引き寄せの法則による好転反応がつらい！特徴や対処法を徹底解説！

「引き寄せの法則」を活用して願い事を叶えるプロセスの中で、何だか気分が落ち込んだり、嫌な出来事が続いて心が折れそうになることがあります。実現に向けて前向きにアクションを起こしていても、それに反するような現象が起こると、潜在意識から「そっちの方向に行くべきではない」と足止めされているような気がしてしまいますよね。

そんな風に、まるで願いの実現を妨げるように起こるネガティブな現象を「好転反応」と言います。自分では気づいていないだけで、望みが叶うまで実はあと一歩のところまで来ているのに、好転反応に気持ちがとらわれてしまい結局あきらめてしまうというケースも、実は少なくありません。

今回は、そんな引き寄せの法則による好転反応について解説します。好転反応としっかり向き合い、実現までのスピードを加速させましょう。

そもそも「好転反応」とは、どういう意味を持つ言葉なのでしょうか。引き寄せの法則による好転反応の意味や、どれぐらいの期間続くものなのかについて知りましょう。

そもそも「引き寄せの法則」とは

「引き寄せの法則」とは「人間が心に思い描いた内容と同等のことが現象として引き寄せられる」という法則のことを指します。引き寄せは、人間の意識のおよそ95%を占めるとされている「潜在意識」にイメージを定着させることで、叶えたいことを現実のものにするのです。

具体的には、なりたい姿を鮮明にイメージしたり、アファメーションと呼ばれる肯定的な宣言を繰り返すことで潜在意識に働きかけていきます。

近年は引き寄せブームとも言われており、引き寄せの法則に関する書籍が数多く出版されています。

「好転反応」の意味

「好転反応」は、西洋医学の用語ではなく科学的根拠はありませんが、漢方薬やマッサージなどの領域で使われている用語です。病気などの治療の過程で、一時的に現れる症状のことを意味しています。

例えば、マッサージや鍼治療などを受けたあとに、体に痛みが出たり発熱したりした場合、それは好転反応かもしれません。悪いものを解消するために新しい治療を試した結果、好転反応として痛みや発熱などが生じてしまったと考えられるからです。

これを引き寄せの法則に当てはめると、潜在意識にアプローチすることで内面が変わり、毒素を排出するかのように嫌な出来事が起こる、ということになります。

「好転反応」の期間

引き寄せの法則を実践する中で、好転反応が起こるのはとても辛いもの。「一体どれぐらい続くの？」と考えて気が遠くなり、心が折れてしまう人もいます。もし好転反応の期間がわかれば、それだけでも少しは気がラクになりそうですよね。

しかし実際のところ、好転反応には決まった期間というものが存在しません。漢方薬やマッサージなどの好転反応は２〜３日でおさまるもので、それ以上続くなら副作用を疑う必要がありますが、引き寄せの法則による好転反応は、大体2週間〜数ヶ月程度はかかると見ておきましょう。ただし、個人差は大きいです。

「これは好転反応だ」と自覚することができれば、いつかは終わるものとして向き合うことができます。好転反応について知ることで、起きている現象について冷静に判断できるようになるでしょう。

引き寄せの法則による「好転反応」に戸惑ってしまう

多くの人は、引き寄せの法則による好転反応に戸惑い、振り回されてしまいます。それが好転反応であるとわからないため、願いが叶わないという潜在意識からのメッセージであると解釈してしまったり、単に嫌な出来事にめげてしまったりするのです。

引き寄せの法則を実践する中で起こるマイナスな現象を、「これは好転反応かもしれないな」と冷静に捉えることが必要だと心得ましょう。きちんと向き合い適切な対処ができれば、むしろ願いが叶うまでのスピードが早まる可能性だってあるのですから。

ここでは、引き寄せの法則を活用する中で現れる好転反応の特徴について解説します。今あなたの周りで起こっている現象も、当てはまるかもしれませんよ。

思考がネガティブになる

まず、好転反応として多いのが「思考がネガティブになる」ということです。何を考えても、何を見てもマイナスな方向に流れてしまう。これまで前向きに潜在意識へのアプローチに取り組めていたのに、急にやる気がなくなってしまう。こんな風に、ネガティブな思考に支配されてしまうのは、好転反応の一種だと言えます。

