手首が細いのが悩み…太くする方法はある?
細い手首を太くする方法があれば、すぐにでも実践してみたいですよね。まずは手首の太さの平均値を知って、正しい測り方で自分の手首の太さを算出してみましょう。
手首の太さの平均値っていくつ?
手首の太さは、身長が低い人ほど細く、逆に身長が高い人ほど太くなる傾向があります。なので、身長によって手首の太さは異なってきますが、男性は約17cm、女性は約15cmが平均的な太さです。
ちなみに、身長の平均は20代男性が約170cm、20代女性は約158cmですので、この数値を基準にして自分の身長だとだいたい何cmが平均的なのか考えてみましょう。
手首の太さの正しい計り方
手首の太さを正確に計りたい時は、メジャーを使うことをおすすめします。正しい計り方ですが、まず手首にあるボコっと出っ張った骨にメジャーを当てて、メジャーを手首に一周巻き付けて数値を確認するだけでOKです。
なお、メジャーがない場合は、紐などを手首に一周巻き付けて、黒いペンで印をつけ、その長さを定規で計ることで手首の太さを把握することも可能です。
出典:経済産業省『主要寸法項目の年代別平均値』
https://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/286890/www.meti.go.jp/press/20071001007/004_bessi.pdf
手首が細いのはなぜ?細い原因と理由
元の骨格が細い
もともと手首にはほとんど脂肪がなく、大部分が骨と腱で形成されているので、手首の太さは骨格によって決まると言っても過言ではありません。
なので、元の骨格が細い人は、それに伴って手首も細くなってしまうのです。脂肪の量は太ることで増やすことができますが、骨格はほぼ遺伝によるものなので、自力で骨格を太くするのは非常に困難です。
子供なら成長につれて骨格も太くなっていきますが、大人になってから骨が急激に成長することはまずありません。ですが、力仕事で日常的に体を酷使している人や、柔道やバドミントンなどの手首を使う競技を続けている人の場合は、手首の骨が太くなることもあるようです。
腱が細い
「腱」とは、筋肉と骨を結びつけている白い丈夫な組織のことを指します。手首は骨と腱が大部分を占めているので、元の腱が細い人も手首が細い傾向にあります。
なお、腱も骨格と同じように、太さはほぼ遺伝によって決まるものなので、見た目に変化が出るほど腱を太くするのは難しいでしょう。ですが、太くするのは難しくても、トレーニングによって密度を高めて腱を強くすることは可能です。
そして、数年以上の長い時間をかけてトレーニングを続け、上腕から前腕の筋肉が発達することで、腱もそれに合わせて、わずかですが肥大する可能性があると言われています。ただ、腱は筋肉のように鍛えたからといって、見た目で分かるほど大きく変化することはありません。
体の脂肪が少ない
骨格や腱の太さ以外に、脂肪の量も手首の太さに影響してきます。もともと手首は脂肪が付きにくい部分ですから、お腹や太ももほど見た目に大きな変化はありません。
ですが、それでも脂肪が多い人よりは、脂肪が少ない人の方が手首に付く脂肪も少ないので、手首は細くなりやすいと言えるでしょう。ただ、手首を太くしたいと思って脂肪の量を増やしても、「手首が太くなった」と実感できるほどの効果は期待できないかもしれません。
筋肉が少ない
ほとんどが骨と腱で形成されている手首は、脂肪だけではなく筋肉もほとんど付きません。普段から筋トレをして体を鍛えている人でも、なかなか手首が太くならないのはこれが原因です。
手首が細い女性のメリット
華奢に見られる
手首が細い女性にとっての一番のメリットは、周囲の人から華奢に見られるという点です。華奢な女性は、か弱い雰囲気があるので、「僕が守ってあげたくなる」と男性からの人気が非常に高いですよ。また、手首を見せるトップスを切ることで、二の腕も細く見えるという着痩せ効果にも期待できます。
男性が華奢に見られるのは「頼りない」「弱そう」と思われてデメリットになってしまいますが、逆に女性なら華奢に見られるという部分がひとつのメリットになるのではないでしょうか。
仕草が美しく見える
手首が細いことで、手首から指先までしなやかで美しい印象を与えるので、それに伴って仕草も美しく見られやすくなります。
仕草が美しく見えると、上品で清楚な雰囲気があるように感じられるので、男性からの人気が非常に高いです。つまり、手首が細いというのは、女性にとって美しさを引き立ててくれるひとつの武器になると言えるでしょう。
アクセサリーが似合う
女性向けのアクセサリーは、華奢なデザインのものが多いため、手首が細いことでアクセサリーが似合うというメリットがあります。
太い手首にそういったブレスレットは、正直あまり似合わないですよね。そのため、アクセサリー選びで困ることもほとんどありませんし、色々なアクセサリーを身につけられておしゃれの幅も広がるのではないでしょうか?
