「目をそらす」男女の心理とは？対処法と好意の判断ポイントも解説！

会社や学校などで、なんとなく誰かの視線を感じることがあると思います。そんな時にこちらと目が合うと、避けるように目をそらす人がいますよね。それが異性なら、なおさら気になるのではないでしょうか。

それが意中の異性なら、「目が合うとそらすのはなぜ？」「何か理由があるの？」など、相手の気持ちを知りたくなるのは当たり前のこと。しかし、こちらから無理に知ろうとしなくても、コツを掴めば相手の気持ちを何となく察することができるようになります。

この記事では、目が合うと思わず目をそらす人の心理を男女別に探っていきます。また、「目線をそらす相手が自分に脈ありかどうか？」の判断ポイントや、対処法についても紹介していきます。ぜひ参考にして、素敵な恋愛に繋げてくださいね。

目が合うとすぐに目をそらす男性が何を考えているのか、女性なら気になりますよね。女性と似たような考えの人も多いのですが、微妙に男女の違いがでることもあるのです。そこで、女性にはわからない、目をそらす男性の心理を探っていきましょう。

自分に自信がない

自分に自信がない男性は、誰に対しても消極的になってしまいます。特に女性に対してはその傾向が強く、「彼女を作るなんて夢のまた夢。現実のこととは思えない」と考える人がいるほどです。彼らは何をするにも自信がないので、興味がある女性にもアプローチすることができません。

相手に気付かれないようにチラチラと見るのが精一杯で、男性の視線に気付いた女性が振り返っても、目を合わせることができません。つまり、「おとなしい人」と言われている男性が目をそらす場合、あなたに興味があるのでしょう。

好意がバレるのを避けたい

男性が目をそらす心理として、「好意がバレるのを避けたい」というものがあります。これは少し複雑で、単純に「好意がバレたらバツが悪い」という場合と、「好意を持ってはいけない関係なので隠したい」という場合があります。

既婚者や一回り以上年の離れた年上男性などは、後者の場合が多いでしょう。「好きだけど見ているだけでいい」という場合です。彼らは「自分が彼女に好意を抱くのはよくないことだ」と考えているので、自分から行動に移すことはありません。

嫌われたくない

女性に嫌われたくないという感情から、目をそらす男性がいます。彼女のことが好きでたまらないが、自分に自信がないという場合に、「嫌われたくない」という心理が働きます。

目が合ったときの彼らの心理は、「あまり見ると変な人だと思われる」「俺なんかが見てたら気持ち悪いと思われるかも」といったところです。そのため、あまり深く関わらない方がいいという自制心が働いて、目をそらすようになります。

女性はそんなことを考えていないことがほとんどなので、もったいない話ですよね。

恥ずかしい

どこにでも恥ずかしがり屋でシャイな男性はいますが、当然彼らも女性と目を合わせることができません。彼らはその女性のことを好きでも嫌いでも、目を合わせるという行為自体が恥ずかしいのです。そのため、目をそらすという行動をとります。

恥ずかしがり屋でシャイな男性は、女性と目が合うと自分の考えを見透かされるような気がして、恥ずかしさが倍増します。彼らが目をそらすのは悪意や敵意からではなく、ただ恥ずかしいという思いからであることを頭に入れておきましょう。

勘違いされたくない

すべての男性が、気になる女性を見つめるわけではありません。たまにはタイプではない女性と目が合ってしまうこともあるでしょう。そんな時に「勘違いしないでね」という気持ちから目をそらすことがあります。

勘違いされたくなくて目をそらす男性は、ほぼ無表情のままスマホを見るなどの行動に移ります。好意を抱いている場合と違って目で訴えることもないので、女性も特に気に留めないことが多いでしょう。

女性は、好きな男性をずっと見つめていたい…と思うものです。しかし、目をそらす場合は、必ずしも相手のことを好きだとは限らないようです。ここでは、一般的な目をそらす女性の心理について紹介しましょう。

好意を悟られるのが恥ずかしい

「彼のことが好きだから、本当はずっと見つめていたい」と思うのが乙女心ですよね。でも、気になる彼に好意を知られるのが恥ずかしいという女性もいます。彼女たちは、自分の感情を大っぴらにすることが苦手な人たちです。

男性に好意を悟られるのが恥ずかしい女性は、不自然なくらいに気になる男性に素っ気ない態度をとります。彼女たちの行動パターンとして好きな人を見つめることは多いので、彼と目が合う回数は多めです。しかし、恥ずかしさから「私、関係ないから」という態度を装って、目をそらしてしまいます。

