心理学で彼と復縁できるって本当?
そこで活用すべきなのが心理学です。心理学のテクニックがあれば、彼の気持ちを自分の望む方へ誘導できるかもしれません。そこで今回は、復縁に有効な心理学のテクニックをご紹介します。
復縁の前に!知っておくべき基本の男性心理
男性は追いかけたい生き物
男性はかつて狩猟をしていました。女性たちが集落で子供たちを守っている間に、男性たちは獲物を追いかけていたのです。
そういう経緯があるからかどうかは定かではありませんが、今でも男性は基本的に追いかけたい生き物だと言う人もいます。気になる女性がいれば無意識に目で追いかけ、相手がアクションを起こすのを待つのではなく、自分から何らかのアプローチをしたいと思う男性は多いようです。
最近ではそういった特徴の薄い草食系男子も存在するため、すべてのケースには当てはまりません。しかし、草食系男子の中にも「自分だってできることならアプローチしたい」と考えている人もいます。つまり、ほとんどの男性には「追いかけたい」心理があると言っていいでしょう。復縁の際も、あなたから追いすぎないことが大切です。
複数を同時にこなすのは苦手
普段はしっかりした男性なのに、やらなければならないことがたくさん、しかも同時に発生すると、何かをやり残したり、全体がおざなりになったりする。男性のそんな姿を見ることもあるのではないでしょうか?
男性は、女性に比べて複数のことを同時にこなすのが苦手だという説もあります。だからといって、男性が劣っているわけではありません。マルチタスクが苦手な分、1つのことに集中するのが得意な男性は少なくありません。研究職に男性が多いのはそのためかもしれません。復縁に限らず、恋愛においてはこの違いをよく理解し、苛立たないようにすることが大切です。
一人でいるのが好き
仕事で疲れたときや嫌なことがあったとき、友達にLINEしておしゃべりしたり愚痴を聞いてもらったりして、元気を取り戻す女性は多いのではないでしょうか。一方、男性の中には、一人でテレビや動画を見たり趣味に没頭するほうが気持ちが休まる、と考える人もたくさんいるようです。
もちろんその人の性格にもよりますし、「疲れたから彼女に電話したい」と思う男性もいるでしょう。しかし、どれほど彼女のことを愛し、交際に満足していても、一人でいる時間も大切です。別に、何か言えない事情があるから一人になりたいのではありません。まれにそういう残念なケースもありますが、そうでない場合も一人になりたいのです。
この点を理解していないと、彼が一人になりたがった時に「やっぱり私に魅力がないのかな」などと、あなたも心理的負担を負うことになるため気をつけましょう。
視覚情報に影響を受けやすい
男性は視覚から得た情報に敏感に反応するという説もあります。ということは、女性よりも外見を重視すると言えるかもしれません。
確かに、見た目よりも中身を重視する男性もたくさんいます。そういう人は、ちゃんと相手の中身を見てパートナーを選ぶでしょう。
とはいえ、外見はどうでもいいのかと言えば、おそらくそうではないでしょう。そもそも、相手の中身を見るかどうかを判断する材料として外見を見ています。つまり、見た目が好みではなければ、中身を見てもらえないことが多いのです。したがって、復縁を目指すには、見た目に気を遣うことも欠かせません。
独占欲が強い
自分の交際相手を独占したいのは女性も同じですよね。しかし男性は、まだ交際に至っていない片思い中の相手の女性や、別れた彼女に対しても独占欲が湧く場合があるようです。自分の大事な女性が他の男と親しくしているのが気に入らないのです。
つまり、復縁を目指しているあなたが他の男と仲良くして見せれば、元カレが嫉妬する可能性もあるということ。これをうまく利用すれば、彼の気持ちを惹きつけられるかもしれません。ただし、加減を間違えると「もうほかの男のものになったのか」と思い、元彼の中にわずかに残っていた未練がなくなる可能性もあります。安易には使わないほうがよいテクニックと言えるでしょう。
復縁には心理学が効果的?そのメリットとは
相手に復縁を意識させやすい
元彼があなたに未練を残していたとしても、復縁を意識しているかどうかは別です。そもそも彼が復縁を考えていなければ、あなたがいくらアプローチしても振り向かせることはできないでしょう。
心理学のテクニックを使えば、やみくもに行動を起こすよりも、相手に復縁を意識させやすいでしょう。そのあとで適切なアプローチをすることで、それが空振りに終わるのを防げるのです。
