結婚に興味がない男女が増えているのはなぜ?
誰かと夫婦になることで、自分が中心の生活をすることはできなくなるでしょう。それを「結婚の代償」と考えてしまう男女が、近年増加傾向にあるのです。代償を払ってまで、結婚したいと思える相手に出会えないことも理由の一つ。
本記事では、このように結婚に興味がない男女の心理を徹底解説していきます。ぜひ読んでみてくださいね。
結婚に興味はありますか?≪ある派の声≫
なんとなく適齢期になったら結婚かなと…
「一通りの経験をしてきたので、そろそろかなと思っています。もともと、なんとなく適齢期になったら結婚はするものだと思っていました」(25歳/女性/会社員)
経済面での安定が得られる20代後半は、「結婚適齢期」だと言われています。子どもが欲しいと思っている女性の場合は特に、身体への負担を考慮して適齢期には結婚しようと考えている方が多いのではないでしょうか。
昔から幸せな家庭を作る事が夢!
「昔から結婚に対する興味は強く、幸せな家庭を作りたいと思っていました!だからこそ、交際する相手にはしっかり結婚願望を確認しています」(24歳/男性/営業)
結婚に興味を持っている人のほとんどが、幸せな家庭を築きたいと思っています。仲の良い両親に育てられたり、憧れの夫婦が周りにいる人は特に「こんな家庭を作りたい」と夢見ている傾向にあるでしょう。
子どもが欲しいので結婚はしたい
「子どもが好きで自分も絶対に子どもが欲しい。だからこそ、結婚はちゃんとしたい」(22歳/女性/接客業)
子どもを産んで育てたいと考えている人は、まずは結婚することを考えるのではないでしょうか。ただ産むだけではなく、子どもの将来のことを考えると、支え合えるパートナーがいると心強いですよね。
今はまだいいけれど、いずれは絶対結婚したい
「今すぐ結婚は考えられないけれど、今後のことを考えるといずれは良い人に出会って絶対にしたいと思っている。老後に一人では少し不安」(30歳/男性/スタイリスト)
すぐには結婚をしたいと思っていなくても、一生独身でいることには抵抗がある…そう考えている方もいるのではないでしょうか。ただし、誰でもいいわけではありません。「この人となら結婚したい!」と思える人を探し求めているのです。
結婚に興味はありますか?≪ない派の声≫
結婚してる人で幸せそうな人を見た事がない
「周りの結婚している人が愚痴ばかり言っていて、幸せそうにしている人を見たことがない。結婚することにデメリットしか感じられない」(32歳/女性/教師)
結婚は我慢だという人がいるように、結婚生活を窮屈に感じて離婚に至ってしまうケースも。そういった人たちばかりを見ていると、結婚に対して良い印象が持てなくなってしまいますよね。独身でいた方が幸せなのではないかと思い、結婚への興味を失ってしまうのです。
そもそも結婚に対する価値が見いだせない
「結婚に対する価値が見いだせない。自分の生活を犠牲にしてまで、結婚するメリットって何だろう?」(26歳/男性/会社員)
結婚すると、時間や稼いだお金を自分のためだけに使うことはできなくなりますよね。自分の人生を、犠牲にしなければならないと考える方もいるでしょう。その犠牲を払う代わりに得られる価値が見いだせなければ、結婚に興味を持てないのではないでしょうか。
他人との生活に耐えられない
「誰かと一緒に生活すること自体をストレスに感じてしまう。他人が自分のパーソナルスペースに入り込むことに耐えられない」(23歳/女性/販売)
幼い頃から一緒に暮らしてきた家族とは違い、結婚相手とは「他人」から「家族」になります。しかし、もともとが他人だからこそ、受け入れられずにストレスに感じてしまうことも多々あるでしょう。
今の生活に満足している
「今の生活に満足しているので、変えたいと思わない。好きなものにお金を使って、好きなことをして過ごしたい」(35歳/男性/経営)
趣味や人付き合い、仕事などで独身生活が充実している人は、生活スタイルを変えられたり縛られたりすることを嫌っている特徴があります。だからこそ、生活がガラッと変わるであろう結婚には魅力を感じず、興味が持てないという方も多いですよね。
結婚に興味がない人の「結婚のイメージ」とは?
