そもそも「見返り」の意味って?
なぜ、見返りを求めない人は周りから好印象を持たれやすいのでしょうか?
今回は見返りを求めない人に注目し、まずは「見返り」という言葉の意味について簡単におさらいしていきましょう。
「見返り」の意味
一般的に見返りとは「相手がしてくれたことに対し、何らかのお礼をすること」という意味を持っています。つまり見返りを求めるとは「何かをしてあげた代わりに、お礼などを求める」ことを意味するのがわかりますね。
意味だけを見ると、見返りを求める行為は図々しく感じてしまうでしょうが、多くの人は多少なりともこの心理を持ち合わせていると言えます。声を大にしてお礼を求めることはせずとも、何らかの形でお礼をしてもらえるのではないか…と期待してしまうことは決して少なくないはずです。
「見返り」の類語
次に注目していくのは「見返り」の類語です。類語はその言葉への理解を深めてくれるため、「見返り」について知りたい人は知っておいて損はありません。
「見返り」の類語には、「報酬」「対価」「返礼」などの言葉があります。これらの言葉は「仕事を頑張ったから報酬を求める」「自分の為に○○をしてくれたからその分の対価を支払う」などと使われるのが一般的でしょう。
出典:weblio類語辞典『みかえりの類語・言い換え一覧』
https://thesaurus.weblio.jp/content/%E3%81%BF%E3%81%8B%E3%81%88%E3%82%8A
見返りを求めない人の印象とは?
まずは、そんな見返りを求めない人に対するイメージについて触れていきましょう!
恩着せがましくなくて信頼出来る
「見返りを求める人は恩着せがましくて損得勘定で動くことが多いので、正直信頼出来ないことが多いです。しかし見返りを求めない人は損得勘定で動いたりはしないため信頼出来るし、付き合っていて楽だなと思うことがほとんどです。」(23歳/男性/学生)
損得勘定で動くイメージが強い、見返りを求める人に対し、信頼出来ないと感じる人は少なくありません。自分にとって得なことじゃなければ、平気で見限ってきそうな印象が強いため、信頼・信用に値しないと考えてしまうのでしょう。
しかし、見返りを求めない人の場合は損得勘定で動くことはないため、その分信頼出来ると思われるのでしょう。いざという時にも頼りになりそう、裏切らなさそう、そんな安心感を持てるのかもしれませんね。
実は見返りを求めてるんじゃないかと疑う
「見返りを求めない人なんていないと思うから、実は少なからず見返りは期待しているんじゃないかなって思っています。それでも、それを言葉や態度に表さないのはすごいと思うし、謙虚で冷静なんだなって感じがします。」(34歳/女性/公務員)
実際は見返りを求めているのではないか、と見返りを求めない人に対して疑問に思う人も少なくないでしょう。完全に無償や自己満足で、相手や周りの為に動ける人はそう多くはないでしょうし、少なからず見返りを期待してしまう方が自然なことのようにも思えます。
しかし、たとえ見返りを求めていたとしても、それを態度に表さないことに好感を持つ人は多いでしょう。謙虚で冷静な姿勢は、大人で落ち着いた印象に結びつきやすく、好感度も持たれやすいと言えます。
見返りを求めない人には少し壁を感じる
「本音を言うと、見返りを求められないことって少し寂しさを感じます。見返りを求めないってそもそも見返りを期待していない、諦めているってことだと思うので、なんか一歩二歩距離を取られているというか、信用されていないのかなと思ってしまいます。」(28歳/男性/事務)
誰かに何かをしてもらった時、多くの人はお返しをしようという気持ちになるでしょう。しかし自分がそう思っているのに対し、相手が見返りを求めていないと「お礼はしてもらえないだろう」と相手が諦めているのかと感じ、壁や距離を感じてしまうこともあります。
図々しく見返りを求められるのは、面倒臭さを感じてしまう人も多いでしょう。逆に求められなさすぎるのも「この人を信用していない」「お礼をするような人ではなさそうだ」と判断されている気がして、良い気分になれない人もいるのです。
落ち着いた付き合いが出来そう
「見返りをいちいち求める人との付き合いは、正直面倒くさいと感じることが多いのですが、見返りを求めない人はそういった面倒臭さは感じませんし、お互い何も考えずに相手のことを思って行動しているので、落ち着いた付き合いが出来ているなって思います。」(30歳/女性/秘書)
一概に見返りを求める行為が悪いとは言えないものの、図々しく求めてくる人が身近にいると正直疲れてしまうと感じる人は多いでしょう。こちらが見返りをするつもりだったとしても、図々しく求められてしまうと毎回面倒臭さを感じてしまうものです。
しかし、見返りを求めない人とはそういった面倒くさいやり取りがないため、楽で落ち着いた付き合いが出来ると感じる人も多くいます。お互いが相手を思いやっていることも感じられるため、信頼関係も厚いものとなるのでしょう。
見返りを求めない人の心理&原因は?
