女性のアソコの形には種類がある？女性器の構造も詳しく解説【必見】

女性のアソコがどんな形をしているのか、密かに気にしたことがある人は多いでしょう。男性はもちろん、女性の中にも疑問を感じている人は少なくありません。むしろ女性の方がナイーブに考えている傾向にあります。

なぜなら、男性と違って女性は、アソコを見比べることができないからです。相談するにも難しいデリケートな問題ですから、解消されないまま不安を抱き、性行為に消極的になってしまうケースまであります。

男性も女性も、性に関する一般的な知識や客観的な情報を得ることは非常に重要です。パートナーとの関係を円満にするために、女性の体についてきちんと勉強をしておきましょう。

女性のアソコの形には種類がある？

女性のアソコの形に、標準と言えるものはありません。十人十色、人それぞれというのが正解です。女性の数だけアソコの形があり、それは顔や体格が異なることと変わりありません。

とは言え、形を分類して捉えることはできます。どのようなパターンが存在しているのかを知り、自分やパートナーがその中のどれに近いかを確認しましょう。

不安や悩みを解消することでセックスへ前向きな姿勢を持つことができますし、相手を不用意に傷つけてしまうこともありません。

女性のアソコの形を知るのであれば、まずは女性のアソコの仕組みを理解しましょう。女性のアソコは、様々な器官が入り組むようにして構成され、極めて複雑な作りとなっています。

また部位によって敏感な部分とそうでない部分の差が激しく、繊細に扱わなければ不快感を与えてしまうでしょう。一つ一つの機能と感覚を個別に理解し、「女性器」としてひとまとめにしないことが大切です。

クリトリス

クリトリスとは、男性におけるペニスと同等であり、性的快感を得るための器官です。位置としては尿道の上、大きさは５～10mm程度と言われています。基本的には包皮に守られており、露になっているものではありません。

女性の性感帯としてはポピュラーであり、クリトリスを刺激してあげることで大なり小なり反応を得ることができるでしょう。ただし、触れ方には注意が必要です。

刺激に対し極めて敏感な器官ですので、痛みや不快感を与えてしまうケースも少なくありません。微弱なタッチ、あるいは包皮越しに触れることから始めて様子を見ましょう。無理は禁物です。

大陰唇

大陰唇とは、足の付け根や下腹部から繋がる、女性器の一番外側に当たる部分です。クリトリスや膣口、肛門など内側の器官を守る役割を担っています。デリケートゾーンを守るためしっかりと脂肪がつき、表皮も厚めで陰毛が生えるのが通常です。

もともと厚みのある部分ですが、性的興奮を覚えることでさらにふっくらと膨らみます。大陰唇の柔らかさが、女性の気分を測る一つの目安とも言えるでしょう。

小陰唇

小陰唇とは、大陰唇の内側に位置し、より粘膜に近くデリケートな部分です。大陰唇よりも薄く、陰毛が生えることはありません。2枚のヒダが花弁のように付いていることから、女性の花びらとも呼ばれています。

女性器の中でもっとも個人差が出やすく、様々な形があります。どの形が正しいということは決してなく、むしろ同じ形のものは一つとしてないと言ってもいいくらい個性が出ます。ですから、どんな形であっても神経質になる必要はありません。小陰唇の形については後述しますので、参考にしてみてください。

尿道口

尿道口とは、その名の通り尿道の出口です。クリトリスの下、小陰唇の内側に位置しています。尿道口は非常に小さく指で触っても分からない程ですので、間違えて男性器を挿入してしまうようなことはまずありません。

性的快感を得られる部分でもありませんので、性行為においては一切関係のない器官と言えるでしょう。ただし、性行為によって細菌が入り込んでしまうと、膀胱炎などを引き起こす可能性がありますので注意が必要です。

膣口

膣口とはその名の通り、膣の入り口です。性行為においてはペニスを挿入する部分であり、経血やおりものが排出される部分でもあります。

膣口から内側に入ると子宮にかけて膣が続き、無数のヒダが備わっています。性感帯としては比較的感度が低く、必ずしも性的快感を伴う部分ではありません。ポルチオや子宮口など、部分的に存在する性感帯を探ることが大切です。

