失恋した友達を元気づける慰め方とは?
とはいっても、身近な存在だからこそ、かける言葉や行動に悩みますよね。また、友達の性格や失恋後に抱いている思いによっても、ふさわしい慰め方は異なるはずです。
そこで今回は、失恋した友達を元気づける慰め方をさまざまな角度からご紹介します。この記事を読めば、友達の気持ちに寄り添った、心に響く言葉や慰め方がきっと見つかりますよ。
また、ついついしてしまいがちなNGな慰め方もご覧いただきます。距離が近く深い関係だからこそ、慰め方には注意が必要です。
友達の状態別!失恋の慰め方|前編
まずは、友達の状態別に慰め方をご紹介します。友達の心の状態をよく見極め、適した慰め方を選択してくださいね。
無気力になっている
失恋すると、すべてを失ってしまったかのように無気力になってしまう場合があるでしょう。何をするにもやる気が出ず、人によっては仕事にまで影響が出る人もいます。
そんな無気力な人へは、希望の光が見えるような慰め方が良いでしょう。やる気が出るよう、少しでも「楽しそう」「やってみたい」といった思いにさせる慰め方がベストです。
失恋後に無気力になっている人は腰が重くなっていることが多いため、歩き出すきっかけとなる言葉をかけてあげると前向きな気持ちになるでしょう。
絶望を感じている
失恋して絶望を感じている人は、どん底にいるかのような気持ちでいるはずです。きっとどんな慰め方をしても、すぐには気持ちを切り替えることはできないでしょう。
そんな人へは、相手の気持ちに寄り添う形の慰め方がおすすめ。相手の気持ちを理解してあげる、あるいは痛みを分け合うといった慰め方だと絶望感が和らぐでしょう。
絶望している中「こうしよう」と提案する慰め方をしても、なかなか友達はその気になれません。むしろ「放っておいて」と自分の殻に閉じこもる可能性があるため、失恋した友達の気持ちに寄り添う方法で慰めてみてください。
後悔している
自分が原因で失恋に至ってしまった友達、あるいはやり残したことがある中失恋してしまった友達は、後悔している可能性があります。「あの時こうしていれば…」と、悔やんでも悔やみきれない思いがあるはずです。
そんな失恋の仕方をした友達であれば、後悔を払拭するよう背中を押してあげてはいかがでしょうか。仮に言い残したことがあるのであれば、その後悔を晴らすために失恋相手に伝えるよう促してみるのもアリ。こうしたあなたの慰めが、友達の勇気に変わる場合もあります。
あるいは、その後悔を次回の教訓にするように慰めるのも良いですね。今回抱いた後悔を無駄にしないよう、プラスに変換して前を向かせてあげましょう。
未練がある
失恋しても尚、相手に未練があるという人もいるでしょう。一方的に振られた、音信不通になったなど、状況によっては失恋しても未練が残る場合があります。
未練がある人に他の恋愛をするように進めても、なかなか心には響きません。友達はまだ、今の恋愛が不完全燃焼の状態ですから、前を向くこと自体難しいでしょう。
ですから、未練がある友達には気持ちの整理を手伝ってあげると良いかもしれません。未練があっても諦めなければならないのか、それともまだ頑張る余地があるのかを、一緒に話をしながら整理していくと良いでしょう。
その結果、諦めると決まったなら前を向くことができるはず。反対に、諦めずに頑張ると決めたら背中を押す方法で慰めていきましょう。
相手を憎んでいる
一つの恋が終わったと同時に、それまで好きだった人を憎むケースもあります。
例えば、恋人に浮気をされた場合や好きな人にもてあそばれた時です。好きだったことは事実でも、人間不信になるような事をされたわけですから、「好きにならなければ良かった」といった後悔を抱きながら相手を憎むでしょう。
ただ失恋した相手に憎しみを持ったとしても、状況を変えることはできません。ですから、友達が負った傷を癒す慰め方がふさわしいです。
