人生つまらないと感じる人へ｜楽しくない理由と抜け出す方法を徹底解説

「人生がつまらない…」そう思ったことはありますか？仮にそう感じていたとしても、なかなか人に打ち明けることはできませんよね。まずは、人生がつまらないと思ってしまう原因や理由について考えてみましょう。

人生がつまらないと思う人は多い？

一見、能天気そうに見える人でも、何かしらの悩みを抱えているものです。誰も口に出さないだけで、「人生がつまらない」と考えている人は案外多いかもしれません。

試しにインターネットのサーチエンジンで「人生　つまらない」と検索してみると、検索結果にはずらりと「人生がつまらない人へのアドバイス」や、「人生がつまらないと感じている人の相談」などが表示されるでしょう。「人生がつまらない」と考えている人が多い証拠ではないでしょうか。

あなたと同じように、人生がつまらないと感じている人が、それだけ多く存在しているということです。

何をしても楽しくないから人生つまらないと感じる

人生をつまらないと感じている人は、楽しさを味わう機会が圧倒的に不足しています。何をしても楽しさや刺激を見出だすことができず、感情を動かされることがほとんどありません。

しかし、今現在「人生がつまらない」「何をしても楽しくない」という思いにとらわれていたとしても、行動次第で劇的に状況を変えることができます。人生に楽しさやワクワクを見出し、もっと充実した日々を送りたいと思いませんか？

自分のやりたいことに時間を費やし、手ごたえを感じて生きていくことができれば、人生は「つまらない」から「楽しい」に大転換を遂げるでしょう。

まずは今あなたが「人生がつまらない」と感じている原因を探っていきましょう。

「人生つまらない…」そう感じやすい人には、共通点があります。性格をすぐに変えることはできませんが、自分にはこういうところがあると意識するだけでも、物事の捉え方は大きく変化するはずです。

完璧主義

何事もパーフェクトに達成できなければ意味がないと思っている完璧主義の人は、仕事でも勉強でも、すべてにおいて「きれいにこなすこと」を良しとする傾向があります。計画通りにいかないことや、自分がイメージしたように進まないことは「つまらない」と判断し、途中で投げ出してしまいがち。

物事を完璧にやりとげることに楽しさを感じるため、できなかったことが積み重なっていく度に自己嫌悪に陥ってしまいます。完璧主義を貫きすぎると、いつか必ず人生に行き詰まりを感じることになるでしょう。

何かに取り組むときは、完璧という形ではなく何を得たかという中身を重視する考え方を、少しずつ取り入れてみてください。

ネガティブ思考

ネガティブ思考は、人生を楽しむにあたって大きな壁になります。何かある度に、ネガティブな捉え方をすることが癖になってしまっていませんか？人生をつまらないと感じている人は、ネガティブ思考にがんじがらめにされていることが多々あります。

例えば、何か新しいことに挑戦しようと思ったとき、「うまくいったらこんな素敵なことがある」という考えよりも「失敗したら恥ずかしい」という考えが強く出てしまう人は要注意。ネガティブな考えに引っ張られすぎて、なんでも無難な方を選択してばかりでは、人生がつまらないのも無理はありません。

物事には、プラスの面とマイナスの面の両面が存在します。プラスの面を見ることを癖づけてみましょう。

自分の意見がない

意思決定のハンドルを自分が握っていないと、行きたい方向に進むことができず、人生を楽しむことはできないでしょう。

とはいえ、自分が何をしたいのか、どういう生き方をしたいのかを自覚していない人は意外と多いもの。他人の意見に流されやすい人や、やりたいことが特にない人は、自分の感情や思考に敏感になることを心がけましょう。

何かを選ぶとき「本当にこっちでいいの？」と自分に問いかけてみる、モヤッとするようなことがあったら丁寧に感情を紐解いてみる、日記をつけてその日の自分の気持ちを振り返ってみる、などがおすすめです。

自分の感情や思考をないがしろにするのは今日限りにしましょう。

人目を気にしすぎている

何をするにも人からどう思われるかを気にしてばかりいては、やりたいことをのびのび楽しむのは難しいでしょう。人目を気にするのは、他人に嫌な思いをさせたくないという優しい気持ちの表れ。それはそれで素晴らしいことですが、その優しさを少し自分にも向けてみましょう。

