「自分には何もない…」と悩まなくても大丈夫!
こうした落ち込みは、いずれ悩みとなります。何を見ても、何をしてもうまくいかないことが増えるからです。そもそも落ち込んだ気持ちで何かを始めると、出だしがネガティブ。そのため、ネガティブな結果を引き寄せてしまいます。
でも、「自分には何もない…」と悩まなくても大丈夫!「自分には何もない」と感じるのには原因があり、原因がわかれば対処が取れるからです。
そのためにも、まずは「自分には何もない」と悩む原因を知り、適切な対処法を探っていきましょう。
「自分には何もない」と感じる人は多い!
そこで、「自分には何もない」と感じた時の気持ちを、男女に語ってもらいました。
仕事と家の往復ばかりの毎日で虚無感も
「朝は早くに家を出て、帰宅は午後10時頃になります。お風呂に入って夕食を食べて、後は寝るだけ。休日はリフレッシュしたいけど、疲れが溜まってそれどころじゃありません。会社と家の往復ばかりの毎日で、虚無感に襲われます」(28歳/男性/会社員)
男性にとって仕事とは家族を支えるだけでなく、自分自身のプライドを支える役割もありますよね。とはいえ、家族を養うために朝早くから夜遅くまで仕事に行き、帰ってきたらへとへとという人は多いでしょう。
せっかくの休日も疲れて遊ぶ気にもなれないとしたら、すべてがむなしく感じられる、いわゆる虚無感に襲われるのも無理はありません。
輝いている人を見ると自分との差に落ち込む
「女性が多い職場なんですけど、みんなとても輝いてて楽しそうに仕事をしてるんです。それに引き換え、私は毎日仕事がつまらなくて…。それだけでもユウウツなのに、輝いている人と冴えない自分を比較してしまい、その差の大きさにさらに落ち込みます」(25歳/女性/雑誌社)
女性の社会進出に伴い、女性ばかりの会社も増えてきましたね。また、一般の会社でも能力のある女性が管理職に抜擢されるケースもあります。
こうした女性が活躍できる職場は働きやすい一方で、どうしても輝いている人と自分を比べて落ち込んでしまうことが増えます。
「みんな生き生きしているのに、なんで自分は…」という気持ちになりやすいと言えるでしょう。
人の幸せを見て「自分にはない…」と妬んでしまう
「友人や同僚によい事があった時に、素直に喜べません。一応、笑顔で『よかったね』なんて言ってますけど、内心は妬ましい気持ちでいっぱい。他人に対してならまだしも、家族や身内の幸せも喜べない時は、つくづく自分が嫌になります」(28歳/女性/事務職)
周囲の人たちによい事があった時、無理矢理笑顔を作って「おめでとう」と言った経験は、誰しもあるのではないでしょうか。けれど、本音は妬ましいと感じているなら、心の中は穏やかではありませんよね。
さらに、他人の幸せならまだしも身内にさえ妬ましさを感じるとなると、自己嫌悪を覚えるのも無理はないのではないでしょうか。
仕事がうまくいかないとつい…
「どんな仕事もうまくいく時もあれば、ダメなことばかりな時もありますよね。でも、仕事がダメだとどうしてもイライラしたり、凹んだりして、メンタルの弱さが出てきます。誰が悪いわけでもないのに、周囲に八つ当たりしてしまう自分はほんとに情けないと思う…」(27歳/男性/営業マン)
仕事に限らず、人生のあらゆることはうまくいく時もあれば、何をやってもうまくいかない時もあります。
それがむしろ自然なのですが、人はどうしてもうまくいくことを望みますので、上手くいかないと落ち込んだりイライラしがちです。
その結果、職場の人はもちろん、家族や友人など仕事に関係ない人にも八つ当たりしてしまう人は多いのではないでしょうか。
自分には何もないと感じる原因&理由とは
そもそも、人には感情がありますが、感情を引き起こすには何らかの理由があります。「自分には何もない」という感情は、いったい何が原因でどのような理由で感じてしまうのでしょう。
ここでは、自分には何もないと感じる原因と理由を探ります。
劣等感が強い
「自分には何もない」と感じる最も大きな原因に、劣等感が強いことが挙げられます。劣等感とは「自分は人よりも劣っている」と感じることです。
この劣等感という原因は、多くの人が思い当たるのではないでしょうか。「あいつにはどうやっても勝てない」とか、「彼女は誰にでも優しいのに、私にはどうしてもできない」などといった具合ですね。