手首が細い女性のデメリット
骨が目立ち不健康な印象を与える
手首が細い女性は、脂肪や筋肉の量が少ない傾向にあります。なので、そのぶん骨が目立ちやすくなり、不健康な印象を与えるというデメリットがあります。
実際、手首が細い女性は、家族から友達から「しっかり食べてるの?」「もうちょっと太ったら?」と言われることも多いのではないでしょうか。
また、手首の細い女性は、男性から華奢に見られたり、仕草が美しく見えるなどのメリットがあるとお伝えしましたね。ですが、手首の骨が目立ち過ぎていると、華奢で美しくみえるどころか、逆に気持ち悪いと思われて男性から敬遠されてしまうことも少なくありません。
腕時計が回ってしまう
腕時計のバングルのサイズは、基本的に成人女性の手首の平均サイズを基準にして作られています。そのため、成人女性の平均サイズよりも手首が細い女性の場合、一番きつめにサイズを調整しても、腕時計がクルクルと回ってしまうことがあります。
手首を動かすたびに腕時計が回ってしまうと、元の位置に戻すのが面倒ですし、腕時計自体がうっとおしく感じますよね。また、腕時計を購入しようと思っても、サイズが合うものがなかなか見つからなくて、腕時計を探すだけで苦労してしまうことでしょう。
ブレスレットや腕時計が抜け落ちやすい
手首が細いと腕時計がグルグルと回るだけではなく、手首に付けたブレスレットや腕時計が抜け落ちやすいというデメリットもあります。
大切なブレスレットや腕時計が手首から抜け落ちてしまい、ブレスレットや腕時計が壊れたり、傷ついてしまったらショックを受けてしまいますよね。ですが、細い手首にはブレスレットや腕時計が似合いやすいので、自分の手首のサイズに合う物が見つかるとメリットになりますよ。
細い手首を太くするトレーニング方法
リスト・カール
手首を太くする方法として、「リスト・カール」というトレーニングがあります。このトレーニングを実践することで、前腕屈筋群が鍛えられ、手首を太くすることができます。
リスト・カールのやり方ですが、まず手のひらを上に向けた状態でダンベルを持って下さい。次に、手首から先がはみ出るように太ももやテーブルに置いて、ダンベルの重みで手首が反っている状態にしておきます。
そうしたら、手首を丸めるようにしてダンベルを持ちあげましょう。これを1日15回×3セットを目標に行ってみて下さい。なお、ダンベルを上下させる時は腕をしっかりと固定して、手首だけをゆっくり動かすのがポイントです。
この時に、ダンベルを強く持ちすぎてしまうと、手首の可動域が狭くなって効率的に前腕屈筋群が鍛えられなくなるので注意して下さい。
リバース・リストカール
「リスト・カール」と併せて行ってほしいのが、「リバース・リストカール」というトレーニングです。このトレーニングは、先ほどご紹介した「リスト・カール」の時とダンベルの持ち方が違うだけで、基本的な動作は変わりません。リバース・リストカールは、手のひらを下に向けた状態でダンベルを持ちます。
リバース・リストカールを行う時も、腕をしっかりと固定して、手首の力だけでゆっくりとダンベルを上げ下げするようにしましょう。そして、効率的に前腕屈筋群を鍛えるためにもダンベルは強く持ちすぎないようにして下さい。
なお、リスト・カールと違うのは、トレーニングに慣れるまで手首の可動域が狭くなりやすいということ。なので、最初は軽めのダンベルから始めてコツを掴み、徐々に重いダンベルへ移行して可動域を広げていくのがポイントです。
ラジアル・フレクション
「ラジアル・フレクション」も、「リスト・カール」と同じように前腕屈筋群が鍛えられ、手首を太くすることができるトレーニング方法のひとつです。
ラジアル・フレクションのやり方ですが、まず片方のダンベルのウェイトを取り外し、腕を真っすぐおろして、ダンベルのウェイトが前に来るように棒の外側を持ちます。
そうしたら、手首だけを動かすようにしてダンベルをゆっくりと上げ下げしていきましょう。ここで、腕を動かしたり、肘を曲げてしまうと、トレーニングの効果が半減してしまうので注意して下さい。この一連の流れを1日15回×3セットを目安に行います。
ウルナ・フレクション
「ウルナ・フレクション」は、先ほどご紹介した「ラジアル・フレクション」の逆バージョンのトレーニングです。「ラジアル・フレクション」の場合は、ダンベルのウェイトが前に来るように棒の外側を持ちますが、「ウルナ・フレクション」の場合は、ダンベルのウェイトが後ろに来るように棒の外側を持ちます。