そんな見返りを求めない人の心理&原因について、解説していきましょう。
最初から期待していない
見返りを求めない人の多くは、そもそも最初から「見返りがある」という期待をしていません。最初から見返りがないと割り切って行動しているため、相手に期待することも、見返りを求めることもないのです。
また、見返りを求めない人は「期待は自分が勝手に相手にしていること」と考えている人が多いと言えるでしょう。相手が感謝をしたりお礼をくれたりするのは相手の厚意でしかなく、何かをやってあげようと思ったのは自分なのだから、お礼を期待するのは図々しいと考えています。
見返りを求めない人に対して壁や距離を感じる人がいるというのも、最初から期待されていない様子が受け取れるからそう思うのかもしれませんね。
周囲から愛されて育った
周囲から愛されて育った人は、見返りを求めない性格になりやすいと言われています。幼い頃から家族や他人の優しさや思いやりに包まれていたため、他人に対してそのように接するのが当たり前と考えるようになり、見返りなしに相手の為に動けるようになるのでしょう。
たとえば過去に何か困ったことがある度に周りが助けてくれていた人は、困っている人がいたら助けるのが当たり前という考えになりやすくなると言われています。そうなると、本人からしたら「助ける事=当たり前」となるため、困っている人を助けたとしても見返りは求めません。
感謝などをされなかったとしても、困っている人が助かったのならそれで良いと考えるため、見返りがないことに不満をこぼすこともほとんどないでしょう。
何も考えていない可能性も…
実は見返りを求めない人の中には、何も考えていない人という存在もいます。良くも悪くも他人や周りからしてみれば都合の良い存在でもあり、自分の意思で厚意を働くというよりかは、相手や周りに頼まれたから動いているだけという場合もあるのです。
こういったタイプは、誰かに何かをしてあげているという感覚がほとんどありません。指示をされたから、頼まれたからやるというだけであり、それに伴う見返りなどを求めることもないのです。
周囲に流されやすいタイプやあまり物事を深く考えないタイプの人などは、何も考えていないからこそ見返りを求めていないか、見返りを求めることすら知らない可能性が高いと言えるでしょう。
恩着せがましく見られるのが嫌だから
中には、恩着せがましく見られるのが嫌だから見返りを求めないという人もいます。見返りを求める人の中には、図々しい人や損得勘定で動く人も多いため、そういった人たちに良い印象を抱いていない人からしてみれば「自分はああなりたくない」という気持ちになりますよね。
いわゆる反面教師としてそういった人たちを見ているため、誰かの為に何かをしたとしても「恩着せがましい人だと思われたくない」という気持ちが強くあるため、見返りを求めたい気持ちがあったとしても、それを言葉や態度には出しません。
また、見返りがなかったとしても「見返りがないことに執着するのは恩着せがましい」と考えるため、見返りがなければないで割り切ってしまう人も多いのです。
見返りを求めない人の性格《前編》
見返りを求めない人には特徴があるため、もし「見返りを求めない人について詳しく知りたい」「見返りを求めない人を見分けたい」と思うのならば、特徴に注目をしてみると良いでしょう。
見返りを求めない人は、どんな性格をしていることが多いのか解説していきます。
謙虚で控えめ
基本的に、見返りを求めない人は謙虚で控えめな性格をしています。誰がどう見ても見返りを求める場面だとしても、「自分が好きでしたことだから…」と謙虚な姿勢を貫き、見返りを求めることはありません。
何か誇れるようなことがあったとしても決して驕ることはしませんし、常に控えめな姿勢で過ごしていることがほとんどです。そんな様子は大人っぽくて落ち着いていると思われることも多く、老若男女問わず好かれていることも珍しくないでしょう。
思いやりがある
見返りを求めない人の多くは、思いやりがあります。誰かの為に何かをしてあげたい、困っていることがあったら力になってあげたいという気持ちが強いため、たとえ頼まれなくても相手に厚意を働くことが多いのです。
