_pdf/-char/ja

NIKKEI STYLE『ココアに7つの健康効果　冷え解消や筋力アップにも』
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO12340510R30C17A1000000/