大切なのは、人にどう思われるかではなく、自分がどう思うかです。やってみたいファッションやヘアスタイルがあれば、我慢せずにトライしてください。恥ずかしくて誰にも言えなかった夢があるなら、思い切って公言しましょう。

よく言われていることではありますが、あなたが思うほど、他人はあなたのことを気にしていませんよ。人目から解放され、つまらない人生を脱却しましょう。

人生をつまらないものにしている原因とは、どんなことでしょうか？ここでは、多くの人が感じる原因と、そうなってしまう理由について考えてみましょう。

日常に刺激がない

日常に刺激がなく、ずっと同じことを繰り返していると、当然のように日々はつまらないものになるでしょう。しかし多くの人は、心の底では無意識に刺激や変化への恐れを抱いています。

つまり、口では「毎日が単調でつまらない」と言いながらも、無意識レベルではそれを望んでいるのです。退屈と引き換えに、心を乱されることのない平穏な日々を手に入れていると言えるでしょう。

退屈な日々に手っ取り早く刺激を加えるには、環境を変化させることが一番。転職や引越しといった、身を置く場所を変える行動が最も効果的ですが、ハードルが高いと感じる人もいるかもしれませんね。まずは遠くに旅行に行くとか、新しい習い事を始めるなどのライトな行動から始めましょう。

人生に希望が持てないから

将来に希望を見出せないというのも、人生をつまらないと感じる原因の一つです。では、今あなたが将来に希望を持つことができない原因とは一体何でしょうか？

このまま今の仕事を続けていても給料が上がらない、一生恋人ができる気がしない、人との接し方がわからないなど、あなたから希望を奪う何かがきっとあるのでしょう。

将来に光を見出だせずにいるのなら、本当はこうなりたいけれど諦めていることに、思い切って立ち向かってみませんか？きっと今までも戦ってきたことでしょう。ですが、AがだめならB、BがだめならCと、手を替え品を替え向き合っていくことで、必ず好転する時が訪れます。

コンプレックスがあるから

容姿、学歴、仕事など、自分が抱えているコンプレックスにとらわれて、人生を楽しめない人も多いでしょう。

コンプレックスのない人間なんていませんよね。ですが、その中でも「コンプレックスとうまく付き合える人」と「コンプレックスに支配される人」に分かれます。

コンプレックスとうまく付き合える人は、克服するのか受け入れるのか、方向性をしっかり決めて向き合っています。一方で支配される人は、何か嫌なことや不都合なことがある度にそれらをコンプレックスのせいにするばかりで、前向きに転換するための考え方ができません。

あなたがもし強いコンプレックスを抱えているのなら、自分がどちらのタイプであるのか一度考えてみてください。

人と自分を比べてしまう

人生は自分だけのもので、人と比べることなんて意味がありません。わかってはいても、自分と他人を比較することを止められない人もいるでしょう。人の人生がキラキラして見えるあまり、自分はなんてつまらない存在なんだろう、などと思ってはいませんか？

現代はSNSの影響もあり、必要以上に他人の生活を覗き見ることができますよね。ライフスタイルの中の一番良いところだけを切り取って載せているのだから、それが輝いて見えるのは当然のこと。SNSに限らずリアルなコミュニケーションにおいても、みんな自分が良い人生を送っているかのように振る舞っているものです。

そのことを念頭に置き、余計な情報に惑わされない心を持ちましょう。

人間関係が希薄

家族、恋人、友人、仕事仲間など、日常生活は常に他者との関わりの中で回っています。他者と接することが苦手な人も多くみられますが、人間関係が希薄すぎると人生の充実度も下がってしまうでしょう。

人との関わりがなければ、良いことがあっても辛いことがあっても、すべて自分1人だけの世界での出来事になってしまいます。人間には承認欲求があり、他者とお互いの存在を認め合ってこそ、充実した人生を送ることができるのではないでしょうか。

今からでも、他者との関係性を育てていくことを始めてください。人との関わりが深まれば、つまらないと思っていた人生に変化が訪れるはず。

不本意な状況から抜け出せない

生きていれば、「こんなはずじゃなかったのに」と思うような出来事に直面することもありますよね。

受験に失敗して望んでいない学校に入学した、夢だった仕事をあきらめた、あまり好きじゃない人となんとなく付き合っているといった状況だと、「本当の自分はこうじゃないのに」「もっとこうしたいのに」という思いが、大きなストレスとなってのしかかります。

