うまくいかないと感じる原因と瞬間｜うまくいくための対処法も解説

「最近、何もかもうまくいかないな」とため息をついたことはありませんか？本当にうまくいかないことだらけで、人生を放棄してしまいたくなるほど思い詰める人もいます。何故、自分が思う通りにいかないのでしょうか。

「人生、山あり谷あり」というように、人生はうまくいく時もあれば、うまくいかない時もあるものです。それでも、うまくいかない瞬間には、「うまくいったことなんてあったっけ？」と思ってしまうほど、ダメージを受けてしまっています。

今回は、人生がうまくいかないと感じる原因や、うまくいかないと感じる瞬間について解説していきます。乗り越えるための対処法や、意識の持ち方なども併せてご紹介していくので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

人生がうまくいかないと感じるのは、自分の意識の問題かもしれません。同じような事態に陥っていても、「うまくいってる」と感じる人もいるのです。うまくいかないと、イライラしたり落ち込んでしまいがちですが、何故そう感じるのかを自分で把握しておいた方がいいでしょう。

ここでは、うまくいかないと感じてしまう原因や意識の持ち方についてみていきます。自分に当てはまる原因がないか、振り返ってみましょう。

疲れている

心身ともに疲れがたまっていると、些細な事でもイライラしてしまいがちです。そんな時こそ「うまくいかない！」と大声を出したくなるでしょう。自分で思っているほど場が窮しているわけでもないのに、妙に焦燥感に駆り立てられてしまっているのかもしれません。

疲れがたまると、どんどん余裕がなくなり、普段は平常心でいられることも許せなくなります。冷静になろうとしても、疲れ果ててしまっているので、気持ちの切り替えが難しくなっていくでしょう。うまくいかないと感じるたびに、自分を追い込んでしまっているのです。

思考がネガティブ

ネガティブ思考の人は、良い事も悪い事も全てを「うまくいかない」と感じやすくなります。周囲の人から「うまくいってると思うよ」なんて声をかけられても、「だめ、全然うまくいってない」と否定してしまうでしょう。悪い方向に考える癖が、こういった場面に反映されてしまっているのです。

うまくいかないと感じる時は、自分の価値観や考え方がその気持ちのベースになっています。少しでもポジティブに考えることができれば、うまくいっている部分にも目を向けることができるでしょう。ネガティブ思考の人は、うまくいっている部分に目を向けようとしないどころか、目を背けてしまっているのです。

環境が自分に合っていない

自分が置かれている環境が、自分に合っていないことも原因の一つとして挙げられます。分かりやすい例で言えば、職場という環境でしょう。不特定多数の人間が集まり、与えられた仕事をこなす、自分の感情はあまり関係ないとされる場面です。だからこそ、環境が合っていないと大きなストレスを生みます。

ストレスの表れ方は、怒りのみに限りません。落ち込んだり、反発したくなるのもストレスの表れ。仕事で行き詰まった時に「うまくいかないな」と感じるのは、ストレスが蓄積されているからかも。環境が合っていないために、溜め込んだストレスが余裕を奪ってしまっているのでしょう。

許容量を超えている

あれもこれもやりたい、完璧に仕上げたい、と思って頑張っている人が「うまくいかない」と感じるのは、自分の許容量を超えてしまっているのかもしれません。意欲はあっても、同時に複数のタスクをこなせば、パソコンだってパンクします。

責任感の強さを表しているのでしょうが、うまくいかないと感じると、そのあとの作業にも悪影響が及び、うまくいかないことが続きやすくなってしまいます。「自分はなんでもできる」という過信を捨てて少し冷静になり、心に余裕を持つ必要があるでしょう。

過去のミスを引きずっている

過去のミスをいつまでも引きずっていると、またミスを引き起こす可能性が増えてしまいます。気持ちの切り替えができないままだと、うまくいかないと感じることも多くなってしまうでしょう。

そのミスによってできたトラウマが大きければ大きいほど、気持ちの切り替えは難しいかもしれません。チャレンジ精神もなくなってしまうので、無難な道ばかりを選ぶでしょう。向上心がないと、どんなことをしてもうまくいかないと感じてしまいます。終わったことは終わったこととして、「今度はうまくいくはず」と前に進むことも必要です。

目標や理想が高すぎる

掲げた目標や理想が高すぎると、届かなかった時点でうまくいかないと感じるでしょう。周囲の人が満足するようなレベルでも、納得できず「足りない、うまくいかない」と思ってしまうはず。貪欲に高みを目指すのは素晴らしいことですが、結果に満足できないと、うまくいかないと感じてばかりの人生になってしまいます。

