付かず離れずの人間関係とは?
「彼氏がなかなか連絡をくれなくて寂しい」「彼女と喧嘩が絶えなくて疲れてきた…」と恋愛で悩んでいる場合も、2人の距離感を見直すことで、解決するかもしれません。彼氏・彼女と付かず離れずの距離になることにより、お互い良い関係になるでしょう。
「付かず離れず」の意味とは
「付かず離れず」の意味とは、「深く関わりすぎないが、全く関わらないわけでもない。ほどほどに関わり合う人間関係」です。付かず離れずの関係は、職場や学校、家庭や友人関係などで、理想的な距離感とされています。
詳しく解説すると、付かず離れずの「付かず」は、干渉しすぎないことを指し、あれこれ口出ししすぎず、相手を適度に放っておくことです。「離れず」は完全に放置しないことを指し、無関心にならず相手を程よく気にかけることを指します。
人間関係が希薄なわけではない
付かず離れずの関係というと、冷たいような感じに受け取る人もいるでしょう。しかし、決して人間関係が希薄なわけではありません。
冷たく感じる原因は、個人の性格や状況によって、付かず離れずの「適度に放っておく」「程よく気にかける」の感覚が違うからです。寂しがり屋の人はもっと構って欲しいと思い、仕事を覚えたてで不安なときは、もっと気にかけて欲しいと考えるでしょう。
付かず離れずの距離を保とうとする人は、完全に放置するつもりはないため、必要な時は自分から関わって行くと、寂しさや不安は解消されます。しかし相手は、お互い自立した関係を望む人なので、接近した状態のままでいることは避けましょう。
付かず離れずは恋愛関係を長続きさせるコツでもある
恋愛で付かず離れずの距離を保つことを、寂しいと感じる人も多いでしょう。恋人といつも一緒に居たい、たくさん連絡を取りたい…。せっかく想い合って恋愛関係になったのだから、仲良くイチャイチャしていたいと考えるのは当然です。
しかし長く付き合うためには、お互いの生活や価値観を尊重することが大切になります。つまり、付かず離れずの関係になることが長続きカップルになるためのコツなのです。
付かず離れずの恋愛関係のメリット
恋愛においても適度な距離感とされる付かず離れずの関係を、恋人の間で築くことによって、どのようなメリットがあるのでしょうか?
疲れない
想い合ってお付き合いを始めた恋人同士でも、元々は他人です。育った環境や価値観が違う別の人間が、長時間一緒に居るとすれ違ったり疲れたりしてしまいます。
付き合いたてはラブラブで、長時間一緒に居ても楽しいことが多く、離れたくないと思いますよね。しかし一緒に居ることに疲れてしまうとイライラしやすくなり、喧嘩の元になってしまいます。それが重なって別れの原因になってしまうことも。
恋人同士で付かず離れずの関係を築くことができれば、相手に対して疲れることが少なくなります。程よく相手を放置できるというのは、お互い自立した人間ということになるので、付き合っていても「重い、面倒だ」と感じることがなくなるのです。
自分の時間を大切に出来る
「仕事で疲れていてすぐに寝たいけど、彼女が電話を待っている」「友達と遊びに行きたいのに、彼氏が嫌な顔をする」といいうように、相手に依存してしまうと、一緒にいない時間も束縛したいと考えがちです。そんな付き合い方では、相手を束縛することに自分の時間をつぎ込んでいることになりますし、いずれ相手に嫌がられてしまいます。
カップルが長続きするコツは、自分の時間を大切にすることです。付かず離れずの恋愛関係になれば、自分の時間を確保することができ、相手の時間を大切にすることにもなります。
生活していく上で、大切なのは恋人と過ごす時間だけではありません。あなたにとっても相手にとっても、仕事や友人関係、自分の趣味に集中する時間も大切なのです。
付かず離れずの関係はマンネリ防止になる