自由な時間がなくなる
結婚して夫婦になると、生活の中の大半の時間を一緒に過ごしていくことになります。相手の都合に合わせて行動しなければならない場面も、多々あるでしょう。自分のことばかり考えて自由に行動していると、喧嘩の原因にもなりかねません。
このように、結婚すると「自由な時間がなくなる」というマイナスなイメージを持っている方はとても多いのです。友人付き合いや趣味の時間が減ってしまうのは、結婚への興味がなくなってしまう原因の一つでもあります。
お金に余裕がなくなる
独身生活では、自分自身でお金を管理できます。自分のために使うお金にも余裕が持てるため、気楽な生活ができると感じる方もいますよね。しかし、結婚をしてからもこれまで通りにお金を使える方はあまりいません。
家族が増えると、生活費も比例して増えていきます。将来のことを考えての貯金も必要不可欠でしょう。お金の負担は、結婚前に比べると男女問わず大きくなります。「お金の余裕がなくなるなら、結婚には興味が持てない」と感じる方も多いのです。
責任が増える
自分自身の生活に責任を持つことを、負担に感じる方は少ないかもしれません。しかし、結婚をするとさらに「家族への責任」も増えるのです。そうなると、その責任を重く感じてしまう方は多いのではないでしょうか。
結婚後の行動や金銭面でも、家族としての責任がついて回りますよね。責任感が強い方ほど、「自分は結婚しないほうがいいのではないか」と結婚を諦めてしまいます。結婚から目を背けている間に、だんだんと結婚に対する興味がなくなっていくのです。
好きな仕事ができなくなる
仕事にやりがいを感じていたり、今後より成長し続けていきたいという向上心を持っている方は、結婚することでその前途を絶たれてしまうイメージを持っています。実際、結婚後はほとんどの場合、お金のことや家族と過ごす時間のことを考えながら仕事をしなければなりません。
好きなように仕事がしたい!と望んでいる人は、結婚を邪魔なものだと考えてしまっている可能性もあるでしょう。
結婚に興味がない男性の本音
仕事が忙しすぎて考えられない
結婚に興味がない男性の中には、仕事に没頭しているあまり、結婚に目を向けられないという方もいるでしょう。仕事が多忙だと、家に帰った後も常に仕事のことを考えてしまう…なんて男性もたくさんいます。
また、昇進のために仕事に集中したいと自ら望んでいる方も。そういった男性は、私生活が二の次になってしまうため、結婚して家庭を持つことを想像しづらいのです。女性と交際をしていても、将来のことが考えられず、上手くいかなくなってしまうケースも多いでしょう。
まだ色んな女性と遊びたい
結婚をすると、当然今までのように自由に…とはいきません。結婚しているのに他の女性と遊んでいると、周りからの評価も悪くなってしまい、社会的な地位が落ちてしまうことも考えられますよね。
だからこそ、結婚する前にいろいろな女性と遊びたい!と考えている男性はたくさんいます。遊び足りない男性は、家庭を持って落ち着くことは考えられず、結婚に興味を持てないのです。
こうした考えを持つのは、実は20代前半の男性だけではありません。年収が上がり、昔とは遊び方も変わってきた20代後半から30代前半にかけての男性の中にも、同じように「結婚する前にもう少し多くの女性と遊びたい」という本音を持っている方は多いでしょう。
結婚して所帯を持つ自信がない
男性の場合、結婚すると一家の大黒柱となるケースが多いですよね。ほとんどの男性が、結婚する前に「所帯を持つ覚悟」をするのではないでしょうか。ずっと一緒にいたいと思っていても、この先相手を幸せにできる自信もないと結婚するという考えには至りません。
責任感が強く、真面目な男性ほど、こういった本音を持っている特徴があるのです。結婚に興味がない男性の中には、「結婚して所帯を持つ自信がないから…」と、あえて結婚から目を背けている場合も多いでしょう。
安定した生活を送りたくない
夢を追い求めていたり、安定せずに自由に生きていきたいと思っている男性もいるでしょう。結婚して家庭を持つと、自分の思うままに生活することは難しくなってしまいますよね。そのため、結婚に対して前向きになれず、興味は自分の好きなことばかりになってしまいます。
また、そういった男性は束縛されることを嫌うため、恋愛においても上手くいかないことが多く、特定の相手との結婚を意識する前に破局してしまうことも。
結婚に興味がない女性の本音
子どもが欲しくないから結婚しなくてもいい
年齢を重ねるにつれて、子どもを出産することもだんだん難しくなっていきます。そのため、結婚を焦る女性も多いでしょう。また一方で、子どもが欲しいという気持ちがないからこそ、結婚に興味がない女性もいるのです。
結婚してしまうとむしろ、周りから「子どもはできないのか」と催促される場面が増えてしまうかもしれません。子どもが欲しくない女性は、そのことを考えて、あえて結婚を避けてしまうこともあるでしょう。
他人と一緒に暮らすのが無理