目が合って気まずい

男性と目が合って気まずく感じて目をそらしてしまう女性もいます。彼女たちが何を考えているのか、男性は気になるものです。女性の気持ちは様々ですが、ほとんどの場合がまだ好意があるわけではなく、興味があって男性を見つめてしまいます。

今のところ好意はないので、目が合ってしまうと「勘違いされたくない」と思い、なんとなく気まずい雰囲気になります。たとえば、男性の奇抜な服装や身体的特徴を、興味本位で見ている場合もあるのです。

その男性と目を合わせたくない

女性が目をそらす行為の裏側には、男性に対する好意が隠れていることが多いものです。しかし、必ずしもそうではありません。男性に好意を抱いていなくても目をそらすことがあります。しかも、好意を抱いているどころか、相手の男性に拒絶を示すパターンです。

この場合は、その男性と目を合わせることにも、見られることにも耐えられない、と考えている可能性がゼロではありません。そのため、その男性を視界に入れないために目をそらすという行動をとります。拒絶反応の場合は、表情にも出ているはずなので、注意して見てみましょう。

好意に気付いてほしい

女性の中には、目をそらすことで男性にアプローチする人がいます。彼女たちが目をそらすのは、「好きだな」「話してみたいな」というぼんやりした気持ちではなく、「私を見て！」「私の気持ちに気付いて！」という積極的な心理からです。

彼女たちは気になる男性を見つめる頻度が高く、目をそらすにしても笑顔を見せてからそらすなど、思わせぶりな態度をとります。そんな態度をとらたら、男性が気にならないわけがありませんよね。そうされることで、男性は相手の女性の特別な感情に気付き、相手に興味を持つようになります。

好意をはっきり示してほしい

女性は男性の好意に気が付いたら、告白を待っているものです。そのため、気になる男性と目が合うと「いつまで待たせるの？」「早く告白して」という気持ちから、長めに目を合わせてから目をそらすことがあります。

まだ付き合っていなくても、好きな男性にははっきり気持ちを示してほしくなるのが女心。両思いなのが分かっているのにうじうじしている男性を見て、イライラする女性は多いでしょう。白黒はっきりつけたがる女性は、好きが嫌いに変わるのも早いので、男性はチャンスを逃さないようにしましょう。

相手が異性の場合、目をそらすという行為には、特別な感情が含まれていることが多いことを紹介しました。「目は心の鏡」というくらいですから、目線には相手の気持ち表すヒントが隠れています。ここでは、「目をそらす」以外の、目線でわかる心理を紹介します。

目を伏せる

よく、目をそらした後に目を伏せる人がいます。このように異性と目が合ったときに目を伏せる行動は、「恥ずかしい」という気持ちの表れです。その行動に悪意や攻撃的な意味合いはないでしょう。

したがって、ほとんどの場合が好意を寄せる異性に対してとる行動です。「あっ、目が合っちゃった。どうしよう…」という感じでしょうか。そのため、目が合うたびに目を伏せる異性は、あなたに少なからず好意を持っています。

目線が右上を向いている

目をそらした後に目線が右上を向いた場合は、「目が合ったのは単なる偶然だから」「ジロジロ見てたわけじゃないから」という意味があります。これは、男性によくみられる行動です。

たとえ相手のことを好きでも、「自分からは言いたくない（言えない）」という気持ちから起こる行動です。職場の同僚や顔と名前を知っているくらいの付き合いの浅い男性が、目をそらした後に目線を右上に向けるようなら、あなたに好意を持っていてそれをごまかそうとしている証拠です。

目線を横にずらす

異性と目が合った後、目線が右上ではなく横に動く場合は、また意味合いが違ってくるようです。あなたと目が合ったあと、相手が目線を横にずらしたなら、あなたに苦手意識を持っている可能性があります。

自分でもこの行為に思い当たることがあるでしょう。視線を横にずらす行為を、苦手な先輩や上司に対してしてしまうことはありませんか。異性に同じことをされた場合も、「まずいな、目が合っちゃったよ…」「声かけてくるなよ…」という感情の表れで、好意とは関係ないでしょう。

目が泳ぐ

異性に慣れていない人は、異性を前にすると目が泳ぐことがあります。彼らは目をそらしても、気持ちをそらすことができずに、「どうしていいかわからない！」とパニック状態に陥ります。

そのため、相手が目線をそらすまでは落ち着きを取り戻すことができません。特に、憧れや好意を抱いている相手には、この傾向が強いようです。目をそらされた後、相手の目が泳いでいる状態なら、あなたに対して悪い感情は持っていないということです。