時間ができれば一緒に居る、会わない日も長電話でたくさん話すという、ベッタリ型のカップルは多くいるでしょう。それだけ相手のことを知ることができますが、自分のことができません。一緒に居すぎると嫌な部分が見えてくることが多く、相手に対して飽きるのも早くなってしまいます。
付かず離れずの関係の場合は、会うときには会いますが、無理して時間を作ることはしません。そして、離れている時間はお互い自分の好きなように過ごします。
そのため、会うたびに新鮮な発見があり、いつまでもドキドキできるのです。付かず離れずのカップルはマンネリ化しにくく、長続きします。
相手と過ごす時間を大切にできる
付かず離れずのカップルのメリットとして、相手と過ごす時間を大切にできることがあげられます。無理して会わずに自分の時間を大切にする分、会える時間を心から楽しむことができるのです。
一緒に居ることに慣れすぎていないため、会えることを純粋に楽しみにできる上に、お互いに自分の時間を過ごしていることにより、心に余裕があります。そのため、一緒に居るときに相手に対してイライラすることが減り、相手をイライラさせるような言動も少なくて済むのです。
一緒に過ごす時間を大切にできるということは、相手を大切にできるということになりますよね。付かず離れずの関係を保つためには、一緒に居る時間も自分の時間も、両方充実させることができるのです。
結婚に焦る気持ちがなくなる
恋人と付かず離れずで良い関係を保つことができていると、結婚に焦る気持ちがなくなります。周りが結婚しだしたり、「あなた結婚はどうなの」と聞かれたりして焦るのも、原因は「自分は今のままで幸せなのだろうか」という不安です。
不安から来る焦りを恋人にぶつけてしまうと、相手は結婚をプレッシャーに感じてしまいます。自分も相手も結婚を焦ってしまっては、いい結果につながりません。
付かず離れずの関係を保っているカップルは、お互いを尊重することができており幸せなため、現状に不安を感じることはありません。そのため、焦ることなく、自分たちに合ったタイミングで結婚について考えることができるのです。
付かず離れずの恋愛関係のデメリット
自然消滅してしまう事も
「元カノとは、付かず離れずでいい感じの関係だったと思ってたんだけど、お互い自分のことに夢中になりすぎてた。俺も彼女も恋愛に淡白なほうだから、気が向いたら連絡して、お互い空いたときに会うようにしてた。
俺も彼女も、バンドをやっててそれがきっかけ。でも、お互いバンドに夢中になりすぎた。自然に連絡を取らなくなって、自然に関係が消滅しちゃった。今でもたまにイベントで顔合わせるけど、ちょっと気まずいかな…」(21歳/男性/学生)
気分が盛り上がって付き合ったものの、恋愛よりも趣味などに時間や体力を費やしたい同士だったパターンです。お互い様なので、後腐れはありません。
周囲に冷めていると思われがち
「私と彼は今は違う店舗だけど、社内恋愛です。定休日がなく、そこそこ融通の利くシフトですが、休みはあまり合わせていません。私たちとしては月に1回か2回会えたらいいのですが、最初の頃はしょっちゅう同僚やバイトの子に『喧嘩したの?』とか『別れたの?』と聞かれました。
お互いの時間を大切にしてるだけなんだけどなあ。最近はわかってもらえたのか、『今月はいつデートなの?』に変わりましたが、冷めてるって言われがちなのはちょっと面倒です」(25歳/女性/販売員)
付かず離れずの関係で仲良くしているカップルは、周囲に冷めていると思われがちです。2人のペースが大切なので、周囲の意見に流されないようにしましょう。
彼女の方はもっとべったりしていたかったみたい
「彼女と付き合い始めるとき、疲れているときは相手をする余裕がないこと、休みでも一人の時間を優先したいことを伝えておいた。実際、彼女は連絡もしつこくないし、休日も会えるときに会うという感じで俺は満足していたんだけど…。