別居婚をする夫婦も増えていますが、現在でも結婚後はパートナーと生活を共にしていくのが一般的です。特にこれまで一人暮らししていた女性に多いのが、「他人と一緒に暮らしたくない」という本音。
他人と一緒に生活をすると、どうしても相手に合わせて生活スタイルを変えなければならなくなります。また、一人になりたい時にも、「家には自分以外の人がいる…」と考えると、それ自体を苦痛に感じてしまうケースも。
他人と一緒に生活ができないから、結婚には興味が持てないという女性はとても多いのです。
実家暮らしが楽
他人と一緒に生活したくないからと結婚に興味がない女性がいる一方で、実家での暮らしを手放したくないと結婚に対して後ろ向きになってしまう女性も。幼い頃から過ごしてきた実家での暮らしは、居心地が良いものですよね。
結婚すると、家事やお金の管理など、やらなければならないことが増えてしまいます。その負担を考えると、「まだ結婚はしなくても良い」と結婚願望が低くなってしまうのです。
仕事に没頭していたい
仕事に夢中になるあまり、結婚に興味が持てなくなるのは男性だけではありません。「思いきり仕事をしたいから結婚はしなくてもいい」と考えている女性は、実はたくさんいるのでのです。
特に女性は、結婚して環境が変わると男性以上に仕事に支障が出やすくなってしまいます。今後も好きな仕事を続けていきたい、仕事で認められたいと思っている女性は、そういった理由から結婚を障害に感じてしまうこともあるのです。
【番外編】結婚に興味がない相手と結婚するには?
このページでは、番外編として、結婚に興味がない相手に「結婚」を意識させる方法をご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね!
結婚を急かさず気長に待つ
結婚に対して興味がない相手に「結婚を意識させたい」と、さりげなく催促してしまっていませんか?実はその行動が逆効果になってしまっている可能性があるので要注意。
自分自身が焦って結婚を急かしてしまうと、相手にとっては大きなプレッシャーになってしまいます。「自分は期待に応えられない」と別れを告げられてしまうことも考えられるでしょう。
今現在結婚に興味がない人であっても、人それぞれのタイミングで結婚を意識し始めることがあります。「この人と一生を共にしたい!」と思ったならば、急かさずに気長に待つことも必要です。
相手にとって安心できる存在になる
結婚に興味がない人には、結婚することのメリットが分からないという特徴があります。そのため、相手にとって安心できる居場所を作ることで、自分と結婚するメリットをそれとなく伝えていくことも効果的です。
相手の趣味や仕事を否定せず、認めてあげることで、相手はあなたに居心地の良さを感じます。また、仕事に熱中している相手なら、私生活の面でサポートをしていくなど、相手にあった方法で支えていきましょう。
「気付いたらあなたが生活の一部になっていた」と思わせるように、自分に存在を押し付けすぎないことが大切です。
一緒に暮らすことをイメージさせる
同じように自分と結婚するメリットを伝える方法として、さりげなく一緒に生活することをイメージさせることもおすすめです。
手料理を作ったり、相手を呼ぶ部屋の掃除や整理整頓に手を抜かないなども効果的でしょう。一緒に生活しても相手だけに家事を負担させず、お互い助け合って暮らしていけるイメージを持たせましょう。
また、相手に依存しすぎず、お互いに一人の時間も大切にしてみてくださいね。「この人となら、結婚して一緒に暮らしても苦痛にならないのでは」と、結婚に対して興味を持たせるためのきっかけとなるでしょう。
幸せな夫婦の話を聞く
結婚して幸せそうにしている人が周りにいない…というのも、結婚に興味がない人の特徴の一つだとお伝えしました。だからこそ、結婚に興味がない人の中には、結婚に対してマイナスなイメージを持っている人も多いのです。
あなたの結婚したい相手がこういったイメージを持っていた場合、結婚後幸せな生活を送っている夫婦の話を一緒に聞くのも、結婚を意識させる方法として適しています。
結婚に対して偏ったイメージを持っている人に、「結婚は悪いことばかりではない」と思わせましょう。幸せな夫婦の話を聞いて、具体的に結婚生活を想像させることが、相手と結婚するための近道になるのです。
結婚に興味がないのはおかしいことではない
まずは、結婚に興味がない原因を考えてみましょう。原因を知ることで、結婚への意識が変わる可能性もあります。しかし、結婚に対する価値観は人それぞれ。結婚を魅力的に感じる方がいれば、結婚するメリットを見いだせない方がいても不自然ではないというのを理解しておきましょう。
また、現在の恋人との交際が長くなってきたら、お互いの考え方を尊重するためにも、しっかりと今後について話し合ってみてください。「今は結婚に興味がない」と伝えることで、相手とのすれ違いも防げるでしょう。
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