テストで80点を取れば満足する人がいる一方で、100点を目指している人は、80点を取っても「うまくいかない」という認識になります。大きな目標は努力の源になりますが、うまくいかないと感じて士気が下がってしまう可能性もあります。少しハードルを下げて、達成した満足感を得られると、うまくいかないなんて感じることもなくなるはず。

人は、どんな時に「人生ってうまくいかないな」と感じるのでしょうか。総じて言えるのは、自分の思いとは裏腹な展開になった時でしょう。気分が滅入る時には、尚更そう感じるはずです。うまくいく人生にするためにも、自分がどんな瞬間にうまくいかないと感じているのか、把握しておいた方がいいでしょう。

具体的にはどんな瞬間に「うまくいかない」と感じるのか、いくつか例をご紹介していきます。

仕事でミス連発

「仕事で小さなミスを連発した時、『何をやってもうまくいかない』と自信を失くしやすい」（30歳/男性/会社員）

「一つミスをして、『今日はダメだな』と思うとどんどんミスが続く。ミスが続くから余計に気落ちして悪循環」（29歳/女性/公務員）

仕事でミスをするだけでテンションは落ちるもの。ついつい「今日はなにをしてもダメだ！」と思ってしまいますよね。気持ちの切り替えができず、やることなすことうまくいかなくて、どんどんやる気をなくしてしまうようです。うまくいかないのは、「気の持ちよう」のせいもあるのかも。

恋人とケンカ

「いつもなら気にならないことがどうしても許せなくて、ケンカに発展。ムキになるほど悪化して『うまくいかない』と感じる」（27歳/男性/土木業）

「ケンカをした時に、自分の気持ちがうまく言葉にできなくて余計に怒らせる。そして『うまくいかない』と自己嫌悪に陥る」（26歳/女性/フリーター）

恋人とケンカしている時には、自分で思っているよりも神経がピリピリしているのかもしれません。自分のことでも相手のことでも、ちょっとしたことが許せずつっかかったり、素直になれなかったり。そんな不器用の連鎖でケンカが悪化して、うまくいかないと感じるようです。

想定外のことが起きる

「イレギュラーなアクシデントが起こると、『うまくいかないなあ』と思ってしまう。自分の予定通りに事が進んだらいいのに」（29歳/男性/会社員）

「頭の中でシミュレーションしていたことが、うまくいくことだらけだったりすると、想定外のことが起きた時に反動がくる」（29歳/女性/事務職）

ある程度、物事の進展具合を自分の中で予想している人は、想定外の事が起きた時に動揺してしまいます。そして、ポジティブなシミュレーションをしていた分、想定外の事をネガティブに感じ「うまくいかない」と落ち込んでしまうようです。

努力が報われない

「努力をしても目標に届かない、最悪な時には努力が裏目に出て『なにもかもうまくいかない』と自暴自棄になってしまう」（32歳/男性/会社員）

「資格をとるためにいろんなことを我慢して努力してきたけど、うまくいかない。かえって無駄に終わってしまうこともあって、全部いやになる」（24歳/女性/接客業）

実を結ぶと信じて努力に専念してきた人は、その努力が報われない時に「うまくいかない」と感じるようです。努力が無意味なことに思えてしまうのでしょう。努力のために我慢を重ねてきた人は、結果が出なかった時に脱力感や空虚感に襲われてしまうことも。

人生の中で、うまくいかないと感じる経験をしない人はいないはず。何度も言うように、気持ちがマイナスに向いている人は、物事をマイナスに捉えてしまいがちなのです。そこで、うまくいかないと感じた時に、どんな気持ちであればいいのかを考えていきましょう。

ムリにプラスな方向に考えなくても、肩の力を抜くことはできるはず。うまくいかない時には深呼吸して、蓄積したストレスを解消するべく気持ちを切り替えましょう。

誰にだってうまくいかない時はある

うまくいかないと感じる時には、自分の状況しか見えなくなってしまい、「なんで自分ばっかり」「こんな思いしているのは自分だけだ」なんて思ってしまいます。そうでなくても、周囲の人が何もかもうまくいっているように見えてしまうでしょう。しかし、そんなわけはないのです。

目の前で友人が笑っていても、こちらの知らないところで友人もうまくいかない状況に遭遇しているはずです。「誰にだってうまくいかない時はある」と考えると同時に、「みんな乗り越えてるんだ」と考えましょう。うまくいかない時期だって、確実に乗り越えていけます。

失敗を恐れるのは頑張っている証拠

失敗を恐れて消極的になってしまう人は、「自分は頑張っている」と認めてあげましょう。うまくいかない時には、大抵自信を喪失しているものです。途中で投げ出したくなることもありますよね。そのうちに失敗を恐れて、いろんなことに手を出せなくなります。