ある日彼女が『もう限界。やっぱり無理』って突然言い出して。彼女に寂しい気持ちで我慢させてたなんて、気づかなかったな。付かず離れずの関係って難しい。彼女が今も気を遣ってくれてるのがわかるから、俺から『大丈夫?』てたまに聞いてる」(32歳/男性/IT技術)
片方が寂しい思いをしていることを我慢している状態では、付かず離れずの関係が上手く行っているとは言えません。押しつけではなく、価値観のすりあわせが大切です。
付かず離れずの距離になったのは別れの合図だった…
「毎日連絡多くて休みはいつも会いたくて束縛強めだった元カノ。最初は俺も盛り上がってたから良かったんだけど、だんだん重く感じてきて…。『自分の時間が欲しい』って伝えたら案の定喧嘩になった。
とりあえず会う回数減らしてもらってたら、連絡も減ってきて。いい感じに付かず離れずの距離感になったなって思ってしばらく経った頃、別れようって言われた。連絡も減ってたのは、別れの合図だったんだな…。重いのは無理だから、別れて正解と思ってる」(27歳/男性/営業)
彼氏と彼女で、価値観が合わなかったパターンです。自立できていないと、相手の時間を尊重できず、重い存在になってしまいます。
恋愛で付かず離れずの距離を保つ方法《前編》
こちらでは、恋愛で付かず離れずの距離を保つ具体的な方法を解説します。一気に全部やろうとせず、できることから少しずつはじめてみましょう。
相手に干渉しすぎない
付かず離れずの恋愛関係になるために重要なのは、相手に干渉しすぎないことです。過去の恋愛を、相手の言いたくないことまでしつこく聞きたくなる人は、意外と多くいます。SNSで相手の過去をさかのぼると、当時の状況や画像などを見つけることもあるでしょう。
しかし、過去の出来事を知りすぎても不快になったりヤキモチを妬いたりするだけで、いいことはありません。気にしてしまう気持ちを抑え、現在の相手を見ることが大切です。
もちろん、現在の相手に対しても干渉しすぎはいけません。付かず離れずのいい恋愛関係のためには、過去も現在も、相手の全てを知ろうとせず信じることが重要です。
連絡を義務化しない
「毎日このタイミングで連絡をしよう!」と決めてしまうのは、軽くお互いを縛っていることになります。付かず離れずの恋愛関係で長続きするカップルを目指す場合、連絡を義務化しないのがおすすめです。
忙しいときや疲れているときは、LINEのひとつも億劫に感じてしまうでしょう。うっかり忘れてしまった場合、喧嘩の原因になってしまうことも。連絡しなければという義務感を面倒に感じたり、LINEの未読状態や既読無視が気になってしまい、不安な気持ちで過ごす時間が増えてしまいます。
連絡は返せるときだけ
連絡を義務化しないことと同じく重要なのは、相手に返信を強要しないことです。連絡が来ても、返信は返せるときだけという感覚を大切にしましょう。
ここで絶対に返信をすると決めてしまうと、連絡を義務化していることと変わりません。「返信しないと」という義務感と、「返信が来ない」という不安が生じてしまうからです。
また、連絡したい側からすると「LINE読んだならスタンプのひとつくらい返せるでしょ」と思いがちです。しかし、もともとマメではない人や、疲れている人はそれも面倒と感じます。
付かず離れずの関係になるために、まずは連絡・返信の義務化をやめて、相手に縛られない自分の時間を確保することから始めましょう。
親しき仲にも礼儀ありをお互い徹底する
付かず離れずの恋愛関係になるために、相手に感謝の気持ちを持ち伝えることを意識しましょう。付き合っていると、一緒に居ることや、何かしてもらうことが当たり前になってしまいがちです。そのため感謝の気持ちを忘れ、ギスギスしたり喧嘩が増えたりしてしまいます。
付かず離れずの関係は、お互い自立した大人の関係です。相手の気遣いや思いやりを当然と思わず、感謝を忘れず「ありがとう」と伝えましょう。自分が悪いことをしたときは、素直に認めて「ごめんね」と謝ることも忘れずに。