この一連の流れを1日15回×3セットを目安に行います。手首だけを動かすようにしてダンベルをゆっくりと上げ下げする動作は、「ラジアル・フレクション」と変わりありません。
ウォール・リストプッシュ
ダンベルが自宅にない場合は、「ウォール・リストプッシュ」というトレーニングがおすすめです。ウォール・リストプッシュのやり方ですが、まず手のひらを壁に付けて、腕をしっかりと伸ばし、体を斜めの状態にしておきます。
次に、肘を曲げて、体を壁に近付けていきます。そうしたら、ふたたび腕を徐々に伸ばして元の体勢に戻ります。壁を使った腕立て伏せだと考えるとわかりやすいでしょう。
リストローラー
「リストローラー」とは、手首を鍛えるために柔道の練習では昔から用いられていた筋トレ器具のひとつです。リストローラーを使ったトレーニングのやり方ですが、まず両手を前に伸ばして、リストローラーを持って下さい。
次に、ぞうきんを絞るように重りを巻き上げていき、その後、重力に逆らいながらも重りを元に戻していきます。この一連の流れを8~12回×3セット行います。
リフトローラー用の器具は通販サイトで気軽に手に入れられるので、これを機に購入してみてはいかがでしょうか。なお、短い棒状のものと丈夫なロープ、重りの代わりになるものがあれば、専用の器具を購入しなくてもこのトレーニングを行うことができます。
手首を太くするトレーニングの注意点
無理せず長い時間をかけて鍛える
手首を太くするためには、長い時間をかけてトレーニングを続け、少しずつ筋肉を鍛えていくことが大切です。早く手首を太くしたいと思い、短期間で成果を出そうとして無理なトレーニングを行ってしまいがち…。
ですが、それだと腕に大きな負担がかかってしまい、トレーニングができなくなるほど腕を痛めてしまう恐れがあります。なので、1日10回~15回×2~3セットくらいの無理のないペースでトレーニングを行うようにしましょう。
ケガをしないよう気を付ける
手首を太くするためのトレーニングを行う場合、ケガをしないように気を付ける必要があります。そのためにも、トレーニングの前後にはしっかりとストレッチを行うようにして下さい。手首をグルグルと回したり、手の指をもう片方の手で反らすなどして手首をほぐしておきましょう。
そうすることで動きがしなやかになり、トレーニングの最中に手首や腕を痛めにくくなります。ちなみに、手首のストレッチを繰り返し行うことで、手首の周りの腱が鍛えられて、手首が太くなるとも言われていますよ。
軽いダンベルからトレーニングを始める
ダンベルを使ったトレーニング方法をいくつかご紹介しましたが、まずは軽いダンベルからトレーニングを始めるようにしましょう。
いきなり重いダンベルから始めてしまうと、ケガに繋がってしまう恐れもあります。しかも、手首が細い女性の場合、もともと細身な体型で筋力も少ない人が多いですから、なおさら腕にかかる負担も大きくなってしまうでしょう。
ですから、まずは軽いダンベルから始めてみて、トレーニングに慣れてきてダンベルの重さを感じなくなってきたら、徐々に重いものへと移行していって下さい。
ダンベルの重さの目安ですが、男性の場合は3kg~5kgから始めて、慣れてきたら10kg、女性の場合は1kg~2kgから始めて、慣れてきたら5kgにチャレンジしてみましょう。特に、「リバース・リストカール」「ラジアル・フレクション」「ウルナ・フレクション」のトレーニングでは軽いダンベルから始めた方が良いですよ。
十分な休息を取る
トレーニングを行った後は、十分な休息を取って筋肉をしっかりと休ませることが大切です。筋肉とは、筋繊維が切れては繋がり…の繰り返しによって鍛えられるものですが、十分に休養を取らないと筋繊維が破壊される一方になってしまいます。
十分な休息をとらずにトレーニングを行うのはむしろ逆効果になってしまうのです。そのため、効率よく筋肉を鍛えるためにも、十分な休息をとって筋繊維を回復させてから、トレーニングを行うようにしましょう。なお、トレーニングは軽めのものなら3日に1回程度行うのがベストです。
握力は鍛えられない
手首を太くするトレーニングを行うことで、握力も鍛えられるという話もありますがそれは間違いです。握力を鍛えるためには、前腕筋を鍛えるトレーニングも大切ではありますが、その上でハンドグリップやボールを握るなどのトレーニングも行う必要があります。
手首が細い男性には悩みが多い?