失敗を恐れているのは、恐がりだからでも消極的だからでもありません。頑張っているからこそ、失敗することによっておこる負の連鎖を避けたいのです。自分の力が至らないことに罪悪感を抱かないで、チャレンジ精神を失わないようにしましょう。うまくいく瞬間を掴めるはずです。

まだやれることはたくさんある

うまくいかない時には、目の前のことしか見えていないのかもしれません。気持ちが塞いでしまっていると、自然と視野が狭くなってしまうからです。うまくいかない時でも、先の可能性を潰したりしないで「まだやれることはあるはず」と気持ちを切り替えてみてください。

気持ちが塞いでしまいそうになったら、深呼吸して物の見方を変えてみるといいでしょう。現状でうまくいっていないとしても、そこで終わりではありません。まったく関係のないことで、やれることはまだまだあるのです。そういった気持ちの切り替えは、潔いリフレッシュとも言えるでしょう。

うまくいかないことを成長に繋げる

うまくいかない時期が訪れたときに、自分の中で折り合いを付けることができないと、そこで立ち止まったままになります。意気消沈して流れに身を任せたくなる気持ちもあるでしょうが、自分自身の成長に繋がっていることも忘れないようにしましょう。

うまくいかない瞬間には、心の傷みというストレスを抱えます。その傷みを学習しましょう。「こういう事もある」と切り替えられれば、心がタフになります。「次はどうしたらいいのか」と考えられるようになれば、ポジティブな人生の大きな一歩です。うまくいかないことも、成長に繋げることができるのです。

「人生うまくいかないことだらけだ」と落ち込んでしまったとき、そこで全てを諦めたり、投げ出したりしていては、うまくいく瞬間を迎えられないままでしょう。人生は山あり谷ありです。必ずうまくいく瞬間を迎えられます。

気持ちを軽くするだけでも、物事の見方は大きく変えられるものなのです。そのためには、まず気持ちをリフレッシュできるよう対処しましょう。

仕事を休んででも寝る

疲れには休息が必要。一番の休息と言えば、睡眠ですよね。身体も心も、頭も休めることができるので、思い切り寝たあとは「すっきりした！」と全身が軽くなったように感じるでしょう。「人生うまくいかない」と感じるくらい疲労を溜め込んでいるのですから、眠くないと思っても横になっていれば自然と眠れるでしょう。

仕事に対して責任があっても、時には仕事を休んででも寝ることが必要です。ストレスを溜め込んだ状態で仕事に取り組んでも、うまくいかない状態から抜け出せません。身体も心もすっきりさせて仕事に臨んだ方が、効率も上がるし成果も出るはずですよ。

身の回りの片づけをする

うまくいかない時には、イライラしやすいもの。些細な事にも神経過敏になってしまうでしょう。そんなときは、身の回りの片付けをしてみるのもいいですね。綺麗か汚いかではなく、空間から物を減らすことを意識しましょう。物が溢れていると、あれもこれも気になり神経が休まりません。

「もったいない」という気持ちは捨てて、不要だと感じたものはどんどんゴミ箱へ。身の回りがすっきりすると、気持ちも開放的になりすっきりするはずです。すっきりすると「今度はうまくいく気がする！」と思考までポジティブになるかもしれません。

筋トレやエクササイズを始める

身体を動かして汗をかくだけでも、リフレッシュ効果は充分に望めます。「なにもかもうまくいかない」と背中を丸めていないで、身体を思い切り伸ばしてみましょう。縮こまってしまいそうな全身の筋肉を思い切り使えば、気持ちも塞ぎこんだりはしないはず。

軽い運動でもいいですが、身体をのびのびさせることを重視しましょう。筋トレやヨガ、エクササイズなどにトライして、筋肉を気持ちよく使うことができれば、身も心もすっきりリフレッシュできるでしょう。

ストレス解消を習慣化

ストレスは感じた時に解消すればいい、と思っていませんか？ストレスを感じていなくても、定期的に解消法を実行しておけば、心に余裕が生まれやすくなります。余裕が生まれると、「うまくいかない」と物事をネガティブに捉えることも減っていくでしょう。

うまくいかないと感じた時には、大きなストレスを抱えます。そのときになってストレス解消を試みたとしても、それまでに蓄積していたストレスも重なるため、そう簡単に心に余裕なんて持てないでしょう。うまくいかない時の対処法でもあり、うまくいかないと感じないための対処法でもあります。