一緒に飲みに行って気分転換させたり、友達の抱える憎しみを全部吐き出させるといった方法で慰めるのがおすすめでしょう。友達の中にある負の感情がすべてなくなった時、今回の恋愛も良い思い出と変わるはずです。
友達の状態別!失恋の慰め方|後編
他には、どんな状態が考えられるでしょうか。引き続き、失恋後の友達の状態別に慰め方を見ていきます。
忘れたいと思っている
「早く忘れたい」「なかったことにしたい」と、これまでの恋愛を記憶から抹消したいと思っている人もいるはずです。もし友達が失恋したのに気丈に振る舞っているとしたら、「忘れたい」という気持ちの表れかもしれません。
そうした友達には、一緒に楽しい時間を過ごすという方法で慰めるのが良いです。失恋したことを考えずに済むよう、あえて忙しくさせてみましょう。
そして、あえて失恋のことは話題にしない方が良いですね。友達が自ら話題にしないうちはあなたからも出さないようにして、自然と友達の気持ちが切り替わるのを待つと良いでしょう。
泣きたいのに泣けないでいる
好きな人に振られたり、恋人から急に別れを告げられたら、どんな理由であれ誰だって悲しく感じるもの。きっと思いっきり泣きたい気持ちでいるはずです。
でも、性格的に強がりで人前で涙を流せなかったり、「もう大人だから」とセーブして泣かない人もいるでしょう。そうした人には「泣いてもいいんだよ」という慰め方が適しているのではないでしょうか。
もちろん無理に泣かせる必要はありませんが、泣きたいと思っているのに泣くのを我慢しているようであれば、あなたの力を貸してあげると良いですね。ストレートに「泣いたっていいんだよ」という言葉でも良いですし、ギュッと抱きしめてあげるだけでも素直になれる人がいるはずです。
自分を責めている
失恋の原因が自分にある場合も考えられるでしょう。自分が好きな人を傷つけた、あるいは裏切ったなどの原因を作り結果的に失恋へと至ってしまった場合は、自分のことを責めているはずです。その友達は今どんな様子でいるでしょうか。
例えば自分を責めて憔悴しきっている友達に、これ以上責めるような言葉はかけるべきではありません。余計に傷を深めてしまうため、友達が抱えている責任や後悔を軽くしてあげるべきです。
一方、自分を責めているものの開き直っている人には、時に喝を入れてあげる必要があります。
このように、自分を責めた結果どんな様子を見せるかで慰め方を変えてみましょう。
思い出を振り返っている
失恋した後に、これまでの思い出を振り返る人もいるでしょう。頭の中で過去を振り返る人もいれば、アルバムやLINEの履歴などを見て、2人で過ごした日々を振り返る人もいます。
こうした行動に出ている友達は、別れた恋人に対し未練があったり後悔している可能性が高いです。言葉で「やり直したい」「こうすれば良かった」とは言わなくても、きっと心の中では葛藤があるでしょう。
そんな友達であれば、胸に抱えている思いを吐き出させてあげると良いです。思っていることを無理して秘めている可能性があるため、友達の様子を見ながら「本当はこう思ってるんじゃない?」と代弁してあげると言葉にしやすくなるでしょう。
相手のことが気になっている
恋人と別れたり好きな人から振られるなんて、友達にとって突然の出来事だったはず。失恋した直後は茫然としていても、その後は別れた相手のことが気になるはずです。
例えば「本当は他に好きな人がいたのかな」と考えたり、「いつから別れようと思ってたんだろう」という思考を巡らせ、離れた今、別れた相手がどんな状況にいるのかとても気になってしまうのです。
そうした人は、たとえ失恋したとしても相手への想いが強いです。気になって仕事が手につかなかったり話しかけても上の空状態で、周りが見えなくなってしまっているでしょう。
このままだと別れた相手に未練を残したり、場合によってはんでしまうこともあります。失恋から意識を逸らさせ、早い段階で前を向かせてあげた方が良いでしょう。
失恋した友達の基本的な慰め方|前編