しかし、男性の場合は、手首が細いことがデメリットとして働いてしまうことが多いようです。
太い腕時計が似合わない
メンズの腕時計は、成人男性の手首の平均サイズ、もしくは平均サイズよりも太めに作られているものがほとんどです。なので、平均サイズよりも手首が細い男性の場合、自分の手首に合うサイズのものがほとんどないので、気に入った時計が見つかっても泣く泣く諦めるしかありません。
また、文字盤が大きく、バングルが太めの腕時計の方が、男らしくてかっこよく見えますが、手首が細いと太い腕時計の存在感に負けてしまうため不自然に見えてしまいます。
腕のバランスが悪く見える
手首が細いと、腕のバランスが悪く見えるというデメリットもあります。男性の場合、ジムに通ったり、自宅で筋トレに励んだりして、体を鍛えている人も多いでしょう。
ですが、手首は腱と骨で形成されていてほとんど筋肉がないため、腕や脚とは違い、筋トレをしても見た目が大きく変わるほど手首が太くなることはありません。なので、筋トレをしていて腕が太い男性ほど、細い手首とのアンバランスさが際立ってしまうのです。
ひ弱で頼りなさそうに思われる
内面は男らしくても手首が細いと、それだけで周囲の人からひ弱で頼りなさそうに思われることが多いです。女性の場合は、手首が細いことで華奢に見られたり、仕草が美しく見られやすく、それが男性を惹きつけるひとつの武器にもなるでしょう。
ですが、女性は男らしくて頼りがいがある男性を好みますから、どこか頼りなさそうな雰囲気がある男性は、女性人気もイマイチです。なので、女性と比べて男性の場合は、手首が細いことに対してコンプレックスを抱く人が多いのでしょう。
スーツをビシっと着こなせない
スーツをビシっと着こなせると、清潔感があってかっこよく見えますし、仕事ができそうな雰囲気があって、女性に好印象を持ってもらうことができるでしょう。ですが、メンズ用のスーツや中に着るワイシャツは、成人男性の平均的な手首のサイズに合わせて作られています。
手首が細い男性の場合、スーツやワイシャツを着た時に、カフス周り(袖口)のサイズが合わなくてダボっとしてしまうため、だらしない印象を与えてしまい、スーツをビシっと着こなすことができません。
【番外編】太い手首を細く見せる方法
大き目のバングルやブレスレットを付ける
太い手首を細く見せたいなら、大き目のバングルやブレスレットを手首に付けるのがおすすめです。こうすることで、手首よりも身に着けているアイテムの方に視線が集まりやすくなり、太い手首が目立ちにくくなるのです。
また、大き目のバングルなら手首自体を覆い隠してくれるので、これなら手首が太くても気になりません。おしゃれも楽しめて、なおかつ手首を細く見せられるなんて一石二鳥ですね。
文字盤が大きい腕時計を付ける
文字盤が大きい腕時計を付けることで、太い手首を細く見せることも可能です。これも大き目のバングルやブレスレットを付けるのと同じように、手首よりも腕時計の方に視線が集まりやすくなるため、太い手首を目立たなくさせることができます。
メンズの腕時計なら、レディースの物と比べて文字盤が大きいので、これを機にメンズの腕時計とボーイッシュな服装でおしゃれを楽しんでみてはいかがでしょうか。
袖にボリュームのあるトップスを着る
手首を細く見せるためには、袖にボリュームのあるトップスを着るのも効果的です。こういったトップスを着ることで、袖が手首を覆い隠してくれるので、手首の太さが気になりません。
また、ボリュームのある袖が強調されて、その分二の腕を細く見せてくれます。なので、太い手首を細く見せるだけではなく、全身を細く見せることができますよ。
むくみを解消する
細い手首にしたいなら、手首をマッサージしてむくみを解消することが効果的です。マッサージの方法ですが、まずタオルを用意して、ぞうきんをしぼった時のような形に整えます。次に、タオルの両端を持って腕を前に伸ばし、外側に両腕をひねるようにしてタオルをしぼります。
これを5回~10回行ったら、今度は内側に両腕をひねるようにしてタオルをしぼり、これを5回~10回行ったら終了です。なお、マッサージをしてむくみを解消するだけではなく、むくみが出ないように予防することも大切ですよ。
むくみを予防するためには、こまめに水分補給をする、塩分やアルコールを摂り過ぎないようにする、体を冷やさないようにする、適度に体を動かすことを意識しましょう。
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