基本的に誰かの為になることをしたいという思いやりで動いているため、手を貸した結果相手が助かったり、喜んでいたりすれば本人はそれで満足なのです。
見返りが欲しいから何かをしているのではなく、誰かが困っているから何かをしているだけなので、見返りをもらえたらそれはそれで嬉しいと感じるでしょう。しかし、見返りがなかったとしても、相手が助かるならばそれで良いと考えています。
自己肯定感が高い
自己肯定感が強く、自分に自信があるのも見返りを求めない人に多く見られる特徴です。
実は自己肯定感が低い人や自信がない人などは、誰かに厚意を働くことで相手から信用を得たい、自分が優位に立ったと思いたいと考える人がいます。厚意を働くことで恩を売り、自己肯定感を補ったり自信をつけたりしようと考えるのです。
しかし、もともと自己肯定感が高い人は、誰かを利用して自分の価値を高めようとは思いません。十分自分に自信があるため、心や考えにも余裕があるため、相手や周りのことだけを考えて行動することが出来るのでしょう。
物事を深く考える
物事を深く考えられるのも、見返りを求めない人に多く見られる特徴だと言えます。見返りを求める人には後先考えずに行動してしまう人もいて、その結果「図々しい」「恩着せがましい」と思われたりするのです。
見返りを求める人は、たとえ良い行動をしたとしてもあまり良い印象は持たれません。大半の人は付き合い方を考えたり、信用しなくなるため、その恩着せがましい態度によって多くを失うことがよくあります。
しかし、見返りを求めない人はもともと謙虚というのもありますが、「こんな態度を取ったら周りからはこう思われるだろう」と考えられるため、利益や気持ち、欲求だけを優先して行動することがないのです。
見返りを求めない人の性格《後編》
しかし、そうだとしても見返りを求めない人の余裕ある雰囲気や、思いやりや優しさに満ちた性格を魅力的だと感じ、自分もそうなりたいと思う人もいますよね。
そんな方々も、ぜひ見返りを求めない人の性格や特徴に注目をし、日頃から何を意識していけば良いのかを考えていくと、少しずつ自分の憧れに近づいていくでしょう。
見返りを求めない人は誰に対しても親切
見返りを求めない人は、誰に対しても親切です。これは損得勘定で相手との付き合いを見ていないからであり、相手に厚意を与えることで得られそうな利益を計算したり、付き合うことで損をするかもしれないと危惧したりすることは滅多にありません。
たとえば、明らかに性格が悪い人や非常識な人とは、いくら親切な見返りを求めない人でも距離を置くことはあるでしょう。しかし、基本的には損得勘定で物事を考えていないため、誰に対しても優しく、困っていることがあれば手を貸すために動きます。
そんな分け隔てなく優しい性格なところも、見返りを求めない人が多くの人から慕われる理由のひとつでしょう。
自分のことは自分でやる性格
なぜ見返りを求めてしまうのかと言えば、自分にとってプラスになると期待出来るからだと言えるでしょう。たとえば「掃除当番を手伝ってあげたんだから、代わりに宿題くらいやってくれるだろう」というケースも、宿題をやってもらいたいという欲求があるからですよね。
結果的に宿題をやってもらえたら良いかもしれませんが、やってくれなかったとしたら「損をした!」という気持ちになります。そして、「宿題をやる暇がなくなった!」と気持ちや時間に余裕がなくなり、余計に「掃除をしてあげたのに!」という不満が膨れ上がることになります。
しかし見返りを求めない人は自分のことは自分でやろうと考えているため、そんな不満は生まれません。誰かに期待をしてもその期待が裏切られるリスクがある以上、損を受けないためにも自分のことは自分でやり、リスクを回避しようと考えているのです。
見返りを求めない人はあまり相手に深入りしない
実は見返りを求めない人は、良い意味でも悪い意味でもあまり相手には深入りしません。一歩二歩置いた距離感で相手と接することが多く、そういった接し方は人によって「壁がある」「距離がある」と感じられる原因になっていると言えるでしょう。
