外に出たくない心理とは？休日に家から出たくない原因・克服法を解説

せっかくの休日なのに外に出たくない、そんな憂鬱な気分になってしまうときがありますよね。外に出かけようという気持ちはあるのだけれど、なんとなく体を動かすのが億劫で、一日中引きこもってしまうという人もいます。
外に出かければ楽しいことがたくさんあるとわかっているのに、なぜ外に出たくないと思ってしまうのでしょうか。それにはさまざまな要因がありますので、詳しくみていきましょう。

大変な仕事がひと段落して、ようやく休日を迎えたというのに、外に出たくないと思ってしまう。そんな経験が誰でも一度はあるでしょう。では、外に出たくないと思ってしまう原因は何なのでしょうか。詳しくみていきましょう。

肉体的・精神的な疲れ

外に出たくないと思ってしまうのは、肉体的もしくは精神的に疲れているから、というケースがあります。仕事が忙しく、体や頭脳を酷使している人に多い原因です。

肉体的、精神的に疲れていて外に出たくないと思ってしまう場合は、無理して外出せずに、ゆっくりと休んだ方がいいでしょう。「せっかくの休みなのにもったいない」などと考えて無理に外出すると、さらに疲れが溜まってしまい、肉体的にも精神的にも追い込まれてしまう可能性があります。

家が大好き

家事や料理が好きだったり、部屋の雰囲気が気に入っていたりと、家の中が大好きなので外に出たくないと思っているケースです。「家が好き」というポジティブな理由で外に出たくないと思っているので、無理して外に出る必要はありませんね。

インテリアにこだわりがある人や、部屋のレイアウトを頻繁に変えて雰囲気を楽しむのが好きな人は、外に出ている時間より家の中で過ごす時間の方が多いでしょう。家の中は生活の拠点となる大切な空間ですので、居心地の良い家があるというのは素敵ですね。

お金がない

給料日前だったり休職中だったりと、今は金銭的に余裕がないので外に出かけたくないと思ってしまうケースです。外に出ると食事や買い物などでお金を使います。家にいればほとんどお金を使わずに済みますよね。

また、金銭的に余裕がないわけではないが、外に出て余計なお金を使いたくないという理由で、外に出たくないと考える人もいます。節約が好きな人や将来のために貯金をしている人は、このように考えているケースが多いです。

しかし、「外に出られない」と考えるとストレスの原因になってしまいます。家の中で楽しめる趣味を見つけるなど、外に出ない理由を作ると、ストレスをためずに済むのでおすすめです。

騒がしいのが苦手

たくさんの人が行き交う外の世界はとても騒がしいです。喧騒が苦手な人にとってはストレスの原因にもなってしまうので、外に出たくないと思うでしょう。騒がしいのが苦手な人は、仕事などで仕方なく外出するときでも、通勤するだけで疲れてしまうのです。

そのような人が「せっかくの休日なのにわざわざ外に出たくない」と思うのは当然ですよね。周りの人の声や視線に敏感に反応してしまう人も、必要がなければ外に出たくないと考えている人が多いです。

騒がしいのが苦手な人は、無理して外に出ずに、静かな部屋でゆっくりと自分の時間を過ごしましょう。外に出たくないと思うのは、決して悪いことではありません。

外に出たくないと思ってしまう原因の続きをご紹介します。外に出たくないと思ってしまう原因はまだまだありますので、原因を探って解決方法をみつけたいという人は、チェックしておきたいですね。では、原因の続きを見てきましょう。

外に出る必要を感じていない

買うものもなく、誰かと会う約束もしていないので、外に出る必要を感じないというケースです。合理的な考え方の人は、このような原因で外に出たくないと思うことが多いでしょう。余計な体力やお金を使わずに済みますよね。

外に出る必要がないことが原因の場合は、必要が生じさえすれば、苦もなく外出できる人が多いです。「日光を浴びるのは健康に良い」などの理由をつけると、必要がないと感じていた外出も楽しめるでしょう。

天気が悪い

天気が悪いので家の中でじっとしていようと思うのは、外に出たくない理由でも特に多い原因の一つですね。雨の日は服が濡れたり、雨具を用意しなければならなかったりと、晴れた日の外出に比べると準備が面倒です。また、雨の日は気持ちが落ち込んでしまうので外に出たくないという人もいます。