無理な刺激や乱暴な扱いは、異物感や不快感、痛みや出血に繋がる可能性がありますので注意しましょう。

処女膜

処女膜とは、膣口の周りにあるヒダのことです。一枚の膜が張っているわけではありませんので、誤解しないようにしましょう。

処女膜という名前の通り、性行為によって失われるものと思われがちですが、必ずしもそうではありません。激しいスポーツやタンポンの使用などによって破れてしまうこともありますので、処女膜の有無で処女かどうかを判断することは出来ないでしょう。

また、処女膜の損失による出血も人それぞれですので、性行為の際に出血がないからといって処女を否定することも出来ません。

女性のアソコを構成する器官については、上記の通り、個人による相違はありません。個人差が表れるのはアソコのヒダの形です。

では、具体的にアソコの形にはどのような種類があるのでしょうか。この記事では６つの形について、ご紹介します。

自分あるいはパートナーのアソコが、至って正常であることを確認しましょう。性器への理解が、安心感や信頼に繋がります。

ノーマル型

ノーマル型とは、アソコのヒダが左右対称かつ大陰唇に収まっている形を指します。見た目にも美しく、自信を持って正常であると言って良いです。

各器官の位置も分かりやすいため、分析もしやすいでしょう。女性器は様々に入り組んでいて、性感帯の位置や感度も複雑かつ繊細ですので、器官ごとにサーチしてあげることが体にとって親切です。

成熟型

成熟型とは、ノーマル型に比べてアソコのヒダがやや大きく発達している形を指します。成熟という名の通り、女性らしい色気を感じさせるセクシーな形です。

アソコのヒダが大きいことを気にしてしまう女性も多いですが、ある程度は個性であり魅力とも言えますので、消極的にならないようにしましょう。どうしても気になるという方は、パートナーや医師に相談してみてもいいかもしれません。

未熟型

未熟型とは、成熟型とは対照的に、アソコのヒダが小さく未発達である形を指します。きゅっと引き締まったアソコは幼い印象を与える一方で、経験の少ない清純なイメージを持たせることもできます。

体の成長や性行為の経験によってアソコの形も変化していく可能性が高いので、小さいからといって気にする必要はありません。

左右非対称型

左右非対称型とは、アソコのヒダの大きさが左右で異なっている形を指します。一見して形が悪いように思われがちですが、一般的によく見られるアソコの形ですので問題ありません。

人間の顔が左右非対称であるように、アソコの形が非対称であることも当然にあり得ます。

上広がり型

上広がり型とは、アソコの上部分が広がっている形を指します。クリトリスの下から左右の広がりが見られるようであれば、上広がり型と言えるでしょう。

粘膜部分の露出が気になる場合には、触れ方に注意しましょう。体の内側の部分ほど刺激に弱いため、いきなり触れてしまうと不快感に繋がります。

下広がり型

下広がり型とは、上広がり型とは反対に、アソコの下部分に広がりが見られる形を指します。クリトリス下の部分が閉じている場合には、下広がりであると見て良いでしょう。

下側に垂れているように見えたとしても皮膚のたるみなどではありませんので、特別心配することもありません。

くびれ型

くびれ型とは、アソコのヒダにシワが寄りくびれている形を指します。内側に閉じている場合が多く、膣口などの粘膜部はほとんど覆われています。

シワやくびれによって機能や感度に差が出ることはありませんので、安心してくださいね。

女性のアソコは非常に複雑で、自分でも分かりにくい器官のひとつです。とは言え、なかなか他人に相談することもできないでしょう。

女性は特に自分の外見に神経質になりやすく、様々な不安を胸に秘めている人も多いのではないでしょうか。パートナーとの営みを円滑にするためにも、性器の疑問は解消しておくことが大切です。

