物腰が柔らかい人の特徴を徹底分析｜人気の理由と目指す方法も解説！

「物腰が柔らかい」と聞くと、どんな人をイメージしますか？いつもにこにこしていて、穏やかで、ついなんでも話してしまいたくなる人…そんなイメージを持つ人が多いかもしれませんね。物腰が柔らかい人は、人に対して好印象を与えることは間違いないでしょう。

そして、物腰が柔らかい人を見ていると、羨ましくなってくるという人もいますよね。「自分もあんなふうに生きられたら…と思ったとき、どんな部分を参考にしていけばいいのでしょうか。

今回は、「物腰が柔らかい人」に迫っていきます。どんなところが人気を集めるのか、物腰が柔らかい人になるためにはどうしたらいいのかなどを解説しますので、自分の性格と照らし合わせながら、是非参考にしてみてくださいね。

そもそも「物腰が柔らかい」の意味とは？

「物腰が柔らかい」だけでは、なんとなくのイメージしか湧きませんよね。「物腰」と「柔らかい」の意味を、それぞれ分けて見ていきます。

「物腰」は、人と接する時の物の言い方や、人に対する態度を意味しています。そして、ここで使う「柔らかい」ですが、穏やかであるさまや柔和であるさまを意味しています。

つまり「物腰が柔らかい」は、人と接する時の態度や言葉が穏やかである、という意味合いになるのです。これだけでも、物腰が柔らかい人が素晴らしい長所を持っていて、人からの好感度が高いことがよくわかりますね。

それでは早速、物腰が柔らかい人の特徴をみていきます。まずは《性格編》です。ここで挙げる特徴は、物腰が柔らかい人を見ていれば納得できるものばかり。

物腰が柔らかい人のさまざまな特徴を知っておくと、物腰が柔らかい人を目指す際に参考になるでしょう。ここでは、４つの性格的な特徴を挙げていきます。

自信とゆとりがある

物腰が柔らかい人は、常にゆったりとしていて、せかせかした様子があまりみられません。さらに、確かな自信を持って行動したり、発言したりしようとするので、安定感があるのです。「あの人を見ていると安心する」というのは、この安定感によるものでしょう。

普通ならイライラするほどの忙しさにあったとしても、物腰が柔らかい人は、自信とゆとりを持って作業します。その作業がうまくいき、さらなる自信とゆとりを生みます。その好循環が繰り返されていくのです。

優しい

いつでも、誰に対しても優しい、それが物腰が柔らかい人です。優しいというのは、たんに優しく接するだけではなく、相手の気持ちを思いやり、損得勘定抜きで気持ちを寄り添わせること。物腰が柔らかい人の言葉が落ち着くのは、こういった優しさが滲んでいるからなのでしょう。

優しくされることは、誰にとっても嬉しいものです。優しくしてくれる人には好感を抱きますし、自分も優しい気持ちになれますよね。物腰が柔らかい人と一緒にいる時間が一番落ち着く、という人もいるぐらいです。

謙虚で素直

自分を押しだすのではなく、謙虚で素直なのも、物腰が柔らかい人の特徴の一つです。物腰が柔らかい人は、基本的には相手の話をしっかり聞く姿勢を持っています。そして、まずは相手の言葉を受け入れ、肯定できる部分は肯定しようと柔軟に考えることができるのです。

ひねくれた考え方をしないので、揚げ足をとるようなこともしないでしょう。ですが、どんなことでも頷くというわけではありません。間違っている場合は正そうとするでしょう。とはいえ、謙虚で素直な姿勢で間違いを指摘するので、言われた方も聞き入れやすいのです。

平和主義

争い事を好まない物腰が柔らかい人は、人との衝突を避けようとします。平和に、穏便に済むのならそうしたいと考えるので、どんなことにも波風を立てないようにするでしょう。どうすれば争わずに済むのかをじっくり考え、周囲を観察をしながら、自分なりに平和な解決策を考えます。

意見が衝突すると、お互いが納得できなければ、平行線のままになってしまいますよね。物腰が柔らかい人は、それをよく知っています。なので、相手がどんな性格で、どんな考えを持っているのかをしっかり観察するのです。その結果、冷静な話し合いができるため、物事が平和的に解決していきます。

