こだわりが強い人って素敵?めんどくさい?
芯があるので素敵だと思う!
「私の親友がこのタイプです。昔から周囲に流されず、進路も就職も人付き合いも、全部自分の感覚に正直に生きている姿がかっこいいなと思っていました。」(27歳/女性/美容師)
こだわりが強い人は、周囲に流されることなく自分の世界を生きています。心の声に従って行動するので、「みんながこれを選んでいるから自分もそうする」という感覚を持ち合わせていません。たとえ周りから反対されたり白い目で見られようとも、自分にとっての正解を追求していく意志の強さの持ち主なのです。
融通が利かない人はめんどくさいかも
「頑固すぎる人はちょっと苦手かも…。こだわりがあるのはいいことだけど、周囲を巻き込んだり、自分の意見を絶対に曲げない人は、正直面倒くさいです。」(25歳/男性/総務)
こだわりが強いあまり、何があっても意見を曲げないという人は、周囲からウンザリされている可能性も!
自分を貫くことは素敵なことですが、いい面も悪い面もあります。なかなか折れない人がいるその影で「めんどくさ…」とため息を漏らす声もあるのです。会社や学校などのオフィシャルな場では、バランス感覚を持つことも必要かもしれませんね。
自分に合った環境にいれば最強
「こだわりが強いタイプの同僚は、営業をしていた時はからっきしでしたがデータ分析の仕事に転向して以来、これまでが嘘だったかのように活躍しています。適材適所って、このことなんだなあと思いました。」(29歳/男性/営業職)
人には合う環境と合わない環境がありますが、こだわりが強い人はこれが顕著に出てしまいます。合わない環境下では自分の良さをまったく発揮できないという人も珍しくありません。このケースのように、部署移動などをきっかけに、水を得た魚のように活躍するというのもよくある話です。
よくケンカになります
「こだわりが強すぎる後輩と、しょっちゅうケンカしてます。相手は自分の意見が絶対に正しいと思っているみたいで、年上だろうが関係なく言い返してきますね。」(32歳/女性/マーケティング)
自分の意思を貫こうとする姿勢から、時には周囲とぶつかり合ってしまうことも。たまにならいいのですが、このケースは「しょっちゅう」というところが気になりますね。
こだわりが強い人は、周囲との関係が上手くいかず孤立してしまうこともあります。自分の良い部分は残しつつ「折れるところは折れる」という気持ちも必要ですね。
こだわりが強い人の特徴《前編》
気が強い
こだわりが強い人は、自分の意志を曲げない強さを持っています。こだわりを貫き通すには、人とのぶつかり合いは避けられないでしょう。そのため、多少のことではへこたれない忍耐力と、他人との衝突もいとわない気の強さを持っている人が多いのです。
しかし、その気の強さは「気性が荒い」とか「攻撃的」といったものではなく、内に秘めた静かな性質といえます。普段はおとなしく見える人も多いので、いざという時に自分の意見を譲らない姿を見て、周囲がびっくりしてしまうこともあるでしょう。
信念を曲げない
信念に反する行動はしないというのも特徴の一つです。自分が「違うな」と思うことであれば、たとえ周りのみんなが賛同していても決して同調することはありません。そのせいで、協調性がないとか自分勝手だと言われることもしばしば。
また、興味のある分野をとことん追求し続ける粘り強さも持ち合わせています。やると決めたことは時間をかけてでもやり遂げるので、最終的に高い成果を出して周囲を驚かせることも。
短期的な評価や周りの目を気にせず、あくまでマイペースに自分らしい生き方をしていると言えるでしょう。
一人行動派
こだわりが強い人は、どこまでも自分のペースを通したいという思いが強いため、一人行動を好みます。カフェやランチ、買い物や映画など、基本的にはなんでも自分で行動し、一人でいることが苦にならないタイプが多いのです。イベントやテーマパークなんかも、どうしても行きたいと思ったら自分一人で参加してしまいます。
裏を返せば、人と協調するのが不得意であったり、同じ趣味を持つ仲間が身近にいないがゆえの一人行動である場合もあるでしょう。
アクティブに動く