そもそも劣等感とは、誰かと比べることによって劣っていると感じる気持ちを言います。常に自分よりも優れた人と比較していれば、劣等感にさいなまれるのも無理はありませんよね。
自己肯定感が低い
劣等感と似た原因として、自己肯定感が低いことも挙げられます。
自己肯定感とは、自らの存在を肯定的に受け止める感覚のことです。そのため、自己肯定感が高い人は自分の長所に目を向け、「自分はなかなかイケてる」と感じるでしょう。
けれど、自己肯定感が低いと、自らをポジティブに評価することができません。その結果、周りから見ればちゃんとできていることも、本人にとっては「これではだめだ。自分は何て能力がないんだろう」と悩むこともしばしばです。
こうした自己肯定感が低いことによって、自分を肯定せずにどんどん否定していけば、「自分には何もない」と感じるのも致し方ありませんね。
自分の長所や価値が分からない
もし「自分には何もない」と感じるとしたら、その原因は短所にばかり目を向けているからではないでしょうか。短所ばかりあげつらっていたら、せっかくの長所も見えてきませんよね。
さらに、自分の長所が分からなければ、長所を活かして何ができるかも分かりません。したがって、自分の価値が何なのかも分からないままです。
その結果、ますます「自分には長所なんてない。ましてや価値なんてあるはずがない」という思考に陥ります。
いったんこうした考え方をしだすと、思考を切り替えるのはかなり難しいのではないでしょうか。
熱中出来る趣味がない
しばしば物思いに耽っては、「自分は何もない」と感じるとしたら、この物思いに沈む時間を何とかしないといけません。考える時間があればあるほど、思考はどんどんネガティブになっていくからです。
自分には何もないと感じる人には、熱中できる趣味がないという人が少なくありません。もし、熱中できる趣味があれば、趣味に没頭している時にあれこれと自分を分析することはないでしょう。目の前の熱中できる趣味に、大いに心を奪われているからです。
そのため、熱中できる趣味がないと「自分には何もない」と感じやすくなります。とにかく何でも好きなことを見つけて、趣味としてやり始めるのがいいでしょう。
自分には何もないと感じたら!正しい対処法をとろう
そこで、「自分には何もない」と感じた時にとれる正しい対処法を、いくつかご紹介します。
「何もない自分」を認める
「自分には何もない」と考え、悩んだり落ち込んだりするのは、「何もない自分=ダメな自分」と考えるからではないでしょうか。
そのため「自分には何もない」と感じ、落ち込みそうになったら「僕は/私は『何もない自分』なんだ」と認めてしまいましょう。そうすれば、「何もない自分」が普通に思えてきます。
勝てない人と比較して落ち込むくらいなら、まず「何もない自分」を認めた上で、「何にもないってことは、何でもアリってこと!」と開き直るくらいがちょうどいいでしょう。
趣味や習い事を始めてみる
「自分には何もない」と感じているなら、習い事を始めるのもオススメの対処法です。自分に自信を付けたいなら、楽器の演奏や英会話などが適しています。
楽器も英会話も、他のことを考えながらできることではありませんよね。したがって、「自分には何もない」と感じる時間を減らすことができます。
また、レッスンを重ねてワンフレーズ弾けるようになれば、この積み重ねによっていずれは1曲通して弾けるはず。英会話も同様に、徐々にレベルアップしていけます。
その結果、「楽器が弾けます」「英会話をやっています」などと自信をもって言えるようになれば、もう「自分には何もない」と考えることもありませんね。
資格の勉強を始める
「自分には何もない」と感じさせる原因が、周囲の人たちの能力の高さから来ているとしたら、思い切って勉強を始めるといいでしょう。
とはいえ、社会人になってから勉強するのは難しいですよね。テストがあるわけでもなく、成績を誰かが評価してくれることもありません。そのため、客観的に勉強の成果を得るには、資格の取得につながる勉強を始めるのがおすすめです。
無事に資格取得に成功したら、勉強が実を結んだ証拠です。資格が手に入ったらもはや「何もない自分」ではなく、「資格を持った自分」となり、自信を持てることでしょう。
犬と暮らす
何をやっても三日坊主という人におすすめの対処法が、犬と暮らすことです。