次に、物腰が柔らかい人の特徴《行動・会話編》です。物腰が柔らかい人と会話したり、一緒に行動したりしていると、感心してしまう場面が結構ありますよね。さりげない一つ一つの言葉や行動が、驚くほど人の心を穏やかにさせているのです。

具体的には、どんな言葉や行動が、物腰が柔らかい人の特徴と言えるのでしょうか。ここでは、４つの特徴をご紹介していきます。

聞き上手

物腰が柔らかい人は、相手が誰でも、どんな話の内容でも、話を上手に聞くことができます。相手がどんなメッセージを伝えようとしているのかをしっかり判断しようとするので、目的意識を持って聞くことができるのでしょう。そして、穏やかな性格も合わさって、相手が落ち着いて話をしやすくもなります。

物腰が柔らかい人と話をしている時間を心地良く感じる人が多いのは、このためでしょう。「またあの人に会いたい」「またあの人に話を聞いてもらいたい」と人の記憶に深く残ります。相手が話を聞いてほしがっていることをちゃんとわかっているからこそ、聞き上手になれるのです。

陰口を言わない

人がおもしろおかしく騒ぎ立てるような陰口に参加しないことも、特徴の一つです。本人がその場にいなくても、自分自身が不快だと感じるので、おもしろがって便乗するようなこともありません。そして、人にもやめるようにさりげなく促しもするでしょう。

実際に、物腰が柔らかい人の口から、人の陰口なんてあまり聞きませんよね。自分が不快だと感じる以上に、人を悲しませることだと分かっているからなのです。もし誰かに対して不満を持つとしたら、やんわりと直接本人に言うでしょう。

何をするにも慎重

物腰が柔らかい人は何をするにも慎重なので、行き当たりばったりで動くということがあまりありません。自分のことだけではなく、周りのことも考えながら、何をするべきかを前もって考えることができます。結果的に、スピーディーに動いているわけではなくても、スムーズに事を運ぶことができるのです。

アクシデントが発生しても、うろたえずに対応できるでしょう。事前にイレギュラーな展開を考えていることもありますが、一番の打開策をその場で考えることもできます。これまでに培った観察眼を無駄にせず、最適な道をいこうとするところは、長所とも言える特徴です。

相手の立場で考える

物腰が柔らかい人は、相手の立場になって考えようとします。相手への思いやりからそうするだけではなく、自分の視野を広げるために、喜んで相手の立場に立って考えるのです。自分にはない発想をする相手と同じ目線で考えれば、見識や思考が広がる上に、その姿勢が相手への思いやりにもつながります。

自分の話を否定されたり相手にされなかったりしたら、「理解してもらえない…」とストレスを感じますよね。そのストレスは、結果的に人間関係の大きな溝となるでしょう。その点、物腰が柔らかい人は、相手の立場になり、気持ちを理解しようとするので、人との間に溝ができにくいのです。

物腰が柔らかいというだけで、さまざまなメリットが得られます。周囲の人にもメリットがありますし、物腰が柔らかい人自身にもメリットがあります。これらのメリットがあると、人生が生きやすくなるでしょう。

自分が物腰が柔らかい人である場合に得られるメリットと、物腰が柔らかい人と接している時に得られるメリットを挙げていきます。

第一印象がいい

第一印象がいいというのは、とても素敵なメリットです。周囲の人も親しみを覚えやすいですし、自分自身もスムーズにその場に馴染むことができます。

初対面の場合、どうしても緊張感や警戒心が生まれますよね。しかし、第一印象がよければ、気持ちがほぐれやすくなります。そのまま柔らかい物腰で会話を始めれば、打ち解けるまでに時間もかからないでしょう。

周りとコミュニケーションが円滑に取れる

周囲の人と打ち解けやすいということは、コミュニケーションが円滑に取れるということです。苦手意識を持っている相手だと、話をするにも聞くにもどこかで抵抗を感じてしまい、身構えてしまうこともありますよね。

物腰が柔らかい人は、話しやすいだけではなく、場を和ませてもくれます。集団の中でちょっとしたもめ事があっても、物腰が柔らかい人が緩和剤になってくれることが、きっとあるはずです。コミュニケーション能力の高さを発揮して、どんな場所でもうまく取りまとめてくれます。