どうしても受け入れることができないのであれば、「やり直す」という道を選ぶことも一つです。やりたいことやなりたい自分と真摯に向き合えば、あなたの人生は息を吹き返すでしょう。つまらない気持ちにとらわれているのなら、思い切って踏み出してみませんか？

続いて、「人生つまらない！」と思わず感じてしまう瞬間について、意見を集めました。

お金がなくて何もできない

「やりたいことはたくさんあるのに、お金がなさすぎてあきらめることが多い。旅行も習い事もしたいのに…。薄給が原因なのはわかっているんですけどね」（27歳/男性/飲食業）

何をするにもついて回るのが、お金。旅行、勉強、食事、デート、趣味、ファッションなど、やりたいことがあっても、金銭的にあきらめざるを得ないこともあるでしょう。

お金がない状態を抜け出すには、収入を上げるか、節約をするかの2択しかありません。そして、大切なお金の用途を真剣に考え、納得感のある使い方を身につけることも大切。納得できることに消費したお金は、人生を豊かにします。

「お金がないせいで人生がつまらない」と嘆く前に、できることはたくさんあるはず。

やりたいことがわからず毎日が退屈

「昔から、将来の夢とかやりたいことがありません。何をするにも無難な選択をしてばかりで、毎日に手応えがなくつまらない。夢を追っている友人がまぶしく見えます」（22歳/男性/大学生）

世の中では夢を持つことが良しとされ、子供の頃から幾度となく「将来の夢は？」と聞かれて育ちますよね。将来やりたいことがなく、自分はつまらない人間なのかという思いにとらわれている人もいるでしょう。

そんな人は、将来という目線を一旦脇に置きましょう。そして「今楽しいこと」は何かを考えてみてください。「毎日好きなドラマを見る」「美味しいものを食べる」みたいなことで十分です。大それたことでなく日々の小さな楽しさの積み重ねも、人生を変えてくれます。

遊びに行く相手がいなくてつまらない

「友達が少ないので、行動の幅が狭いのが悩みです。行きたいところがあっても、おひとりさまが浮くような場所だとあきらめることが多い。毎日が寂しいし、つまらないです」（28歳/女性/事務職）

遊びに行く相手がいなくてフラストレーションを抱えている人、実は多いのではないでしょうか。そんなつまらない思いを解消する方法として、おひとりさまを極めることと、1年に1人でも良いので新しい友達を作る努力をすることの両立をおすすめします。

1人でも充実した時間を過ごせる人は、人間的に深みがあって魅力的です。自分の時間をしっかりと中身のあるものにしながら、様々な場所に顔を出して人とのつながりを増やしていきましょう。

人生に飽きてきた

「仕事も恋愛も遊びも、それなりに色々と経験してきた今、なぜか人生に倦怠感を感じるように…。これ以上、人生が面白くなることはないのかもしれないと思ったりもします」（33歳/女性/企画）

30代以上に意外と多いのが、こんな悩み。これまで色々なことを経験し手応えを得てきたからこそ、大抵のことには心を動かされなくなってしまった状態です。

そんな人は、自分ではなく外の世界に目を向けてください。自分のことを十分にやってきて満足しているのなら、仕事で後輩を育てる、知識や経験を人にシェアするなど、そのエネルギーを他者のために使ってみることです。「求める」から「与える」に人生のフェーズが変わっているのかもしれませんよ。

さて、いよいよつまらない人生を変えるための具体的な方法をご紹介します。何か一つのことをきっかけに、面白いぐらいに人生が好転することだってあります。ピンときた方法から試してみてくださいね。

目標を立てる

人生がつまらないと感じるのは、ぬるま湯のような毎日に慣れてしまい、張り合いがないせいかもしれません。自分の変化や成長を実感することができれば、手応えのある日々を過ごすことができるでしょう。そのためには「目標」が必要です。

それに向けて頑張りたい！とモチベーションが上がるものであれば、どんな目標でも大丈夫です。まずは、最終ゴールとなる目標を定め、次に中間目標、さらに日々の行動目標にまで落とし込みましょう。