気持ちの変化を促しやすい
あなたと彼が別れたのは、2人の間に何か嫌なことがあったからですよね。特に、あなたのほうが復縁を考えているということは、彼のほうがあなたを嫌った可能性が高いでしょう。だとすると、彼はもうあなたと関わりたくないのかもしれません。
その状態から復縁へ持って行くには、まず彼の気持ちを変化させなければなりません。「嫌い」から「気になる」へ、そして最終的には「やっぱり好き」に持って行くことが目的です。
心理学のテクニックを使えば、良くも悪くも相手の気持ちの変化を促しやすくなります。凝り固まった彼の感情に何らかの変化をもたらすきっかけになるのです。
一部の男性には心理学が効果的
もちろんすべての男性に当てはまるわけではありませんが、理性的で合理的な考え方をする男性の場合、心理学にヒントを得たアプローチ方法が効果的に働くかもしれません。
なぜなら、そのような男性の行動は一時的な感情に左右されにくいからです。「心理学的にはこうなる」とされていても、感情や考え方にムラがあると、それに伴って行動が変わってしまうかもしれません。しかし、考え方が一定している男性はそうなりにくいため、心理学の内容どおりに反応する可能性が高いのです。男性によっては、面白いように心理学のセオリーどおりに事が進むこともあるでしょう。
彼の気持ちを推測しやすい
自分の発言が相手にどんな影響を与えるかなんて、普通は分かりませんよね。好意で言ったのに、それが相手を不快にさせることだってあります。
しかし、心理学的テクニックを使えば、使わないときと比べて、そのリスクを抑えることができそうです。確実ではないにしても、「こんな発言をすれば相手はこう思うはずだ」と推測しやすくなるため、リアルタイムに相手の感情の変化をある程度は掴めるでしょう。
心理学のテクニックは必ずうまくいく魔法ではありませんが、少ないリスクで彼の気持ちを引き寄せる堅実な復縁方法といえるでしょう。
復縁にオススメの心理学テクニック!《会うまで編》
今までとは違う自分を見せる「ゲインロス効果」
ゲインとは利益のこと。そして、ロスは損失のことです。つまり、ゲインロス効果とは良い面と悪い面がもたらす心理学的な効果ということ。具体的には、「良い面と悪い面のギャップが大きいほど相手に強いインパクトを与える」効果のことです。
たとえば、優しそうな人が優しい振る舞いをしたとしましょう。もちろん、良い印象が残りますよね。しかし、割とすぐに忘れてしまうのではないでしょうか。一方、不良っぽい人に親切にされたらどうでしょうか。きっとすさまじく記憶に残るはずです。
復縁においては、元彼の意識を引きつけるのに効果的に働くかもしれません。LINEやメールで、これまで強気だったのを変えて弱気な面を見せる、などの応用も可能でしょう。
人づてに印象を上げる「ウィンザー効果」
ウィンザー効果は、第三者から言われたことのほうが信ぴょう性が高く感じられるという効果です。
面と向かって「すごいね」と言われるのも、たしかに嬉しいかもしれません。しかし、「お世辞で言っているのかも」と思ってしまうこともありますよね。ところが、別の人から「○○さんがあなたのことすごいって褒めてたよ!」と言われたら、一気に信じてしまうのではないでしょうか。きっと褒めてくれた人に抱く印象が良くなるはずです。
もし復縁を目指す際にも同じような効果が起こるとすれば、あなたが直接元彼へ思いを伝えるより、共通の友達に頼むなどして第三者を介したほうが良い印象を残せるでしょう。
スッキリさせる「カタルシス効果」
カタルシスとは、ものすごく簡単に言ってしまうと、スカッとすることです。むしゃくしゃしているときに、思いつくままに負の感情をスマホや紙に書き出すと、なんだかスカッとしますよね。そのようなスッキリ感は、カタルシスの身近な例です。
カタルシスが得られると、当然ながら気分が良くなります。それまでもやもやしていた感情がなくなり、攻撃性が低下します。つまり、カタルシスを元彼に与えることで、あなたに対する警戒心を和らげることができると考えられるのです。
具体的には、LINEや電話で愚痴を聞いてあげるなどがよいでしょう。それでスッキリした彼はあなたに安心感を抱き、今度はあなたの気持ちを聞きたいと思うかもしれません。
小さな要求を叶える「ドアインザフェイス」