周囲の人が安心して心を開ける

物腰が柔らかい人自身は、どんな人にも分け隔てなく、同じように接することができるでしょう。しかし、人と接することが苦手な人にとっては、仲良くなるのは難しいことです。素の自分を見せるのが怖かったり、心を開くのをためらったりしてしまうからでしょう。

そういった対人関係が苦手な人でも、物腰が柔らかい人になら心を開ける場合があります。物腰が柔らかい人の穏やかな雰囲気が、「この人は自分を拒絶しない」という安心感につながるのです。「素を見せてもこの人は受け入れてくれる」と思うと、自然と心を開くことができるのでしょう。

周囲からの評価が上がる

物腰が柔らかい人は、周囲からの評価が高いです。たとえ仕事が少しくらいできなくても、それを補ってあまりあるほどの、魅力的な人間性を持っているからです。また、努力家でもあるので、仕事で少しつまずいたとしても、頑張っている誠意は確実に伝わるでしょう。

人の心理とは不思議なもので、同じことをしていても、相手によって見え方が変わってしまいます。物腰が柔らかい人は、基本的に高い評価を得ることができるので、他の人よりも何かと有利に働けることが多いです。

物腰が柔らかい人は、男女関係なく人気があります。人気の理由は、安心感を与えてくれるから。男性として、女性としてではなく、人として誠実に接する姿勢が、相手の心を優しくほぐしていくのでしょう。

安心感を与える以外にも、物腰が柔らかい人の人気の理由は数多くあります。その中でもよく挙げられる理由を、４点挙げていきましょう。

穏やかな雰囲気だから話すだけで癒される

「雰囲気が穏やかだから、ただそこにいてくれるだけでも癒されてしまう。荒れている時なんかは、物腰が柔らかい人と話していると気持ちがほぐれていくのがわかる」（28歳/男性/会社員）

「自己主張が強いわけでもないし、どんな話にも反応が穏やかで、とても癒されます。何かあるとその人に報告したくなる」（26歳/女性/フリーター）

話しかけやすい雰囲気の人と、そうでない人がいますよね。物腰が柔らかい人が持つ雰囲気は、まぎれもなく前者でしょう。穏やかな笑顔で「うんうん」と話を聞いてくれるのが嬉しくて、つい話し込んでしまう人も多いはずです。

優しそうな人だなと思う

「遠目に見ていても優しそうな人だなって思うし、自分もあんな友達がいたらいいのにって羨ましく思う」（26歳/男性/会社員）

「いつもにこにこしていて、優しそうな雰囲気が伝わってくる。声を荒げた姿も見たことないし、話しやすい」（25歳/女性/事務職）

優しそうなイメージは、人の警戒心を解きます。話してみたいとも思うし、実際に話してみたら物腰の柔らかさにほっとしてしまうでしょう。男女問わずに、親しみやすく感じられるのは、この優しさが理由のようです。

落ち込んだ時に話したくなる

「落ち込んだ時や一人になりたくない時に、話を聞いてほしくなる。他の人だと気を使ってしまうけど、物腰が柔らかい人にはつい甘えてしまう」（27歳/男性/飲食業）

「上司に怒られて落ち込んでいる時に、さりげなく声を掛けてくれて側にいてくれた先輩が、物腰が柔らかい人として有名です。気づいたら愚痴を全部吐き出してしまってました」（24歳/女性/事務職）

落ち込んだ時には、誰とも話したくないと思ったりもしますが、物腰が柔らかい人がそばにいてくれるだけでも、胸の内を話したくなるようです。その場にはいなくても、無性に「あの人に話を聞いてほ欲しい」と会いたくなる人もいるでしょう。物腰が柔らかい人の、人を受け入れてくれる雰囲気が恋しくなるのかもしれません。

気配り上手で見ていて安心できる

「いつも周囲の空気を読んで動けるところがすごい。気配りができて、どんな人にもカドが立たない話し方をするから、見ていて安心」（32歳/男性/販売員）

「自分が何をするべきかちゃんとわかっているし、周りのスタッフにも十分な気配りをしてくれる。おかげで職場の雰囲気は最高」（30歳/女性/飲食業）

物腰が柔らかい人は、直接接する以外でも、知らず知らずのうちに周囲の人を助けていることがあります。空気を読んで気配りをしながら動いてもらえると、周囲の人は大助かりですよね。その場の雰囲気もよくなるので、みんなが居心地よく過ごせる空間を作り出すことができるのです。