例えば「恋人を作る」がゴールであれば、いつまでに相手を見つけると中間目標を設定、そしてイメチェンをする、マッチングアプリで何人と会う、合コンをセッティングするなど、日々の行動を決めます。

本気でやりたいことを探す

小さな楽しみの積み重ねでも人生を変えることができるとお伝えしました。それでもやはり、自分が熱意を持って取り組める何かを見つけたいと思う人は、やりたいことを本気で探してみるのをおすすめします。

少しでも興味のアンテナに引っかかることや、面白そうかもと思ったことを、片っ端からリサーチしたり、体験してみてください。リサーチだけで終わらせず、可能な限り体験までしてみることが大切です。

やってはみたものの「なんか違った」「思ったよりもつまらない」と感じる場合もありますが、それはそれで一つの学び。手をつけたことから派生して、新しい興味が生まれる可能性もありますよ。「リサーチ→体験」というサイクルをどんどん回しましょう。

書く習慣をつける

人生つまらないと感じている人にぜひ習慣づけてほしいのが、「書く」ということ。書く行為は、ただなんとなく流れていくだけの時間を、2倍も3倍も価値のあるものに変えてくれます。

日記、手帳、思ったことを書くためのノートなど、何でも構いません。自分の予定や、その日の出来事、その時々の感情などを文字にするだけで、驚くほど頭がスッキリしたり、気づかなかった気持ちが湧き出てくるでしょう。感情や行動を自分の言葉で振り返ることにより1日を追体験し、自分が過ごした時間の中でさらなる気づきや発見を得られます。

書くことは、自分と向き合うこと。書けば書くほど、自分という存在の輪郭をはっきりと感じられるようになるでしょう。

お金を貯める

色々取り組んではいるけれど、なかなかやりたいことが見つからず、つまらない人生から抜け出せない。そんな人に、やりたいこと探しと並行して取り組んでみてほしいのが、お金を貯めること。なぜなら、お金はいつか必ず役立つ時が来るからです。

やりたいことが見つかっても、お金がかかるため二の足を踏んでしまうこともあるでしょう。また、思い切って仕事や住まいを変えたいと思った時、心から納得できるような居場所を見つけるためにも、十分なお金があれば心強いですよね。

さらに、お金を貯めるという行為は、目に見えて数字で成果がわかるため達成感を得やすいというメリットや、節約のために生活の中から無駄がなくなるというメリットもあります。

断捨離をする

いらないものばかりに囲まれた、つまらない人生を送っていませんか？目に映るものをすべて「お気に入り」に変えることができたら…と考えると、少しワクワクした気分になるのではないでしょうか。

やりたいことがなくても、お気に入りのものがない人はいません。何をしても楽しくない今の人生を変えたいと思ったのならば、あなたの部屋の中にある「つまらないもの」「どうでもいいもの」を思いきって捨ててしまいましょう。自分を変える儀式のつもりで徹底的に取り組めば、気持ちがスッキリするはず。

断捨離が完了したら、今度は少しずつ「お気に入り」を揃えていきましょう。目に映るいつもの景色が変わると、気持ちもグッと上がりますよ。

引き続き、つまらない人生から抜け出すための方法をご紹介します。人生を変えるには、とにかく行動あるのみ。行動量を増やすことが、つまらない人生に変化をもたらします。

嫌だと思っている習慣を一つだけやめる

本当はやめたいのに、惰性で続けてしまっていることはありませんか？ずっとやめられないタバコ、ダラダラとスマホを見る時間、断りたいのに断れない金曜日の飲み会、ママ友との悪口大会。挙げだすとキリがない、日常生活がやめたいことだらけ、という人もいるでしょう。

そんな悪習慣を、まずは一つだけ手放してみませんか？一気に全部やめて急に自分を別人のように変えようとしても、うまくいかないものです。

自分がやめたいと思っていることを紙に書き出し、その中でハードルの低そうなものを一つだけ選びましょう。周囲に宣言して協力を得るのも良いでしょう。

その選んだ一つをやめることができれば、ほんの少しの日々の変化と自信が得られるはずです。

人間関係を変える

楽しくない人間関係の中に身を置いていると、人生はどんよりと曇ったまま。周りにいる人たちと気が合わないな、つまらないなと感じているのなら、できる範囲で人間関係を変えましょう。