いきなり家にやってきたセールスマンが、10万円のつぼを売りつけようとしてくれば、どうするでしょうか。もちろん断りますよね。ではその後「じゃあ代わりにこちらなら…」といって500円のお守りを勧められたどうでしょうか。「まあそのくらいなら」と思って買ってしまうかもしれませんね。
しかしここで大切なのは、最初から500円のお守りを勧められていたら買っていない可能性が高いということです。つまり、最初に大きな要求を出したあとなら、小さな要求を飲ませやすいのです。
これを復縁で活用するなら、「復縁したい」とLINEやメールで伝え、それを断られた後に「それなら食事だけでもどうかな?」と進めると効果的でしょう。
一度言わせれば勝ち「コミットメントと一貫性」
自分で言ったことは守りたいと思いますよね。この心理学的な法則を「コミットメントと一貫性」といいます。
これを復縁に応用するには、彼自身の口からこちらに都合の良いことを言わせることが大事。たとえば、「また会おう」と一度彼に言わせてしまえば、彼はその自分の発言を守るために、会ってくれる可能性が高いということです。
ただし、無理やり言わせたのでは意味がありません。彼が自分の意志でぽろっと言ってしまうのが理想的です。たとえば、寂しそうに「もう二度と会えないのかな…」などといえば、彼のほうから会おうと言ってくれるかもしれませんね。
復縁にオススメの心理学テクニック!《会った後編》
親近感をもたらす「ミラーリング効果」
ミラーとは鏡のこと。ミラーリング効果とは、鏡のように好きな相手の身振り手振りを無意識に真似てしまったり、自分と同じような振る舞いをする相手に親近感を覚える効果のことです。
たとえば、喫茶店で彼と会った時に試してみましょう。彼と同じメニューを頼んだり、彼が水を飲むタイミングで同じようにあなたも水を飲みます。この効果がうまく作用すれば、元彼はあなたに対して親近感を抱くようになるでしょう。
ただし、露骨に真似するのはNG。不自然だと思われると、親近感どころか警戒心を抱かせることになります。少々タイミングがずれても問題ないので、自然な動作を心がけましょう。
一緒に食事をする「ランチョンテクニック」
誰かと一緒にご飯を食べると、それだけで相手と親しくなった気分になりますよね。この心理学的効果をランチョンテクニックといいます。ビジネスの商談でも取引相手と食事を共にしますが、あれもランチョンテクニックの活用事例と言えるでしょう。
これを復縁で活用するのは簡単です。元彼と再会した際に、一緒に食事をとるよう計画しましょう。先ほど紹介したミラーリング効果を試す良い機会にもなります。
お礼をしたくなる「返報性の原理」
人は何か良いことをされると、お礼をしたくなるものです。この心理を返報性の原理と呼びます。
たとえば、食事を奢られるとどうでしょうか。別の機会にその人に頼みごとをされたら、断りづらく感じるはずです。なぜなら、返報性の原理により、ご飯を奢ってもらったお返しをしたいと思うからです。
この心理学的原理を復縁に利用するには、彼を褒めるのが簡単です。「ちょっと見ない間にかっこよくなったね」などと言うだけで、元彼は自分も何か返さなきゃと思うようになるかもしれません。このやり取りを繰り返せば、二人の仲はふたたび親密になるでしょう。
何度も会うと好印象が芽生える「ザイオンス効果」
これは、心理学者のザイオンスという人物が提唱した心理学的効果です。単純接触効果とも呼ばれ、頻繁に会うほど好印象を抱きやすいことを示します。たとえば、近くに住む男女ほど交際関係に発展しやすいと言われています。
復縁に応用するには、とにかく何度も彼に会いましょう。定期的に食事の約束をするのが理想的です。LINEや電話でもそれなりに効果はありそうですが、できれば直接会うほうがいいでしょう。
ドキドキが恋心になる「吊り橋効果」
恋愛テクニックとしてよく知られている心理学的効果です。一緒にドキドキするような体験をすると、それを恋愛感情だと錯覚して心の距離が縮まることを指します。
復縁においてもこれは効果的でしょう。一緒にホラー映画を観たりすれば、吊り橋効果で彼の気持ちを自分に向けられるかもしれません。
ただし、吊り橋効果による好意はあくまで錯覚です。二人の仲を親密にするきっかけにはなりますが、放っておくとすぐに冷めてしまうため気をつけましょう。
こんな使い方はNG!復縁心理学の注意点
多用しすぎる