失恋した友達へは、どのような慰め方をすれば良いのでしょうか。自分が思っている方法とは違う慰め方が見つかるかもしれません。友達のために、ぜひチェックしてみてくださいね。
失恋の慰め方①辛い気持ちに寄り添う
失恋をした時、目の前が真っ暗になったような気持ちになるでしょう。それと同時に、寂しく悲しい思いにも駆られるはずです。
ですから、友達の辛い気持ちに寄り添う慰め方が良いですね。失恋後の友達の状態別によって慰め方は変わるものの、一番はじめは辛い気持ちになっている場合がほとんどです。そのため、辛い気持ちに寄り添って、寂しさや悲しみを少しでも取り除いてあげてください。
ただひとつ気をつけたいのは、友達を否定するような発言は避けるべきだということ。また、「こうしておけば良かったね」など、友達が自分を責めかねない言葉も避けた方が良いです。
友達の思いを聞きながら「そうだよね」「そうだったんだ」と、認める発言がふさわしいでしょう。友達も受け入れてもらえていると分かれば、思いを吐きやすくなるはずです。
失恋の慰め方②ただ隣にいてあげる
友達が自分の行動や発言に後悔しているとしたら、悔しい気持ちになっているはずです。「こうしておけば良かった」と今さら後悔しても後の祭り。「言っても無駄」「何をしても報われない」と思うでしょう。
だとしたら、なかなか自分の思いを言えません。自分が悪いと分かっている上に、周りから批判されかねないため、思いを素直に言葉にすることが怖く感じるでしょう。
そんな人へは、無理に言葉で吐き出させようとするのではなく、ただ隣にいてあげるだけでも良いのではないでしょうか。「○○には自分がいるよ」「言いたくなったらいつでも言って」ということを行動で示して見せれば、友達はありがたいと感じるはずです。
あるいは、一緒に楽しい時間を過ごすというのも良いですね。失恋のことを話題にしなくても、あなたと楽しい時間が過ごせれば自然と失恋への後悔や未練がなくなっていくはずです。
失恋の慰め方③話をひたすら聞いてあげる
自分の思いを吐き出すことで、失恋の傷が癒える人は多いはず。話しながら涙を流しスッキリする人もいるでしょう。
そうした友達であれば、話をひたすら聞いてあげること。友達の話を相槌を打ちながら聞いてあげるだけでも慰めることができます。
例えば、あなたが不器用なタイプで「慰め方が分からない」と思っても、これならできるのではないでしょうか。特別に何かしなくても、相手の話に耳を傾けるという方法でも友達の気持ちを軽くすることができますよ。
失恋の慰め方④喝を入れる
慰め方には、喝を入れるという方法もあります。とはいっても、失恋した人は傷ついていることが多いゆえ、喝を入れるといった方法をとる人は少ないかもしれませんね。
ただ、友達が強がって無理をしている場合や、自分に原因があって開き直っているような場合は喝を入れる方法が向いています。
例えば「全然平気!」と涙を浮かべながら言っているとしたら、本心を口にしていないと言えますよね。きっと友達としてあなたは、見ていていたたまれない気持ちになるはずです。
そんな時「自分の前では無理しなくていい」「頼ることも必要だよ」と喝を入れてみてはいかがでしょうか。喝を入れるというとどこか怒るイメージがあるかもしれませんが、こうした言い方であれば友達も救われた気になるはずです。
失恋した友達の基本的な慰め方|後編
他にもまだ、慰め方には種類があります。引き続き、失恋した友達の慰め方を見ていきましょう。
失恋の慰め方⑤迷っている友達の背中を押してあげる
友達の口から「こうしておけば良かった」といった後悔や未練の言葉ばかり出る場合、友達の中には迷いがあるかもしれません。きっと心の中では、失恋した相手に伝えたいことややりたいことがあるはず。そうしたことで友達が迷っているようであれば、背中を押してあげるのも良い方法です。
つまり、もう一度過去に飛び込ませる勇気を与えるということ。「やるだけのことやってみたら?」「そのままでいいの?」と、友達のやる気を引き出してみてください。
