子育てしながら別居婚する理由は?
夫の単身赴任で自然と別居婚に
「夫は元々転勤族であちこちを転々としていたのですが、私は自分の仕事を辞めたくなかったので夫に単身赴任してもらい、自然と別居婚に。今では子供も学校があるので、転校ばかりになるよりはいいのかなと思っています」(28歳/女性)
夫婦のうちどちらかが転勤族であったりすると、同居するためには一緒に引っ越さなくてはなりません。しかし、自分の仕事を続けたいとなると引っ越すわけにはいかず、自然と別居婚になってしまうようです。
また、子育てをしている家庭は、子供の生活環境が変わることを懸念して別居婚を選択するという場合も。転校が続くと、子供に大きなストレスを抱えさせてしまう可能性があります。それを防ぐために、引っ越さないという選択をしているのでしょう。
程よい距離感を保ちたいため
「一緒に暮らしていたときは、自分の生活ペースを崩されてしまって上手く息抜きができませんでした。お互い深く干渉しない、程よい距離感を保つために別居婚をすることに。別居婚をしてからは、自分のペースで色々できてストレスがなくなりました」(25歳/男性)
結婚して同居すると、自分のやりたいことを好きなタイミングですることが難しくなることも…。そのため、自分の時間を自由に使うために別居婚を選択する夫婦もいるようです。
離れていても結婚しているから別れる心配は少ないし、程よい距離感があるため喧嘩も少なくて済みます。お互いの生活スタイルに口出ししないという現代的な夫婦と言えるかもしれません。
子育ての時間を優先させたいから
「子供ができてから、子育てにいっぱいいっぱいになってしまって、旦那に構っている余裕がなくなりました。子供の面倒を見ているときに、旦那に『メシはー?』などと言われると腹が立って仕方なく喧嘩も多くなりました。このままではいけないと旦那と話し合い、最終的に別居婚を選択しました」(26歳/女性)
子育てが始まると、子供の面倒で手一杯になる母親は多いです。そのようなときに、子育てに協力的ではない夫が近くにいると、イライラしてしまい喧嘩に発展してしまうことも…。両親の喧嘩は子供に悪い影響を与えてしまうかもしれません。
「それならいっそのこと」と別居婚を選択する夫婦も少なくないのです。別居していれば、子育てだけに集中できますから、パートナーにイライラすることもありません。親がニコニコしていると、子供もニコニコしやすいでしょう。
恋人のような感覚をなくさないため
「結婚してから最初は一緒に住んでいたのですが、次第に妻が化粧など手を抜くようになってしまいました。妻も私に思うところがあったようで、話し合った結果、恋人のような感覚をなくさないためにも別居婚をすることにしました。時々しか会わないので、恋人のときのようなデートを楽しめています」(29歳/男性)
結婚すると、家族になって簡単に別れることはないという安心感からか、相手に対して気を抜いた自分をみせるようになる人がいます。それを「家族になった感じがしていい」と思う人もいれば、「私のことがどうでもよくなったから手を抜いてる」と感じる人も…。
恋人のときは、気を抜いたらいつフラれるかもしれないから、恋人と会う時間を大切にしようと考えますよね。このときのような気持ちを忘れたくないという夫婦が、別居婚を選択するようです。
子供に再婚相手を徐々に慣らすため
「私はバツイチで、前の夫との間に子供がいます。最近再婚することになり、結婚後はどうしようかという話になりました。子供がまだ再婚相手とはあまり会っていないこともあり、いきなりほぼ知らない相手と同居するのは気まずいかもしれないので、徐々に慣らすために別居婚から始めることにしました。いずれは同居したいと考えています」(27歳/女性)
先ほどもお伝えしたように、子供を新しい親や環境に慣らすために別居婚を選択する夫婦もいます。この場合、別居婚は期間限定で、いずれは同居したいと考えている夫婦が多いです。子供への影響を考えた結果の別居婚と言えるでしょう。
親に子育てを手伝ってもらうため
「双子の子供が生まれたのですが、夫は毎日仕事で帰りが遅く、私一人では面倒見きれなくなってしまいました。そのため、実家の母に助けてもらうために私と子供は実家へ。夫には悪いですが、家で一人暮らししてもらうことにしました。別居婚になってしまいましたが、子育てが落ち着いてきたら戻ろうと思っています」(30歳/女性)
夫が仕事のためあまり子育てに参加できないという家庭は、実家を頼りにして帰省する場合も。これも別居婚の1つの形と言えます。
一般的に妊娠すると家事が難しくなりますし、精神的に不安定にもなるので実家に戻るという人は多いです。そして大体の人は出産が終わり、ある程度体が動くようになったタイミングで家に戻るのですが、そのまま実家で子育てを手伝ってもらうという女性も少なくありません。
この場合、子供は父親よりも祖父母に懐いてしまう可能性が高くなるでしょう。