そもそも「アラフォー」とは?
ここでは、アラフォーについてより理解してもらうために、アラフォーという言葉がいつ頃でてきて、何歳くらいの人のことを指すのかなどを紹介していきます。
女性雑誌で使われた「アラサー」の派生
今では当たり前のように、アラサーやアラフォー、アラフィフなどといった「アラ○○」が使われていますが、これらの言葉はいつ出てきたのでしょうか。
これらの言葉ができたのは、2005年、女性ファッション誌『GISELe(ジゼル)』が、30歳前後の女性を「around30」略して「アラサー」という言葉で表現し始めたのがきっかけだと言われています。
『GISELe』は30代の大人女子向けの雑誌で、30代の女性たちの発信力や、人や名前を略して言うのが流行った時代背景もあり、「アラサー」という言葉が定着していきました。
今の「アラ○○」という言い方は、このときのアラサーから派生したものだと言われているのです。
2008年のドラマ「Around40」で一般的に
そして、アラサーという言葉がでてきてからおよそ3年後の2008年に放送されたドラマ「Around40 〜注文の多いオンナたち〜」で、「アラフォー」の呼び方が一般に定着したようです。
仕事や結婚、出産など、40歳前後の人々が抱えていることをテーマにしたこのドラマは、同世代の共感を得ることに成功しました。また、人気女優が出演していたこともあり、平均視聴率が14.7%と高視聴を記録しています。
このドラマの影響もあって、この年の流行語大賞を獲得した「アラフォー」は、世間でも当たり前のように使われるようになったのです。
最初は女性だけを指していた
現在では女性、男性関係なく40歳前後の人をアラフォーと呼んでいますが、アラフォーという言葉がでてきたときは、主に女性に限定されていたようです。
語源である「アラサー」が女性誌で使われていたことや、ドラマが40歳前後の女性に焦点をあてた内容だったということもあって、「アラフォーといえば40歳前後の女性」という認識が一般的だったのでしょう。
一般的に37歳~44歳頃までを指す
では「アラフォー」は何歳から何歳までを指すのでしょうか?
これには明確な正解はありませんが、一般的には37歳~44歳頃までの人を指すようです。ですが、人によっては35歳~40代後半までを指す場合もあるので、40歳を中心に前後5歳と認識しておけば大丈夫でしょう。
ちょっと若く思われたい時など、場合によって使い分けるのも一つの手ですね。