天気が悪い日は多くの人が外に出たくないと思っているので、いつもは混雑する場所でも空いている可能性があります。また、商業施設では雨の日限定の割引を行っているときもありますね。天気が悪い日に外に出ると意外なメリットがある場合もあるのです。

インドアな趣味がある

ネットサーフィンやゲーム、読書といったインドアなことが趣味の人は、休みの日は趣味に打ち込みたいので外に出たくないと思うのです。インドアな趣味がある場合、外に出たくないと思うのは仕方がない面もありますね。

読書やスマホでのゲーム、ネットサーフィンなどが趣味の人は、家の中で打ち込むのもいいですが、公園など外の落ち着ける場所に出向くのもおすすめです。テレビや生活の音など、家の中は意外と雑音が多いので、外のほうが没頭できる可能性がありますよ。日光を浴びたり歩いたりするのはリフレッシュにもなります。

家の立地が悪い

家の立地が悪いので、どこに行くのも面倒になり外に出たくないと思ってしまう人もいます。外に出るのは好きだけど、山の中に家があったり、駅などの主要施設から距離があったりする場合は、移動だけで大変です。

家の立地が悪いのが原因で外に出たくないと思ってしまう場合は、思い切って駅の近くに引っ越してみると解決できる可能性があります。しかし、住まいを変えるのは簡単ではありませんので、予算や必要性をじっくりと考えてからの行動をおすすめします。

日光を浴びるのは健康にも良いことだし、散歩すればリフレッシュできます。それはわかっているのに外に出たくないと思ってしまうときの心理状態は、どのようなものなのでしょうか。心理状態がわかれば解決方法もみえてきそうですね。

落ち込んでいる

「パートナーと別れたり、仕事がうまくいかった時は、外に出たいなんて思いませんでした。気分転換に外に出た方が良いとは思っていても、家の中でふさぎこんでいましたね」（23歳/女性/会社員）

落ち込んでいて誰にも会いたくないときは、外に出たいなんて思わないですよね。こういう時は、無理して外出しても疲れるだけの可能性があります。しかし、いつまでもふさぎこんでいても一向に気分が晴れないなら、思い切って外に出てみるのも解決策の一つですよ。

やる気がわかない

「疲れているせいか、外に出ようという気力がわかないんです。なぜ仕事以外で外に出なければいけないのかと、そればかり考えていると休日が終わってしまいます」（30歳/女性/飲食店勤務）

体も頭も疲れていると、何もやる気は起きませんよね。休みの日くらいは外に出たくないと思う人は、仕事を頑張っている人に多いです。仕事もプライベートも充実させるには、仕事の量をセーブしたり、頑張りすぎないというのも大切ですね。

人と会う気分になれない

「学校やバイト先でたくさんの人と接していると、休みの日にまで人と会おうという気分になれませんね。家でゆっくり休んで次の日に備えています」（20歳/男性/学生）

学業とバイトを兼任している学生の人に多いパターンです。また、疲れていて人と会う気分になれないだけでなく、周りにあまり好きな人がいないので、休日くらいは誰にも会いたくないと思う人もいますね。何事も頑張りすぎには注意しましょう。

人の視線が気になるので外に出たくない

「外に出ると、どうしても人の視線が気になるんです。誰かに見られていると思うとストレスを感じるので、休日はなるべく外に出ないようにしています」（18歳/女性/学生）

外に出ると必然的に多くの人とすれ違うことになります。他人の視線や話し声に敏感な人は、外の世界では普通の人より多くのストレスを感じてしまうようです。特に若くて感受性の強い人ほど、このように思う人が多い傾向にあります。

外に出たくない人の心理状態の続きです。まだ紹介できていない心理状態がありますので、自分に当てはまりそうなものがないかも確認しながら見ていきましょう。

人見知りである

「人と会うのが好きではありません。人見知りな性格なのでなるべく一人で過ごしたいんです。せっかくの休日なのに外に出るなんて考えられないですね」（33歳/男性/ゲーム制作)

人見知りの人は、誰かと顔を合わせるだけでも消耗してしまいます。外に出たらどこで誰と会うかわからないので、できれば外に出たくないと思っているのですね。

もし「人見知りを克服したい」と考えているなら、外に出たくないという気持ちを克服するのが第一歩となるでしょう。はじめの一歩がとても大変だと感じられるでしょうが、このあとで紹介する方法を参考に頑張ってみてください。