好きなことに対しては猪突猛進なので、実は行動力を持っているのがこのタイプです。趣味のイベントや集まり、気になったスポットや好きなお店など、休日には思いっきり自分の時間をエンジョイし、充実した時間を過ごすでしょう。
また、興味を持った相手に対しては、自分から積極的に声をかけるという一面もあります。自分がいいと思った人やモノについては労力を惜しまないため、見た目以上にアクティブでエネルギーに溢れているのです。
こだわりが強い人の特徴《後編》
人に忖度しない
こだわりが強い人は、人に忖度をすることがありません。「本当はB案がいいけど、部長がA案推しだから自分もそうしよう」などと、上司の顔色を伺って自分の意見を変えることもしないのです。そのため、みんながAと言っているのに自分だけはB、という場面もよくあります。周囲からは「空気の読めない人」と思われているかもしれませんね。
これは、こだわりが強い人の良い部分でもあり、一方で周りが手を焼く部分でもあります。もしもあなたがこだわりが強いタイプなら、なんでもかんでも自分の意見に固執するのではなく、譲れるラインと譲れないラインを決めておくことが大切です。
好きなことには投資を惜しまない
自分がいいと思ったモノをひたすらに追いかけていくので、好きなことに対しては羽振り良くお金を使う一面があります。好きなアーティストや趣味のアイテム、ファッションなど、これだと思ったものには投資を惜しみません。いわゆる“沼”にはまりやすい傾向があります。
ただし、メリハリはしっかりしているため、使わないところには使わないというタイプも多いです。趣味には投資をするけれど、人付き合いはそこそこであったり、ファッションはプチプラなど、お金の使いどころとそれ以外の境界線ははっきりしています。
マニアックな一面も
凝り性タイプなので、好きなことや自分の専門分野を深く深く掘り下げていきます。その知識レベルは誰も話についていけないほどに…。興味のあることについて調べるためにネットサーフィンを始めたら止まらず、気づけば何時間も経過しているということもしばしば。
そのため、周りからは「マニアックな人」という印象を持たれています。しかし本人としてはそんなつもりはありません。自分の興味の強い話題を話している時に、相手が話についていけず顔が疑問符だらけになっているのを見て、ハッと我にかえることが多いでしょう。
友人は少数精鋭
こだわりが強い人は、友人が多いタイプではなく、少数精鋭。気の合う友人と深く長い付き合いをします。凝り性な部分や、自分の意志を貫く姿勢などを理解してくれる相手を大切にし、信頼関係を築き上げていくのです。
もしも自分の友人がこのタイプであったとしたら、時には頑固すぎるところにうんざりしてしまうこともあるかもしれませんが、相手はあなたの存在に感謝しているはず。「難しい性格」と匙を投げずに付き合ってくれるあなたのことを、かけがえのない友人だと思っているでしょう。
こだわりが強い人のメリット
ここでは、こだわりが強い人のメリットを紹介します。
目標を達成しやすい
こだわりが強い人は、決めたことに対する粘り強さを持っているため、目標を達成しやすいという長所があります。また、仮に目標を達成できないことがあっても、忍耐強く努力し、いずれは高い成果を出すでしょう。
また、目標達成意欲の根源は「人から褒められたい」という他人軸ではなく、「この分野を極めたい」「もっと深く知りたい」という知的好奇心や探究心。自分軸で考え行動するため、モチベーションが安定しており、結果的に長い期間努力を続けることができるのです。
競争意識というよりは、自分自身のために目標を追いかけるため、周囲の評価に振り回されることなく、マイペースでいられるという強みもあります。
精度の高い仕事ができる
仕事の精度が高いのは、まさにこだわりが強い人ならではの強みと言えます。自分に任された仕事には決して手を抜かず、ディテールまでしっかりと仕上げるのです。特に、ものを作ったり、研究したりする仕事においては、存分に強みを活かせるでしょう。
また、資料作成などを依頼すると、驚くほどのクオリティーで作ってくれるのもこのタイプの特徴。「こんなところまで…!」という隅の隅まで作り込まれた完璧な資料を完成させます。