お互い「親しき仲にも礼儀あり」を徹底することで、信頼関係が生まれます。そのため、ベタベタしなくても安心していられるのです。
見返りを求めることをやめる
上記の「親しき仲にも礼儀あり」を心がけること同様、見返りを求めることをやめるのも、付かず離れずの恋愛関係には大切です。「自分が相手に何かしたのだから、相手も何かするべき」や「相手が何かしてくれるまで、自分は何もしない」と考えていては、不安や不満が募ります。
相手が何かしてくれたら、お礼を言ったりお返しをしたりすることは大切です。しかし、それを当然と考えて強制してしまうと「やった、やらない」でギスギスしてしまうでしょう。純粋に「彼女が喜ぶだろうな」「彼が助かるだろうな」という気持ちだけで、見返りを求めず自然に行動するできるのが、付かず離れずの関係といえます。
恋愛で付かず離れずの距離を保つ方法《後編》
ベタベタしている状態から、急に付かず離れずの恋愛関係になるのは難しいでしょう。しかし、少しずつお互い自立し、自分の時間を充実させていけば、長続きするカップルになることができます。
急にあなた一人で始めてしまうと、相手が不安になってしまいます。できることを話し合って少しずつ取り入れ、付かず離れずの距離感の大人カップルを目指しましょう。
相手に依存しない
付かず離れずの恋愛関係になるためには、相手に依存しないことが大切です。恋人ができたら恋人のことで頭がいっぱいになってしまい、仕事をおざなりにしたり友人と遊ばなくなってしまったりする人は多くいます。趣味に当てていた時間を、すべて恋人との時間にしてしまう人も。
相手に依存してしまうと、相手側が重く感じて関係が壊れてしまうこともあります。そして何より、自分の交友関係や魅力が半減してしまうでしょう。
恋人に依存することは、百害あって一利なしです。付かず離れずの関係を目指すこともできません。まずは相手に依存することをやめましょう。
自分の時間も相手の時間も大切にする
相手に依存することをやめるために、自分の時間を大切にしましょう。恋人を中心に生活するのではなく、仕事や趣味、友人や家族と過ごす時間を楽しむのです。
自分の時間を大切にできるようになれば、相手の時間の大切さもわかります。付かず離れずの関係とは、お互いの時間を大切にできる関係なのです。
気ままに過ごし自分の好きなことをやる
恋人とベタベタしたお付き合いをしてきた場合、自分の時間の使い方を忘れてしまっていることもあるでしょう。自分の時間は、自分の好きなように気ままに過ごせば良いのです。
趣味を再開するのも良いですし、興味のあることを始めるのも良いでしょう。友人と遊んだり、一人でのんびりしたり。
自分の時間を充実させることによって、心に余裕が生まれます。恋人に対して些細なことでイライラしなくなり、付かず離れずの関係を保ちやすくなるでしょう。
会ったときに、お互い何をして過ごしたのか話題にすることもできますし、新しい発見があることも。付かず離れずの恋愛関係になることで、お互いの魅力に気付き、マンネリ防止になるのです。
適齢期であれば結婚を視野に入れても
適齢期であったり、お互いに結婚願望があるとわかっている同士で付き合い始める場合、最初から結婚を視野に入れておくのも良いでしょう。ただ恋人になっただけでは、相手が結婚に対してどういう考えを持っているのかわからず、不安になってしまうからです。
結婚というゴールを明確にしておいた方が不安が少なく、過剰に詮索せずに済みます。いずれ夫婦になるのだからと、必要以上にベタベタした関係にならず、付かず離れずの関係でいられるでしょう。
夫婦関係こそ、付かず離れずの大人の関係が必要です。付かず離れずの関係が上手く保てない場合は、夫婦関係も上手くいかない相手だと判断できます。
付かず離れずの距離で恋愛を長続きさせるコツ