外出するタイミングを逃した

「午前中に出かけようと決めていたのに、うっかり午後まで寝てしまって、急に面倒くさくなり外に出たいと思わなくなりました。午後から出かけると損した気分になるんです」（21歳/女性/学生)

時間管理をしっかりとしたい人や、計画性の高い人は、外に出る時間帯を気にします。「〇時までに外に出ないといけない」と習慣的に決めている場合は、その時間を逃すと急に億劫になるのです。外出一つとってもさまざまなこだわりがありますね。

外出する準備が面倒くさい

「外に出かけるには、化粧をしたり服を用意したりといろいろと面倒じゃないですか。なので、特別な用事でもない限り外に出たくないんです。家だと楽な格好でいられるので、余計に面倒に感じますね」（25歳/女性/化粧品販売)

部屋着のまま外に出る人はあまり多くありません。外に出るにはおしゃれな服を選び、髪の毛を整える人がほとんどです。特に女性は化粧が面倒と感じる人が多いですね。もともとが面倒くさがりの性格の人は、よりこの傾向が強いでしょう。

家での仕事が忙しい

「在宅ワーカーなので、自宅での仕事が忙しいのです。特に今は稼ぎたいと思っているので、時間を作るためにも、特に用事がなければ外に出たくないですね」（31歳/男性/在宅ワーカー)

在宅での仕事が増えてきている現在では、自宅での仕事が本業という人もあらわれています。特に収入を増やしたいときは、より長く自宅に居たいので外に出たくないと思うでしょう。仕事は大切ですので、在宅ワーカーの人が外に出たくないと思うのは仕方がないですね。

ずっと家の中に引きこもっているのはよくないと思っていても、気持ちだけではなかなか外に出られなませんよね。特に面倒くさがりな性格の人は「このままでもいいか」と考えてしまいがちです。では、外に出たくない気持ちを克服する方法をご紹介していきます。

まずはゆっくり休む

疲れていて外に出たくないと思っている場合は、まずはゆっくり休むことが大切です。だるい時に無理に外に出ても楽しくないし、体力や精神力を消耗してさらに疲れてしまう可能性もあります。

外に出たくないと思う原因が疲労の場合は、まずはゆっくりと休みましょう。無理に外出すると、外に出ること自体がストレスになってしまう可能性があり、疲れが回復しても外に出たくないと思ってしまうかもしれません。

外出する理由を作る

特にやることがないので外に出たくないと思う人は、外に出る理由を作るようにしましょう。目的があれば、多少強制的ですが、外に出ようという気持ちにさせてくれます。外出する理由は、誰かと会う約束をするのでもいいし、目的もなく町を散策するのでもいいです。

日々が退屈だと感じているならば、なおさら外に出る理由を作っていきましょう。太陽の光を浴びると、気持ちがリフレッシュされて前向きになります。そして、外に出ると意外な発見や出会いが待っている可能性もありますよ。

アウトドアの趣味を見つける

アウトドアな趣味を見つけるのは、外に出たくないという気持ちを克服するおすすめの方法です。特に外に出ても楽しいことがないと思っている人には効果的です。アウトドアの趣味は気軽にはじめられるものが多いことも、おすすめの理由です。

また、アウトドアの趣味は出会いが期待できるものも多いです。スキーやスノーボード、サーフィンなどをはじめると、素敵な異性と出会えるかもしれません。素敵な出会いが待っているかもしれないと考えると、外に出たいと思えるようになりますね。

規則正しい生活を送る

規則正しい生活は、肉体的にも精神的にもメリットが大きいです。外に出でも良いことなんてないと考えてしまうようなら、生活習慣を見直してみましょう。早寝早起きと栄養バランスの整った食事を心がけると、外に出たくないというネガティブな感情は改善される可能性があります。

この方法は、起きる時間が遅くて外に出るタイミングを逃してしまう人にもおすすめの克服方法です。午前中から外に出ると、帰ってきても家の中での時間を作れますよ。

習い事をはじめる

引きこもりがちな性格を改善するためにも、人生を豊かにするためにも、習い事をはじめるのはおすすめです。施設に通うという理由もできるので、外に出たくない心理の克服になりますね。外に出るためですので、通信教育ではなく教室などで開かれている習い事に申し込みましょう。

