お酒に酔わないために!酔うメカニズムを知ろう
そんなお酒に飲まれて酔わないために、まずはお酒に酔うメカニズムから見ていきましょう。
アルコールを摂取すると酵素が働く
アルコールを摂取すると、肝細胞のADH(アルコール脱水素酵素)とMEOS(ミクロソームエタノール酸化系)の2つの酵素が、体内に入ってきたアルコールを「アセトアルデヒド」に分解し始めます。
このアセトアルデヒドは毒性作用を持つ有害物質で、お酒を飲んだ時に顔が赤くなったり、動悸や吐き気、頭痛などを引き起こすのが特徴です。
肝細胞はこうした体調不良を避けようと、一刻も早く身体の中から有害物質を追い出すために、働いてくれています。
アルコールが水と二酸化炭素に分解される
アルコールから分解されたアセトアルデヒドは、さらに代謝酵素のALDH2(2型アルデヒド脱水素酵素)によって、酢酸(アセテート)に分解されます。
この酢酸は、血液に乗って全身を巡り、最終的に水と二酸化炭素にわかれていくのが特徴です。また、アセトアルデヒドとは違って、人体に害を及ぼすことはありません。
水と二酸化炭素に分解されたあと体外へ排出
酢酸となって体を巡り、水と二酸化炭素に分解されたあとは、尿や汗、さらには呼気となって体外に排出されます。これが、いわゆるお酒に酔う一連のメカニズムです。
お酒を飲むとこの流れが体内で繰り返され、身体からアルコールが排出されると、徐々に酔いが覚めていきます。
分解しきれなかったアルコールは再び体内を巡る
一度にたくさんのお酒を飲むと、肝臓がアルコールを分解しきれません。そのため、分解されなかったアルコールは血中にとどまり、血中アルコールとなります。
この血中アルコールは、血液に乗って再び全身を巡りますので、その間、ずっと酔った状態が続くというわけです。よって肝臓は、酵素によってアルコールを分解する手順を、再度繰り返します。
大量の飲酒が身体に影響を及ぼすのは、肝臓の処理能力を上回るアルコールを摂取することと、体の外へ排出するまでに時間がかかるからなのです。
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