少し意識すればできることですが、慣れると忘れてしまう場合もあるでしょう。たまにこの記事を読み返してみてくださいね。
お互いの価値観をしっかり話し合う
付かず離れずの恋愛関係を築く上で大切なのは、お互いの価値観を確認することです。自分が付かず離れずの関係を希望していても、相手が「休みのたびに会いたい、仕事でも夜会いたい、連絡はできるだけたくさんしたい」というタイプの場合は大きくすれ違ってしまいますよね。
自分と相手が、近い感覚で付き合って行けるのかを確認しましょう。大きくズレている場合は、しっかり話し合うことが必要です。どちらかが無理をして合わせても、喧嘩が絶えずに長続きしません。
長時間一緒に居すぎない
長続きするカップルになるためのコツは、長時間一緒に居すぎないことです。一緒に居すぎる時点で、すでに付かず離れずの距離を保つことができていません。
離れるときに、お互いに寂しいと感じるくらいの距離感がちょうどいいのです。付かず離れずの距離を保てていないカップルは、片方が寂しく思っていても、片方は息苦しいと感じていることが多いのです。
どちらかだけに寂しい思いをさせることもいけませんが、同じように、長時間一緒に居すぎてどちらかだけが息苦しくなってしまうのも、上手くいかない原因になります。一緒に居る時間をほどほどにすることが、付かず離れずの距離を保つコツなのです。
一緒に居る時間を大切にする
長時間一緒に居すぎない代わりに、一緒に居る時間を大切にすることが、付かず離れずの恋愛関係を保つコツです。会ったときにお互い少し寂しい気分で別れていると、会うことが楽しみになるでしょう。
一人の時間を大切にできる大人同士は、一緒に居る時間も大切にできます。「せっかく一緒に居るのだから、楽しく過ごそう」と心がけることによって、喧嘩が減り、充実した時間を過ごせるでしょう。
メリハリをつけて変化を加える
付かず離れずのちょうど良い距離感だからといって、トキメキが全く必要ないわけではありませんよね。仲良しカップルでも長く続けば、いずれはマンネリ化したり飽きたりすることもあるでしょう。
マンネリ防止策として、メリハリをつけて変化を加えることが有効です。記念日には思い切りロマンチックなデートをしたり、ひとりの時間に自分磨きをしてイメージチェンジをしても、新鮮な気持ちになることができますよ。
素直な気持ちで接する
相手に対して素直な気持ちで接することも、付かず離れずの恋愛関係を築くコツです。素直になれないということは、意地や見栄を張ったり、嘘をついてしまうということになります。
会っているときにたまに見せる、可愛いわがままなら良いのですが、肝心なときに素直になれないのはいけません。喧嘩になったり、信用を無くしたりしてしまいます。
付き合いが長くなると、相手に対して好きと伝えたり、ごめんなさいと素直に謝ることができなくなりがちです。しかし、自分が素直な気持ちで接するようにしていれば、相手もさらに心を開いてくれるでしょう。
付かず離れずで長続き!カップルの体験談
最初からできていたカップルばかりではありません。真似できそうなところは参考にしてみてはいかがでしょうか?
距離感を保てるのは信じ合ってる証拠
「元カノに浮気されたことがトラウマで、今カノと付き合い始めのときはかなり束縛してた。ある日彼女に『私のことそんなに信用できない?私はあなたのこと信用してるから、束縛なんてしてなくても平気だよ?』と言われて…そういえば、彼女は俺に何も言ってこないなって。
不安ばかりで信用とかいう言葉なんて忘れてたけど、なんか目から鱗が落ちた。彼女のことは信用できるから、束縛するのやめたら気分が楽になって、喧嘩も減った。距離感を保てるのは、信じ合ってる証拠だって実感してる」(25歳/男性/営業)
恋人を信用できれば、付かず離れずの距離を保つことができます。裏切られないという安心感があるからです。
べったりしていない方が新鮮な気持ちになれる!