心身ともにリフレッシュする以外にも、人生がうまくいかない時の対処法はあるものです。うまくいかないと感じても、ふさぎ込まないで前を向きたいなら、以下の対処法がオススメ。取り組むうちに、自然に意欲を取り戻せるかもしれません。

前を向きたいと思っているのに、何をすればいいか分からない人は、ここで紹介する対処法を試してみましょう。自分に合った対処法を見つける際の参考にしてみてくださいね。

やりたいことだけやる

うまくいかないと感じるのは、日頃の我慢が蓄積しているせいかもしれません。自分のやりたい事を我慢して、気が乗らないことばかりやっていたら、ストレスが溜まるのは当然です。ストレスを解消するために、やりたいことだけやる時間を設けてみましょう。どこかに出掛けてもいいですし、だらだらするのもいいですね。自分のために時間と労力を使いましょう。

普段抑制している分、驚くほどリラックスできるはずです。うまくいかないことがあっても、リラックスすれば、「明日からまた頑張ろう！」と気持ちを切り替えやすくなるでしょう。

信頼している人に話を聞いてもらう

うまくいかないと感じる状況によっては、自分がどうしたらいいのか分からなくなることもありますよね。そんな時は、一人で抱え込まないで信頼できる人に話を聞いてもらいましょう。自分のことだとどうしても主観的な見方になってしまいますが、人に相談すれば客観的な見方でアドバイスしてもらえるはずです。

とはいえ、むやみやたらに人に相談しても、ダメ出しされたり、相手の意見に反発したくなったりして、ますます落ち込んでしまうかもしれません。信頼できる人であれば、素直に耳を傾けることもでき、自分の気持ちを素直に口にできるでしょう。「ただ話を聞いてくれるだけでいい」と思う場合でも、やはり信頼できる人の方がいいですね。

自分にも他人にも優しくする

神経がぴりぴりしていて、自分がダメな人間に思え、他人に牙を剥いてしまう時にも、「うまくいかない」と感じてしまうことが多くなります。本当はそうする必要がないのに、苛立ちが性格を尖ったものにしているのでしょう。

うまくいかない時には、他人を気遣う余裕がないように思えます。しかし、あえて他人に優しくしてみましょう。目立ったことをしなくても大丈夫。困っている人の手伝いをしたり、目が合ったら笑顔を返したりするだけでもいいのです。そして、他人だけではなく自分にも優しくすることができれば、張り詰めた神経が和らぎ、うまくいかない状況を引きずらないですむでしょう。

自分磨きをする

自分に何かが足りなくてうまくいかないのだと考えているなら、自分磨きに専念するのもいいでしょう。外見的なもの、仕事でのスキルアップ、趣味の開拓など、様々な分野で自分磨きはできるもの。自分磨きをして自信がついたら、うまくいかない状況にも強くなるはずです。

「自分はなんてダメなやつなんだ」と卑下してしまうのは、心の奥では自分自身を認めることができていないから。自分が嫌いだから、何をしても責め立てたくなり、うまくいかないことに目を向けやすいのです。自分磨きをして、自分を好きになり、うまくいかない時でも乗り越えていきましょう！

「うまくいかない」と感じると、その状況をなんとか乗り越えたくて、やみくもに行動してしまうことがあります。しかし、自分がすっきりするために、周りを巻き込んではいけません。うまくいかないと思っているのは、あくまでも自分だけ。周りには関係ないことです。

そこでここでは、「うまくいかない」と感じたときにやってはいけないNG行動を挙げていきます。NG行動をしてしまわないように、頭に置いておきましょう。

うまくいかないことを他人のせいにする

自分の中ではうまくいかないと感じても、それはあくまでも主観的な見方であり、誰かのせいではありませんし、「あの人のせいでうまくいかない」なんて、他人のせいにしてはいけません。うまくいかないと感じる時に、他人が関与していたとしても、自分の問題だと認識しましょう。

他人のせいにすることで、気持ちはいくらか軽くなるかもしれません。しかし、自分のせいにされてしまった人はどう感じるでしょうか？「自分には関係ないのに」と思うはずです。そして、「何かあればすぐに他人のせいにする人」として、あなたの評価も悪くなってしまうのです。

関係ない人に八つ当たりする

他人のせいにするのと同様にやってはいけないのが、八つ当たりです。むしゃくしゃして、感情のままに接していると、無関係の人につらく当たってしまいそうになりますよね。それは、相手にとっては理不尽なとばっちりでしかありません。

八つ当たりをしたところで、本質的な解決にもなりません。うまくいかないことで気持ちが乱れる人は、繊細な人が多いです。そういった人は、八つ当たりをすることで罪悪感を覚えてしまいます。自分のためにも、他人のためにも、八つ当たりはNG行動だと言えるでしょう。