そうすれば、友達も最後に勇気を振り絞って失恋した相手と向き合うはず。後悔や未練を少しでも軽くすれば、その後立ち直るのも早くなります。
失恋の慰め方⑥明るい未来を見せる
失恋した後、気持ちを切り替えようと自分なりに頑張る人もいます。それは、「失恋したことを忘れたい」とか「これで良かったんだ」と思ってのことかもしれません。だとしたら、明るい未来を見せるという慰め方で前を向かせてみてはいかがでしょうか。
例えば、「他にもっと良い人がいる」とか「この失恋を次に活かせばもっと幸せになる」といったように、今後に目を向けさせることで前向きな気持ちになれます。
強く落ち込んでいる場合はなかなか前を向くことはできませんが、それほど引きずっていないようであればこの方法で慰めることができるはず。失恋した友達に希望を与えるつもりで、今後のことを話題にしてみましょう。
失恋の慰め方⑦友達の選択に自信を持たせる
自分から相手を振って恋に終わりを告げた場合、あるいは納得いかないのに別れを受け入れた場合は、失恋した後「これで良かったのか」という迷いが生じます。そしてその迷いが、今後未練という形に変えて友達の中で大きくなる可能性もあるでしょう。
そうならないために「別れたことは間違っていない」「終わって良かったんだよ」と、友達の選択に自信を持たせるのも良い方法です。そこで自分の判断が正しかったと思えた友達は、自分の中にある迷いを徐々に消していくでしょう。
友達に「もう二度と傷ついて欲しくない」「目を覚まして欲しい」という思いがある場合も、この方法が適しているはずです。
失恋の慰め方⑧失恋しても一人じゃないことを伝える
失恋した時、まるで独りぼっちになってしまったかのような気持ちになる人もいるでしょう。「信じていた人が居なくなった」「頼れる人が居なくなった」と、孤独を感じる人もいるはずです。
ただ、その友達にはあなたという大きな存在がいます。それを言葉で伝えて、安心を与えてあげるのも良いのではないでしょうか。
「失恋しても自分がいるから」「自分はいつだって○○の味方だから」と伝えたら、きっと友達はハッとさせられるはずです。そして何より、身近に大切な存在がいることを実感し嬉しく感じるでしょう。
失恋した友達の慰め方|寄り添う言葉
まずは、友達に寄り添う慰め方の場合です。友達に寄り添いたい時は、どんな言葉をかけることができるでしょうか。
「辛かったよね」
友達の辛さを軽くしたい、思いを共有したいという場合は「辛かったよね」と言葉をかけてあげてください。友達はあなたに気持ちを分かってもらえていると感じて、スッと気持ちが軽くなるはずです。
また、自分に置き換えてこの言葉をかけるのも良いですね。「自分だったら○○みたいに耐えられない、すごいよ」と、友達の辛さをくみ取ってあげるようにすると気持ちが楽になるはずです。
「よく頑張ったね」
失恋するまでの間の苦労をも知っている場合は「よく頑張ったね」という言葉が良いでしょう。この言葉には「頑張ってきた姿を知ってるよ」「やれるだけのことやったよ」といった意味も込められているため、こう言われて気持ちが楽になり涙する人もいるはずです。
また、別れを受け入れざるを得ない理由があった場合にも使える言葉でしょう。「よく受け入れてあげたね」「どんな人でもできることじゃないよ」という意味に捉えられるため、自身の努力や覚悟が無駄じゃなかったと思えるはずです。
「本当は○○したかったんだよね?」
友達から「こんなはずじゃなかった」とか「分かってくれると思ったのに」など、失恋への後悔が見られる場合は、友達がしたかったことを代弁するような言葉を口にすると良いでしょう。
例えば、「本当は引きとめたかったんだよね?」「本当はずっと我慢してたんだよね?」といった言葉です。このように友達の本質を突く言葉をかければ、友達は報われた気持ちになるでしょう。