ただし、のめり込みすぎて非効率になってしまうのが玉にキズ。夢中になっている時には「時間配分」や「効率」という概念は頭から消え去っているのです。
熱しにくく冷めにくい
こだわりが強い人は、熱しにくく冷めにくい性格の持ち主です。一度好きになったものに対しては、長い期間情熱を注ぎ続けることができます。また、のめり込みやすいため、一度これと思ったことに対しては、爆発的な集中力を発揮するでしょう。
恋愛でも同じ傾向があり、なかなか人を好きにならない分、恋に落ちた時ののめり込み度は半端なものではありません。付き合う相手に対してもこだわりを発揮するため、理想が高いのも特徴です。中には、長い片思いから抜け出せず「相手を想って○年」のような人も。
仕事でも、恋愛でも、趣味でも、持ち前の粘り強さを武器に頑張ることを得意としています。
自分の世界を持っている
自分の好きなことがはっきりしており、独特の世界を持っているのもこだわりが強い人の魅力です。着るものや食べるものなど、自分の目で選び抜いたものに囲まれて生活している人も多く、独自のライフスタイルを築き上げています。
こだわらない性格の人から見れば、好きなものにお金や時間を投資し、他人に流されないそのスタイルは魅力的に見えるでしょう。
SNSやブログでの発信が得意な人も多く、特定のカテゴリーで人気を集めることも。凝り性なので、魅せ方を工夫したり、文章やビジュアルを作り込むことを得意としています。
こだわりが強い人のデメリット
融通が利かない
こだわりが強すぎるあまり融通が利かず、周りをうんざりさせることもあります。旅行に行くとなれば「絶対にここ行きたい」と譲らなかったり、仕事でも「これはやりたくありません」とへそを曲げたり、ケンカでも「自分は悪くない」と謝らなかったり。なかなか自分の意見を譲ることができません。
また、意外に頭が固い人が多く、新しいものを受け入れることができないという一面もあります。
もしも、あなたがこだわりが強いタイプで、自分の頑固さを持て余してしまっているなら、一度人の意見を黙って取り入れてみてください。自分では気づかなかったことが見えてくる場合もあるはずです。そして時には「こだわりがない人」から学んでみるのもいいものですよ。
周りとの温度差がある
こだわりが強い人は、周囲との温度差に頭を悩ませることも。自分が「ここまでやりたい」と考えている基準と、他の人が「これぐらいでいい」と考えている基準に乖離があるため、納得いく形で物事を進められない場合が多いのです。
自分が納得できないことに対してストレスを感じるので、思い通りにできないと、ついつい意固地になってしまう人もいます。効率やコストを優先させるよりも完成度にこだわるべきという思いが強く、仕事においては周囲との折り合いがつけるのが大変です。
こだわる部分とそうでない部分のメリハリをつけ、限られた条件の中で最高のパフォーマンスを発揮するという心持ちでいると、ぐっと楽になるのではないでしょうか。
視野が狭くなりがち
ついつい視野が狭くなってしまうのも、こだわりが強い人の弱点です。比較的思い込みが激しいため、なんでも「こうと思えばこう!」で進めてしまうようなところがあります。そして、こだわりが強い人は、実際にそれで乗り切れてしまうパワーを持っているのです。
しかし、持ち前のこだわりの強さに、視野の広さが加われば最強だと思いませんか?こだわりが強い人は、意見が合わない人や考え方が違う人とあえて交流をはかることで、考え方の幅を広げることができます。
時には煙たがられることも
人に忖度せず常に自分を貫いているため、周囲の人から煙たがられることもあります。悪気はなくても人の痛いところをズバッと突いたり、どこまでも自分を通そうとするような部分は、時として受け入れづらいからです。また、本人もそういった空気を感じ取り、悩んでいる場合もあるでしょう。
世の中には、こだわりが強いことが良しとされるような職業や環境もたくさんあります。こだわりが強い人が居心地良く生きるためには、そういった場所を探すのが近道かもしれません。
こだわりが強い人とのうまい付き合い方は?