潜在意識への働きかけによって、自分の内面を大きく変えようとしているのですから、これまでこびりついていたネガティブな考えが一気にあぶり出されるのは当然のことと言えます。無理にポジティブ転換する必要はありません。気が済むまで思いっきり、心の毒素を排出しましょう。

眠くて仕方がない

自分を取り巻く状況を大きく変えようとする時、思っている以上にエネルギーを消費しているもの。引き寄せの法則を実践する中で、無意識に放出しているエネルギーを補うかのように、眠気が止まらなくなるというのは良くある現象です。

夜きちんと睡眠をとっているのに眠気が止まらなかったり、必要以上に寝てしまうような時は、好転反応かもしれません。今はエネルギーが必要な時期なのだと捉えて、身体のバランスを整えておきましょう。

体調を崩してしまう

引き寄せの法則を実践して新しい自分に変わろうとする時に、体調を崩してしまうケースも良くあります。願いの実現に向けて動く中で、原因不明の体調不良に悩まされているなら、それは好転反応かもしれません。

体調を崩してしまう理由は、前述したエネルギーの消費であったり、古い自分に残った悪いものの浄化であったりと様々です。とにかくあせらず、ゆっくりと身体を休めることが大切です。

ただし、病気の兆候のおそれもあるので、「きっと好転反応だろう」と自己判断せず、医師に診てもらうことも重要です。

人間関係に変化が

好転反応の一つとして、人間関係に変化が訪れることがあります。これまで親しくしていた相手が急に離れていってしまったり、何となく話が合わなくなってしまうのは、潜在意識に変化が訪れ内面が変わっていることの現れであったりします。

また、引き寄せの法則で恋愛を成就しようとしている人は、相手との間にトラブルが起こったり、関係が悪くなってしまうという、一見良くない変化と思える出来事に見舞われる場合もあるでしょう。これは、状況が進展を迎える前の毒素出しであったり、現状を維持しようとする無意識の力が働いている可能性があります。

こういった現象も好転反応と捉えて、あせらずに対処しましょう。

引き寄せの法則による好転変化はなぜ起こるのでしょうか。知られざるそのメカニズムを解剖します。

「変化を嫌う」潜在意識のはたらき

潜在意識は人間が安全に生きていくために働いている、と言われることがあります。安全を脅かすものに対して反発するため、基本的には現状維持を好み、変化を嫌うものなのです。

あなたの願いが叶うことを、潜在意識は「これまでとは違う状況が訪れようとしている」と認識します。そのため、現状維持を続けるための手段として好転反応を起こし、願望達成への壁を感じさせるようにします。

いわば、新しい自分になることへの拒絶反応のようなものですね。好転反応によるネガティブな出来事を生み出しているのは、他でもない自分自身なのです。

新しい自分へと変化する絶好のチャンス

好転反応を乗り越えることができれば、そこには新しい自分が待っています。人間は誰しも、これまでと違った状況に対して少なからず恐怖心があるもの。その拒絶のサインとして現れる好転反応を乗り越えることができれば、必ず良い方向へと変化していけるでしょう。

好転反応によって引き起こされるネガティブな気持ちや悪い出来事に心が折れそうになったら、「新しい自分を受け入れるための準備期間なんだな」と考えるのがおすすめです。古い自分を浄化しているのだと思えば、乗り越えられそうな気がしませんか？

ネガティブ思考の浄化期間

好転反応は、潜在意識による現状維持の他に、自分の中にあるネガティブな思考をデトックスしているという側面も。あなたの内面がプラスの方向に変化することによって、これまで心に溜まっていたネガティブなものがあぶり出されます。そのネガティブな気持ちが引き寄せたものが好転反応として現象化していると考えられます。

暗い気持ちになったり、嫌な出来事が起こるたびに、あなたの中にある悪いものが浄化され、水面下で状況が良い方向に変化しているのです。

好転反応を乗り越えれば状況が変わる

引き寄せの法則による願いの実現でよく言われるのが、「夜明け前が一番暗い」ということです。好転反応によって状況が悪くなっているように感じてしまうかもしれませんが、あくまでそれは一時的なもの。物事が進む過程で壁にぶつかるのは当たり前なのだと捉えましょう。

好転反応によって起こる表面的な悪化にとらわれて、叶えたいことをあきらめるのはもったいないです。自分の願いは叶うのだという芯を持って、好転反応に向き合うことができれば、近い将来必ず状況が大きく変わるはず。