気になる男性に目をそらされたからといって、必ずしも好意を抱かれているとは限りません。早合点して「好きですアピール」をすれば、「変な人」と思われる可能性だってあります。そこで、目をそらす男性の「脈あり」ポイントを紹介します。是非参考にして、気になる男性の気持ちを想像してみましょう。

目が合う頻度が高いかどうか

男性だって、気になる女性のことはいつも見ていたいと思うものです。そのため、相手に好意を抱いている場合は、嫌でも目が合う頻度は高くなります。また、見つめられた方もその好意に自然に気付くので、何となく意識して見返すようになるでしょう。

男性同士や女性同士の場合なら、ライバル心から目が合うことも多いです。しかし、男性と目が合う頻度が高ければ、あなたを気になる女性と認識している証拠です。その男性に嫌な印象を持っていないのであれば、微笑むなどリアクションを返してあげましょう。

好意を感じる行動があるか

目をそらすだけでは、男性の本心を見極められないこともあります。「脈あり」を見極めるためには、目をそらした後の彼の行動に注目してみましょう。彼があなたに好意を抱いているのならば、好きな女性にしか見せない行動をとります。

たとえば、目が合った後に近づいてくるなら「脈あり」と考えていいかもしれません。男性は興味のない女性と目が合っても、目をそらすだけで遠ざかっていきます。あなたのことが気になっているからこそ、近づいたり話しかけたりするのです。

気になる男性からの好意を感じる行動があるなら、受け入れ態勢を万全にしておきましょう。

顔が赤くなる

恥ずかしがり屋の男性は、気になる女性を見つめるときも、バレないように遠慮がちに、こっそり実行します。このような恥ずかしがり屋の男性は、目が合った瞬間に目をそらします。そして、目を伏せて顔が赤くなるのが特徴です。

あなたと目を合わせて彼の顔が赤くなるようなら、かなりの高い確率で「脈あり」と見ていいでしょう。恥ずかしがり屋の男性は、目が合った女性に自分の恋心を悟られるのが苦手なので、その場を離れるかもしれません。しかし、顔が赤くなっているようなら、照れている証拠。ほぼ間違いなく、あなたに好意を抱いているでしょう。

頭をかいたり時計を見たりして落ち着きがない

男性の中には、気になる女性と目が合ってしまって、「バツが悪い」と感じる人もいます。そんな人たちは好意を隠すために、頭をかいたり時計を見たりなどの落ち着きのない行動をとることがあります。この落ち着きがない行動こそ「脈あり」ポイントです。

恥ずかしがり屋の男性は普段から似たような行動パターンを見せますが、大好きな女性と目が合ってしまった時にだけ落ち着きがなくなるのであれば、好意を抱いているとみていいでしょう。恋愛経験豊富な大人の男性も、大好きな女性の前では思春期の少年のようになってしまうということです。

「目がよく合う女性がいるけど、脈ありかどうかわからない」と困っている男性は多いと思います。女性は男性と違って感情を隠すのがうまいので、「脈あり」ポイントが男性よりもわかりにくい場合があります。ここでは、目をそらす人の「脈あり」判断ポイント《女性編》を見ていきましょう。

そらした後の目線の方向

先ほど、目をそらす行為以外の、目線でわかる心理を紹介しましたが、これを女性の「脈あり」を判断するポイントとして応用することができます。しかし、女性の場合は好意を悟られないようにするために、逆の方向に動かす場合もあるので気を付けましょう。

女性が目線をあちこちに動かしながらも、最後には下にそらして「恥ずかしい」という行動をとった時には、「脈あり」と考えていいでしょう。

髪を触っているかどうか

目が合ってそらした後で、しきりに髪を触る女性がいます。これは、「女性として見てほしい」という欲求の表れです。女性らしい仕草を見せることで、女性として見てもらおうとしているのです。これを繰り返すようなら、「脈あり」ということになります。

髪を触る他にも、脚を組む動作や脚を閉じる動作も、女らしい仕草を見せたいという気持ちの表れです。ただし、髪を触るという女性の所作には、「あなたからアプローチして」と誘っている気持ちが多少含まれているので、男性は自信を持って臨む必要がありますね。

笑顔を返してくれるか

目をそらした後の女性の行動として「脈あり」の可能性が高いのが、笑顔を返してくれる場合です。これは、その男性に対して「悪い印象は持っていませんよ」というサインですから、少なくとも「脈なし」ではないでしょう。