意見に反対しない
無用なトラブルを避けて上手くやっていきたいなら、よっぽどのこと以外は相手の意見を尊重してあげると良いでしょう。もしも自分の意見を通したいならば、相手の頑固さと戦う覚悟が必要です。
ただし、どうしても譲れないことは、きっぱりと伝えることが大切。頭の固い相手ではありますが、理論立てて説明すれば、理解を得られるでしょう。ですが、根気が求められることは心得ておいてくださいね。
時間などのルールを決める
こだわりが強い人と上手く付き合っていくためには、ある程度ルールを作っておくことをおすすめします。例えば、一緒に買い物に出かけた時に、相手の好きなお店に何時間も付き合わされるのは苦痛ですよね。
こんな場合は、あらかじめ「15分過ぎたら、自分は別のお店を見にいくことにするから」と伝えておくことをおすすめします。「ルールを決める」ということが、こだわりすぎる相手の行動にストップをかけてくれるのです。
この「ルール決め」は、どうしても自分の意見を曲げない部下に「一週間だけ試してみて、効果があるかどうか再検証しよう」と提案してみるなど、様々な使い方が可能。どうしても相手が折れず困っている場合に使ってみてください。
放っておくことも大切
あまりにも我が強い相手に対しては、放っておくことも有効でしょう。「こだわりたいのは勝手だけど、自分が付き合えるのはここまで」とやんわりと伝え、あとはもう好きにしてもらえばいいのです。
仕事として求められる範囲や、友達として付き合えるレベルを超えていることに対してははっきり線引きをして、あとは関わらないというスタンスでいれば、ストレスが軽減されるでしょう。
こだわりが強い分野は任せてしまう
仕事やイベントなどで、一緒に何かをすることになった相手がこだわりの強い人だった場合、組まされた方は大変な思いをすることも。必要以上のクオリティーを追求する姿を見て、「ついていけない」と音を上げたくなるでしょう。
そんな時は「任せる」というのも一つの手ですよ。相手がこだわりたくて好きでやっていることです。求められる責任を果たすのは大切ですが、余計なエネルギーを注ぐ必要はありません。得意分野はお任せして、あなたは自分にできる役割を担ってください。
こだわりが強い人は、自分の得意分野に他人が介入することを嫌がる場合も多いので、任せるぐらいのスタンスが丁度良いのです。
こだわりが強い人の適職はコレ!
ウェブや洋服のデザイン
何かを「作る」という仕事は、こだわりが強い人の特性を存分に活かすことができます。特にウェブや洋服など、精密なデザインや使い心地の良さを求められるものを作る仕事は、適職と言えるでしょう。
持ち前の細やかさや独自のセンスで、素晴らしいプロダクトを生み出すことができるはず。自分のこだわりが詰まったものを世に送り出すことは、何ものにも代えがたい喜びになります。
プログラマー
精密さや正確さ、何より粘り強さが求められるプログラマーは、こだわりが強い人にぴったりの仕事です。頭脳も体力も使う仕事ですが、好きなことに対してエネルギーを注げる性格の持ち主であれば、その長所を発揮できるはず。
プログラマーの仕事は、常に知識やスキルを磨き続けることが必要とされるため、向上心の高さも仕事面でプラスになるでしょう。
イラストレーター
自分の感性をそのまま仕事に活かせるイラストレーターは、こだわりが強い人にマッチしています。自分の世界観を持ち、物事のディテールまできちんと詰めるという特性は、作品作りにおいて役立つでしょう。
クライアントありきの仕事ではありますが基本は一人で行うため、周りにとやかく言われることなくのびのび働けるのも、こだわりが強い人にとっては居心地の良い環境と言えるでしょう。
研究職
一つの分野を追求し、自分なりの論を確立する研究職は、まさにこだわりが強い人のための仕事といえます。もともと、興味のあることには傾倒してしまう性格のため、長時間のリサーチや実験、検証、論文執筆なども楽しんで続けられるはず。
何かを究めること自体が仕事になってしまう研究職は、こだわりが強い人にとっては生きやすい世界です。
こだわりが強い人について理解することが大切
まずは、こだわりが強い人の性格について理解することから始めてみてください。理解ができれば、対処法や上手な付き合い方がわかるようになりますよ。
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