途中で投げ出す

「うまくいかない！もういやだ！」と思っても、取り掛かっている問題を投げ出してしまうのはNG。たしかに、気持ちが落ち込んでしまい、どうすればいいか分からない状態では、問題に取り組み続けることも難しいでしょう。しかし、そこを堪えて最後までやり切る姿勢を貫いてみてください。

全てを放棄するつもりで投げ出しても、実際には全てを放棄することなんてできません。投げ出すことで、うまくいかない時に感じた苦痛をいつまでも引きずってしまうことになります。苦しくても最後までやり抜いて、そのあとで自分を労わってあげる方が賢明でしょう。

自分の価値を下げてしまう

うまくいかないからと言って、自分を卑下して価値を下げる必要はありません。一度でも「自分はダメな人間だ」と思い込んでしまうと、その後も気持ちを引きずり、うまくいってる時でさえ自分をダメな人間だと感じてしまいます。

「今はうまくいってないけど、自分なら乗り越えられる」と信じてあげましょう。自分を閉じ込めるのも、奮い立たせるのも、結局は自分の気持ち次第なのです。「自分で思っているよりも、自分は価値のある人間だ」と信じて、うまくいかない時を乗り越えましょう。

どうにかしてうまくいかない時期を乗り越えたい、うまくいかない時の気持ちを紛らわしたい、と思う時には、ゆっくりリラックスして読書に耽るのもいいですね。本には、自分の知らない知識や、違う角度から見た意見が詰まっています。何も考えないで本の世界に浸っているうちに、自分に合ったヒントが見つかるかもしれません。

ここでは、うまくいかないと感じた時にこそ読みたい本を５冊ご紹介します。軽い気持ちで手を出せるものばかりですので、本を選ぶ時の参考にしてみてくださいね。

『お金と心の法則』祇場駿矢

某財閥系メガバンクの現役銀行マンが、お金にまつわるリアルなエピソードを詰め込んだ一冊。生活の中でも、実質的な損得に関わるお金。お金は、生活を裕福にするだけでなく、人間関係や人生観にも大きな影響を及ぼします。この本では、主にお金の悩みに関する情報を紹介していますが、そこに関わる様々な問題にも触れています。

お金に関する問題をはじめ、人生を深く見直して考えたい時には、ぜひ手にとってほしい一冊です。

『人生を変える断捨離』やましたひでこ

一時期ブームを引き起こした「断捨離」。断捨離とは何か、断捨離をすることの意味は何なのか、そんな問題について丁寧に解説してくれます。物質的なものだけではなく、人間関係や仕事関係でも有効な断捨離が、人生のスパイラルアップに繋がることが分かる一冊。

うまくいかないと感じる人生で、不要なものはないか、本当に大切なものは何か、突き詰めて考えたい人はぜひ読んでみてください。

『だいじょうぶ　だいじょうぶ』いとうひろし

頭で考えることすら億劫になっているなら、心にすっと入り込んでくる絵本からも学べることがあるはず。この本で、おじいちゃんの「だいじょうぶ」という優しいおまじないに触れれば、子供だけではなく疲れた大人も、心の安らぎが戻ってくるでしょう。

心配しなくても「だいじょうぶ」。無理をしなくても「だいじょうぶ」。頑張っているあなた、無理をしているあなた、この『だいじょうぶ　だいじょうぶ』を読んで、力を抜いてみませんか？

『ドラことば　心に響くドラえもん名言集』

大人から子供まで幅広い層から支持を集める『ドラえもん』。本作では、人生でぶつかる様々な場面で心に響く名言を集めています。「このセリフ覚えてる！」と思うのは、いつかのあなたがドラえもんに元気をもらったことがあるからかもしれません。

疲れた大人も懐かしさがこみ上げてきて、気付けばじっくり読んでしまう一冊です。子供のころとは違った受け止め方ができる名言があるかも。日々仕事に忙殺されているけど、少しだけ癒されたいと思ったときに、オススメの一冊です。

『しあわせはいつも」相田みつを

自分の人生観を詩として表現し、読む者に深い感慨を与える相田みつをさんの詩集です。気取った言葉は一つもなく、感情をありのまま詩にしているので、読みやすく、心にダイレクトに響くものばかりです。ぱっと開いたページの詩が、深く突き刺さったりするかもしれませんね。

うまくいかないと感じる時、「自分は不幸だ」とも感じる人もいるでしょう。「実はそうでもない」と感じることができる一冊です。疲れた時になんとなく開きたくなる、とっておきの一冊になるでしょう。