本来友達が求めていたことを具体的かつ的を得て言葉にされた時、きっと友達は「気付いてくれた」という満足感を手にするはず。そのためには、友達の話をじっくり聞いてどうしたかったのかを明確にする必要があります。
「何か自分にできることない?」
心の中では「一緒にいて欲しい」「話を聞いて欲しい」と思っていても、あなたに迷惑がかかることを恐れて口にしない人もいます。このように、失恋について多く語らない友達に対しては、「何か自分にできることない?」と、相手の気持ちを引き出してあげる事が大切です。
つまり、失恋したことへの思いや出来事を友達が言いやすくなるようきっかけを作る方法ですね。このような慰め方であれば、友達が望む形で励ますことができます。
そして、友達が素直な思いを伝えてくれたらできる限り応えてあげましょう。そうしたあなたの行動から、友達は「自分は一人じゃない」と思えるはずです。
「どんな姿も受け入れるよ」
友達の中には、「こんな自分見せたら引かれるかな」「迷惑になったら嫌だな」と思って、あなたに明るく振る舞う人もいるでしょう。そんな人は、傷を負っているだけでなく無理している状態と言えます。
本当は泣いたり怒ったりしたいかもしれません。だとしたら「素直な姿を見せていい」ということを伝えることが慰めになるのではないでしょうか。
友達が自分の中に思いを溜め込んでいるように見える時、あるいは必死で明るく接しようと無理しているような時は、「どんな姿も受け入れるよ」と言うだけで救われた気持ちになるはずです。
そして友達が素直な姿を見せてくれた時は、抱きしめながら「無理してたんだね」と受け入れてあげてください。ようやく自分の思いを吐き出せた友達は、あなたに甘えられるようになるはずです。
失恋した友達への慰め方|励ます言葉
そこで次は、励ます言葉をご紹介。思いをくみ取った後は、友達が明るい気持ちになれるよう声をかけてあげましょう。
「パーッと飲もう!」
失恋した友達に希望の光を与える、あるいは気持ちを切り替えて失恋を忘れさせるために「パーッと飲もう!」と声をかけてあげましょう。しんみりするのではなく、思いっきりはしゃいだり楽しんだりすることで、友達は前を向きやすくなります。
ですから、友達の話を聞き気持ちに寄り添ったら「今からパーッと飲みに行かない?」と切り替えてみると良いですね。思いをすべて吐き出しスッキリした後にこう言われたら、友達もきっと「行きたい!」となるはずです。
「次があるよ!」
これまでの恋愛に終止符を打ち、「次があるよ!」「次に活かそう」といった言葉も良い慰め方ですね。その失恋を受け入れざるを得ないのであれば、いつまでも未練を残すわけにはいきません。半ば強制的に前を向かせるという方法で、気持ちを切り替えさせてあげてください。
この言葉には「くよくよしていたって仕方ない」「過去には戻れない」といった意味も込められているため、ずっと失恋のことを引きずっている人にも有効的な言葉でしょう。あなたからこう言われて、「そうだな、そろそろ前に進まないと」と思うはずです。
「でも良かったんじゃない?」
「でも良かったんじゃない?」という励まし方もあります。例えば失恋を経て友達が成長した場合、あるいはあまり応援できない恋愛をしていた友達に向けて、この言葉を用いると良いでしょう。
仮に友達が恋人から浮気をされて失恋したとしたら、友達は傷つき悲しんでいるはず。でも、浮気に気付いたことでこれからの時間を無駄にせずに済んだわけです。「気付けて良かったんじゃない?」「今は辛いけど結果的に良かったと思うよ」といった慰め方をすれば、友達は自分の選択が間違っていないという自信も持てるのではないでしょうか。
このように、失恋をプラスに捉える慰め方もあります。前を向くべき必要がある友達には、こうした慰め方が適しているでしょう。
「自分なんか…」
もしあなたが友達以上に辛い失恋をしたことがあるなら、それを引き合いに出して友達の気持ちを軽くすることもできるでしょう。