物腰が柔らかい人と話しているだけで落ち着くのであれば、自分もそんな人間でありたいと感じますよね。何より、物腰が柔らかい人を見ていると、生きやすそうだと感じるでしょう。そんな物腰が柔らかい人を目指すには、どんなことをすればいいのでしょうか。

物腰が柔らかい人になるのに、難しい条件はありません。自分の意識をほんの少し変えるだけでいいのです。ほんの少し物の見方を変えて、意識を変えるためのポイントを紹介していきます。

感謝の言葉をきちんと口に出す

どんなに些細なことにも感謝の気持ちを忘れないでいることは、とても大切です。人の力を借りているという現実を見つめることで、人に対して優しくなれます。そして、感謝の言葉は胸にしまっておかないで、きちんと口に出すようにしましょう。感じていることを相手に伝えることも、とても大切なことです。

物腰が柔らかい人を見ていると、驚くほどいろいろなことに感謝の気持ちを示しているはずです。おそらく、自分の間違いを指摘されても「注意してくれてありがとう」と言うでしょう。物腰が柔らかい人はそういった性格なので、周囲の人は関わりを続けたくなるのです。

常に笑顔を心がける

物腰が柔らかい人は、どんな時でも笑顔を心がけているもの。人と話す時に威圧感を与えてしまえば、そこで終わりだと知っているからです。きちんと話したい時こそ、笑顔を忘れないようにしてみましょう。

気に入らない話をする時には、ついむすっとしてしまいがちですよね。気に入らないことや嫌なことを前にして、警戒しているからです。「まずは話を聞いてみよう」と、自分を空っぽの状態にして臨んでみてください。思ったよりも自然に、笑顔になることができるはずですよ。

否定的な言葉を避ける

「そんなんだからダメなんだよ」「もっとしっかりしなよ」などの言葉は、応援しているつもりでも、相手を否定することになってしまいます。相手は「話さなければよかった」と思うでしょう。そして、あなたもまた「話を聞くんじゃなかった」と思うはずです。

相手の力になりたいと思う時にこそ、否定的な発言は控えましょう。ダメなところを探すのではなく、いい部分を探すのです。「そうだよね、そういうとこ頑張ってるのにね」など肯定的な発言をすることで、相手も話しているうちに穏やかになり、素直になります。そうなれば、あなたもゆったりした気持ちで話を聞けるようになるでしょう。

人の言葉に耳を傾ける

人から何かを言われた時、それがいい事でも悪い事でも、しっかり聞く姿勢をとることが必要です。聞きたくない話には、つい感情的になって耳を塞ぎたくなる時もありますが、謙虚な気持ちで聞き入れましょう。物腰が柔らかい人は、謙虚な姿勢を忘れてはいけないのです。

一番否定したくなるのは、おそらく自分の欠点を指摘された時でしょう。その時も「そんなんじゃない！」と頭から否定するのではなく、「自分は人からそう見えているのか」と貴重な意見として聞き入れます。自分が成長するきっかけにもなりますし、物腰が柔らかくなって、相手との会話が殺伐としなくなるでしょう。

いかがでしたか。物腰が柔らかい人について知れば知るほど、「イメージ以上にいい人だ」と思った人も多いのではないでしょうか。そして、自分も努力すれば、今より少しは物腰が柔らかい人間になれるのではないか、と思った人もいるかもしれません。

物腰が柔らかい人に憧れるのは、自分が物腰が柔らかい人に救われた経験があるからでしょう。少しでも憧れに近づきたいなら、目指すタイミングを逃してはいけません。今回ご紹介した方法を参考に、努力あるのみです。

とはいえ、あまり自分を追い込む必要はありません。ちょっと意識をかえるだけ、ちょっと物の見方を変えるだけで、物腰が柔らかい人に近づけるようになるのです。そんなの理想だ…と諦めないで、自分の信念を貫き、物腰が柔らかい人を目指していきましょう！