例えば、職場の仕事仲間と気が合わないと思っても、いきなり変えることは難しいですよね。そんな時は、プライベートでの人間関係を充実させるために、趣味の集まりに顔を出したり、習い事を始めてみましょう。そうやって、自分が身を置く人間関係をやりやすいところから少しずつリニューアルしていくのです。

また、自分に嫌な感情をもたらす人とは、少しずつ距離を置くことも大切です。人間関係は、一緒にいて楽しい時間を過ごせるかどうかの「気持ちの損得計算」で選びましょう。

住みたい街に引っ越す

憧れの場所や、住んでみたい街はありますか？もし今、身軽に住まいを変えることができるのならば、ずっと憧れているエリアに引っ越してしまうのも一つです。

生活圏が変われば、目に映るものがガラッと変わります。そうすると、足を運ぶお店も変わり、遊びに行くエリアも変わり、毎日電車から眺める景色も変わるでしょう。生活のすべてが変化することを考えると、「人生つまらない」なんて言う暇もなさそうですね。

憧れの場所はあるけれど住むのはとても無理…という場合は、そこまで気軽に足を運べるエリアもおすすめです。京都に憧れているならば、電車一本で行ける少し離れた街に住む、アウトドアが好きならば、自然を感じられる場所に住むなど、思い切って踏み出してみましょう。

外見を変える

人生を変えたいなら、外見をガラッとイメージチェンジするのもおすすめです。これまで自分が選ばなかったようなファッションや髪型、メイクに思い切ってチャレンジしてみましょう。

外見を変えるのは難しいと思われがちですが、実は目に見えて努力が形になりやすいところです。部屋の断捨離と同じように、気に入らないところを改善し、外見の中で「ここはイケてる」と自信が持てるお気に入りのパーツを作りましょう。

髪がツヤツヤ、唇の形が綺麗、トレンドメイクが得意、足が長いなど、自分の売りポイントが見つかったなら、それをチャームポイントになるまで磨き上げてください。そうして、少しずつ自信の持てるところを増やしていきましょう。

ポジティブな言葉を使う

普段何気なく使っている言葉をポジティブなものに変えるだけで、人生は劇的に変化します。「人生がつまらない」と嘆いている人の多くは、ネガティブな言葉ばかりを発しているもの。

言葉は自分の内側から発信して耳に入って脳にまで届くので、心の状態に多大な影響を与えます。日々使う言葉は、意識的にポジティブなものを選びましょう。とはいえ、ネガティブな気持ちを無理やり前向きな言葉の中に押し込める必要はありません。これはポジティブに捉えられるな、と思うことだけを変えればいいのです。

「今日は雨が降っていて最悪」を「憂鬱だけど空気は綺麗になる」と変えてみたり、「狙っていた服が完売した」を「もっと似合うものに出会えるかも」と変えてみるなど、ポジティブ転換を癖づけて。

ライフステージによって、人の悩みは変化するもの。ここでは、タイプ別につまらない人生への対処法をご紹介します。

大学生の場合

やりたいことがなくて「つまらない…」と嘆いている大学生のあなた。大学生の武器は、若さと時間。1日の大半を仕事に費やさなければならない社会人と違って、どこにでも行けるフットワークと豊富にある時間を使って、人生をもっと楽しいものに変えることができますよ。

学業、アルバイト、プライベートとカテゴリーを分けて、それぞれ興味のあることをピックアップし、どんどんトライしていきましょう。たっぷりある時間をいたずらに浪費しないためにも、スケジュール帳や日記などを活用して、自分を把握しておくことが大切です。

主婦の場合

主婦の場合、自分の時間をどれだけ確保できるかが重要です。仕事と家事を両立している人や、子育て中の人は、自分のためだけに使える時間をなかなか取れず、やりたいことと向き合うのすら困難でしょう。

貴重な時間を確保するためには、スキマ時間を活用することと、時には時間をお金で買うことが有効です。移動時間やながら時間を上手に活用したり、家事代行サービスや性能の良い家電、デパ地下の惣菜などに頼ってしまいましょう。お金で時間を確保することに、遠慮や躊躇は不要です。