いくら効果的な心理学的テクニックでも、多用しすぎるのはよくありません。なぜなら、ばれる可能性があるからです。「いつもこの流れでこんなこと言わされてるな…」などと彼が感づいたらNG。その瞬間から、次にあなたが同じことをした際に警戒するようになります。
また、仮にばれなくても効果があまりあらわれなくなる可能性があります。心理学のテクニックに限らず、人は同じことが続けば飽きるからです。たとえば、いくら吊り橋効果でドキドキするといっても、毎週のようにホラー映画を見たりお化け屋敷に行ったりすれば、心理学的効果が薄まるのは明白です。
相手を強引にコントロールしようとする
心理学的テクニックは、あくまでも相手の感情を自然に誘導する方法で、絶対ではありません。ですから、効果がある場合とない場合があります。
ここで気をつけたいのは、心理学の法則どおりにならないからと言って、強引にコントロールしようとしてはいけないということ。たとえば、「コミットメントと一貫性」を狙って、彼に「会おう」と言わせる場合を考えましょう。この時、そもそも会おうと言ってくれない可能性があります。また、会おうといったからといって本当に会ってくれるかはその後の展開次第です。
ここで無理やり言わせようとしたり、彼が会ってくれないことを責めてはいけません。復縁どころか、破局が決定的なものになりかねません。
焦らない
心理学テクニックを使ってもすぐに効果が出るわけではありません。そのため、なかなか成果に結びつかないことに焦ってしまう人も多いでしょう。
だからといって「復縁しよう」とすぐに求めてしまうのは完全にNGです。なぜなら、その段階では高確率で「復縁はしない」と断言されてしまうから。そして、ここで「コミットメントと一貫性」が働いて、彼は一度断言したことを守ろうとしてしまうかもしれません。そうなったら、結果的に復縁が極めて難しくなるということです。
心理学で復縁を成功させるコツは?
同時に自分の欠点も改善する
突然ですが、あなたと元彼はどうして別れてしまったのでしょうか。もちろん、自然消滅ということもあるかもしれません。しかし、復縁を望んでいるのがあなただとすると、彼があなたの欠点に耐えられなくなったから、一旦お別れすることになってしまったのではないでしょうか。
だとしたら、その欠点を改善しなければ、いくら心理学的なテクニックを用いても意味がないかもしれません。もし復縁が成功しても、また同じ結末が待っているでしょう。
彼が自分のどんなことに不満を持ったのかを考えましょう。心理学的テクニックを使って彼との距離を縮めることができたら、改めてそのことについて2人で話し合ってもいいかもしれません。
ダメならあきらめる潔さを持つ
彼があなたに完全に冷めてしまっている場合、あるいは未練はあってももう付き合わないと固い決意を抱いている場合は、復縁は困難です。いくら心理学的テクニックを使っても、彼の心が動かない可能性は高いでしょう。
そうなったら、潔く諦めなければならないかもしれません。それ以上のアプローチは彼にとって迷惑にしかならないでしょう。さらに嫌われる前に、身を引く覚悟が必要です。
また、それまで熱烈にアプローチしてきた元カノが急に身を引いたら、彼がかえって気にする可能性もあります。むしろ身を引いたことがが功を奏して、彼に好意を抱かせるきっかけになるかもしれません。
心理学だけでなく見た目にも気を遣う
言葉や態度で相手の気持ちを変えることばかりを狙って、見た目をおろそかにしてはいけません。メールやLINEの段階から再会を果たすまではよいですが、いざ再会するときになったら見た目の影響力を軽視してはいけません。
せっかくLINEであなたに対する印象が改善していても、久々に会ってみたらあなたの外見が残念なことになっていた…というのでは、彼の気持ちは冷めてしまうでしょう。
特に復縁では、あなたのだらしないところを彼はとっくに知っているからと、その辺りをおろそかにしがちです。しかし、復縁とはもう一度恋愛をやり直すこと。慣れた相手だと思わず、本気で落とすことを狙いましょう。
心理学テクニックを活用して復縁しよう!
ただし、心理学のテクニックは魔法の復縁方法ではありません。なかなか彼が予想どおりに反応してくれないこともあれば、進展の遅さに苛立つこともあるでしょう。
そこで焦らないことが大切です。彼ともう一度まっさらな状態から恋愛をするつもりで臨みましょう。
※男女の違いを示す心理学には諸説あります。
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