「私は彼氏とはいつも一緒に居たい派なんだけど、彼氏が3か月出張になってしまってちょっとした遠距離恋愛に。彼氏は忙しくて連絡するのもしんどそうだったから、私が我慢するしかない。
寂しかったから、友達と遊んだり、昔の趣味だったイラストを再開したりしてたら楽しくなって。久々に彼氏に会ったら、寂しかったぶんドキドキしたし、なんか新鮮な気持ちになった。
私、べったりしていない方が意外とあってるのかも?彼氏もゆっくりする時間ができて疲れが取れるからか、喧嘩も減ったし!意外な発見」(22歳/女性/一般事務)
彼女が自分の時間の楽しみ方を思い出して、お互いの時間を大切にすることができるようになったパターンですね。
それぞれの生活が充実してることが大切かも
「俺は元々、少しでも束縛されるのが嫌だから、自立した女性と付き合いたいタイプ。彼女はかなり自由な人で、舞台を観に行くために遠征とかしてる。俺とのデートは優先順位が低い。俺は思い立ったときに趣味の釣りに出かけたいから、そのくらいの感覚の人がちょうどいい。
それぞれの生活が充実してれば、相手に対して滅多に不満が出てこないんだよね。子どもができたら話は変わってくるんだろうけど、彼女となら結婚しても上手くやっていけそうな気がする」(29歳/男性/運送業)
お互いの生活が充実していれば心に余裕ができ、恋人とギスギスすることが減ります。夫婦になっても上手く行きそうだと考えるのは、自然な流れでしょう。
付かず離れずで彼氏の方から連絡が来るようになった
「私はイチャイチャ好きで、彼氏にめっちゃ依存してました。友達に『重すぎ。嫌われるよ』と指摘されて…。彼のことが大好きなので、『私、重い?』って彼に聞いたら、疲れてるときは正直苦痛って言われて。苦痛という言葉がショックでした。
まずは鬼LINEしていたのを我慢することにしました。用事がないときはおやすみLINEだけで、返事は期待しないと。そうしたら、彼の方から連絡が来るようになったんです。距離感って大切なんだなと実感しています」(19歳/女性/学生)
基本的に男性は、追われるよりも追う方が好きです。自分と程よい距離を置くようになった彼女のことが、気になるようになったのでしょう。
やっちゃダメ!付かず離れずの恋愛でのNG行動
決意が揺らいでしまったり、寂しいと感じてしまったときは、恋人と話し合うことが大切です。それではNG行動を見ていきましょう。
連絡を催促する
連絡頻度を決めたり返信を催促するのは、相手の時間を束縛することになってしまいます。付かず離れずの距離を保つために連絡を強制しないと決めた場合、「連絡のひとつくらいしてよ」や、「このくらい返信してくれてもよくない?」と相手に催促することはNGです。
連絡を強制しないのは、お互いのプライベートの時間を尊重することになります。それは長く付き合う上で、大切なことです。
しかし、片方が不安や不満を我慢してしまうことは良くありません。相手の連絡頻度やタイミングに不満がある場合は、会ったときに落ち着いて話し合うようにしましょう。
束縛する
相手の全てを知りたいと思い、行動を束縛してしまうのは、相手のプライベートを尊重できていないことになります。相手が何をしているのかわからず不安を抱いてしまうのは、相手を信用できていないということです。
恋人同士とはいえ、別々の人間であるということを忘れてはいけません。相手の全てを知ることは不可能で、コントロールすることもできないのです。
束縛しようという気持ちは、付かず離れずの恋愛関係と最もかけ離れています。離れている時間も相手を束縛しようと思ってしまうようでは、長続きするカップルを目指すことは難しいでしょう。
相手を疑う
付かず離れずの恋愛関係において、相手を信用することは非常に大切です。そのため、相手を疑ってはいけません。
恋人を疑うことにより、束縛しないと気が済まない、離れているときはいつも不安という悪循環に陥ります。自分の時間や相手の時間を大切にするどころではなくなってしまいますよね。
相手を信じるためには、心の強さが必要です。疑う暇がないくらい、自分の時間を充実させましょう。
相手が疑わざるを得ない行為をした場合は、疑ってしまうことはあるでしょう。しかし、ずっとその状況が続く相手と一緒に居ても、幸せになれませんよね。疑ってしまうような行動ばかりする恋人とは、別れた方があなたのためです。
会ったときに愚痴や暗い話題ばかり
せっかく理想の付かず離れずの距離になれたとしても、会ったときに仕事の愚痴や友人の悪口などの暗い話題ばかりでは、相手はウンザリしてしまいます。もったいないですよね。
仕事で辛いことがあったり、友人が腹に据えかねる行動をしたりなど、愚痴は色々出てしまうでしょう。恋人に聞いてもらい、慰めてもらったりアドバイスをもらったりして癒されることもあります。
愚痴を聞いてもらった分、楽しい話題もするようにしましょう。愚痴であなたの嫌な顔を見せてしまった分、明るい話題で笑顔も見せるのです。お互いそう心がけることで、「また愚痴ばっかりか…」とウンザリすることがなくなります。
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