独身アラサーの場合

まだまだ体力があり、自由に使えるお金も比較的多いアラサーの場合、やりたいことがあれば躊躇なくトライできる年代でもあるため、気になったことがあれば何でも飛び込んでみましょう。

特におすすめしたいのが、身軽なうちにしかできない引越しや転職。そして、お金がかかる海外旅行などです。自分のためだけに時間やお金を投資できる今を、めいっぱい謳歌してくださいね。「つまらない」とぼやいている時間がもったいないですよ。

独身アラフォーの場合

これまでの人生を振り返ってみて「まだこれはやっていない」「これだけはやっておきたい」という何かがあるなら、一念発起してチャレンジしてしまいましょう。

やりたいことを十分にやってきて人生に飽きているのならば、人のために何かしたり、自分の知識や経験をシェアするなど、得る方向ではなく与える方向にシフトすることも考えてみてください。

心や体に変化が訪れ始めるアラフォー世代。20代のように、気持ちの向くまま、体力のある限り好き勝手にやるというわけにはいかないので、自分のメンテナンスも大切ですよ。

最後に、つまらない人生を行動によって変化させた人たちの体験談をお届けします。「つまらない」「楽しくない」そんな思いを燃料に、あなたも何かしらの行動を起こしてみませんか？

一人ディズニーで久々のワクワク体験！

「自分のやりたいことだけをするために、思い切って1人でディズニーランドに行ってみました。普段は友達と行動を共にするので、本当は苦手なアトラクションに乗ったりもしていましたが、1人だと完全に自由。好きなキャラのグリーティングに並んだり、心ゆくまで写真を撮ったり、グッズを爆買いしたりと、素の自分で楽しめた1日でした」（21歳/女性/大学生）

本当はつまらないと思っていることに付き合ったりするのは、大きなストレスですよね。人の顔色ばかりを気にして、本当の意見が言えずモヤモヤしているなら、この女性のように自分を解放する時間を作りましょう。

キャリアを積みたいから思い切って転職

「仕事に行き詰まりというか、これ以上は昇進できないと感じたので、同業種で転職しました。以前の会社よりは小規模ですが、その分だけ裁量権も大きく、色んな案件にチャレンジできるようになりました。自分が成長している実感があって、仕事が楽しくて仕方ないです」（31歳/男性/営業職）

1日の時間の大半を占める仕事が、人生に与える影響は計り知れません。もし、毎日の仕事が苦痛で仕方がなく、「つまらない」「楽しくない」という思いに支配されてしまっているのならば、転職を視野に入れましょう。

大切なのは、何に対して苦痛を感じているのかを明確にし、それを解消できる仕事を選ぶことです。

1年かけて外見を磨きまくりました

「とにかく外見に自信が持てなかった私。恋愛もずっと諦めていたけれど、1年と期限を決めて、その中でできることを全てやり尽くそうと決心しました。運動と食事を工夫して体重を10キロ落とし、ファッション誌やSNSをまめにチェックしてコーディネートの勉強。さらに、メイクレッスンやヘアサロンにも通いました。やったことは、数え上げればキリがありません。結果、周囲が驚くぐらいに垢抜け、気になる人と遊びに行く仲になれました」（28歳/女性/事務職）

コンプレックスに立ち向かい、人生を変えた好例ですね。コンプレックスが自分の人生をつまらないものにしていると感じるのならば、腹をくくって向き合うことで変化をもたらせるでしょう。

インテリアを変えたら、つまらない生活が激変

「30年間ずっと『片付けられない女』でしたが、引越しをきっかけに、いらないものを全部断捨離したんです。その数なんと、ゴミ袋30個分！新しい住まいでは、インテリアに徹底的にこだわって、お気に入りの空間を完成させました。それからというもの、生活が激変。この部屋にふさわしい自分になろうと、生活スタイルがポジティブな方向に変わりました」（32歳/女性/サービス業）

環境が変わると、人は自然とそこに適応する自分へと変化していきます。生活の拠点である住まいが素敵なものになれば、それに合わせるかのように素敵な自分に変われるでしょう。つまらない生活から抜け出したいと思ったら、環境にアプローチしましょう。