辛い二日酔い…翌朝の酔い覚まし方法は?
また、アルコールの成分や、アルコール分解時にできるアセトアルデヒトや酢酸が原因で、頭痛や吐き気などの症状が起こることもあります。
そのため、飲酒した翌朝の酔いを早く覚ましてつらい症状を緩和するには、症状や原因を取り除く対処法がおすすめ。そこで、つらい二日酔いに効く翌朝の酔い覚ましの方法を紹介します。
朝食をしっかり食べる
二日酔いで体の中にアルコールが残っている感じがするときにおすすめなのが、朝食をしっかり食べること。
「食べたくない」と思うこともあるかもしれませんが、アルコール分解のサポートや肝機能を保護する成分が含まれている食材を用いた朝食をとると二日酔い解消に効果的です。
朝食の例として粥、そばもおすすめ。消化の良い粥は胃腸への負担が軽く、体に必要な水分や糖分を摂取できます。そばに含まれるBCAAという成分には、肝機能を向上させる効果があるのです。
朝風呂に入る
お酒を飲んだときは、熱いお風呂に入ると酔い覚まししやすいという話を聞いたことがある人もいるかもしれません。
しかしながら、実際の酔い覚ましには、飲んだばかりの状態でお風呂に入ったり熱い温度のお風呂に入ったりすることではなく、翌朝ぬるめのお風呂に短時間入るのが効果的。
熱いお風呂に入るのは、頭痛や吐き気、めまいといった症状がない二日酔いの場合に効くのであって、これらの症状があるのに入浴すると、症状を悪化させてしまうことにもなりかねません。
38度ほどのぬるめのお風呂にさっと入り汗を流すことで、汗に含まれているアルコールの匂いも消え、気持ちもスッキリ、頭もシャキッとするのです。
朝日を浴びる
お酒を飲んだ次の日は、なんとなく目覚めが悪く頭もボーとしていることが多いのではないでしょうか。そのようなときに効果的なのが、朝日をしっかりと浴びること。
朝日を浴びると、体内時計がリセットされるといわれています。また、朝日を浴びて深呼吸し酸素をしっかりと取り入れることで、酸素欠乏になっていた体に新鮮な酸素が巡るようになるのです。
二日酔いに酸素が良いといわれているのは、前述したように、頭痛やだるいといった二日酔いの原因のひとつが酸素不足だと考えられているから。そのため、朝日を浴びて気持ちをシャキッとさせるとともに、取り入れた酸素で頭痛やだるさを解消することができるとされているのです。
横になって休息をとる
まだ体にお酒が残っているような感じがして体が重くだるいといったときは、ゆっくりと休息をとることも大切です。
ぐっすりと眠らなくても、目を閉じて横になるだけでも、体は休まるもの。アルコールを飲んでいる時間は楽しいひとときですが、体はそれなりの負担を感じています。そのため、横になって休息し、体の疲れをとってあげることで酔い覚まししやすくなるのです。