犬は、飼い主に世話をしてもらえないと生きていけません。毎日散歩に連れて行き、決まった時間に食事を与えるなどの世話が不可欠です。そのため、命を預かる責任重大な対処法と言えます。
けれど、犬は自分を愛してくれる人を心の底から信頼し、惜しみない愛情を返してくれます。愛犬のまなざしや、ちぎれんばかりに尻尾を振って喜ぶ姿に、必要とされていることを心から実感できるでしょう。
たとえ自慢できる資格がなくても、あなたの価値は信頼と愛情のおまけつきで、愛犬が太鼓判を押してくれます。いつしか「自分には何もない」などと考えもしなくなっているでしょう。
自分には何もないと感じたら!長所の見つけ方
けれど、長所はどんな人も持っているもの。特に「自分には何もない」と感じた時は、小さな長所が救いになります。
そこでここでは、落ち込んだ時にもできる長所の見つけ方を探っていきましょう。
友人や家族に長所を聞いてみる
「自分には何もない」と感じる人は、謙虚な性格の持ち主と言えます。そもそも、「自分はイケてる!」と堂々と言える人は、自分で自分を素晴らしい人間だと考える傲慢さを持っているからです。
一方の謙虚な人は、自分で長所を言うのはおこがましいと考えるのではないでしょうか。こうした謙虚な性分が、かえって自分の長所を見つけられない要因とも言えますね。
そこで、自分で長所を探そうとせず、信頼できる友人や家族に「長所だと思うところを教えてくれない?」とお願いしてみましょう。きっと、自分では考えられないほどたくさんの長所を挙げてくれますよ。
短所から逆転の発想で長所を見つける
自分自身で長所を見つけたいのなら、逆転の発想がおすすめです。
まず、自分の短所を紙に書きだします。おそらく「自分は何もない」と感じているわけですから、たくさん出てくるでしょう。
ある程度書き出したら、ここからが重要なポイント。書き出した短所を、逆の発想から見るのです。
例えば短所に「目立つのが苦手」と書いたとしましょう。けれど、これを逆の発想から見ると「自分が自分が」と目立とうとしない性格と言えますよね。こうした人は、縁の下の力持ちとして活躍できるタイプです。
こうした逆転の発想から見ていくと、今まで短所だと感じていたことの中に長所が見えてくるのではないでしょうか。
他人に褒められた点を思い出してみる
「自分には何もない」と感じる時、頭の中はネガティブな考えでいっぱいでしょう。こういう時に自分で自分の長所を見つけるのは、かなり難しいと言えます。そんな時は、どんな些細な事でもいいから、過去に人に褒められた点を思い出してみましょう。
例えば、子供の頃に近所のおばちゃんから「いつもきちんと挨拶してエライね」と言われたり、食事の際に「お箸の使い方が上手だね」と言われたなど、褒められた経験はたくさんあるはずです。
こうした挨拶やお箸で褒められた思い出が連鎖的につながり、学校や会社で褒められたことを思い出させてくれるでしょう。「あれ、意外と多いかも…」となるのではないでしょうか。
苦労せずにできていることがないかを探す
「自分には何もない」と感じ、長所すら見つからない時は、苦労せずにできていることを探す方法がおすすめです。その際、紙に書きだしてみると分かりやすくなります。
毎日パソコンを使っているなら、ブラインドタッチができる人も多いでしょう。となると「ブラインドタッチ」と書けますね。
さらに、料理上手な女性なら「料理の味付けを一発で決められる」というのもいいですし、力のある男性なら「重いものを運べる」が挙げられます。
これらはすべて苦労せずにできているため、自分では長所だと気づいていなかっただけです。けれど、できない人からすれば、長所以外の何物でもありませんよね。
自分には何もないと感じたら視点を変えよう
けれど、「自分には何もない」と感じるのには原因と理由があります。この原因と理由がわかれば、自然と対処法も見つかるでしょう。
そのためには、まず長所を見つけるのがおすすめです。探し方さえ知っていれば、これまで気づかなかった長所が見えてきます。
「自分には何もない」と感じた時こそ、視点を変えるチャンスです。ぜひ自分に合った対処法を選び、世界を広げることを意識してみてくださいね。
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