例えば友達が相手に浮気をされて失恋したとします。そんな中あなたには「恋人が実は既婚者だった」という過去があるなら、それは友達以上に悲惨な状況と言えるのではないでしょうか。
相手が既婚者となれば初めから相手に騙されていたわけですから、途中から裏切られるよりも傷は深いはず。それを引き合いに出して自虐風に伝えれば、友達は気持ちが軽くなるでしょう。
ただし「そんなの自分に比べたらマシ」と、友達の傷が大したことがないといった形で伝えてはいけません。そうした言い方では友達をかえって傷つける恐れがあります。ですから「こんな自分でも今は楽しく過ごしてるよ」「自分なんか過去の失恋を踏み台にしてるよ」といった慰め方が良いですね。
辛さを乗り越えた先の自分の姿を見れたようで、希望が持てるはずですよ。
失恋した友達にNGな慰め方
友達との仲が深ければ深いほど、良かれと思ってNGな慰め方をしてしまいがち。しかしそれが、逆に友達の傷を深める恐れがあるため、以下のような慰め方は避けた方が良いでしょう。
説教する
失恋した後は、誰でも少なからず傷ついているもの。それでいて、未練や後悔が残っているかもしれません。
そんな中説教しては、友達の精神状態はボロボロになってしまうでしょう。いくら仲が良く深い関係だとしても、失恋してすぐさま説教するのはやめておくべきです。
仮にダメ出しなど、友達に言いたいことがある場合は失恋から時間が経ってからの方が良いでしょう。冷静で平常心を保てるようになってから言っても遅くはありません。失恋後はなるべく傷を深くしないよう、寄り添ったり励ますことを優先すべきです。
馬鹿にする
「そんなことで落ち込んでるの?」「大したことないじゃん」など、友達を馬鹿にするような言い方も避けるべきでしょう。あなたにとっては、気が楽になると思ってのことかもしれませんが、失恋して落ち込んでいる中さらに追い打ちをかけてしまっては、自分の選択にすら自信が持てません。
また、馬鹿にした発言をすると友達は自分の中に秘めている思いを吐き出しにくくなります。たとえ後悔や未練があっても、あなたに心の内を見せることができなくなってしまうでしょう。
失恋から立ち直り再び前を見て歩き出し、失恋を笑い話に変えられるようになるまでは、馬鹿にするようなことはしない方が良いですね。友達としてできるのは、前を向くことを手助けすることでしょう。
望まない慰め方で強引に励ます
友達によっては、あなたがする慰め方を受け入れられない場合があるはずです。もし友達が「いや、いいよ」「そんな気分じゃない」と拒否するようであれば、あなたの慰め方を友達は心地よく思っていない可能性があります。
そんな時は強引に自分の慰め方で励まそうとするのではなく、他の慰め方に切り替えてみてください。どこかに連れ出そうとして拒否されたなら、その場で話をじっくり聞いたり気持ちに寄り添うといった方法に変えるべきです。
失恋した友達に無理を強いれば、精神的な負担を余計に与えてしまいます。自分がしたい慰め方ではなく、友達が望む励まし方を取り入れましょう。
すべて自分の話にすり替える
「辛い」「悲しい」とひどく落ち込んでいる友達の話を聞いている途中、話を遮って自分の話にすり替えるのもNGな励まし方です。
自分の過去を引き合いに出す慰め方もありますが、それは友達に前を向いてもらうための手段。友達に元気になってもらうための方法として活用することは良いですが、話の主人公そのものを自分にすり替えるのは避けた方が良いでしょう。
これでは、最終的に失恋で辛い思いをしている友達に自分が励ましてもらう形になってしまいます。だとしたら、あなたとの会話で友達は辛さが軽減されていません。むしろ、心の負担が大きく感じるはず。「分かってもらえない」「聞いてもらえない」と思って、友達の中にある辛さは強まるはずです。
スゴレンは、「男女の恋愛の本音」を集めた恋愛アンケートに基づいて作成した女性向け恋愛コラムを提供しております。さまざまな恋愛シーンで活用できるコンテンツを配信中!