生理前は痛い
『「もっと愛される」30代からのモテSEX』(川上 ゆう)には、著者がはじめてバックを体験した際の感想が書かれています。「私が最初にバックを体験したのは高校時代でした。 ただ実は、あまり印象はよくなかったんです。
というのも、同級生の彼がホテルに入るなり、『ウギャー』って感じで襲ってきて、すぐに四つん這いにさせられてパンパンされたから。よっぽどドMでもない限り、こんなムードのない展開って嫌ですよね?」
はじめてのバックがこんな感じでは、良い印象を抱けないのも当然ですよね。男性の配慮の無さや知識の無さが、セックスに対する女性の意識を変えてしまう良い例ではないでしょうか。
また、「しかも生理前とかだと奥を突かれると痛いので、バックはそれほど好きな体位 じゃなかったんです。」とも書いてあります。
普段はバックを痛いと感じない人でも、時期によっては痛いと感じたりもするのです。ただし個人差があるため、自分がどんな時にバックを痛いと思うのか把握しておきましょう。
「ところが、27歳ぐらいのとき、自分の性癖が変化してきて、M気質が前面に押し出されてきてしまって。
すると、四つん這いになって、お尻をぶたれるのも好きになっていました。
挿入感というよりお尻をいじめられて、相手も自分も興奮していく......そんな感じが快感だったんですね。」
しかし著者は、上記のように最終的にはバックが好きになったそう。バックの体位での挿入感が好きというより、彼氏に犯されているような雰囲気が好きという女性は意外に多いのかもしれないですね。
バックが痛いのは身長差のせいかも?
バックが痛いと感じる原因として、体格差も考えられます。中でも身長の違いは、バックではネックになるのではないでしょうか。この件について『女医が教える 本当に気持ちのいいセックス スゴ技編』(宋 美玄)には、以下のようなアドバイスが載っています。
「背がスラッと高くて脚が長い―そんなスタイルの持ち主は男女とも羨望の的でしょうが、バックのときは困ったことがあります。パートナーと腰の高さが合わないため、挿入のときにジャストフィット感が得られにくいのです。
男性が長身の場合は、彼女のおしりの位置に合わせて、自分も腰の位置を低くしなければなりません。 脚を開けば必然的に下がりますが、これでは踏ん張れないので、ピストン運動しにくいですよね。
彼女をが膝を浮かせておしりを高く掲げるにしても、限度があります。
この問題はベッドサイドやソファを利用して、腰の位置を合わせることで解消しましょう。」
彼女の身長が低いのであれば、彼女をベッドの上に乗せ、彼氏はベッドサイドからバックをする、というのがおすすめのようです。確かにこれなら身長差があまり気にならないでしょう。
うつぶせバックは気持ちが良い
さらに、『女医が教える 本当に気持ちのいいセックス 上級編』(宋 美玄)では、「最適なのは、うつぶせバック(参照)と側臥位です。どちらも長い時間をかけてゆったりとつながっていられます。」と説明されています。「激しく腰を動かすことができない体位なので、ケガを防げるうえ、体力をむやみに消耗することもありません。省エネ体位、と言い換えてもいいでしょう。
さらに、それぞれの体位には女性の感度を高めるオプションがあります。うつぶせバックでは男性が少し動いただけでも、女性のクリトリスが床やベッドに擦れますし、側臥位では男性の両手が自由になるため、背中ごしに手を伸ばして、クリトリスや乳首に触れることができます。」
寝バックと呼ばれるこの体位は、女性に人気がある体位であり、挿入でイケた!という女性が多いのも特徴です。
挿入中にクリトリスが寝具などでこすれるため、中イキ派ではない女性も快感を得やすいのでしょう。
<参考文献>
『「もっと愛される」30代からのモテSEX』(川上 ゆう)
『女医が教える 本当に気持ちのいいセックス スゴ技編』(宋 美玄)
『女医が教える 本当に気持ちのいいセックス 上級編』(宋 美玄)
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