しかし、相手に深入りをしないということは見返りを求めないことにも繋がりやすいのが事実です。人は相手に深入りをしてしまうと、必要以上にその人の為に何かをしてあげようという気持ちになり、それと比例して「○○をしてあげたから見返りが欲しい」と思いやすくなります。
見返りを求めない人はそんな人付き合いの仕組みがわかっているのです。必要以上に相手に期待をしないためにも、そして期待をさせないためにも一定距離を保って相手と接し、見返りを求めることで生まれるトラブルを回避しているのです。
見返りを求めない人はマイペース
大半の見返りを求めない人は、マイペースな性格です。必要以上に相手や周りに合わせることはせず、基本的には自分のペースで何事もやろうと心がけてます。誰かの為に厚意を働くのも、自分のペースを守りつつなので、無理をすることはほとんどありません。
なぜ見返りを求めてしまうのか、その理由としては「頑張って相手の為に働いたから」というものがあります。多少無理をした、一生懸命になってしまった、だからこそ評価をして欲しいし、それなりの見返りが欲しいと思ってしまうのです。
しかし、見返りを求めない人はマイペースなので、良い意味でも悪い意味でも相手の為に無理をしたり一生懸命になったりすることはありません。だからこそ、そこまで見返りを求めたいという欲求にもなりにくいのでしょう。
見返りを求めない人の恋愛傾向は?
そんな見返りを求めない人によく見られる恋愛傾向について、解説していきましょう。
見返りを求めず尽くす
実は恋愛においても見返りを求めない人は、恋人に何かを期待することはほとんどありません。それどころか相手を大切にしたい、思いやりたいという気持ちが強いため、見返りを求めずに尽くすことのほうが多いと言えます。
ただ、もともと思慮深く冷静な判断ができる人が多く、無闇に相手に尽くすようなことはしないのも事実です。何を相手にするべきか、手を貸さないべきかを考えて行動できるため、尽くされた恋人も鬱陶しさや重さを感じることはほとんどないでしょう。
恋人の家族や友達を大切にする
相手の幸せを本当に願っていることもあり、見返りを求めない人の多くは恋人の大切な存在、つまり恋人の家族や友達のことも大切にします。恋人が幸せになるためには、自分だけの力では無理だとわかっているため、恋人の大切な存在にも思いやりを持てるのです。
そのため、見返りを求めない人はほとんど束縛をせず、恋人が家族や友達との時間を多少優先することがあったとしても特に気にしません。むしろ自分とだけでなく、家族や友達との時間も大切にしてほしいと考えているため、積極的に優先することを勧めてくることもあります。
見返りを求める人はやや恋人に依存しがちであり、その分期待をすることも多くなりますが、見返りを求めない人は恋人との距離感にも気を付けているため、必要以上に期待することはないのです。
見返りを求めない人は恋人に依存しない
恋人に依存をする人の多くは、恋人に対して多くのものを望む傾向にあります。「あれをしてほしい、これをしてほしい…」いつしかその願望も、これをするのが当たり前という思考になり、より恋人に依存し負担をかけてしまうのです。
しかし、見返りを求めない人は相手を尊重し、必要以上に負担はかけさせたくないと考えています。
良い意味でも悪い意味でも相手に期待はしていないため、必要以上に依存することはありません。恋人からの厚意も当たり前だとは思わず、その都度感謝をしています。
見返りを求めない人は恋人に対して素直
恋愛をしていると、少なからず恋人に対しては期待してしまうのが本音ですよね。実は見返りを求めない人も一切期待をしないわけではなく、人並みに「こうしてほしいな」といった願望を抱くこともあります。
そんな時、見返りを求めない人は自分の期待を素直に相手に伝えることが出来るのです。ただ、それも「○○をしてあげたんだから」といったものではなく、単なるお願いとして恋人に伝えているため、恋人は恩着せがましいと感じることはありません。
普段から自分のしてほしいこと、期待していることを素直に伝えられているからこそ、恋人の為に厚意を働いたとしても「○○をしてほしい」という見返りが生まれにくいのです。
逆に見返りを求める人の特徴は?