ここでは、引き寄せの法則による好転反応で、実際にどんな影響があるのかをお話しします。今起こっている出来事と照らし合わせてみてください。

恋愛への影響

引き寄せからくる好転反応による影響は、様々な形で現れます。例えば恋愛であれば、好きな相手とケンカをしてしまう、相手の転勤が決まる、他の女性と急接近してしまう、などが挙げられます。どれも、当事者からすれば絶体絶命の大ピンチですよね。「もうだめだ…」とあきらめてしまう人もいるかもしれません。

ただし、これは物事が前に進むための歯車の一つにすぎないのです。ケンカがあなたを本音で話せる相手だと思ってもらえるきっかけになるしれませんし、彼が別の女性と親しくなることでよりあなたの魅力を実感する可能性だってあります。

どんな形で着地するのかは潜在意識のみぞ知るといったところですが、好転反応は恋を叶えるために必要なステップだと考えましょう。

仕事への影響

好転反応によって、仕事に影響が出る場合もあるでしょう。例えば、理由もわからず成績が落ちたり、急にモチベーションが湧かなくなるといった好転反応を経験する人がいます。これまでと違う状況に戸惑ってしまうかもしれませんが、好転反応はあくまで一過性のものです。

例え仕事が上手くいっていなくても、あせらずになりたい自分をイメージし、日々できることを積み重ねていくことが大切。ステップアップする前には深く沈む期間を持つことも必要ですよ。

人間関係への影響

引き寄せの法則による好転反応で、人間関係に変化が訪れるというケースも。他者は自己を写す鏡と言われていますが、新しい自分に変わりつつあるのなら、人間関係がこれまでと違ってくるのはごく自然なこと。

これまで仲が良かった人となんだか噛み合わなくなったり、思わぬ人間関係のトラブルに巻き込まれてしまうこともあるかもしれません。周囲との関係の変化に寂しさを感じる人もいるでしょう。しかし、自分が変化しているのだということを前向きに考えてみてください。

これまでの人間関係は、新しく生まれ変わろうとしているあなたにとってふさわしくなかったのだと思いましょう。新しいあなたには、もっと素敵な人間関係が待っているはずです。

自分自身への影響

恋愛や仕事、人間関係といった他者との関わり以外にも、自分自身の考え方や好みに影響を与えることがあります。引き寄せの法則を実践する以前の自分と比べて価値観が変わったり、これまで好きだったものに興味が出なくなるといった変化を感じる人もいるようです。

また、こういった内面以外に、体調が優れない日が続いたり、前述したような眠気が止まらないなどの、身体的な不調を感じるケースも。

身体的な不調が出て不安な場合、病気かどうかの判断は医師に任せるべきですが、価値観や興味の変化は、引き寄せによって状況が前進しているサインである可能性が高いです。自分自身の変化をしっかり受け止めてくださいね。

引き寄せの法則を実践する中で好転反応が起こると、どう対処すればいいのかわからず不安になる人も多いでしょう。そんな時は、これからお伝えすることを心がけてみてください。

すこしずつ習慣を変えていく

まずは、引き寄せによって起こった変化に適応できるよう、自分自身の習慣を見直してみましょう。変化が起こった部分というのは、新しい自分になるために求められている要素でもあります。

例えば、好転反応によって眠気が止まらない場合は、願望を達成するためのエネルギーがもっと必要というサインである可能性が高いです。

たくさん眠る、生活リズムを整えるなどして、自分自身でエネルギーを充足できるような方向に習慣を変えていく中で、好転反応によって洗い出された「自分自身の課題」を解決することできます。

このように、好転反応が起こる意味を考えていくことが大切です。

普段よりたっぷり眠るように

前述の内容にも関わることですが、願いを叶えるにはエネルギーが必要です。取り巻く環境や起きる出来事は、その人の思考やエネルギーと同質のものであるというのが、引き寄せの法則の根本でもあります。

つまり、あなたが「もっとこうなりたい」と思う状況を実現するためには、それにふさわしいエネルギーが必要になるのです。引き寄せの法則によって願望を達成するためには、普段よりたっぷり眠り、自分自身のエネルギーを充足させてください。エネルギー切れの状態では叶えられるはずの願いも叶いません。

睡眠時間はもちろんのこと、睡眠環境を工夫することで、より深い眠りが得られます。室温調整やアロマ、入眠の音楽など、心地よく眠れる環境を作りましょう。

断捨離する

願いの実現を引き寄せ、新しい自分へと変化していく中で、これまでと好みが変化したり、環境を一新したくなる人も多くいます。そんな人におすすめしたいのが、断捨離です。好転反応で辛い気持ちを抱えている時こそ、身の回りにあるものを整理し、不要なものを処分することが気分転換にもなります。