以下によくある疑問をご紹介しますので、参考にしてみてください。

アソコの形で上付きか下付きかわかるって本当？

「上付き」「下付き」というのは、膣の位置がお腹側かお尻側かを区別する表現です。膣がお腹に近い場合を上付きと呼び、反対にお尻側に近い場合を下付きと呼びます。

上付きか下付きかの判断をする上で、アソコの形は問題となりません。膣の位置を判断する上で有用なのは、クリトリスの位置です。正面から見たときにクリトリスが見えれば上付き、見えなければ下付きであると言えるでしょう。

膣の位置は性的快感を得やすい体位に影響しますので、意識してみることをオススメします。上付きであれば正常位など対面する体位、下付きであればバックなど背面から挿入する体位がより刺激的です。

セックスするとアソコの形は変わるの？

セックスでアソコの形が変化するかというと、答えはNOです。そもそも女性のアソコは筋肉で構成されるものであり、伸縮性があります。決して形状を記憶するものではありません。

そのため、セックスによってアソコが緩むということはほとんどありませんし、ペニスの形に合わせて変形することもないと言えます。

女性のアソコの形が変化するとすれば、精神的な要因が絡んでいる可能性が高いです。緊張状態であれば狭まり、リラックス状態になれば柔らかくほぐれます。また筋肉の発達や衰えによっても変化しますので、意識次第でコントロールすることも可能です。

出産したらアソコは広がる？

出産によるアソコの変化については個人差がありますが、多少広がってしまうのが一般的でしょう。３キロほどの赤ちゃんが通るのですから、影響が出てしまうのは当然です。

とは言え、既に述べてきたように、女性器は伸縮性に優れた器官です。時間と共に元の状態へと戻る可能性も充分にあります。あるいは膣トレを行うなど、筋肉を意識することでアソコの形を元に戻すこともできるでしょう。

ただし、出産の回数やその後のケアによっては広がりが戻らない場合もあります。

アソコが黒ずむのは普通？

女性の中には、アソコの黒ずみを気にしている人も多く存在します。目に見えて分かりやすい要素であり、なおかつ男性側の理想が高いことから、問題意識が高くなっている状態です。

結論を言うと、アソコの色は黒ずんでいるのが一般的です。黒ずみの原因は色素沈着であり、肌への刺激などによって起こります。特にデリケートゾーンの皮膚は薄く刺激に敏感であり、それだけ色素沈着が起こりやすくなっています。

体を守るための正常な機能として黒ずみが表れているだけですので、問題はありません。誰もが同じです。もし色味が気になるのであれば、黒ずみに対する特別なケアを行うことで、ある程度改善することもできます。

クリトリスの皮は剥いた方がいいの？

女性のクリトリスには、包皮が被さっているのが一般的です。その中でも、男性のペニスと同じように、仮性包茎と真性包茎に分けられます。

性的興奮によりクリトリスが膨張し皮がめくれ上がるのであれば仮性包茎、そうでなければ真性包茎となります。ただし、クリトリスの包皮は必ずしも剥けているのが良いものではありません。無理に剥いてしまうと痛みに繋がりますので注意しましょう。

包皮の上から触れた方が良い場合には、そのままの状態で触れてあげるのが正しい接し方です。

アソコが臭うのは何故？

女性器は体の内側にあるためケアが難しく、においが気になるという女性も多いです。

そもそも女性器は常に酸性に保たれており、それによって独特のにおいがします。加えて露出していないために蒸れやすく、においがこもってしまうのは仕方がないと言えるでしょう。また、生理や排卵期などの時期には臭いが強まります。

ただし、周期などに関係なくにおいが目立つ場合には炎症や病気の可能性もありますので、一度受診してみることも大切です。

パートナーとの愛を育むセックスにおいて、自分がどのように思われているかはとてもナイーブな問題です。特に女性は他人の評価を大切にする性質がありますので、自分の性器に不安を感じてしまう人も多いでしょう。

しかし、女性のアソコに正解はありません。顔や体に違いがあるように、個性があって当然なのです。ヒダの大小や、左右の違いなどは些細な誤差に過ぎません。

それよりも、どの器官がどのようになっているのかをきちんと知ることが大事です。敏感な部分にうっかり強い刺激を与えることがあってはいけません。刺激を与えるべき位置と感度に気をつけて、より充実したセックスを楽しみましょう。