見返りを求める人はどんな性格の人なのだろう?と、気になる人もいますよね。また、見返りを求めない人の性格に注目することで、逆の心理を知ることが出来るのも事実です。
見返りを求める人には、どんな特徴を持つ人が多いのか注目していきましょう!
常に損得勘定で動いている
常に損得勘定で動いていることが、見返りを求める人には多く見られます。基本的に見返りを求める人は「いかに自分にとってプラスになるのか」を考えて行動しているため、相手への思いやりや親切よりも、自分の利益を優先してしまいます。
そのため、いくら長い付き合いの人でも、自分が損するようなことがあれば手は貸さず、付き合いが浅くても自分に得があれば手を貸すため、そんなあからさまに人を選んで厚意を働く姿に不信感を募らせる人も少なくないでしょう。
また、自分の損得ばかりを基準に行動しているため、自分の思い通りにならなかったり、見返りがなかったりすると「こんなはずでは!」と不満を漏らし、相手を非難することも珍しくありません。何が何でも、自分の働き分は回収しようと躍起になることが多いでしょう。
人のせいにしがち
責任転嫁する癖が多いのも、見返りを求める人にありがちな特徴です。基本的に、自分は損をせず利益だけが欲しいと考えて行動しているため、何らかのトラブルがあって得を得るはずが損を被りそうになると、必死になって「自分は悪くない!」とアピールをしていきます。
どんな状況でも自分は得だけが欲しいと考えているため、たとえ自分の行動によって損が生まれそうになったとしても、何らかの言い訳をして責任逃れをし、得だけを得ようとするのです。
また、プライドが高く他人を見下しがちな人も多いため「結果はどうであれ、○○をしてあげたのは事実なのに、どうして私が悪いの」と自分の非をなかなか認められない人も少なくないでしょう。
他力本願
できるだけ得したいという考えがあるため、自分にとって損になることはしたくないのが見返りを求める人に多い特徴です。たとえ頑張った結果、得が得られるとしてもできるだけ手抜きをして、いいとこ取りをしたいと思うことがほとんどでしょう。
そのため、基本的に他力本願であり、自分は最小限の働きで得しようとします。見返りを求める人が図々しいと思われやすいのも、たいして自分は頑張っていない癖に、一丁前に見返りを求めているからだとも言えるでしょう。
また、損はしたくないという考えも強いため、自分のリスクを減らすために他力本願になっているのも事実です。何かトラブルが起きたとしても、責任をなすりつけられる相手がいれば自分は逃れられると考えているのだと言えます。
図々しい
基本的に見返りを求める人は図々しい性格です。誰に対しても馴れ馴れしい態度で接していたり、少しでも得を得ようとして、頼まれてもいないの人の悩みやトラブルに首を突っ込んだりすることは珍しくありません。
とにかく「自分の主張を聞いて欲しい!」「目立ちたい!」という承認欲求が強いため、他人や周りの都合を考えずに自分の存在をアピールしてしまうのです。
また、プライドも高いため「誰かの為に〇〇をしてあげることで自分の地位を確立したい」という気持ちがあるのも事実でしょう。図々しく相手や周りに踏み込むのも、誰よりも優位に立ちたいという気持ちが強いからなのです。
いちいち恩着せがましい
なにかと「○○してあげたんだから」と言ってくることが多いのも、見返りを求める人にありがちな態度でしょう。自分が厚意を働いたことをできるだけ相手に感謝してほしい、恩を売ったことを肝に銘じて欲しいと思っているため、恩着せがましくなるのです。