ただし、目が合って女性が笑顔を返してくれた場合、男性の方が恥ずかしがって下に目をそらす場合が多いですね。これをやると、男性は絶好のチャンスを逃すことになるので頑張ってください。

とはいえ、その女性が普段から笑顔が多い人だということも考えられるので、周りの男性に対する態度も観察してみましょう。

目をそらした後も見つめられる

男性の中には、自分が目をそらした後も女性の視線を感じた経験がある人もいるでしょう。このタイプの女性は、間違いなくその男性に興味を持っていると考えていいですね。男性を見つめ続けて、「脈あり」だと伝えているのです。

女性がそれほど大胆に男性を見つめ続けるのは、男性の好意を感じ取ったからかもしれません。だとすると、「こっちは準備はできてるよ」「いつでもアピールして」という気持ちがあるでしょう。男性からの告白を待っているのかも…。もしも女性を勘違いさせているようなら、遠まわしに誤解であることを伝える必要があります。

人が目をそらす心理はいろいろですが、相手に好意を抱いていたり相手の好意を感じた場合には、「何とかしたい」という気持ちが強まることでしょう。そこで、ここでは「目をそらす人への対処法」を紹介していきます。

間合いを詰めて反応を見る

頻繁に目が合ってしまうなら、相手に近づいて反応を見てみましょう。相手がそれを嫌がらないようなら、最初は話しかけたりせずに、その距離を保って様子を見るのがポイントです。もし相手が距離をとろうとした場合は、無理にパーソナルスペースに踏み込むのはやめましょう。

あくまでも最初は、相手の反応を見るだけにしておくといいですね。相手が距離をとる場合はあなたの勘違いかもしれませんし、相手が極度の恥ずかしがり屋でパニックになっているのかもしれません。どちらにしても、最初は優しく見守る気持ちで徐々に距離を近づけていきましょう。相手への気遣いが、次のチャンスにつながることもあります。

自然に話しかけてみる

間合いを詰めても相手に嫌がられない場合や、むしろ相手が近づいてくる場合は、自然に話しかけてみましょう。まずは、「こんにちは」「お疲れさま」など簡単な挨拶から入るといいですね。間違っても「好きです！」「付き合ってください！」などの、直球すぎる告白はNGです。また、相手の個人情報を探るような会話をするのも控えた方がいいでしょう。

目をそらす人は、気になる相手に話しかけてもらいたいと思っている場合があります。そのため、最初はあいさつや天気などの話でも、関係が深まる可能性だってあるのです。もし相手がオロオロしているようなら、「大丈夫？」「どうしたの？」と会話のきっかけを作るのもいいですね。

他の人にどう接しているか確認する

気になる人とよく目が合う場合、その相手が自分だけなのか、他の人ともよく目を合わせる人なのかを確かめる必要があります。そこで、行動に移す前に、他の人にどう接しているのかを観察してみてください。性格や職業によっては、人と目を合わせることが苦にならない人もいるので、しっかり確認しましょう。

相手が自分とだけ目を合わせているようなら、好意が隠れている可能性もあるので、話しかけるなどして前に進んでみましょう。また、他の人にも同じ対応をしている場合でも、好意を持たれていないとは限らないので、「私だけじゃないのか…」とがっかりしないで気楽に考えてくださいね。

気付いていることを匂わせる

目をそらす行為には、自分に対する好意が隠れている場合があることを紹介しました。相手のことが気になっているなら、「こちらは気が付いているよ！」とサインを送ってみましょう。異性に慣れていない場合は少し勇気が必要ですが、できることから頑張ってみてください。

たとえば、目が合った時に見つめる時間を長くしたり、すぐに目をそらして恥ずかしそうな態度を見せるのも効果的です。

また、勇気があればなるべく接点を増やして、「私は気付いているよ！」というサインを伝えると同時に、積極的に話しかけて「いつでも受け入れます」という本心に気づいてもらえるようにしましょう。

目をそらされると、同性同士なら「感じ悪いなあ」と思うこともあるでしょう。しかし、相手が異性なら「もしかして私のこと好きなのかな？」「恥ずかしいのかな？」など、ポジティブに捉える人が多いようです。それは、自分も相手に好意を持っている場合が多いからです。

目をそらす行為が、すべて「好き」に繋がるわけではありませんが、「脈あり」の可能性はあります。異性と目があって、そのあと目をそららされたら、その人はもしかしたら、あなたの恋人候補になるかもしれませんよ。