女性器の構造

女性器全体の構造や役割を詳しく把握できていない人は多いのではないでしょうか。『最高に気持ちがいい！　感じるセックス、飽きないセックス』（OLIVIA、喜田 直江）では、女性器の構造について次のように書かれています。

「性器は、外性器と内性器の2つに分かれています。外性器とは、クリトリスや大陰唇、小陰唇などからなる外に露出した部分のこと。

小陰唇は、ひだひだの部分。性的に刺激 を受けて興奮すると、充血して膨らみ、花びらが開くように、広がります。

大陰唇は、小陰唇 の外側のぷっくりした部分。挿入の時の衝撃を和らげるクッションの役割を果たしています。

小陰唇の上の端っこに位置するのがクリトリスです。神経が集中している非常にデリケートな部分です。

性的興奮と刺激が加わると、充血して勃起します。もっともオーガズムを感じやすい性感帯といわれています。

平常時、クリトリスは包皮をかぶっています。パッと見ただけでは見分けづらいのですが、勃起時に、指の腹で触れるとコリコリと硬くなるのがわかります。」

このように通常の状態と興奮している状態とでは膣の形は変化します。

そもそもの膣の見た目には種類があるかもしれませんが、実際に性行為をしている際、形は大きく変化している可能性があると言えるでしょう。

医学的には存在しない

膣には上つき・下つきがあると言われています。しかし実際のところは、医学的な所見は無いようです。この件について『女も知らない女のカラダ』（対馬 ルリ子）には、以下のような説明が書かれていました。

「女性の性器に関して、よく『上つき』『下つき』ということがいわれます。

これには、膣口が前の尿道口寄りのほうに位置していると『上つき』、肛門に近いほうに位置している と『下つき』という説と、女性が立ったときに、小陰唇の上の合わせめのあたりが見えると『上つき』、見えないと『下つき』といわれるそうですが、医学的な診断(所見)ではありません。<

膣口の位置に関しては、そもそも標準の膣口の位置などはありません。

たとえば恥丘は、若い女性はふっくらしていますが、年齢とともに脂肪が減りやせてきます。若い女性は立ったときに、恥骨が高くて性器の合わせめあたりが見えにくいので『下つき』、年齢が上がって恥 丘がやせてくると『上つき』に。もっと高齢になり、 性器が萎縮し小陰唇などが膣の中に引き込まれていくと、また『下つき』になるわけです。」

こう説明されているのを見ると、なるほど…と納得できる部分があるのではないでしょうか。

上つき・下つきの医学的な診断は無いという件にも驚きですが、何より年齢や脂肪の増減などにより膣の見た目が変わる事にも神秘を感じますよね。

排卵前後で膣の皮膚の厚さが変化する

女性には生理といった毎月の身体のサイクルが存在します。それにより、膣の皮ふの厚さが変化するという事が説明されている書籍もありました。それは、『女医が教える　本当に気持ちのいいセックス　上級編』（宋 美玄）です。

「月経前になると女性のエストロゲン値が変化することによって、膣上皮が薄くなります。膣上皮とは膣の最も表面にあたり、ペニスと接触する部分です。

薄い ほうが感度がよくなるのでは……と思われそうですが、膣上皮はセックスの摩擦に耐えるための組織なので、これに厚みがないとペニスが膣内を擦るたびに痛みが生じることもあるといわれています。

反対に、膣上皮が厚くなるのは排卵のとき。摩擦に負けないようにすることで、セックスしやすい環境を整えるということでしょう。 」

このように、排卵付近には膣上皮が厚くなり、逆に生理付近は薄くなると、医師である著者が解説しているのです。膣上皮の厚さが変化するというのは、膣の見た目が変化するということでしょう。

＜参考書籍＞
『最高に気持ちがいい！　感じるセックス、飽きないセックス』（OLIVIA、喜田 直江）
『女も知らない女のカラダ』（対馬 ルリ子）
『女医が教える　本当に気持ちのいいセックス　上級編』（宋 美玄）