また、見返りを求める人が恩着せがましいと言われることが多いのも、いつまでも過去にしてあげたことを蒸し返してくるからだと言えます。数年前に働いた厚意に関しても「あの時○○してあげたんだから…」といつまでも言ってくるため、恩着せがましく感じてしまうのでしょう。
たとえその件については見返りをもらっていたとしても、いつまでも「○○をしてあげた」という事実を蒸し返し、相手よりも優位に立ちたがってしまうのです。
見返りを求めない人になる方法
そうなりたいと思っていても、なかなか見返りを求めない人になるのは難しいのが事実ですよね。どうすれば見返りを求めずにいられるのか、気になっている人も多いはずです。
そんな人達のためにも、見返りを求めない人になるための方法やコツについて解説していきましょう。
見返りを期待しない
最も大切なポイントになるのが、見返りを期待しないということでしょう。最初のうちは多少なりとも無意識に見返りを期待してしまうことはあるでしょうが、少しずつ見返りを期待しない意識を持っていくことが大切です。
たとえば誰かの為に何かをしてあげることがあったとしても「見返りはないだろう」と、最初から思い込んで行動するのがおすすめ。内心では期待していたとしても、最初から自分の中で見返りはないと思うことで、見返りへの執着は少なくなっていきます。
心に余裕を持つ
心に余裕を持つことは大切でしょう。心に余裕を持つことができれば、視野が広くなり、冷静に物事を考えらえるようになっていきます。見返りを求めたいという気持ちがあったとしても、それを態度に表せばどう思われるか、客観的にも見られるようになるでしょう。
見返りを求めない人の多くは心に余裕がなく、常に自分のことしか見えていません。むしろ誰かに恩を売ることで得られる「優越感」や「利益」を目当てに動いているため、その優越感や利益が得られないと、焦り、混乱し、不安になってしまうのです。
何かを考えたり行動する際には、まずは深呼吸をして冷静さを保ってみたり、普段からストレス解消をして気持ちに余裕を持ってみたりすると、心にも余裕が持てるようになります。気持ちに余裕が生まれると他力本願な気持ちもなくなるため、見返りを求めることも少なくなるでしょう。
一人で楽しめる時間を大切にする
一人で楽しめる時間を大切にすることも、見返りを求めない人になる方法です。実は見返りを求めてしまう人の多くは、人付き合いに固執しすぎている傾向にあります。
人と付き合えばそれだけ誰かの為に何かをし、その分期待をすることも増えるため、一人の時間を作ることが大切です。
たとえば趣味などを一人で楽しむことができるようになれば、誰かの期待する機会などもなくなりますよね。また、趣味はストレス解消や心に余裕を持つことにも繋がるため、特に無趣味な人などは趣味をはじめてみることをおすすめします。
他人に深入りしすぎない
人付き合いをする際には、できるだけ他人に深入りしないように気を付けていきましょう。特に過去に「積極的すぎる」「馴れ馴れしい」と言われた経験がある人は、無意識に図々しく恩着せがましい振る舞いをしている可能性があります。
良くも悪くも他人への深入りは、相手に執着し、それだけ期待をすることに繋がりやすくなるのです。見返りを求めることは悪いことではないものの、見返りを求めすぎるとその関係が壊れてしまうことも多いため、塩梅がわからない人は予め距離感に気をつけておくと良いでしょう。
特に人の悩み事を聞くことが多い人などは、つい感情移入しやすく、相手に対し一生懸命になりやすくなりますよね。結果的に「あれだけ相談に乗ってあげたのに」という気持ちにもなりやすいため、相談を聞くとしても一歩引いた姿勢で見守るようにしましょう。
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