習い事は、外に出たくない心理を克服する以上に得られるものが多いです。英会話教室に通うと仕事の幅が広がるだけでなく、海外の人とコミュニケーションが取れるようになり、人生の価値観が変わる可能性もあります。料理教室も毎日の家事が楽しくなるのでいいですね。

外に出たくない気持ちが強くて、休日引きこもってしまった人たちの体験談をご紹介します。何もできずに一日が過ぎてしまい後悔してしまった人や、次の休日は外出すると決心できた人、気分がリフレッシュできた人など、さまざまな体験談があります。

だらけすぎて、何もできずに一日が終わった…

「外に出たくなかったので家の中でだらけていたら、気が付いたら何もできずに一日が終わっていました。せっかくの休日なのにもったいないと感じてしまいました」（25歳/女性/美容師）

外に出たくないのでだらけてやろう、と決めたは良いものの、何もできなかったことに後悔してしまうケースです。だらけたので疲れは回復しますが、時間を無駄にしたという思いが強く残ってしまいます。こういう場合は「一日ゆっくり休めた」とポジティブにとらえて、次の休日の予定を立てるのも良いですね。

趣味に没頭してリフレッシュできた

「外に出たくない気分だったので、趣味に没頭するため一日中家に引きこもっていました。好きなゲームをクリアできたので、良い気分転換になりましたよ」（26歳/男性/会社員）

もともとゲームや読書などのインドアな趣味がある場合は、外に出たくないと思ったらそのまま家に居てしまうことが多いです。無理に外に出るより家の中で趣味に没頭する方がリフレッシュできるし、充実した一日を過ごせるでしょう。

出かけようか迷ってる間に一日が終わる

「休日なので出かけようと思ったのですが、特に用事もないので躊躇していました。さんざん迷っているうちに気が付けば夜でした。休日の計画を立てるのは大切ですね」（35歳/女性/自営業）

なんとなく外に出たくないと思っているうちに一日が終わってしまう残念なケースです。何事にも慎重になる人は、意外とこういう経験が多いようです。特に目的がなくても、外に出ると何かイベントが待っているかもしれないので、思い立ったらすぐに行動するのも大切ですね。

徹底的に部屋の掃除をした

「天気が悪くて外に出たくなかったので、家事をする一日に決めました。いままで放置していた場所まで掃除できたので、よかったかもしれません」（22歳/男性/バンドマン）

外に出たくない原因が天候にある場合、思い切って外に出ないと決めるのもよいですね。家の中には掃除や洗濯に炊事など、たくさんの仕事があります。外に出たくないと思ったなら、一日中家の仕事に集中してみるのもおすすめです。身の回りが綺麗になるとリフレッシュの効果も期待できます。

外出する決意ができた

「外に出たくない気分だったので、特に何もせず一日中引きこもっていました。しかし、気分が落ち込んで疲れてしまったので、次の休日は特に用事がなくても外に出ようと決心しました」（30歳/男性/携帯ショップ勤務）

外に出たくなくて一日中引きこもっていたのを後悔してしまうパターンです。せっかくの休日を無駄に過ごしてしまうのはもったいないと気が付いたのですね。このような場合は、直前になって外に出かけたくないと思わないように、事前からしっかりと予定を立てるのをおすすめします。

理想の休日の過ごし方に気が付いた

「最初はこのままではいけないかもと思ったのですが、やはり外に出たくないという気持ちが強かったので、引きこもることにしました。何気なく読書をしたら面白かったので、休日はのんびり読書をするのも悪くないと気が付きました」（28歳/女性/飲食店員）

外に出たくないと思うのはよくないと感じつつも外に出なかった結果、自分なりの時間の使い方に気が付いたというケースです。最初は外に出ないのをネガティブにとらえていても、後でポジティブな考えに変わる可能性もあるのです。

外に出たくないと思う原因や心理をご紹介しました。現在はインドアな趣味も充実しているので、外に出なくても楽しめる場合もあります。しかし、外に出ると新しい出会いが待っていたり、日光を浴びてリフレッシュできたりと、メリットも多いです。

忙しい現代人にとって休日は貴重なので、できるなら充実させたいですよね。疲れているときはゆっくりと休むのも大切ですが、ただ単に外に出るのが面倒だという場合は、思い切って出かけるのもいいですよ。