部屋の掃除やスマホ内の整理整頓、時には人間関係の断捨離など、今の自分にとって必要ないと思うものを思い切って手放してみてください。気持ちがスッキリするだけでなく、これまで要らないものが占めていたスペースに、新しく素敵な何かが入ってくるかもしれませんよ。

また、断捨離をする中で本当に必要なものが何かを考えることができ、頭の整理にもなります。

体を動かして気分転換する

引き寄せの好転反応による出来事に心がとらわれてしまい、ネガティブのループに陥ってしまっているなら、「無心になれること」に没頭するのがおすすめです。料理や掃除、ゲームなど、人によって気分転換の方法は様々ですが、健康的かつ気持ちが簡単に上向きになれるのは、やはり運動ではないでしょうか。

がっつりスポーツをするのが難しいなら、ランニングやウォーキングのような手軽なものでも大丈夫。音楽に合わせて好きに踊るというのも楽しいですね。

悩み事が頭を支配してしまっている状態では、なかなか状況を前に進めることはできません。一度頭を空っぽにすることで、ネガティブな感情をリセットしてしまいましょう。

引き続き、引き寄せの好転反応への対処法についてご紹介していきます。気軽に取り入れられるものからぜひ実践してみてくださいね。

何事も頑張りすぎない

引き寄せを実践している人が陥りやすいのが、「いつも前向きでいなくちゃ！」「何事もプラスに考えなくちゃ！」という無理やりなポジティブ思考です。もちろん、ポジティブでいるのは素敵なことです。しかし、引き寄せの法則にとらわれすぎて、自分に無理強いしてはいませんか？

人間だから辛いことは「辛い」でいいんです。ナチュラルな自分を受け入れることこそが、実現への近道だったりします。何か嫌な出来事があった時に「辛い」と感じる気持ちは、素直に受け止めてあげましょう。

感情をいったん受け止めてから、ポジティブに捉え直しをすればいいのです。自分に素直でいることを大切にしてくださいね。

大きな決断は控える

好転反応の真っ只中にいると、冷静な判断をするのは難しいものです。普段よりも感情的になってしまう人も多く、何かを決める際に失敗してしまうことも。

引き寄せによる好転反応が起こっている最中は、何か大きな決断をするのは控えるのが吉です。感情にとらわれすぎて、自分らしい考え方ができなくなっている場合が多いでしょう。

引っ越し、転職、投資など、大きい判断はいったん保留にして、好転反応が過ぎ去るのを待ちましょう。自分をアップデートしてから決断した方が、何事もスムーズに運ぶはずです。

自分と向き合うための期間にする

好転反応が起きている間は自分と向き合うための期間だと考えると、有意義に過ごすことができます。嫌な出来事が起こったり、これまでにないネガティブな感情が出てきたりと、辛い時間ではありますが、好転反応であればいつか必ず終わります。どんな状態の自分も素直に受け止めて、丁寧に向き合ってください。

引き寄せによる好転反応にはあくまで淡々と向き合い、必要以上に惑わされない芯を持ちましょう。

無理に状況を変えようとしない

起こる出来事は全て自分の内面の投影です。引き寄せによる好転反応に対して、無理に状況を変える必要はありません。これまでにない状況に焦ってしまい、何か直接的なアクションを起こしたくなるかもしれませんが、ジタバタしても逆効果な場合が多いです。

目の前で起きている出来事やネガティブな感情は、自分の内面がアップデートされれば、自然と収まるものだと考えてください。外的なアプローチよりも、自分自身の心を変えることが願いを叶えるための近道になります。

引き寄せの法則に沿って行動を起こしていく中で、好転反応は当たり前に起こることです。もし、予想外の出来事に直面したり、ネガティブな思考から抜け出せなくなってしまったとしても、焦らずに対処することで道がひらけます。

今回お伝えしたことを覚えておけば、好転反応が起こっても冷静でいられるでしょう。「達成に近づいている」という確信として前向きに捉えてくださいね。好転反応をいかに乗り越えられるかが、引き寄せの法則の肝と言えるかもしれません。

引き寄せの法則を活用して、あなたの願いが実現されることを願っています。